<Hey! Say! JUMP中島裕翔インタビュー>自身をとりまくイメージについて語る「ギャップはだいぶある」
2016.12.26 00:00
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Hey! Say! JUMPの中島裕翔(なかじま・ゆうと/23)が主演映画『僕らのごはんは明日で待ってる』(2017年1月7日公開)で演じた亮太という青年は、ふとした瞬間、空を見上げてはどうにもならない過去のあれこれに想いを巡らす…一言で言えば<たそがれている人>。市井昌秀監督が、中島の過去作から彼自身の持つ「陰」や「深み」に亮太との共通点を見出してのキャスティングだった。「何をもって“陰のある人間”と思われたのか、自分ではわからないけれど…」と伏し目がちながらも、どこか嬉しそうに笑みをたたえる中島。アイドルとして、俳優として、ひとりの男性として――様々な経験とともに変化し、厚みを増す“中島裕翔のイメージ”について、楽しげに語ってくれたインタビューをお届けする。
― 無口でネガティブな亮太(中島)と、太陽のように明るく超ポジティブな小春(新木優子)、正反対の2人が7年越しの愛を育む『僕らのごはんは明日で待ってる』。亮太はどこにでもいそうな普通の青年ということで、特別な色のない役柄だからこその難しさがあったのではないでしょうか。
まずこの役へのアプローチの仕方が自分の中では壁でした。『ピンクとグレー』(16年1月公開)では芸能界での生きにくさや、自分には手の届かない存在に追いつこうとする必死さを演じさせてもらったんですけど、割と脚色された作品ということもあって、例えば悩んでいるシーンが来たら「うーん…」と悩んでいる顔みたいなものを“作る”という感覚が強かったんです。だけど今回の作品はすごく自然体なストーリーで、特にファンタジーなことが起こるわけでもない。脚本を書いた市井監督の意図を汲み取っていくと、僕自身の中にある“亮太”を見つけていく、共感できる部分をどんどん広げて“亮太になる”というアプローチが必要で。「悩んでいる役だから、悩んでいる顔をしなきゃ」という風に、最初から何か作って挑むという感じではなかったんですね。それってつまり、素の自分を曝け出さなきゃいけないということで。そういう意味では自分の根本を見られている気がして、最初はすごく恥ずかしかったし、怖かったです。でも監督からは「セリフを喋っているだけで亮太らしく見えるし、特に色を濃くつけることはない」と言われました。それは実際にやってみて「確かにそうだな」と納得しながら進めることができたので良かったです。
― そのようなアプローチの中で、亮太とはどのような共通点を見出しましたか?
やる前からネガティブに考えてしまうところかな。色々な不安要素にとらわれて、うまくいかないという方向を最初に考えてしまうんですよ。それは亮太が小春のことを改めて「好きだ」と言うシーンにも現れているんですけど、亮太は先に別れることを意識している。「好きになるのが怖い。失った時の悲しみのほうが絶対的に大きいから」と言って。でもそれって、伝え方としてはすごく不器用だけど、「可愛らしいな」と思えるシーンでもあるんですよね。その不器用さこそが亮太の魅力だし、そういうネガティブなところには共感できました。
― 中島さんの過去作をご覧になった監督は、中島さんの持つ陰や深みが「たそがれている人」である亮太にピッタリだと。
何をもって“陰のある人間”と思われたのか、自分ではわからないけれど…確かにたそがれないことはないですね(笑)。最初の方に出てくる教室のシーンで、外を見てボーッとしていたりとか、割と自分でもそういうことあったなって。もちろん亮太と僕の人生では経験していることが全然違うんですけど、気持ちはわかるし、「どこか似ているな」というのは感じました。
― 中島さんはどういった時にたそがれますか?
ふとした瞬間、今いるようなスタジオとかでも、これまでにあった嫌なこと、失敗してしまったこと、これから起こるであろうことへの不安なんかを「うーん…」と考えながら、ボーッとして。それが「たそがれる」ということなのかはわからないけれど。
― 最初は心を閉ざしていた亮太も、小春への愛に気づいてからは困難を乗り越えようと自ら前に進んでいきますね。中島さんご自身は、ネガティブに考えてしまう「-」からのスタートをどのようにして「+」に変えているのですか?
