「non・no」モデル竹富聖花、決意の上京と女優業への熱 新たな夢を語る モデルプレスインタビュー
2014.04.03 11:36
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雑誌「non・no」専属モデルで女優の竹富聖花(19)。モデルプレスは2010年のデビュー以降、数々のドラマや映画で活躍する彼女のインタビューを実施。地元・愛知県からの上京を決意した当時の心境や、夢に対する取り組み方を聞く中で、魅力的な素顔が明らかとなった。
累計60万部を突破した中村尚儁氏の“泣ける”青春コミックを新鋭・片岡翔監督が実写化した映画「1/11 じゅういちぶんのいち」(4月5日公開)。今作で竹富は、ヒロインの若宮四季役を演じている。自分の才能に限界を感じ、サッカーを辞めることを決意した安藤ソラ(池岡亮介)が、15歳でサッカー女子日本代表に選ばれた四季との運命的な出会いを機に、高校で再びピッチに立つことを決意。挫折、片思い、夢、出会いなど、様々な過去を抱える高校生たちの青春群像劇が繰り広げられる。
【SPECIAL INTERVIEW】サッカーの猛練習で鮮やかなドリブルを習得
― 今回は人気コミックの実写化となりますが、原作は元々ご存知でしたか?
竹富:このお話をいただいてから知ったんですが、普通の青春映画と違って、ファンタジー要素も含まれているところが面白いなと思いました。背中を押される作品だと思います。
― 原作ものということで、独特のプレッシャーもあったのでは。
竹富:プレッシャーはあまり感じなかったんですけど、やっぱり原作を愛している方を裏切らないようにということは考えました。「やっぱり原作のほうがいいな」という風にならないように、頑張って役作りしないとなと思いました。
― 監督からはどのようなアドバイスがありましたか?
竹富:原作という言葉はあまり監督の口からは出なかったですね。四季がどういう子なのかということを説明していただいて、その気持ちになり切って演じてください、とアドバイスを頂きました。
竹富:やっぱりサッカーをうまくできるように見せるという部分ですね。クランクインの前日にサッカーを練習する時間があって、もうひたすらインサイドキックを練習しました。
― ソラとボールを奪い合うシーンは、とても鮮やかなドリブルで驚きました。
竹富:サッカーの練習はすごく楽しかったです!サッカーを始める前のウォーミングアップで「ブラジル体操」というのがあるんですが、それをみんなでやって暖まったり、監督や助監督も交えてサッカーをしたり。サッカーは体育の授業以来ですけど、コンフェデレーションズカップとか観戦するのは元々すごく好きだったので、嬉しかったですね。
― 四季は同世代ということで、等身大で演じられましたか?
竹富:同世代とはいえ、四季はサッカー一筋で生きてきた女の子。共感するというよりは、ひたすらひとつのことに熱を込めている部分が素敵だなと感じながら演じていました。
竹富:そうですね。四季がソラ以外の役とあまり関わらないので、現場でも重なることがなかったのが少し残念でした。ソラ役の池岡さんとは、サッカーの練習の時に「こうしたらもっとうまく見えるかな」とアドバイスをし合ったり、撮影の時も「もっと思い切りやろう」と声をかけたり。すごく和やかな現場でした。大変だったことといえば、河川敷での撮影がすごく寒かったこと。12月半ばぐらいに春の設定の撮影をして、とにかく風が強かったのを覚えています。
― 共演者の方々とは、すんなり仲良くなれるんですね。
竹富:人見知りはあまりしないですね。でも相手役の方とあまりしゃべりすぎると、お芝居での掛け合いの時に恥ずかしくなっちゃうので、空き時間はひとりでぼーっとしていることが多いかな(笑)。
― 今作から、お気に入りのシーンを選ぶとしたら?
竹富:やっぱりソラと四季が一対一でサッカーをするシーンですね。その日はすっきりとした快晴で、出来上がった映像を見たら、すごくきれいに仕上がっていたんです。
― 竹富さんご自身は、どんな高校時代を過ごしましたか?
