E-girls鷲尾伶菜&MACO、“わしまこ”念願コラボで刺激 心に響いた言葉・お互いの存在とは?<モデルプレスインタビュー前編>
2018.06.28 20:30
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――いつもあなたがそばにいたから 涙は笑顔へ 暗闇は晴れて(MACO)/言葉にならなくても心で泣いていてもそっと気づかないふりしていつも笑顔をくれる(鷲尾伶菜)――。“わしまこ”の愛称で知られている、シンガーソングライターのMACOとE-girls/Flowerのボーカルとして活躍する鷲尾伶菜。20日にリリースしたMACO初のベストアルバム『BEST LOVE MACO』では、ついにファン待望のコラボが実現した。共作のタイトルは『Dear My Friend feat. 鷲尾伶菜(E-girls/Flower)』。1番の歌詞をMACOが担当し、それに応じるように鷲尾が2番の歌詞を書いた。今回、モデルプレスでは、共作に込めた思いやプライベートの話、恋愛トークまで、「週4日で会っている」という仲の良さが伝わるトークをたっぷり前・中・後編に分けてお届けする。<前編>
MACO&鷲尾伶菜が初コラボ
― 今回、初のコラボということですが、まず率直にお話を聞いた時の気持ちから教えて下さい。MACO:ずっと一緒に曲を作りたかったので、今回、自分のベストアルバムのタイミングでこうして願望が叶ったことは、本当にミラクルだと思いますし、率直にすごく嬉しいです。
鷲尾:プライベートだったとしても、作りたいよね、と話していたんです。なので形になって私も嬉しかったです。本当にリアルな友達同士で1つの作品を作り上げると、楽曲に力が入るというか、曲のエネルギーが増すんだな、と感じました。それに個人的には初めて作詞をさせて頂いたんです。皆さんの心にも自分の詞の方が届きやすいんだ、と改めて感じましたし、とにかくナイスなタイミングですべてが上手くいった作品になりました。それにプライベートで話しているMACOちゃんとお仕事をしているMACOちゃんは、いい意味で違ってギャップがあるな、と分かりました。勉強になったところもたくさんあって、作品以外の制作過程でもすごく色々と学べた期間でした。
MACO:それはMACOもある。
― どんなところにギャップを感じたんですか?
鷲尾:MACOちゃんはプライベートだと結構マイペースでものすごく面白い人なんです(笑)。でも、そういうマイペースな面を常に一緒にいる時に見ているからこそ、レコーディングの仕方や、お仕事に対する誠意、作詞で出てくるアイデアなどを見て、改めてプロだな、と感じました。作詞でぽーんって歌詞が出てくるところなどは自分にはない才能なので「本当にすごい!」と素直に。あとは多分、お互い耳が良いので、細かいテクニックなどを聞き合いながら作っていったことがとても楽しかったですし、そういうところも普段からするとギャップだったよね。
MACO:そうだね。でも、本当にそっくりそのまま、わっしーに返したいぐらい!ボーカルの人って、おそらく自分が気を許した人しかレコーディングのスタジオに入れないと思うんですよ。なので、そのレコーディングに立ち会えたことも貴重な経験だったし、私もわっしーが仕事をしている姿を間近で見られたのは、本当にとても刺激になりました。学ぶことがすごく多かったです。
鷲尾:たしかにメンバー以外で人のレコーディングを見る機会ってあんまりないもんね。こういうやり方もあるんだ、って発見が多かった。
MACO:レコーディングって人によって全然違うんですよ。
鷲尾:うん。例えばAメロだけを録って良いなと思ったら、次Bメロに行く方法もあれば、ワンコーラス止まらずに何回も歌って、良いところを選んでつなげる方法とか、色々あるよね。
歌詞に込めた思いは?
― 歌詞もお二人の共作ですが、どんな思いを込めたんですか?MACO:感謝ですね、本当に。私は地方から出てきて、こっちで心を許せる人って本当に限られているんです。もう一握りの中の一握りって感じで、友達もそんなに多くないし(笑)。でもそんな自分が、自分の全部をさらけ出せるような女友達を東京で1人作れたということがすごく嬉しい。それに本当に気づけばいつも一緒にいてくれたので、そういうところも普段言えない感謝の思いを歌詞に込めました。なので、歌詞を作ってLINEで送る時には照れくさい気持ちもちょっとありました(笑)。でもすぐにわっしーから歌詞が返ってきたんです。それで私がわっしーに対して思っていることが、わっしーにはこう反映されたんだ、と目で読めて嬉しかったので、照れくさいのは最初だけでした。良い曲にしたかったので、歌っている時は夢中でしたね。
― 鷲尾さんはいかがですか?