結局、何事もその場に立たされたらやるしかないんですよね。お芝居もそうだし、わかりやすい例で言えば、バラエティ番組で無茶振りされたとしたら何かやるしかない。たとえ全然ウケなかったとしても。そういう瞬間って本当に怖いんですけど、結果がどうであれ、やり切ることはできると思うんですよ。だから今はこうして俳優業をやらせてもらっていますけど、コンサートがあって、アイドルとしての自分に戻った時なんかは、自分で言うのもすごい変な話ですけど「キラキラ可愛くできちゃうもんだなぁ」とか思ったりして(笑)。割と切り替えて前に進むっていう考えはあるかもしれないです。
― ともすれば「アイドルとしての中島裕翔」と「普段の中島裕翔」との間にギャップが生まれそうですが。
だいぶあると思います。ただ、そういう“アイドルとしての自分”を楽しんでいる部分が大きいんですよ。コンサートでは何か一言言えば「ワーッ!」と反応してくれるし、そういうのは普通の生活じゃ体験できないじゃないですか。その貴重な環境を最大限楽しんだほうがいいと思っているので。ギャップはあると思うし、怖いですけどね。歌って踊る自分をやることに慣れるのは。一言で簡潔に自分を現すことはできないですけど、自分の中にもそういう二面性があると思います。
― 作品ごとの演技で様々な姿を見せるのと同じように、アイドルというひとつの役を演じる感覚でしょうか。
捉え方としては割とそれに近いですかね。『ピンクとグレー』の時、監督の行定(勲)さんにすごく見抜かれちゃったんですよ。前半でPVを撮るシーンがあって、それがすんごい恥ずかしかったんですけど…できちゃうんですよね(笑)。ありがたい話ですが、普段からPVを撮り慣れている環境の中で、女性とちょっと踊ったり、カメラアピールしたりという演出をつけてもらって。そういうのをすんなりクリアして、自分で仕草を付け加えたりとかもできちゃったから(笑)。そういう時、「やっぱりさすがだな」って言われるのはちょっと恥ずかしいですよね。「さすがだよ~!」って言われちゃうんですよ、ちょっと面白がって(笑)。だからそういう意味では、アイドルとしての自分もどこか演じている部分があるのかなって。でもそれは楽しんでやっていることだし、結果悪いことではないと思う。お客さんもそういう姿を求めていると思うし。たまにわからなくなる瞬間もありますけど、ひとつの捉え方としては面白いなと思います。
― 2016年も映画やドラマで幅広く活躍されました。俳優としてのキャリアの中で今年、新たに気づいたことや成長を感じた部分についてお聞かせください。
『僕らのごはんは明日で待ってる』では、自分自身の人生経験が役を演じる上での大きな糧になるということを実感しました。亮太の性格面はもちろん、小春の秘密にも共感できることがあって。だからこそ表現できた部分は大きかったと思います。何よりも今回は、役へのアプローチが初めての試みだったので、それがすごく新鮮でしたし、自分の引き出しを増やすことができたのはありがたかったです。今後の作品でも「こうやってみようかな」と自分でコントロールしながら役に向き合うことができると思うので。
― これまで様々な役に向き合う中で、経験が足りていないと思う瞬間があったのでしょうか?
ここがお芝居の面白さだと思うんですけど、イメージで作る部分もあるじゃないですか。「もしそうなったとしたら…」という環境を想定するというか。それが多分「なりきる」ってことだと思うので。全部が全部、自分が経験していたらつまらないと思うんですよ。ただ、もうちょっと酸いも甘いも色々、経験したほうが良いのかなとは思います。経験と言っても、人の感情の動きに触れるような出来事とか、そういうことかな。人間としての深みに関わってくるような、出会いや別れ。ずっと一緒にやってきたスタッフさんが辞めちゃったりするとすごく切ないですけど、そういう経験も人生の糧としていずれ活きてくるんだと思います。
― 現場ごとに人生の先輩からアドバイスを受けることもありますか?
『僕らのごはんは明日で待ってる』は撮影日数が少なかったので、カンパニーとしてずっと一緒にいるという時間が短かったんですけど、ドラマ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」の時は山内(圭哉)さんやエンケン(遠藤憲一)さんに色々なお話を伺いました。すごく楽しいんですよ、経験豊富な大人の方と喋っている時間が。「そんなやり方もあるんだな」という風に気付かされることが本当に多いんです。
それと…最近気付いたのは、自分の仕草の“癖”が芝居にも出やすいということ。今回はあまりなかったと思うんですけど、『ピンクとグレー』で言うと、襟足を触る癖。これは自分で意図的にやっていた部分もあるんですけどね。「HOPE」の時はメイクさんから言われて気付いたんですけど、「中島くん、結構寄りのシーンなのに、唇ペロッってやるよね」って(笑)。
― 唇をペロッと(笑)。
この癖はまずいなと思って。何か緊張しているのかわからないんですけど、ペロッとやっちゃうんですよね。間を埋めたくなるのかな(笑)。「うわ、本当にやってる!」と思ってからは、やらないように気を付けたり。そういう細かい部分でも、自分のお芝居に対して気付くことができました。それを経て今、成長しているかと言われたら、すごくちょっとずつでしかないですけど…少しは前に進めていたらいいなと思います。
― 今後、どんな役柄を演じてみたいですか?
