広瀬すずの初恋エピソードに菅田将暉興奮 そんな菅田の初恋は周囲に流されていた…<インタビュー>
2017.08.18 03:57
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岩井俊二氏の過去の傑作ドラマをアニメ化した今夏注目の映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」が18日にいよいよ公開した。俳優の菅田将暉と女優の広瀬すずが同作の声優を務めており、モデルプレスでは、2人にこのほど行ったインタビューを前後編でお届け。後編のテーマは“初恋”。9歳のときに初恋をしたという広瀬。菅田はそのエピソードに驚愕して興奮し「可愛い~」と目を細めた。一方、菅田の初恋は…?
広瀬すずの初恋エピソードに菅田将暉驚愕
― 映画のストーリーに“中学生の淡い恋”が含まれていますが、お2人の初恋のエピソードをお伺いしたいなと思います。菅田:初恋。明確な初恋がないんだよなあ。ある?
広瀬:9歳。
菅田:お!ちゃんと明確にあるやん。どんな人?
広瀬:みんなから愛されてる人だった。運動もできるけど可愛い感じの人。
菅田:太ってる?
広瀬:太ってない。でもちょっとちっちゃくて、野球やって。
―同じクラス?
広瀬:同じクラス。
菅田:勝手に学校の先生をイメージしてた。
― “先生”って(笑)。別の映画になってきましたね。
広瀬:(笑)小学校の時に先生好きにならなくないですか(笑)?
菅田:大学生の先生とかかっこいいやん。
― 教育実習?
菅田:教育実習!
― それはちゃんと恋ってわかったんですか?
広瀬:わかりました!“なんか好き”ってあるじゃないですか。小学生ながらの恋心…。
― 結果的にどうなっていったんですか?
菅田:思いを告げたとか…ね。
広瀬:(告白)してくれました。
菅田&記者:おー!
菅田:え、なに?それすごいやん!初恋が向こうから来る人とか初めて見たよ。だいたい実らんから初恋は。
― 両思いだったってこと?
広瀬:はい(笑)でも小学生だから付き合うとかではなく!だからただの両思いで終わって。中学入るくらいまで好きでした。好きっていうかずっと気になる人。
菅田:すごい、めっちゃ青春。
広瀬:でもそこから喋れなくなって。
菅田&記者:…え?
広瀬:小4からは喋ってないんですよ。だからよくわかんないんですけど。めっちゃ青春の話していいですか?
菅田:うん、めっちゃ聞きたい。聞きたい聞きたい!そんなパターン聞いたことないもん。
一同:(笑)
広瀬:両思いの子とはなんとなくお互い気持ち気付いてたんですけど。図工の授業の時に色画用紙がいっぱいあって、赤が好きだったんですよその子。それで私には幼馴染の男の子がいて、その子の名前を装って(両思いの子が)告白の手紙を赤の画用紙に書いて私の道具箱に入れてたんです。
菅田:ほお。可愛い。
― (笑)
広瀬:なにこれ?って見るじゃないですか。そしたら(両思いの子に)取られて、破られて、捨てられて。
菅田&記者:え?え…?
菅田:自分で書いたのに?うわ、可愛い!めっちゃ可愛いやんそいつ。
広瀬:だけど、急ぎすぎてちぎれ切れて無くて、名前の部分だけ残ってて。それが私の幼馴染の名前なんだけど字が確実にその子(両思いの子)で。っていう可愛いエピソード。
― 可愛いなー。
菅田:可愛いー。
広瀬:あいつが書いたから!みたいな感じで。なんだそれ(笑)って普通に流しました(笑)。
菅田:うわ、めっちゃいいシーンやん。それ映画に入れてもらえばよかった。
一同:(笑)
― 映画に新たな“男子あるある”のシーンが。
広瀬:(笑)
菅田:めっちゃいい!宮野(真守)くんあたりのキャラがやるんでしょ?
一同:(笑)
菅田将暉、周りに流される
― そんな菅田さんの初恋は?菅田:初恋の記憶が無いんですけど、“は?別に好きじゃねえし”みたいな。あの感じ(笑)
一映画と一緒じゃないですか(笑)
広瀬:一緒。ちょっと似てる(笑)
菅田:そう(笑)やっぱ大概みんな好きな人一緒だし。言ったら負けみたいな空気があって、そんな空気の中にいるとなんか僕も好きなような気になってきて…(笑)。
― 流されてしまう菅田将暉。それは初恋ですか?
菅田:そう言われるとまあそうです(笑)
一同:(笑)
菅田:でも場に流されながらも、多分小学校3~6年が一緒のクラスだったのかな?わりと仲良しで一緒にいた子はいましたね。同じクラスに。でも好きっていう感じなのかって言われるとわかんないですけど。
― 初恋はもやもやですね。
菅田:初恋ってむずかしいね。
「君の名は。」越える?