竹富:本当に普通の高校生でした。女子校だったので、本当に騒がしくて(笑)。結構アクティブだったと思います。休み時間はみんなで大縄をやったり、体育館でバスケをしたり。
― アクティブな高校生活だったんですね。ブログを拝見すると、今でも高校のお友達とよく遊んでいますよね。
竹富:はい。友達の家に行ってDVDを見て、その家のお母さんのごはんをごちそうになったり。ウィンドウショッピングもよくしますね。
― ソラにとっては、四季の存在がもう一度夢を目指すきっかけになったわけですが、竹富さんにもそういった存在はいますか?
竹富:やっぱり同世代の友達から刺激を受けます。ひとりの友達は、6月から語学のためにアメリカに行くことにしたみたいで。そういう子を見ていると、日本だけじゃなくていろんな世界を見てみたいなぁ、私もアメリカの大学を卒業したいなぁって思ったり。
竹富:うーん…そういうことを考えたことがないですね。私はすごくいろんなことに興味があって、それが結構ころころ変わるんですよ。常に「あれがしたいな、これがしたいな」と考えているから、諦めるっていうのは、あまり考えないんですよね。
― 好奇心旺盛でポジティブな姿勢が実を結んできたんですね。芸能界を目指すことにも、迷いはなかったんですか?
竹富:なかったです。中学を卒業して春休みに入ったときに、急に「東京に出て、お芝居がしたい!」と思い立ったので、本屋さんに行ってオーディションの本を買って、履歴書に写真を貼って送って…。そしたら返事がきて、上京っていう感じでした。
― まさにトントン拍子ですね。ご自身で決めたこととはいえ、いざその状況に置かれると、かなりの勇気がいると思いますが。
竹富:よくそう言われるんですけど、勇気っていうよりは、1人で東京に行って仕事を始められるということに対してとにかくワクワクしていたんですよ。怖さは全然なかったです。
― ご家族や友人に相談もしなかった?
竹富:友達には芸能活動のことは恥ずかしくて言いにくかったので、家族しか知らなかったです。
― 実際に夢だった世界に飛び込んでみて、理想と現実のギャップを感じたことはありましたか?
竹富:ギャップというか、華やかな世界の裏側を知ったことで、より魅力的に感じるようになりました。ドラマの1時間や映画の2時間って、見ている側だとあっという間じゃないですか。でもそんな作品を作るのに1ヶ月かかったり、ワンシーンに2日間かけたり、何回も撮り直したり。ひとつのことに対するこだわりの強さが魅力的ですよね。たった10分のシーンのためにカメラマンさんや照明さんが寒い中、ずっと器具を持ってスタンバイをしていることとか、実際に撮影をするようになって初めて知ったことでした。
― そんな中で、ご自身の成長を感じることも多いのでは?
竹富:う~ん…自分ではまだよくわからないんですけど…あっ、でも早起きが得意になりました!この世界に入ったばかりの頃は、早起きが本当に苦手だったんです(笑)。でも今は、撮影のために早起きして電車に乗ることが苦ではないし、何より台本を読んで覚えていくことがすごく楽しい。そういうところは成長したと思います。
― 女優業への情熱がぐいぐいと上がってきたんですね。女優として、やりがいや喜びを感じるのはどんな瞬間ですか?
竹富:やっぱり、出来上がった作品を見た時。「このシーン大変だったけど、頑張ってよかったな」と毎回毎回思います。
― 周囲の反応はいかがですか?
竹富:周りの声はあまりないんですよ。母や友達は私の出ている作品を見てくれるんですけど、なぜか何も言わないんです(笑)。仕事の話をあまりしないんですよね。
― お母様も?
竹富:全く何も言わないんですよ!だから、自分から「どうだった?」って聞いたりして(笑)。そしたら「あぁ、うん。よかったよ」っていう感じなんです。
― スクリーンで活躍されているお嬢さんを見て、照れているんじゃないですかね。
竹富:そうなのかなぁ?もっと感想を聞きたいです(笑)。
竹富:学園ものも楽しいんですけど、高校を卒業したので、もうひとつステップアップしたいと思っています。IT企業の会社員の役とか。
― ピンポイントですね(笑)!
