バターなのに痩せると話題!「ギー」のダイエット効果&取り入れ方
2017.01.20 17:00
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今、タレントや美容家の間で注目されているオイル「ギー(Ghee)」を知っていますか?バターでありながらヘルシー&身体に良くSNSでは「最強のオイル」と話題になっているんですよ。そこで今回はギーとは何なのか、身体にもたらす効果をご紹介します。
目次
ギーってなに?
「ギー(Ghee)」とは無塩バターから水分とたんぱく質を取り除いた動物性脂肪のこと。不純物が含まれておらず、動物性脂肪の中で最も純粋な油とも言われています。ギーの起源はインドで、食用としてはもちろん、伝統的医学の一つアーユルヴェーダでは貴重な油として重宝されています。
また、宗教の儀式にも使われていたり、マッサージや保湿クリームなど様々な用途にも使われていますよ。
また、ギーは作る過程で乳固形分、ラクトース、ガセインが除去されることから、乳アレルギーの人でもアレルギー症状を起こさず摂取できるとか。
香ばしく甘い香りが広がり、味はバターのようにコクのある味わいが楽しめることから色々な料理に使えそうですね。
なぜ身体に良いの?
アーユルヴェーダの考え方では、油の仲間であるギーを摂取することで、身体を温め、暑い時は熱を冷ます効果をもたらしてくれるとか。「油」と聞くと身体に悪いイメージが強いですが、身体に良い油を適切に摂取することで、ダイエットや美容、健康など身体に良い影響をもたらしてくれると、近年脂質に対する考え方が変わってきました。
もともと油は飽和脂肪酸と不飽和脂肪酸の2つに分かれ、青魚やうなぎ、亜麻仁オイルなどに多く含まれている不飽和脂肪酸は、コレステロール値を下げダイエットに効果をもたらしてくれます。
一方でバターやマーガリン、生クリームに多く含まれている飽和脂肪酸は肥満や動脈硬化をもたらす危険性があり太る油とも呼ばれております。
しかし、バターから作られるギーは飽和脂肪酸が豊富に含まれていますが、ダイエットに効果をもたらしてくれるとか。一体なぜなのでしょうか?
中鎖脂肪酸で脂肪分解
バターやマーガリンなどの脂質は「長鎖脂肪酸」と呼ばれる飽和脂肪酸が多く含まれています。飽和脂肪酸は3つに分類することができ、短鎖脂肪酸、中鎖脂肪酸、長鎖脂肪酸とそれぞれ身体に与える影響が異なってくるのです。
長鎖脂肪酸は、体内で固まりやすく分解されにくいことから脂肪として身体にたまりやすくなってしまうという特徴があります。
しかし、しかしギーは中鎖脂肪酸が豊富に含まれているのが特徴。
中鎖脂肪酸は、長鎖脂肪酸と比べて身体の中で分解されやすくエネルギーになりやすい性質があることから医療の現場でも使われているとか。
また、中鎖脂肪酸は脂肪の分解、燃焼を促すためダイエットをサポートしてくれる効果も。
近年では、ブラックコーヒーにグラスフェッドバターを入れた完全無欠コーヒーダイエットが注目を浴びていますが、バター代わりにギーを代用するのも一つの方法です。
グラスフェッドバターは牧草で育てた牛から作られるバターのことで、オーガニックで作られていることから最近注目を浴びています。
さらに、グラスフェッドバターから作られるオーガニックギーも人気なので違いを楽しむのも良いですね。
短鎖脂肪酸で腸をキレイに
ギーは、他のバターやオイルとは違い、中鎖脂肪酸よりもさらに分解されやすい酪酸と呼ばれる短鎖脂肪酸が含まれています。短鎖脂肪酸は腸内にある悪玉菌の増殖を抑制してくれることから、腸内環境を整えてくれますよ。
腸内環境を整えることで、免疫力の向上はもちろんお通じ改善にも効果をもたらし、身体の内側からキレイに導いてくれます。
共役リノール酸で痩せ体質に
ギーには共役リノール酸が含まれており、体内に蓄積された脂肪の分解・燃焼・抑制をサポートする効果があります。共役リノール酸は体内ではほとんど作られていない成分のため、食事で摂取してダイエットをスムーズにしたいですね。
