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神木隆之介、18年ぶり日本アカデミー賞受賞に感慨「ゴジラ-1.0」過酷な撮影裏話も明かす

2024.03.08 22:22

俳優の神木隆之介が8日、東京・グランドプリンスホテル新高輪 国際館パミールにて行われた「第47回 日本アカデミー賞 授賞式」に出席。「ゴジラ-1.0」で優秀主演男優賞を受賞した。


神木隆之介、優秀主演男優賞受賞

本作は、1954年に初めて姿を現して以来、日本のみならず世界中を魅了し、衝撃を与え続けてきた「ゴジラ」の70周年記念作品で、日本で製作された実写版「ゴジラ」の30作品目という特別な節目の最新作。2023年に公開された日本国内実写映画として興行収入1位を記録したほか、2023年12月にはアメリカでも公開され、2023年に北米で公開された外国語映画として興行収入が1位、全米で公開された歴代邦画実写作品の興行収入1位を記録するなど大ヒット。「第47回日本アカデミー賞」では最多12部門で優秀賞を受賞した。

戦争から生還するも両親を失った主人公の敷島浩一を演じた神木。圧巻の映像が話題となった本作の撮影について、「実際は撮影現場ではグリーンバックで緑色しか見えてないですね。で、申し訳程度になんかゴジラの顔のちっちゃいパネルが『大体顔ここらへんですよ』っていうのがスタジオの端の方に貼ってあるんですよ。それで監督が『高さはあのぐらい高いところにあるよ』っていうのを注意されつつ、気を付けながら演じていました」と回顧。「なので、試写会で僕らは初めてこんな圧倒的な怪物と戦っていたんだっていうのは初めて知りましたね」と映像を見て驚いたことを明かした。

また、ゴジラと海で戦うシーンの撮影のため、実際に沖に出たと言い「もう早朝から日没まで、10日間ぐらいずっと海の上で撮影いたしまして、でもそこでも(ゴジラが)見えないんですよね。当時は船酔いはひどいし…ロケ現場では自然と戦い、そして映像ではゴジラと戦いっていう、本当に大変な撮影でございました」としみじみ。作品のために作られた小さめの船だったため、揺れも大変だったと振り返った。

同じ船に乗船していた山田裕貴は、「約2週間弱ぐらい海の上で撮影できたので、そこでかなり団結力がキャストの皆さんと生まれた気がします。監督は1日目のあと残り3カットぐらいのところで、もうダウンされてまして(笑)。ちゃんとモニターを見ていたのだろうかというぐらい心配してました」と冗談交じりに伝えていた。

神木隆之介、18年ぶり「日本アカデミー賞」受賞に感慨

この日は、神木が12歳の頃に「第29回日本アカデミー賞」にて「妖怪大戦争」で新人俳優賞を受賞した当時のスピーチ映像が流れる場面も。映像を見た神木は「襟足長!襟足が異常に長い」とツッコミを入れ、襟足の具合について改めて問われると「前髪ちょっと短いのに、襟足こんだけ長い」と茶目っ気たっぷりに答えた。

18年前の映像ということで「当時は嬉しかったんですけど、子供でしたので、とにかくすごい緊張しながら、何を喋ろう、ちゃんと喋んなきゃっていうのでいっぱいでしたので」と振り返り、「そこから18年。(優秀主演男優賞が受賞できて)本当に嬉しい、幸せな気持ちでいっぱいですし、本当にここまで支えていただいた、関わらせていただいた方々に本当に感謝の気持ちでいっぱいでございます」と改めて感謝した。

スピーチ最後には、「妖怪大戦争」で“かっぱ”役を演じた阿部サダヲが神木について「びっくりですよね…(神木は)あの時から優しかったんで、かっぱで何も食べれなかったんですけど、ガムとかくれたんで」と懐かしみ、会場を笑わせていた。

ほかにも優秀主演男優賞には、「シャイロックの子供たち」から阿部、「エゴイスト」から鈴木亮平、「あの花が咲く丘で、君とまた出会えたら。」から水上恒司、「PERFECT DAYS」から役所広司が選ばれた。


第47回日本アカデミー賞

同賞は2023年1月1日から12月31日までに東京地区において有料で初公開された40分以上の劇場用映画及びアニメーション作品(劇場公開を目的に製作された新作で、東京地区の同一劇場で1日3回、かつ2週間以上映画館のみで連続して上映された作品)が対象。

司会は、5年連続となる羽鳥慎一アナウンサーと、「ケイコ 目を澄まして」で第46回最優秀主演女優賞を受賞した岸井ゆきのが務める。(modelpress編集部)

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