竹富:スーツを着て、キャリアウーマンになりたいんです(笑)。
― 「non・no」モデルとしてもご活躍されていますが、今後お仕事で挑戦したいことは?
竹富:旅番組をやりたいです!まだ海外に行ったことがないんですけど、いろんな国に行ってみたくて。今、一番ブラジルに行きたいんですよ。
― ブラジルとは、また珍しいですね。
竹富:コーヒーがすごく好きなんです。ブラジルに行って、コーヒー豆の製造過程をレポートするという旅番組をやりたい。
― コーヒーに凝っているなんて大人っぽいですね。
竹富:コーヒーを飲めるようになったのは本当にここ最近なんですけど、コーヒー豆という存在が昔から好きです。カッコイイですよね。今思い出したんですけど、小学生の頃社会の授業で、コーヒー豆を作っている労働者の賃金問題について勉強したんですよね。そういう方々がいるから私たちが毎日コーヒーを飲めているんだよということをみんなに知ってほしいです。
― 興味を持つと、とことん掘り下げるタイプなんですね。
竹富:そうですね。今はコーヒー豆に一番ハマっています。最近はマーケティングの本も読んでいます。その商品を作った人が、どういう思いを持っているかとか、どういう契約を結んできたかとか。最近読書にもハマっています。
― 読書をすると知識が増えて、また活動の幅が広がりそう。そんな竹富さんの、今の「夢」とは?
竹富:有言実行できる人になりたいと思います。映画にいっぱい出たいっていうのもそのひとつ。英語を話せるようになりたいというのも夢ですし、ブラジルやニューヨークに行くことも。自分で言ったことに対しては努力をして、全部実現させたいです。今年中に叶えたい目標は、ニューヨークに行くこと。親友の沢井美空ちゃん(シンガーソングライター)と一緒にニューヨークへ行って、ティファニーのある五番街で朝食を食べるのが夢です!
― 夢は広がりますね!最後に、様々な夢を抱くモデルプレス読者へのメッセージをお願いします。
竹富:私、夢って叶わなくても良い方に転がると思っていて。たとえば、入りたかった会社に落ちて別の会社に入ったとしても、そこで良かったって感じることもあるかもしれない。一度挫折して望んでいたものとは違う状況になっても、そこでまた良い部分を見つけていけばいいと思うんです。人生、発想の転換次第だと思います!
― ありがとうございました。
可憐なルックスとは裏腹に、アクティブで好奇心旺盛。好きなことに対してまっすぐに向き合う姿は、四季という役柄と重なるものがあった。未来への希望に満ちた彼女ならではの力強い瞳と清々しい演技を、ぜひスクリーンで体感してみてほしい。(モデルプレス)
出演:池岡亮介、竹富聖花、工藤阿須加、阿久津愼太郎、上野優華ほか
脚本・監督:片岡 翔
原作:中村尚儁「1/11じゅういちぶんのいち」(集英社「ジャンプSQ.」連載)
主題歌:上野優華「Dear my hero」
<ストーリー>
自分は「サッカーの神様に選ばれた人間」ではない…と感じた安藤ソラ(池岡亮介)は、中学卒業と同時にサッカーを辞めると決めていた。そんな彼の前に現れた、女子日本代表・若宮四季(竹富聖花)。彼女との出会いがソラの中で眠っていた何かを突き動かしていく―。
出身地:愛知県
血液型:B型
身長:167cm
好きなスポーツ:ソフトテニス
趣味:映画鑑賞・トランペット・サックス・オカリナ
特技:鉄棒
2010年に堀北真希、桐谷美玲らが所属する芸能事務所・スウィートパワーのオーディションに合格し、芸能界デビュー。同年「グラビアJAPAN2010」を受賞、2011年1月に放送された「ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA」(TBS系)でドラマ初出演。その後はドラマ「生まれる。」(2011年4月期、TBS系)、「黒の女教師」(2012年7月期、TBS系)など出演作を重ね、2014年は主演映画「MARCHING-明日へ-」の公開が控える。2013年6月号よりファッション誌「non・no」専属モデルとしても活動中。
【SPECIAL INTERVIEW】サッカーの猛練習で鮮やかなドリブルを習得
― 今回は人気コミックの実写化となりますが、原作は元々ご存知でしたか?