鷲尾:こうやって友達同士で友情の曲を本当に偽りのない言葉で作っていくということが、すごく素敵なことだと思いました。リアルだからこそ曲に力が宿ると思いますし、これを聴いた人にもきっと、たくさん伝わると思います。MACOちゃんも言ってくれたように、まずMACOちゃんから1番の歌詞がぽんと送られてきて、すごく嬉しかった。MACOちゃんはこういう風に思ってくれているんだって分かったので。私に向けた歌を書いてくれているわけじゃないですか。今までの曲にも、私のことをちょっと出してくれたんですけどね。でも、そういうの今までになくて、初めてだったので、お互いへの手紙のような感覚で頂けたのは、ちょっとぐっとくるものがありました。なんかすごく嬉しかったな。私が担当したのは、曲の構成では2番だけど、2番には1番で言えないことをもっとリアルに書けることもあると思っていて、そういう意味でも耳触りよりも言葉の大切さを意識して2番でも伝えられたらなと思って、歌詞はお返ししました。
― ファンの方もお2人のコラボを喜んでいますね。
鷲尾:すごい伝わります。
MACO:うん!嬉しいですよね。
鷲尾:ね。「わしまこ」が意外と広まっていて、びっくりというか(笑)。仲が良いだけで、別に活動とかしたことなかったのに、すごい。
MACO:そうだよね。多分私がインスタで「#わしまこ」って書いたのが多分、ことの発端だと思います。
鷲尾:あ、そうなんだ。
MACO:多分そうだと思う。「わっしー」と「MACO」とかじゃなくて、わしまこって多分書いちゃったんだよね。
鷲尾:簡単で良いよね、わしまこ(笑)。
夢と友達 鷲尾伶菜の心に響いたMACOの言葉とは
― 今回「Dear My Friend」ということですが、おふたりにとって夢を叶えるために友達はどんな存在ですか?鷲尾:自分では気づけない弱さを自然と支えてくれる存在かな。
MACO:そうだね。
鷲尾:仕事を頑張って夢を叶えていく中で、不安とかどうしてもたまらなく悔しい時って絶対あるじゃないですか。そういう時、恋人は一緒にいて落ち着くかもしれないけど、私が必要としているのはちょっと違うこともある。友達や家族は特に口出しすることもなく一緒にいてくれて、それがすごく大切な自分のエネルギーになるんです。MACOちゃんに支えられたことはたくさんあります。曲も聴くし、LINEをしていて、MACOちゃんが格言のようなことを発するんですよ(笑)。
MACO:(笑)。
― 格言(笑)。1番悩んでいた時に心に響いた言葉は何ですか?
鷲尾:「自分を愛しなさい」(笑)。
一同:(笑)。
MACO:もうダメ、言わないでよ~(笑)。
鷲尾:でもね、真面目に言うとMACOちゃんが言ってくれた言葉は本当に心に残っているの。「やっぱりMACO、思うんだよね。自分をまず愛す心を持っていないと人のことも愛せないし、ちゃんと周りの環境も見えてこないなって。客観視できなくなるんだよ」と言ってくれて。私はすごく自分に自信がないので、そういう言葉をもらうと力が湧いたんだよね。
MACO:わっしーは謙虚なんですよね。謙虚だから「自分なんて…」って言うけど、周りはそう見てないと思うんです。なので、自分がわっしーだったら「私ってすっごい可愛い」とか思うのに、わっしーは「自分なんて」と言うから、もっと自分を愛してあげた方が良いのになって思ったんです。まあ私も人に言うことで、自分に言い聞かせてるのもあるんですけどね。
鷲尾:そういうところはちょっと似てるところだよね。言葉の力を借りながら、前向きになろうとする。でもやっぱり夢を叶えるのに友人って大切だと思うな。
MACO:うん。
― MACOさんはどんなところで鷲尾さんに支えられたんですか?
MACO:私にとってわっしーは良いエネルギーをくれる存在。なので、辛くて4%くらいのエネルギーの時に会っても、わっしーと会って家に帰ると充電100%になっている。MACOは会うとバーって色々話すんですけど、わっしーはそれを黙って「うんうん」って聞いてくれるんです。同じ仕事をしているからこそ、分かってくれるところもあって。今まで友達のことを「エネルギーの源」だなんて思ったことはあまりなかったですけど、そういう意味ではすごくすごく大切なエネルギー源です。インスタ映えを気にして一緒にいるだけの存在の友達ではありません(笑)。
鷲尾:(笑)。間違いない!
― ありがとうございます。
※中編に続く。
(modelpress編集部)
MACOプロフィール
1991年5月10日生まれ。北海道出身。2014年にメジャーデビュー以降、ラブソングを中心に共感を呼ぶ歌詞や、歌声で10代~20代の男女より支持を受けるシンガーソングライター。メジャーデビューのきっかけとなったテイラー ・スウィフト「私たちは絶対に絶対にヨリを戻したりしない~ We Are Never Ever Getting Back Together」の“テイラー公認”日本語カバーを筆頭に注目を集める。2015年11月にはスマッシュヒット「LOVE」、「ふたりずっと」、「Kiss」を収録した1stアルバム「FIRST KISS」を、2016年9月には2ndアルバム「love letter」をリリース。昨年8月には自身初となるフォト・エッセイ「タイムマシンができたなら。」(主婦と生活社・刊)を発売。11月に発売した3rdフルアルバム「メトロノーム」を引っさげ、全国8箇所で「MACO メトロノームツアー2018」を開催した。そして、デビュー5年目を迎えた今年2018年、初のベストアルム『BEST LOVE MACO』を6月20日にリリースした。
鷲尾伶菜(E-girls/Flower)プロフィール
1月20日生まれ。佐賀出身。2011年 「EXILE Presents VOCAL BATTLE AUDITION 3 ~For Girls~」において選出され、Flowerに加入。同年「Still」にてデビュー。
EXILEのD.N.Aを受け継ぐ、本格的なダンスパフォーマンスを展開するガールズ・ エンタテインメント・グループ“E-girls”としても活躍中。どこかせつなさを孕んだ歌声は聴く人の心を鷲掴みにし、これまでにm-floやDJ DECKSTREAM等の作品にコラボレーションで参加。また2017年10月よりリニューアルスタートした、J-WAVE「AVALON」のナビゲーターに決定。毎週金曜日に、週替わりでナビゲーターを務める。
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