梨花、“モデル人生最終章”に向け「大きくリセットしたい」 現在の心境を明かす モデルプレスインタビュー
2014.05.27 07:00
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モデルの梨花が、“モデル人生最終章”で新たな挑戦に取り組む思いを語った。
40歳という節目を迎え、過去を大きくリセットし次のステージに進みたいという想いのもと、5月28日に著書100万部突破の最新本「NO.22」を発売する。ファッション誌の表紙を飾った回数は、日本史上最多の250回以上。今回、デビュー20周年を迎えた2012年に制作をスタートし、モデルにこだわり続けた22年を振り返り、永久保存版として1冊にまとめた「NO.22」。1993年のモデルデビューから、仕事を失った空白の時間、30代からの華々しい幕開け、トップモデルとして現在までに撮影された1万カットの中から選りすぐったショットを多数収録。総製作期間22年、総ページ数304ページというボリューム感で新たな試みを成し遂げた。
― まずは今回、この本を出すきっかけについて教えてください。
梨花:40歳を迎えて、子供を授かったことやブランドのディレクションをする機会を頂けたり、色々なことが重なって、少なからず今までのようにはいかないと思って。モデルとしても一人の女性としても、一旦ここでリセットしたい気持ちがすごく強くて。「今までは今まで、これからはこれから」という、新たな出発のために作った1冊ともいえるかな。
― 総項数304ページとボリュームたっぷりの1冊に仕上がっていますが、ファンの方々に特に見てほしいところはどこですか?
梨花:今の時代ってブログやTwitterが出てきてからは、雑誌とはまた違った見せ方があると思っていて。今回はそういった素の部分も入れつつモデルとしてファッションの部分もメインに作っていきたいという思いがあって、バランスがすごくむずかしかった。この本を手に取ってもらった時にオンとオフの両方がこういう形でも表現できるんだと思ってもらえたら嬉しいです。新しいカタチに挑戦した1冊になっています。
― 新たに撮影して加えたショットではファッション誌「VOGUE」のカバーなどを手がけるフォトグラファーのエレン・ヴォン・アンワースさんら第一線で活躍する外国人スタッフを起用しニューヨークで撮影をされたそうですね。今回、一流の方々とタッグを組まれてみていかがでしたか?
梨花:今回は100%モデルに徹しました。私は普段の雑誌の撮影では、全てモデルスイッチだけで撮影をしているということがあまり無くて、自分の意志や素の部分もちょっと入れたいっていう想いがあるの。でもこの時は全員外国人スタッフだったから「この眉毛、ちがう…(笑)」って思っても、あれこれ考えないで受け入れるということが逆に新鮮だった。
― これまでのモデル人生22年分の写真1万点以上を改めてセレクトしたそうですが、どんなことを感じましたか?
梨花:私は写真にその時の気持ちがすごく出ちゃうので、見返してみるとその時のことや自分自身のことも思い出したりして懐かしい感じがしました。あとは、節目にしている時の撮影が印象的だったかな。仕事が無くて辿り着かない頃の写真、30代で仕事が入ってくるようになってちょっといい感じの頃とか、節目というのをすごく感じたし、モデル人生を改めて振り返るいい機会になったと思います。
― 20代後半の頃には仕事が全く無くなってしまった時期もあったそうですね。再びモデルとして活躍するために心がけていたことはありますか?
梨花:私自身は、あぁもう終わったなって思っていたんです。でもじゃあこの先どうするの?ってなった時に日常の当たり前のことをしていました。例えばお散歩とか(笑)。まだ20代だったからやっぱりそれがすごく物足りないし、そんなことで人生変わるわけないとか思って嫌だった記憶もあるんですけど。でもやっぱり実際にできたことと言えば、すごく当たり前のことしか出来ていなかったなぁと思う。今でもくすぶっているなと思った時は、自分自身と向き合って当たり前のことからもう一度見直すようになりました。
― モデルとしてこんなに長く続けてこられた秘訣は何だと思いますか?
梨花:いろんなジャンルと年齢層の雑誌に関われたことが自分の中でいい経験になっていると思います。あとは、時代の流れと共に成長することができて、ラッキーだったのかな。30歳手前の頃かな、海外セレブスナップが流行って大人でもミニスカートを履いていいみたいな時代になった。全てが色々と動き出したのは30歳からでした。当時、モデルといったら20代で終わるという印象が強かった私は、30代なのに表紙をやらせてもらったりして、また違うモデル人生が始まったの。ありがたいことにたくさんのお仕事を頂けて、22年間モデルとして走り続けることが出来ました。
― 40歳を迎えて、何か心境の変化はありましたか?
