柄本佑、吉高由里子主演大河「光る君へ」藤原道長役に決定
2022.11.08 15:02
views
俳優の柄本佑が8日、女優の吉高由里子が主演を務める2024年に放送予定のNHK大河ドラマ(第63作)「光る君へ」の藤原道長役に決定。同局にて行われた会見にて発表された。
柄本佑「光る君へ」藤原道長役に決定
同作の物語は平安時代。吉高は壮大で精緻な恋愛長編「源氏物語」を書き上げた紫式部を演じる。「源氏物語」執筆に欠かせない1人の男性が道長。ドラマでは紫式部が生涯心を寄せ、陰に陽に影響しあいながら人生をたどる生涯のソウルメイトとなる。会見には吉高、制作統括の内田ゆき氏も出席。柄本は今年3月頃にオファーを受けたといい、作品への意気込みを問われると「道長さんについては鋭意調査中なので具体的なことは言えないのですが」とし笑いを誘いつつ「皆様がイメージされている道長ではなく年齢と奥行きのある風味や年齢によって違った味を出せたら」と“権力者”というイメージだけではない道長を演じていければと語った。
柄本佑、藤原道長との共通点は?
また柄本は「数年前に一緒にやったドラマが非常に楽しくて刺激的だったんでしょうね。心のどこかでなんでオファー無いんだろうなと思ってたのはあります」と同じく大石静氏が脚本を手掛け、吉高と共演した日本テレビ系ドラマ「知らなくていいコト」(2020)の共演を回顧。「だから座組に仲間入りできるのが嬉しくて『ぜひやらせてください』と。お芝居としては吉高さんと一緒にやることが多いと思いますが、1年通じてどんなまひろ(紫式部)でそれに対してどんな道長が出てくるのか楽しみです」と期待を寄せた。そして、道長と自身の共通点について問われると「まだそこまで(道長への理解が)行ってねえんだよな…」と焦りつつ「でも思っていた以上におおらかにのびのびと少年時代を過ごされているので。(僕も)好きなのは“のんびり”なのでそういうところが共通とまで行かないですけど似ているところなのかなと思います」と幼少期を回想。また同作で描かれる空気は現代にも近いという印象を受けたと言い「僕らが持っている感覚は大事にしたほうが良いんじゃないかなと思っています」と作品について明かしていた。
なお、柄本の大河ドラマへの出演は2007年の「風林火山」、2019年の「いだてん~東京オリムピック噺~」に続き3回目の出演。クランクインは2023年夏頃を予定しているという。(modelpress編集部)
藤原道長 役柄説明
平安の貴族社会で、最高の権力者として名を遺した男性。名門、藤原北家ほっけに生まれ、兄の道隆、道兼の陰で、一見目立たない、しかしどこか光るもののある青年貴族に成長する。やがて思わぬ事態が重なり、若くして政権の中心に躍り出ることに。戸惑いながらも、次第に政治家としての力をつけていき、その非凡さが表出。道長は、娘たちを次々と天皇の后きさきとし、続く代々の天皇の外戚となることで、頂点に上りつめていく。まひろ(紫式部)とは幼いころに出会い、のちに「源氏物語」の執筆をバックアップし、后となった娘に学問を授けさせるために宮中に出仕させる。二人には身分差があり、一定の距離があるかに見えるが、じつは、その心は生涯離れることのできない、ソウルメイトとしてつながっていた。互いの人生の輝き、喜び、そして苦しみをつぶさに見つめあうことになる。大石静コメント
柄本佑さんが、どんなキャラクターも鮮やかに演じ分ける、当代一の演技派であることは、誰もが認める所です。道長役を引き受けていただき、本当にホッとしました。先日、書道のお稽古で久しぶりに柄本さんと会いましたが、そのスラリとした体形と、さりげなく何げなくあふれ出す色気が半端なく、うっとりしました。教科書にも載っている「この世をば~」の歌一首により、藤原道長は腐りきった貴族社会の代表のように認識されていますが、見方を変えれば、権謀術策渦巻く宮廷にあっても、争いを嫌い、話し合いによる平穏を求め続け、国風文化を育てた優れた政治家であったとも言えます。道長がいなければ、もっと早く貴族社会は崩壊し、暴力的な武士の時代になだれ込んでいたでしょう。その道長の女の心も男の心も惹きつける魅力を、柄本さんがどんなふうに表現してくれるか、楽しみでなりません。最初の制作発表のときにも言いましたが、紫式部と藤原道長はツインソウルで、宿命のふたりです。ネタバレになってしまうので中身は内緒ですけど、希代の政治家・道長の唯一の弱点は、まひろ(紫式部)でした。彼女のこととなると、思わず軸がぶれてしまう生身の道長。そのあたりもスリリングに切なく、吉高さんと柄本さんに演じてもらいたいと思っています。最高のカップル、どうぞご期待ください。制作統括・内田ゆき氏コメント 藤原道長役発表にあたって