竹富:このお話をいただいてから知ったんですが、普通の青春映画と違って、ファンタジー要素も含まれているところが面白いなと思いました。背中を押される作品だと思います。
― 原作ものということで、独特のプレッシャーもあったのでは。
竹富:プレッシャーはあまり感じなかったんですけど、やっぱり原作を愛している方を裏切らないようにということは考えました。「やっぱり原作のほうがいいな」という風にならないように、頑張って役作りしないとなと思いました。
― 監督からはどのようなアドバイスがありましたか?
竹富:原作という言葉はあまり監督の口からは出なかったですね。四季がどういう子なのかということを説明していただいて、その気持ちになり切って演じてください、とアドバイスを頂きました。
― 今回は15歳のなでしこJAPANという役柄ですが、役作りの上でこだわった点をお聞かせください。
竹富:やっぱりサッカーをうまくできるように見せるという部分ですね。クランクインの前日にサッカーを練習する時間があって、もうひたすらインサイドキックを練習しました。
― ソラとボールを奪い合うシーンは、とても鮮やかなドリブルで驚きました。
竹富:サッカーの練習はすごく楽しかったです!サッカーを始める前のウォーミングアップで「ブラジル体操」というのがあるんですが、それをみんなでやって暖まったり、監督や助監督も交えてサッカーをしたり。サッカーは体育の授業以来ですけど、コンフェデレーションズカップとか観戦するのは元々すごく好きだったので、嬉しかったですね。
― 四季は同世代ということで、等身大で演じられましたか?
竹富:同世代とはいえ、四季はサッカー一筋で生きてきた女の子。共感するというよりは、ひたすらひとつのことに熱を込めている部分が素敵だなと感じながら演じていました。
― 共演したみなさんも、同世代がほとんどでしたよね。
竹富:そうですね。四季がソラ以外の役とあまり関わらないので、現場でも重なることがなかったのが少し残念でした。ソラ役の池岡さんとは、サッカーの練習の時に「こうしたらもっとうまく見えるかな」とアドバイスをし合ったり、撮影の時も「もっと思い切りやろう」と声をかけたり。すごく和やかな現場でした。大変だったことといえば、河川敷での撮影がすごく寒かったこと。12月半ばぐらいに春の設定の撮影をして、とにかく風が強かったのを覚えています。
― 共演者の方々とは、すんなり仲良くなれるんですね。
竹富:人見知りはあまりしないですね。でも相手役の方とあまりしゃべりすぎると、お芝居での掛け合いの時に恥ずかしくなっちゃうので、空き時間はひとりでぼーっとしていることが多いかな(笑)。
― 今作から、お気に入りのシーンを選ぶとしたら?
竹富:やっぱりソラと四季が一対一でサッカーをするシーンですね。その日はすっきりとした快晴で、出来上がった映像を見たら、すごくきれいに仕上がっていたんです。
― 竹富さんご自身は、どんな高校時代を過ごしましたか?
竹富:本当に普通の高校生でした。女子校だったので、本当に騒がしくて(笑)。結構アクティブだったと思います。休み時間はみんなで大縄をやったり、体育館でバスケをしたり。
― アクティブな高校生活だったんですね。ブログを拝見すると、今でも高校のお友達とよく遊んでいますよね。
竹富:はい。友達の家に行ってDVDを見て、その家のお母さんのごはんをごちそうになったり。ウィンドウショッピングもよくしますね。
― ソラにとっては、四季の存在がもう一度夢を目指すきっかけになったわけですが、竹富さんにもそういった存在はいますか?