梨花:40歳になった今、こういう女性になりたいって気持ちがすごく出てきた。だから余計忙しくなっちゃって。気持ちだけで忙しいんだけど(笑)、こんなに好奇心を持ちながら生きているのは初めてですごく楽しい。最近は、こういう女性になっていたいなって思いも出てきて、すごく楽しいし、すごくよかったと思って(笑) 例えば、新しいアルバムを買ってきた時って、1ページ目をすごく丁寧に貼るじゃない?今はそういうワクワクした楽しい気持ちでいっぱいなの。
― 具体的に言うと、どんな女性ですか?
梨花:かっこよくて味の出せる人になれたらいいな。“かっこいい”っていう表現を自分の中に取り入れると、シワとか風格とか年齢を重ねて出てくるその人の味が重要になってくると思うの。スタイルで言うと、ベリーショートでパールのピアスがすごく似合う女性かな。潔くて、いろいろ繕わずしてもその人がいろいろ積み重ねてきた経験で、かっこよく見える。そんな女性になりたいと思います。
― ありがとうございました。
記者から投げかけられた質問に対しても、受け手の反応を毎回確認していた梨花。これまで“表現する、伝える”ということにこだわり抜いてきた、“モデル梨花”としての片鱗を感じた。新たな活躍のステージを自ら創出した彼女が、今後どんな生き方を見せてくれるのか。魅力は尽きない。(モデルプレス)
生年月日:1973年5月21日
出身地:東京都出身
身長:165cm
血液型:O型
18歳の時に表参道で街頭スナップのスカウトを受け、1993年、雑誌「JJ」に登場しモデルデビュー。当初、モテ系ファッションの“赤文字系”として注目を浴びる。2000年頃から“大人可愛い”をキーワードに雑誌「sweet」で活躍し、2014年3月の同誌卒業まで圧倒的な人気を獲得。日本史上最多の250誌以上の表紙を飾り、ファッション史をリードしてきた。また、数々のバラエティ番組にも出演し、飾らないキャラクターとしてファンを拡大すると、2008年頃から再び本格的にモデル活動をスタート。プライベートでは2010年に年下男性と結婚し、2011年11月に男児を出産。現在は、雑誌「オトナミューズ」「BAILA」のモデルとして活躍。代官山にあるショップ「MAISON DE REEFUR」でディレクションを手がける。
■梨花の最新本「NO.22」と限定グッズ
http://www.smooche.jp/rinka/
― まずは今回、この本を出すきっかけについて教えてください。
梨花:40歳を迎えて、子供を授かったことやブランドのディレクションをする機会を頂けたり、色々なことが重なって、少なからず今までのようにはいかないと思って。モデルとしても一人の女性としても、一旦ここでリセットしたい気持ちがすごく強くて。「今までは今まで、これからはこれから」という、新たな出発のために作った1冊ともいえるかな。
― 総項数304ページとボリュームたっぷりの1冊に仕上がっていますが、ファンの方々に特に見てほしいところはどこですか?
梨花:今の時代ってブログやTwitterが出てきてからは、雑誌とはまた違った見せ方があると思っていて。今回はそういった素の部分も入れつつモデルとしてファッションの部分もメインに作っていきたいという思いがあって、バランスがすごくむずかしかった。この本を手に取ってもらった時にオンとオフの両方がこういう形でも表現できるんだと思ってもらえたら嬉しいです。新しいカタチに挑戦した1冊になっています。
― 新たに撮影して加えたショットではファッション誌「VOGUE」のカバーなどを手がけるフォトグラファーのエレン・ヴォン・アンワースさんら第一線で活躍する外国人スタッフを起用しニューヨークで撮影をされたそうですね。今回、一流の方々とタッグを組まれてみていかがでしたか?
梨花:今回は100%モデルに徹しました。私は普段の雑誌の撮影では、全てモデルスイッチだけで撮影をしているということがあまり無くて、自分の意志や素の部分もちょっと入れたいっていう想いがあるの。でもこの時は全員外国人スタッフだったから「この眉毛、ちがう…(笑)」って思っても、あれこれ考えないで受け入れるということが逆に新鮮だった。
― これまでのモデル人生22年分の写真1万点以上を改めてセレクトしたそうですが、どんなことを感じましたか?