もっと暗い過去を持った役。平気で人を殺しちゃったりとか…そういう役で自分の可能性みたいなものを見出だせたらいいなと思います。お芝居においても「隣の芝生は青い」じゃないですけど、憧れがすごく強いんです。いわゆる名脇役と呼ばれるような、オールマイティーに活躍されている方々に対して。自分が今、アイドルとして歌って踊れるだけじゃなくて、喋れなきゃいけないし、芝居ができなきゃいけないし…っていう、マルチな能力を求められる環境の中で、お芝居もマルチにこなしていきたい。ただそれが自分に合っているかどうかは、まずやってみなければわからないと思うので、自分の幅が広がるような役にはどんどん挑戦したいです。
― 陰か陽で言うと、陰のイメージ。“陰の中島裕翔”も、すごく見てみたいです。
これまで好青年の役が多かったので、「陰」もやってみたいですね。
(modelpress編集部)
出演:中島裕翔 新木優子 美山加恋 岡山天音 片桐はいり 松原智恵子
監督・脚本:市井昌秀
原作:瀬尾まいこ「僕らのごはんは明日で待ってる」(幻冬舎文庫)
主題歌:『僕らのために...』(作詞:ケツメイシ/作曲:ケツメイシ&小松一也/歌:ケツメイシ)
<ストーリー>
無口でネガティブな亮太(中島裕翔)。太陽のように明るく超ポジティブな小春(新木優子)。性格は正反対だけど、運命の恋だった。二人が大学生になったある日―突然、小春は亮太に別れを切り出す。実は、小春は亮太に言えない秘密を抱えていた。別れの理由がわからないまま、亮太は何度も真っ直ぐな想いを伝えるが、小春はまったく取り合わず―。社会人になりある日小春の隠す真実を知った亮太は彼女のもとに再び走り出す。出会いから7年、運命の恋が再び動き始める――!
まずこの役へのアプローチの仕方が自分の中では壁でした。『ピンクとグレー』(16年1月公開)では芸能界での生きにくさや、自分には手の届かない存在に追いつこうとする必死さを演じさせてもらったんですけど、割と脚色された作品ということもあって、例えば悩んでいるシーンが来たら「うーん…」と悩んでいる顔みたいなものを“作る”という感覚が強かったんです。だけど今回の作品はすごく自然体なストーリーで、特にファンタジーなことが起こるわけでもない。脚本を書いた市井監督の意図を汲み取っていくと、僕自身の中にある“亮太”を見つけていく、共感できる部分をどんどん広げて“亮太になる”というアプローチが必要で。「悩んでいる役だから、悩んでいる顔をしなきゃ」という風に、最初から何か作って挑むという感じではなかったんですね。それってつまり、素の自分を曝け出さなきゃいけないということで。そういう意味では自分の根本を見られている気がして、最初はすごく恥ずかしかったし、怖かったです。でも監督からは「セリフを喋っているだけで亮太らしく見えるし、特に色を濃くつけることはない」と言われました。それは実際にやってみて「確かにそうだな」と納得しながら進めることができたので良かったです。
― そのようなアプローチの中で、亮太とはどのような共通点を見出しましたか?
やる前からネガティブに考えてしまうところかな。色々な不安要素にとらわれて、うまくいかないという方向を最初に考えてしまうんですよ。それは亮太が小春のことを改めて「好きだ」と言うシーンにも現れているんですけど、亮太は先に別れることを意識している。「好きになるのが怖い。失った時の悲しみのほうが絶対的に大きいから」と言って。でもそれって、伝え方としてはすごく不器用だけど、「可愛らしいな」と思えるシーンでもあるんですよね。その不器用さこそが亮太の魅力だし、そういうネガティブなところには共感できました。
― 中島さんの過去作をご覧になった監督は、中島さんの持つ陰や深みが「たそがれている人」である亮太にピッタリだと。
何をもって“陰のある人間”と思われたのか、自分ではわからないけれど…確かにたそがれないことはないですね(笑)。最初の方に出てくる教室のシーンで、外を見てボーッとしていたりとか、割と自分でもそういうことあったなって。もちろん亮太と僕の人生では経験していることが全然違うんですけど、気持ちはわかるし、「どこか似ているな」というのは感じました。
― 中島さんはどういった時にたそがれますか?