日本文学史上希代の女性小説家、紫式部のあふれる思いは、運命的な絆でつながる、ある男性に向かっていた。それが平安貴族のトップオブザトップ・藤原道長!というのが、このたびの私たち制作陣の思うところです。心の奥底では求めあいつつも、数奇な運命にもてあそばれるまひろ(紫式部)と道長。一人は文学史上に燦然と輝く作品を残し、一人は政治権力の階段を上りつめることになります。私たちの道長は、最初から野心にあふれたやり手の政治家だったわけではありません。のんびり育ったフツーの青年が、運命に導かれるかのようにのしあがり、成熟した魅力のある男となっていく。その時々の年齢で、さまざまな表情を見せる道長に、確かな演技力と多彩な魅力を持つ柄本佑さんをお迎えできました。女性の心をどうしても離れない男性を演じていただくことに、期待が膨らみます。折々の道長との関係に、時に突き動かされ、時にじっと思いを胸に秘めながら、人生をつかみとっていくまひろ。吉高由里子さんと柄本佑さんの化学反応の連続に、どうぞご期待ください。「光る君へ」概要
2024年の大河ドラマは平安中期に、のちに世界最古の女性文学といわれる「源氏物語」を生み出した、紫式部の人生を描く。武家台頭の時代を目前に、華やかにひらいた平安文化の花。きらびやかな平安貴族の世界と、懸命に生きて書いて愛した女性の一生に挑戦する。平安時代といえば、十二単姿の女性が長い髪をひいて伏している姿を思い浮かべるが、その優雅さはともかく、実は平安時代はアクティブな時代。男は仕事先や寺社、はては野山まで馬を馳せ、女も自分の財産を持ち、家事のみならずおでかけもすれば、宮仕えなどでキャリアを磨く。男女ともにいきいきとしたたたずまいは、現代に通ずるものさえある。
そんな平安時代でも、他の多くの時代と同じく、女性に学問は不要と言われていた。主人公の紫式部は、その中で自らの知性と感性、そして努力によって、壮大で精緻な恋愛長編「源氏物語」を書き上げた女性。そんな紫式部の「源氏物語」執筆に、欠かせない1人の男性が、藤原道長。ドラマでは紫式部が生涯心を寄せ、陰に陽に影響しあいながら人生をたどる、いわばパートナーとして登場する。
紫式部は、道長は、そして周りの人々が何を思い、懸命に生きていたのか。彼女/彼らの心に想いを馳せながら楽しく見られる、華やかな絵巻を紡いでいく。
【Not Sponsored 記事】
関連ドラマ
関連記事
「ドラマニュース」カテゴリーの最新記事
-
「私たちが恋する理由」菊池風磨、壁ドン&顎クイシーンのこだわり サウナシーン裏側も初公開【恋する理由の舞台裏】モデルプレス
-
「潜入兄妹」敵対組織“九頭龍”からの刺客・信濃役は篠田麻里子だったモデルプレス
-
南沙良、日本版「わかっていても」での役は「共感できるタイプじゃなくて」役作り明かすモデルプレス
-
「海に眠るダイヤモンド」朝子(杉咲花)の新事実明らかに「腑に落ちた」「伏線なのかな」の声モデルプレス
-
清水尋也、日曜劇場初出演で反響実感 「物語が動き出した」第5話の印象も【海に眠るダイヤモンド】モデルプレス
-
<2024年秋>読者が選ぶ「今期最もハマっている深夜ドラマ」トップ10を発表【モデルプレス国民的推しランキング】モデルプレス
-
“恋敵役”古屋呂敏が撮影・Travis Japan七五三掛龍也&山崎紘菜のキュン写真公開【私たちが恋する理由】モデルプレス
-
「ライオンの隠れ家」INI尾崎匠海、“ライオンと同じくらいの髪型”公開「そっくり」「可愛すぎる」の声モデルプレス
-
【おむすび 第41話あらすじ】歩、突然神戸に現れる 結らは驚愕モデルプレス