「笑うマトリョーシカ」最終回、マトリョーシカ人形に込められた意味「台詞と一致」「対比がすごい」の声
2024.09.06 23:47
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女優の水川あさみが主演を務めるTBS系ドラマ『笑うマトリョーシカ』(毎週金曜夜10時〜)の最終話が、6日に放送された。マトリョーシカ人形に様々な声が寄せられている。<※ネタバレあり>
水川あさみ主演「笑うマトリョーシカ」
本作は、日本推理作家協会賞や山本周五郎賞など数々の受賞歴を持つ早見和真が2021年に発表した同名小説が原作。主人公の新聞記者・道上香苗(水川)が、若き人気政治家・清家一郎(櫻井翔)と、有能な秘書・鈴木俊哉(玉山鉄二)を取り巻く黒い闇を追うヒューマン政治サスペンスとなっている。清家の裏に操っている人物がいると考える道上。清家が学生時代に書いた論文には、ヒトラーのブレーン・ハヌッセンが登場しており、清家を操るハヌッセンは誰なのか探っていた。
「笑うマトリョーシカ」マトリョーシカ人形に込められた意味とは
1年前に亡くなった父親・和田島芳孝(加藤雅也)と交流がないと思われていたものの、清家が代議士になってすぐの頃に2人は再会していたことから、道上は和田島が清家のハヌッセンであるのではないかと清家に問う。すると清家は不気味な笑みを浮かべながら、「父はハヌッセンなんかじゃありません。唯一の理解者であり僕の目を覚ましてくれた同志です」と主体性がないが故に操ろうとしてくる人物との接し方を学んだと明かした。そしてハヌッセンについては「いませんよ。僕は誰にも操られていません」と否定。鈴木や学生時代の恋人・真中亜里沙(田辺桃子)を切り捨てた理由は「ヒトラーがハヌッセンを切ったとき、何を思っていたかわかりますか?『見くびるな』ですよ。おそらくね」と2人に見くびられていると感じたことから「彼らにとって最悪のタイミングで別れを与えたんです」と打ち明け、今までの行動も演じていたことを告白した。
そして、部屋に置いてあったマトリョーシカの一番小さい人形を手に取り、「この一番小さい人形の顔、皆さんはよく不気味だって言います。でも僕には怒りにかられているように見えるんです。僕には僕が分からない。でもだからといって見くびられたくないんですよ」と怒りをあらわに。その一方で、道上は「私には泣いてるように見えます。その人形」「清家さん、あなたを知ろうとすることを諦めません。それがあなたを救うことになると信じて」といい部屋を後にする。
一人になった清家はマトリョーシカを素早く片付け、人形を見つめながら涙を流したのだった。
清家は周囲の人から“見くびられている”と感じ、そのことに対して怒りを持っている自分と人形を重ねているようにも見られた同シーン。道上の発言と清家の涙も重なっており、視聴者からは「台詞と一致してる」「マトリョーシカは清家のことだったのかな」「清家から見た自分と道上から見た清家の対比がすごい」「急いで片付けたのは見透かされたのを隠すため?」「マトリョーシカは清家そのものだったんだ」などの声が寄せられている。(modelpress編集部)
情報:TBS
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