映画「流浪の月」完成披露試写会に登壇した横浜流星、広瀬すず (C)モデルプレス

広瀬すず、横浜流星と“30分間の膝枕”「すごいカオスでした」<流浪の月>

2022.04.13 19:33

女優の広瀬すずと俳優の松坂桃李がW主演を務める映画「流浪の月(るろうのつき)」(5月13日公開)の完成披露試写会が13日に都内にて行われ、広瀬、松坂、俳優の横浜流星、女優の多部未華子、メガホンをとった李相日監督が登壇。広瀬と横浜が会った当初を振り返った。


広瀬すず&松坂桃李W主演「流浪の月」

李相日監督、横浜流星、広瀬すず、松坂桃李、多部未華子 (C)モデルプレス
李相日監督、横浜流星、広瀬すず、松坂桃李、多部未華子 (C)モデルプレス
広瀬と松坂が紡ぐ物語は、2020年本屋大賞を受賞し、同年の年間ベストセラー1位(日販単行本フィクション部門、トーハン単行本文芸書部門)に輝いた凪良ゆうによる傑作小説が原作。10歳の時に、誘拐事件の“被害女児”となり、広く世間に名前を知られることになった女性・家内更紗を広瀬が、その事件の“加害者”とされた当時19歳の青年・佐伯文を松坂が演じる。

また、事件から15年経った現在の更紗の恋人・亮役を横浜が、癒えない心の傷を抱える文に寄り添う看護師・谷あゆみ役を多部が務めている。

横浜流星、恋人役・広瀬すずに“膝枕”される

横浜流星 (C)モデルプレス
横浜流星 (C)モデルプレス
亮役について「チャレンジしかなかった」「より自分の中に大きな壁が立ちはだかっていたって感じ」と振り返った横浜。「やっぱりその時は自分の中に亮の要素っていうのがないと思っていたので、1つも。見つけようともがいて、本当に監督とすずちゃんに、更紗に引き出してもらってやり切った」と李監督や広瀬のおかげで乗り越えたと語った。

また亮と自分が1番似ていないと感じたのは「甘える部分」とのこと。長年空手をやっていた横浜は「人に弱みや涙を見せるな」といった教えを受けて生きてきたそうで、「『甘えってなんなんだろう?』ってところから始まり、リハーサルでは(李監督から)『2人に距離感をすごく感じるから、まずは膝枕をしてもらえ』と言われ膝枕をしてもらってみた」と広瀬に膝枕をしてもらったと明かした。

膝枕を再現する横浜流星、それを見守る広瀬すず (C)モデルプレス
膝枕を再現する横浜流星、それを見守る広瀬すず (C)モデルプレス
同じ時間を過ごすことで「そこで少しずつ距離感は近くなっていけたし、甘えるっていうのはこういうことなのかっていう感じ」と気付きがあったという横浜。「気持ちよかった(笑)?」という李監督の質問には「少し(笑)。監督が言っていた『(膝枕は)楽なんだ』っていうのを亮を通して感じることができた」と笑顔を見せた。

広瀬すず「すごいカオスでした」

広瀬すず (C)モデルプレス
広瀬すず (C)モデルプレス
広瀬も膝枕について「30分くらいリハ室で2人きりでやらせていただいて(笑)」と回顧。「その時まだ会ってから2回目か3回目で、お互い極度に人見知りで、『全体重乗せてくれるのかな』と思ったら1~2キロくらいしか乗ってなくて、ずっと敬語でしゃべって、すごいカオスでした(笑)」と距離がある状態で膝枕をしていた当時の状況を説明した。

さらに「そこで敬語もやめて、普通にしゃべって『家族の話をしよう』って言ったりしながら」と続け、「肉体的にちょっとでも接触するだけで距離感や心の開き方っていうのが全然違いました」と語った。

発言を慌てて否定する多部未華子とそれに笑う松坂桃李 (C)モデルプレス
発言を慌てて否定する多部未華子とそれに笑う松坂桃李 (C)モデルプレス
その後、撮影について聞かれた多部が「皆の裏話というかリハーサルの話とかを初めて聞いて、私って本当に何もないまま撮影に参加したんだなって(笑)」と漏らすと、多部と同じシーンが多かった松坂は「ここ(松坂と多部)膝枕なかったですよね?」と話し、会場は笑いの渦に。

手を繋いだり抱き着いたりという場面はあったというが、多部は「もうちょっと色々したかった」とこぼし、「『したかった』って言うと(違うか)」と手で口を押さえながらすぐに発言を撤回。松坂から「『したかった』っていうとものすごい意味深(笑)!」とツッコまれ、会場はさらに笑いに包まれていた。(modelpress編集部)

横浜流星、広瀬すず、松坂桃李、多部未華子 (C)モデルプレス
横浜流星、広瀬すず、松坂桃李、多部未華子 (C)モデルプレス
李相日監督、横浜流星、広瀬すず、松坂桃李、多部未華子 (C)モデルプレス
李相日監督、横浜流星、広瀬すず、松坂桃李、多部未華子 (C)モデルプレス
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