竹富:やっぱり同世代の友達から刺激を受けます。ひとりの友達は、6月から語学のためにアメリカに行くことにしたみたいで。そういう子を見ていると、日本だけじゃなくていろんな世界を見てみたいなぁ、私もアメリカの大学を卒業したいなぁって思ったり。
憧れの芸能界へ「とにかくワクワクしていた」
― 今作は夢を諦める瞬間や、そこから立ち直るきっかけなど、思春期ならではの繊細な心の動きが魅力的でした。竹富さんご自身も愛知県から上京されてきた中で、夢を諦めそうになった瞬間はありましたか?
竹富:うーん…そういうことを考えたことがないですね。私はすごくいろんなことに興味があって、それが結構ころころ変わるんですよ。常に「あれがしたいな、これがしたいな」と考えているから、諦めるっていうのは、あまり考えないんですよね。
― 好奇心旺盛でポジティブな姿勢が実を結んできたんですね。芸能界を目指すことにも、迷いはなかったんですか?
竹富:なかったです。中学を卒業して春休みに入ったときに、急に「東京に出て、お芝居がしたい!」と思い立ったので、本屋さんに行ってオーディションの本を買って、履歴書に写真を貼って送って…。そしたら返事がきて、上京っていう感じでした。
― まさにトントン拍子ですね。ご自身で決めたこととはいえ、いざその状況に置かれると、かなりの勇気がいると思いますが。
竹富:よくそう言われるんですけど、勇気っていうよりは、1人で東京に行って仕事を始められるということに対してとにかくワクワクしていたんですよ。怖さは全然なかったです。
― ご家族や友人に相談もしなかった?
竹富:友達には芸能活動のことは恥ずかしくて言いにくかったので、家族しか知らなかったです。
― 実際に夢だった世界に飛び込んでみて、理想と現実のギャップを感じたことはありましたか?
竹富:ギャップというか、華やかな世界の裏側を知ったことで、より魅力的に感じるようになりました。ドラマの1時間や映画の2時間って、見ている側だとあっという間じゃないですか。でもそんな作品を作るのに1ヶ月かかったり、ワンシーンに2日間かけたり、何回も撮り直したり。ひとつのことに対するこだわりの強さが魅力的ですよね。たった10分のシーンのためにカメラマンさんや照明さんが寒い中、ずっと器具を持ってスタンバイをしていることとか、実際に撮影をするようになって初めて知ったことでした。
― そんな中で、ご自身の成長を感じることも多いのでは?
竹富:う~ん…自分ではまだよくわからないんですけど…あっ、でも早起きが得意になりました!この世界に入ったばかりの頃は、早起きが本当に苦手だったんです(笑)。でも今は、撮影のために早起きして電車に乗ることが苦ではないし、何より台本を読んで覚えていくことがすごく楽しい。そういうところは成長したと思います。
― 女優業への情熱がぐいぐいと上がってきたんですね。女優として、やりがいや喜びを感じるのはどんな瞬間ですか?
竹富:やっぱり、出来上がった作品を見た時。「このシーン大変だったけど、頑張ってよかったな」と毎回毎回思います。
― 周囲の反応はいかがですか?
竹富:周りの声はあまりないんですよ。母や友達は私の出ている作品を見てくれるんですけど、なぜか何も言わないんです(笑)。仕事の話をあまりしないんですよね。
― お母様も?
竹富:全く何も言わないんですよ!だから、自分から「どうだった?」って聞いたりして(笑)。そしたら「あぁ、うん。よかったよ」っていう感じなんです。
― スクリーンで活躍されているお嬢さんを見て、照れているんじゃないですかね。
竹富:そうなのかなぁ?もっと感想を聞きたいです(笑)。
夢は世界へ「有言実行できる人に」
― 今後についてお伺いします。女優として挑戦してみたい役柄はありますか?竹富:学園ものも楽しいんですけど、高校を卒業したので、もうひとつステップアップしたいと思っています。IT企業の会社員の役とか。
― ピンポイントですね(笑)!
竹富:スーツを着て、キャリアウーマンになりたいんです(笑)。
― 「non・no」モデルとしてもご活躍されていますが、今後お仕事で挑戦したいことは?