ビタミンAとEがキレイに導く
ギーにはビタミンAとビタミンEが豊富に含まれていることから美容のためにも積極的に摂取したいところ。ビタミンAは皮膚や粘膜を丈夫にする働きがあり、肌を健康に保つ為に必要な栄養素。
ビタミンEは「若返りのビタミン」とも呼ばれており、肌のサビつきを解消する働きをもたらしてくれます。
マッサージにもOK
ギーは食べて栄養摂取するのも一つの方法ではありますが、マッサージなどで外側から取り入れるのもおすすめ。ギーは古くから「万能オイル」として親しまれていることからマッサージに使っている人も多いとか。
ギーは使う人の肌質を選びにくいことから手軽に使えそうですね。
マッサージで使う際は、薄く伸ばすように使っていくのがおすすめ。
血液やリンパの流れを整えることができ、むくみや身体の不調を改善してくれますよ。
ギーのオススメ使い方
身体に優しく様々な分野で使えるギー。ギーは熱しても焦げにくく活性酸素や有害物質が出にくいことから様々な料理に使えるのが特徴。また、美容液やボディオイルとして肌に潤いをもたらしてくれますよ。
また、傷跡を修復する力があることからインドの治療法にも取り入れられているとか。
料理にギーを取り入れたり、コーヒーやミルクなどドリンクのトッピングとして加えたり、あるいはマッサージオイルとして使ったりと様々な分野で楽しみたいですね。
ギーってどこで買える?
ダイエットや美容に効果をもたらすギーですが、現在日本のお店ではなかなか販売されておらず、インターネットでの販売が主流になっています。常温で長期的に保存できるため、どのようなタイプが良いかを確認しながらチェックしていきたいですね。
手作りするのもおすすめ
市販品でギーを手に入れるのも一つの方法ではありますが、実は自分で作ることもできますよ。自分で作ってみたいなんて人はチェックしてみてくださいね。
<材料>
・無塩バター…300グラム以上
<使うもの>
・鍋
・ヘラ
・ボール
・キッチンペーパー
・耐熱性の保存容器(煮沸消毒しておく)
ギーを手作りしてみよう
1、無塩バターを鍋に入れて、ごく弱火でじっくりと溶かしていきましょう。バターの量が少ないと焦げやすくなるため注意してくださいね。
2、溶けていくと白い泡が出てきますので、弱くフツフツとした状態で煮詰めていきましょう。
この時、混ぜないようにするのがコツ。混ぜてしまうと、濁った状態で仕上がりやすくなるため注意してくださいね。
3、20分程度煮詰めていくと、澄んだ色になっていきますが、まだまだ煮詰めていきます。
4、30~40分程度煮詰めていくと、再び細かい泡が出てきます。このとき金色の液体と茶色の沈殿物が見えてきたら火を止めてくださいね。
5、ザルとキッチンペーパーで濾したら完成!
ココナッツオイルのように、夏は液体状に、冬は固まりますが、半年~1年程度長期保存が出来るのでたくさん作り置きしておきたいですね。
いかがでしたか?
今回はギーに秘められたダイエット・美容効果や使い方、作り方などをご紹介しました。
ヘルシーで身体に良い影響をもたらしてくれるオイル、ギー。
ぜひ参考にして生活にギーを取り入れてみてくださいね。(modelpress編集部)
画像1枚目:https://www.flickr.com/photos/jackson3/4183616862/
画像4枚目:https://www.flickr.com/photos/ljguitar/4441279049/
画像5枚目:https://www.flickr.com/photos/ljguitar/5413983507/
画像6枚目:https://www.flickr.com/photos/ljguitar/5414595862/
【Not Sponsored 記事】
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