安藤サクラ、映画「怪物」未鑑賞者からの「ホラーですか?」の質問に困惑
2023.06.19 20:23
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女優の安藤サクラが19日、都内で開催された映画『怪物』大ヒット御礼舞台挨拶に登壇。安藤が最後に是枝裕和監督に質問する場面があった。
映画「怪物」
本作は、大きな湖のある郊外の町を舞台に、息子を愛するシングルマザー、生徒思いの学校教師、そして無邪気な子供たちが織りなすヒューマンドラマ。よくある子供同士のケンカに見えたできごとをきっかけに、食い違う主張が次第に社会やメディアを巻き込んで大事になっていく様を描く。先日開催された第76回カンヌ国際映画祭において、脚本賞と、LGBTQを扱う作品が対象となるクィア・パルム賞を獲得。2日に封切られると、公開日を含む週末の3日間の興行収入が325,419,020円を記録するスタート、平日も高稼働が続き、好調は2週目もキープ。早くも興行収入が10億円を突破するほどヒットとなっている。
この日は永山瑛太も出席。安藤は小学5年生の湊(黒川想矢)の母・麦野早織を、永山は湊(黒川)や依里(柊木陽太)の担任教師・保利道敏を演じた。
安藤サクラ「怪物」はホラー?
最後の挨拶で「質問が1個あって」と切り出した安藤は「『怪物』観たいんだけど怖そうで怖い気持ちになったら嫌だから行けてないのよね」という声を実際に喫茶店で耳にしたり、自身のSNSに「ホラーですか?」というコメントが来たりすると明かし、「そのときに『ホラーじゃないですよ、怖くないです…』とまで言いかけてある意味怖いよな…と思って。でも観て頂きたいからそういうとき何て言うのが一番賢いんだろうと思って。今日聞きたかった。『怖くないですよ』って言って大丈夫ですか?」と監督に質問。すると、監督は、ホラーだと思っている人は予告編の鼻血が流れているシーンのイメージからじゃないかと指摘し、「多分サクラさんが言っている人間とか社会の怖さみたいな意味では言ってないと思う」とホラーではないと伝えていいと回答した。
また、安藤は「苦しい気持ちになりたくない」という人に対し、「なにかご自身で感じることがあれば、ご自身次第ではあるかもしれません」と付け加えたそうで、「ご覧になっていない方が近くにいらっしゃったらぜひ皆で『怪物』について考えたら面白そうだなと最近すごく思います」と締めくくった。
イベントではカンヌでの現地の反応も3人が振り返り、今後多くの国と地域でも上映が予定されていると司会から報告が。安藤は「文化が違う中でこの映画か広がったら角度が増える、面白いだろうなと感じています」と感想に期待を寄せていた。(modelpress編集部)
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