竹富:旅番組をやりたいです!まだ海外に行ったことがないんですけど、いろんな国に行ってみたくて。今、一番ブラジルに行きたいんですよ。
― ブラジルとは、また珍しいですね。
竹富:コーヒーがすごく好きなんです。ブラジルに行って、コーヒー豆の製造過程をレポートするという旅番組をやりたい。
― コーヒーに凝っているなんて大人っぽいですね。
竹富:コーヒーを飲めるようになったのは本当にここ最近なんですけど、コーヒー豆という存在が昔から好きです。カッコイイですよね。今思い出したんですけど、小学生の頃社会の授業で、コーヒー豆を作っている労働者の賃金問題について勉強したんですよね。そういう方々がいるから私たちが毎日コーヒーを飲めているんだよということをみんなに知ってほしいです。
― 興味を持つと、とことん掘り下げるタイプなんですね。
竹富:そうですね。今はコーヒー豆に一番ハマっています。最近はマーケティングの本も読んでいます。その商品を作った人が、どういう思いを持っているかとか、どういう契約を結んできたかとか。最近読書にもハマっています。
― 読書をすると知識が増えて、また活動の幅が広がりそう。そんな竹富さんの、今の「夢」とは?
竹富:有言実行できる人になりたいと思います。映画にいっぱい出たいっていうのもそのひとつ。英語を話せるようになりたいというのも夢ですし、ブラジルやニューヨークに行くことも。自分で言ったことに対しては努力をして、全部実現させたいです。今年中に叶えたい目標は、ニューヨークに行くこと。親友の沢井美空ちゃん(シンガーソングライター)と一緒にニューヨークへ行って、ティファニーのある五番街で朝食を食べるのが夢です!
― 夢は広がりますね!最後に、様々な夢を抱くモデルプレス読者へのメッセージをお願いします。
竹富:私、夢って叶わなくても良い方に転がると思っていて。たとえば、入りたかった会社に落ちて別の会社に入ったとしても、そこで良かったって感じることもあるかもしれない。一度挫折して望んでいたものとは違う状況になっても、そこでまた良い部分を見つけていけばいいと思うんです。人生、発想の転換次第だと思います!
― ありがとうございました。
可憐なルックスとは裏腹に、アクティブで好奇心旺盛。好きなことに対してまっすぐに向き合う姿は、四季という役柄と重なるものがあった。未来への希望に満ちた彼女ならではの力強い瞳と清々しい演技を、ぜひスクリーンで体感してみてほしい。(モデルプレス)
映画「1/11 じゅういちぶんのいち」
4月5日(土)シネ・リーブル池袋、TOHOシネマズ川崎ほか全国公開出演:池岡亮介、竹富聖花、工藤阿須加、阿久津愼太郎、上野優華ほか
脚本・監督:片岡 翔
原作:中村尚儁「1/11じゅういちぶんのいち」(集英社「ジャンプSQ.」連載)
主題歌:上野優華「Dear my hero」
<ストーリー>
自分は「サッカーの神様に選ばれた人間」ではない…と感じた安藤ソラ(池岡亮介)は、中学卒業と同時にサッカーを辞めると決めていた。そんな彼の前に現れた、女子日本代表・若宮四季(竹富聖花)。彼女との出会いがソラの中で眠っていた何かを突き動かしていく―。
竹富聖花(たけとみ せいか)プロフィール
生年月日:1995年3月24日出身地:愛知県
血液型:B型
身長:167cm
好きなスポーツ:ソフトテニス
趣味:映画鑑賞・トランペット・サックス・オカリナ
特技:鉄棒
2010年に堀北真希、桐谷美玲らが所属する芸能事務所・スウィートパワーのオーディションに合格し、芸能界デビュー。同年「グラビアJAPAN2010」を受賞、2011年1月に放送された「ヘブンズ・フラワー The Legend of ARCANA」(TBS系)でドラマ初出演。その後はドラマ「生まれる。」(2011年4月期、TBS系)、「黒の女教師」(2012年7月期、TBS系)など出演作を重ね、2014年は主演映画「MARCHING-明日へ-」の公開が控える。2013年6月号よりファッション誌「non・no」専属モデルとしても活動中。
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