―昨年は「君の名は。」が大ヒットしましたが、今年はこのアニメが最大の作品になりそうでしょうか?菅田:そうですね。確かに同じポジションにいるのかもしれないけど「打ち上げ花火」は「打ち上げ花火」で全然違う作品ですしね。今のアニメーションってすごいんやなっていう感じ、僕はこの作品を観た人は絶対に飽きないような気はしています。
― 実際に試写を観ていかがでしたか?
広瀬:これまで見たことのないアニメーションというか、花火の表現もすごく独特で切なかったり。なずなと典道くんの気持ちが伝わる。いろんな世界に連れて行かれる作品です。なかなか実写じゃ出来ないアニメーションならではの色使いがすごく新しいなと思いました。
菅田:そうね。映画館で見るためのアニメーションだなと思ったシーンが、風力発電が回ってるのを典道が下から見るシーンがすごく好きなんですけど。映画館で観ると迫力を含めて本当に真下に居るような感覚になる。下から見てるけど、次のカットでは横から見えたり遊び心がたくさんあって。
あとは典道が“もしも玉”(劇中で、時を戻すために典道が投げる不思議な玉)で時間をやり直していくんですけど、やり直すごとに絵のタッチが変わってたりするんですよ。それは僕らが実写では出来ないこと。僕らがね、急に顔面を彫り深くして…。
一同:(笑)
菅田:全員“ゴルゴ13”みたいな。そんなのもやってみたら面白いのかもしれないけど、っていうわけにもいかないんで。それがアニメーションの不思議というか。説明がなくても納得できる世界観もたくさんあって。全部美しいんですよ。
― この映画を全く知らない人に観てもらうためにプレゼンするならどう伝えますか?
菅田:(記者の質問に被せ気味に)とにかく見ろって言います。
一同:(笑)
広瀬:意外と言葉で表現するのがすごく難しい、その絵の世界観が本当に素晴らしいので。
菅田:淡さと濃い時間の一瞬一瞬の切り取り方が、メモリアル。“あそこでああやっとけばよかった”っていうのが後悔にならないように実現されていく世界。でもそれが実現されたらされたで、今度はあそこがああなってたらな…とか欲が生まれて。予想以上に変わった世界になってたりして。
それはそれで困った…みたいな。結局はやり直してるようでまた新しく前に進んでいる。自分の過去に重ねると観てる人は楽しいのかな?なんて思いました。(※菅田のこの説明は映画鑑賞後に、より完璧に理解できる内容)
広瀬すず&菅田将暉の夢を叶える秘訣は…
―ありがとうございます。では最後に、お2人が思う“夢を叶えるための秘訣”を教えていただきたいです。広瀬:夢を叶えるためにどうしてるんですか?聞きたい、私も。
菅田:親父に言われてたのは、やりたいと思うんだったらとりあえず3年は真剣にやってみろって言われて。3年間毎日真剣にやって出来へんのやったら諦めろって言われましたね。
― かっこいいですねお父さん。
菅田:それでなんだかんだ習い事とかも僕途中でやめたことないんで。水泳ならとりあえずバタフライ合格するまではとか。ピアノやったらこのバイエルが全部終わって、1曲何かドラマの主題歌が弾けるようになるまではとか…。自分なりの納得するゴールを設定して、それがやれるまではやってきました。
― 継続がポイントですね。広瀬さんはどうですか?
広瀬:結局努力はしなくちゃいけないじゃないですか。それがいろんな結果として絶対ついてくるんだなって思ってます。
― 努力が必要だということですね。素敵な秘訣をありがとうございました!
菅田&広瀬:ありがとうございました!
映画「打ち上げ花火、下から見るか?横から見るか?」
映画の原作は「Love Letter」「リップヴァンウィンクルの花嫁」などの代表作を持つ岩井俊二氏の傑作ドラマ。ドラマをアニメ化するという斬新な試みで、現代的な要素を加えながら新たな脚本を「モテキ」「バクマン。」の大根仁氏、総監督を社会現象化した「魔法少女まどか☆マギカ」などの新房昭之氏が務め、「君の名は。」などの川村元気氏がプロデュースするという“4大巨匠”が集結した作品となっている。物語は“繰り返される夏の一日”の恋の奇跡を描く中学生のラブストーリー。広瀬が声優を務める主人公のなずなが、再婚する母親から逃れるためにプールで競争する典道(声:菅田)と祐介(声:宮野)に、勝った方と花火大会に行くと持ちかけるが、実はなずなは“駆け落ち”しようとして…という内容。18日公開。(modelpress編集部)
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