梨花:私は写真にその時の気持ちがすごく出ちゃうので、見返してみるとその時のことや自分自身のことも思い出したりして懐かしい感じがしました。あとは、節目にしている時の撮影が印象的だったかな。仕事が無くて辿り着かない頃の写真、30代で仕事が入ってくるようになってちょっといい感じの頃とか、節目というのをすごく感じたし、モデル人生を改めて振り返るいい機会になったと思います。
― 20代後半の頃には仕事が全く無くなってしまった時期もあったそうですね。再びモデルとして活躍するために心がけていたことはありますか?
梨花:私自身は、あぁもう終わったなって思っていたんです。でもじゃあこの先どうするの?ってなった時に日常の当たり前のことをしていました。例えばお散歩とか(笑)。まだ20代だったからやっぱりそれがすごく物足りないし、そんなことで人生変わるわけないとか思って嫌だった記憶もあるんですけど。でもやっぱり実際にできたことと言えば、すごく当たり前のことしか出来ていなかったなぁと思う。今でもくすぶっているなと思った時は、自分自身と向き合って当たり前のことからもう一度見直すようになりました。
― モデルとしてこんなに長く続けてこられた秘訣は何だと思いますか?
梨花:いろんなジャンルと年齢層の雑誌に関われたことが自分の中でいい経験になっていると思います。あとは、時代の流れと共に成長することができて、ラッキーだったのかな。30歳手前の頃かな、海外セレブスナップが流行って大人でもミニスカートを履いていいみたいな時代になった。全てが色々と動き出したのは30歳からでした。当時、モデルといったら20代で終わるという印象が強かった私は、30代なのに表紙をやらせてもらったりして、また違うモデル人生が始まったの。ありがたいことにたくさんのお仕事を頂けて、22年間モデルとして走り続けることが出来ました。
― 40歳を迎えて、何か心境の変化はありましたか?
梨花:40歳になった今、こういう女性になりたいって気持ちがすごく出てきた。だから余計忙しくなっちゃって。気持ちだけで忙しいんだけど(笑)、こんなに好奇心を持ちながら生きているのは初めてですごく楽しい。最近は、こういう女性になっていたいなって思いも出てきて、すごく楽しいし、すごくよかったと思って(笑) 例えば、新しいアルバムを買ってきた時って、1ページ目をすごく丁寧に貼るじゃない?今はそういうワクワクした楽しい気持ちでいっぱいなの。
― 具体的に言うと、どんな女性ですか?
梨花:かっこよくて味の出せる人になれたらいいな。“かっこいい”っていう表現を自分の中に取り入れると、シワとか風格とか年齢を重ねて出てくるその人の味が重要になってくると思うの。スタイルで言うと、ベリーショートでパールのピアスがすごく似合う女性かな。潔くて、いろいろ繕わずしてもその人がいろいろ積み重ねてきた経験で、かっこよく見える。そんな女性になりたいと思います。
― ありがとうございました。
記者から投げかけられた質問に対しても、受け手の反応を毎回確認していた梨花。これまで“表現する、伝える”ということにこだわり抜いてきた、“モデル梨花”としての片鱗を感じた。新たな活躍のステージを自ら創出した彼女が、今後どんな生き方を見せてくれるのか。魅力は尽きない。(モデルプレス)
■梨花(りんか)プロフィール
生年月日:1973年5月21日
出身地:東京都出身
身長:165cm
血液型:O型
18歳の時に表参道で街頭スナップのスカウトを受け、1993年、雑誌「JJ」に登場しモデルデビュー。当初、モテ系ファッションの“赤文字系”として注目を浴びる。2000年頃から“大人可愛い”をキーワードに雑誌「sweet」で活躍し、2014年3月の同誌卒業まで圧倒的な人気を獲得。日本史上最多の250誌以上の表紙を飾り、ファッション史をリードしてきた。また、数々のバラエティ番組にも出演し、飾らないキャラクターとしてファンを拡大すると、2008年頃から再び本格的にモデル活動をスタート。プライベートでは2010年に年下男性と結婚し、2011年11月に男児を出産。現在は、雑誌「オトナミューズ」「BAILA」のモデルとして活躍。代官山にあるショップ「MAISON DE REEFUR」でディレクションを手がける。
■梨花の最新本「NO.22」と限定グッズ
http://www.smooche.jp/rinka/
【Not Sponsored 記事】
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