ふとした瞬間、今いるようなスタジオとかでも、これまでにあった嫌なこと、失敗してしまったこと、これから起こるであろうことへの不安なんかを「うーん…」と考えながら、ボーッとして。それが「たそがれる」ということなのかはわからないけれど。
― 最初は心を閉ざしていた亮太も、小春への愛に気づいてからは困難を乗り越えようと自ら前に進んでいきますね。中島さんご自身は、ネガティブに考えてしまう「-」からのスタートをどのようにして「+」に変えているのですか?
結局、何事もその場に立たされたらやるしかないんですよね。お芝居もそうだし、わかりやすい例で言えば、バラエティ番組で無茶振りされたとしたら何かやるしかない。たとえ全然ウケなかったとしても。そういう瞬間って本当に怖いんですけど、結果がどうであれ、やり切ることはできると思うんですよ。だから今はこうして俳優業をやらせてもらっていますけど、コンサートがあって、アイドルとしての自分に戻った時なんかは、自分で言うのもすごい変な話ですけど「キラキラ可愛くできちゃうもんだなぁ」とか思ったりして(笑)。割と切り替えて前に進むっていう考えはあるかもしれないです。
― ともすれば「アイドルとしての中島裕翔」と「普段の中島裕翔」との間にギャップが生まれそうですが。
だいぶあると思います。ただ、そういう“アイドルとしての自分”を楽しんでいる部分が大きいんですよ。コンサートでは何か一言言えば「ワーッ!」と反応してくれるし、そういうのは普通の生活じゃ体験できないじゃないですか。その貴重な環境を最大限楽しんだほうがいいと思っているので。ギャップはあると思うし、怖いですけどね。歌って踊る自分をやることに慣れるのは。一言で簡潔に自分を現すことはできないですけど、自分の中にもそういう二面性があると思います。
― 作品ごとの演技で様々な姿を見せるのと同じように、アイドルというひとつの役を演じる感覚でしょうか。
捉え方としては割とそれに近いですかね。『ピンクとグレー』の時、監督の行定(勲)さんにすごく見抜かれちゃったんですよ。前半でPVを撮るシーンがあって、それがすんごい恥ずかしかったんですけど…できちゃうんですよね(笑)。ありがたい話ですが、普段からPVを撮り慣れている環境の中で、女性とちょっと踊ったり、カメラアピールしたりという演出をつけてもらって。そういうのをすんなりクリアして、自分で仕草を付け加えたりとかもできちゃったから(笑)。そういう時、「やっぱりさすがだな」って言われるのはちょっと恥ずかしいですよね。「さすがだよ~!」って言われちゃうんですよ、ちょっと面白がって(笑)。だからそういう意味では、アイドルとしての自分もどこか演じている部分があるのかなって。でもそれは楽しんでやっていることだし、結果悪いことではないと思う。お客さんもそういう姿を求めていると思うし。たまにわからなくなる瞬間もありますけど、ひとつの捉え方としては面白いなと思います。
― 2016年も映画やドラマで幅広く活躍されました。俳優としてのキャリアの中で今年、新たに気づいたことや成長を感じた部分についてお聞かせください。
『僕らのごはんは明日で待ってる』では、自分自身の人生経験が役を演じる上での大きな糧になるということを実感しました。亮太の性格面はもちろん、小春の秘密にも共感できることがあって。だからこそ表現できた部分は大きかったと思います。何よりも今回は、役へのアプローチが初めての試みだったので、それがすごく新鮮でしたし、自分の引き出しを増やすことができたのはありがたかったです。今後の作品でも「こうやってみようかな」と自分でコントロールしながら役に向き合うことができると思うので。
― これまで様々な役に向き合う中で、経験が足りていないと思う瞬間があったのでしょうか?
ここがお芝居の面白さだと思うんですけど、イメージで作る部分もあるじゃないですか。「もしそうなったとしたら…」という環境を想定するというか。それが多分「なりきる」ってことだと思うので。全部が全部、自分が経験していたらつまらないと思うんですよ。ただ、もうちょっと酸いも甘いも色々、経験したほうが良いのかなとは思います。経験と言っても、人の感情の動きに触れるような出来事とか、そういうことかな。人間としての深みに関わってくるような、出会いや別れ。ずっと一緒にやってきたスタッフさんが辞めちゃったりするとすごく切ないですけど、そういう経験も人生の糧としていずれ活きてくるんだと思います。
― 現場ごとに人生の先輩からアドバイスを受けることもありますか?
