「夫が単身赴任中の家に男が出入りしてる」と通報してきたご近所→「男の正体」を知って恥をかいた結末
ひとりの生活を支える弟
夫が隣の県に単身赴任になり、初めてのひとり暮らしが始まりました。最初は平気だと思っていたのに、重い家具の移動や高い場所の修理、夜道の買い出しなど、ふたりで何気なくこなしていたことが急にできなくなりました。
見かねた実家の弟が「何かあったら言えよ」と声をかけてくれたのは、赴任から1ヶ月が経った頃。26歳の弟は仕事帰りに週2回ほど寄って、いろいろ手伝ってくれました。弟の姿が誰かの目にどう映っているかなんて、考えたこともなかったのです。
夫からの電話
ある水曜日の夜、夫から電話がかかってきました。声のトーンがいつもと違うことに、すぐ気づきました。
「隣の人からメッセージが来たんだけど、うちに若い男が出入りしてるって。何かあった?」
数秒の沈黙のあと、「弟だよ。棚の修理とか買い物とか、手伝いに来てくれてるだけ」と答えました。声が少し震えていたと思います。夫は「そうだよな、ごめん。変なこと聞いて」と言ってくれましたが、胸の奥にざらりとした感触が残りました。
メッセージの中身
後日、夫がそのメッセージを見せてくれました。
「奥様のお宅に若い男性が頻繁にいらしているようです。余計なお世話かもしれませんが、お伝えすべきだと思いました」
丁寧な文面に包まれていましたが、言いたいことは一つです。「夫が単身赴任中の家に男が出入りしてる」つまりはそういうことでしょう。
関係性も確かめず、見た目だけで判断して夫に連絡する。それを善意と呼べるのだろうか。「男の正体」が弟だと知ったご近所の方がばつの悪そうな顔で会釈してきた朝、私は軽く頭を下げるだけで通り過ぎました。
そして...
あれ以来、弟は「もう俺が行くと姉ちゃんに迷惑かけるかもしれない」と気にするようになりました。何ひとつ悪いことをしていない弟に気を遣わせてしまったこと。それが一番悔しくて、一番やるせなかったのです。
善意だったのかもしれません。でも、あのメッセージひとつで、私の日常には確かに影が差しました。弁解して回る必要なんてないはずなのに、近所を歩くたびに視線が気になる自分がいます。
(20代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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