『僕らのごはんは明日で待ってる』は撮影日数が少なかったので、カンパニーとしてずっと一緒にいるという時間が短かったんですけど、ドラマ「HOPE~期待ゼロの新入社員~」の時は山内(圭哉)さんやエンケン(遠藤憲一)さんに色々なお話を伺いました。すごく楽しいんですよ、経験豊富な大人の方と喋っている時間が。「そんなやり方もあるんだな」という風に気付かされることが本当に多いんです。
それと…最近気付いたのは、自分の仕草の“癖”が芝居にも出やすいということ。今回はあまりなかったと思うんですけど、『ピンクとグレー』で言うと、襟足を触る癖。これは自分で意図的にやっていた部分もあるんですけどね。「HOPE」の時はメイクさんから言われて気付いたんですけど、「中島くん、結構寄りのシーンなのに、唇ペロッってやるよね」って(笑)。
― 唇をペロッと(笑)。
この癖はまずいなと思って。何か緊張しているのかわからないんですけど、ペロッとやっちゃうんですよね。間を埋めたくなるのかな(笑)。「うわ、本当にやってる!」と思ってからは、やらないように気を付けたり。そういう細かい部分でも、自分のお芝居に対して気付くことができました。それを経て今、成長しているかと言われたら、すごくちょっとずつでしかないですけど…少しは前に進めていたらいいなと思います。
― 今後、どんな役柄を演じてみたいですか?
もっと暗い過去を持った役。平気で人を殺しちゃったりとか…そういう役で自分の可能性みたいなものを見出だせたらいいなと思います。お芝居においても「隣の芝生は青い」じゃないですけど、憧れがすごく強いんです。いわゆる名脇役と呼ばれるような、オールマイティーに活躍されている方々に対して。自分が今、アイドルとして歌って踊れるだけじゃなくて、喋れなきゃいけないし、芝居ができなきゃいけないし…っていう、マルチな能力を求められる環境の中で、お芝居もマルチにこなしていきたい。ただそれが自分に合っているかどうかは、まずやってみなければわからないと思うので、自分の幅が広がるような役にはどんどん挑戦したいです。
― 陰か陽で言うと、陰のイメージ。“陰の中島裕翔”も、すごく見てみたいです。
これまで好青年の役が多かったので、「陰」もやってみたいですね。
(modelpress編集部)
映画『僕らのごはんは明日で待ってる』
2017年1月7日(土)TOHOシネマズ 新宿ほか全国ロードショー出演:中島裕翔 新木優子 美山加恋 岡山天音 片桐はいり 松原智恵子
監督・脚本:市井昌秀
原作:瀬尾まいこ「僕らのごはんは明日で待ってる」(幻冬舎文庫)
主題歌:『僕らのために...』(作詞:ケツメイシ/作曲:ケツメイシ&小松一也/歌:ケツメイシ)
<ストーリー>
無口でネガティブな亮太(中島裕翔)。太陽のように明るく超ポジティブな小春(新木優子)。性格は正反対だけど、運命の恋だった。二人が大学生になったある日―突然、小春は亮太に別れを切り出す。実は、小春は亮太に言えない秘密を抱えていた。別れの理由がわからないまま、亮太は何度も真っ直ぐな想いを伝えるが、小春はまったく取り合わず―。社会人になりある日小春の隠す真実を知った亮太は彼女のもとに再び走り出す。出会いから7年、運命の恋が再び動き始める――!
中島裕翔(なかじま・ゆうと)
1993年8月10日生まれ。東京都出身。2007年Hey! Say! JUMPのメンバーとして、「Ultra Music Power」でCDデビュー。バラエティ、ドラマなど幅広く活躍中。主な出演作に、ドラマでは、「シェアハウスの恋人」(13/NTV)、「半沢直樹」(13/TBS)、「弱くても勝てます~青志先生とへっぽこ高校球児の野望~」(14/NTV)、「水球ヤンキース」(14/CX)、「デート~恋とはどんなものかしら~」(15/CX)、「信長燃ゆ」(16/TX)、「刑事バレリーノ」(16/NTV)。「HOPE~期待ゼロの新入社員~」(16/CX)にてドラマ初主演。16年には映画『ピンクとグレー』(行定勲監督)にて映画初出演ながら初主演を務めた。
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