(上段左から)松坂桃李、松山ケンイチ(下段左から)佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江(C)沼田まほかる/双葉社(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会

吉高由里子主演映画、松山ケンイチ・松坂桃李ら追加キャスト発表

2017.04.10 10:00

女優の吉高由里子が主演を務める映画「ユリゴコロ」に追加キャストとして、松坂桃李松山ケンイチらが出演することが発表。合わせて、公開日が9月23日に決まった。

2011年に単行本刊行、販売部数累計25万部を超える「ユリゴコロ」(双葉文庫)が原作。

ある一家で見つかる、殺人者の告白文が綴られた一冊のノート。そしてその登場人物・美紗子(吉高)を中心に過去と現在が交錯しながら、登場人物たちが愛と宿命の渦に翻弄されていく。

松山ケンイチの役柄は?

松山が演じるのは、美紗子と運命的な出会いを果たす男・洋介。誰にも言えない罪、心の傷を抱えながら生きる、色気と繊細さが同居したキャラクターを、圧倒的な表現力と存在感で演じる。

「暖かく、柔和で、暗くなりがちな役柄を演じるのは久しぶりだった」と振り返る松山は、吉高との共演を「願っていたこと」といい、「自分の中のステレオタイプも参考にしながら演じました」と回顧。熊澤尚人監督の作品は10年ぶりだが「ライベートでもお付き合いがあったので、良い関係で最後まで出来ました」と明かし、「僕自身大好きな90年代の映画の匂いのする作品だなと思ったので完成が楽しみです」と期待を寄せた。

松坂桃李「大切に演じていきたい」

一方、物語が動き出すきっかけとなる一冊のノートを見つけ、その秘密に迫っていく男・亮介役の松坂。余命わずかな父の書斎で見つけた、殺人者の記憶が綴られたショッキングなノート。「これは事実か創作か?」「いったい誰が、何のために書いたのか?」「自らの家族とどんな関係があるのか?」数々の疑念を抱きながらも強烈にそのノートに惹き寄せられ、自らの運命を狂わせていく役どころだ。

松坂は、「非常に不思議な本でした。ミステリーでもあるけれど人間ドラマとしても深いところをえぐってくる。完成するまで『こういう作品だ』と言いきれないんじゃないかと思いました。偶然にも近いタイミングで同じ原作者の沼田さんの作品に携わることになり、そこにも深い“縁”を感じました」とコメント。「過去の出来事を想像しながら、現在の物語を大切に演じていきたいと思います」と意気込んだ。

(上段左から)松坂桃李、松山ケンイチ(下段左から)佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江(C)沼田まほかる/双葉社(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会
(上段左から)松坂桃李、松山ケンイチ(下段左から)佐津川愛美、清野菜名、清原果耶、木村多江(C)沼田まほかる/双葉社(C)2017「ユリゴコロ」製作委員会

監督から信頼と期待

そして、熊澤監督は2人に信頼と期待を込めてコメント。

「絶大な信頼を寄せる松山くんは、私の想像を超える柔軟性で、この難役に挑んでくれました。松坂くんとは初めてですが、香りたつ芝居の出来る、今、最も一緒に仕事をしたい俳優さんだったので、今から撮影が楽しみです」と語った。

ほかキャストの顔ぶれは?

ほか、ある日突然に亮介(松坂)の前から姿を消してしまう婚約者・千絵役に清野菜名、千絵(清野)の元同僚で、彼女からある伝言を預かり亮介(松坂)の前へ姿を現す謎多き人物・細谷役に木村多江。

また、生まれながらに“人間の死”へ本能的な衝動を感じ、そこから逃れる術を持たなかった美紗子(吉高)の若き日を清原果耶、美紗子(吉高)が特別な感情を抱く友人・みつ子を、佐津川愛美が演じるそれぞれ演じる。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】

関連記事

  1. ブルゾンちえみ、“with B”に無限の可能性?ジャニーズも俳優も“あのポジション”に夢中<コラボ一挙>
    ブルゾンちえみ、“with B”に無限の可能性?ジャニーズも俳優も“あのポジション”に夢中<コラボ一挙>
    モデルプレス
  2. 吉高由里子、近藤春菜は坂口健太郎に“ガチ”?メール内容暴露
    吉高由里子、近藤春菜は坂口健太郎に“ガチ”?メール内容暴露
    モデルプレス
  3. 「東京タラレバ娘」笑顔と涙のクランクアップ!「本当に寂しい」「まだ続くような気がする」
    「東京タラレバ娘」笑顔と涙のクランクアップ!「本当に寂しい」「まだ続くような気がする」
    モデルプレス
  4. 松坂桃李、蒼井優と不倫に溺れる“薄っぺらい”男で映像初ラブシーン 竹野内豊も“救いようのないクズ”に
    松坂桃李、蒼井優と不倫に溺れる“薄っぺらい”男で映像初ラブシーン 竹野内豊も“救いようのないクズ”に
    モデルプレス
  5. 吉高由里子「大好きでした」共感する女子続出の「タラレバ」クランクアップで感慨
    吉高由里子「大好きでした」共感する女子続出の「タラレバ」クランクアップで感慨
    モデルプレス
  6. 吉高由里子&坂口健太郎&鈴木亮平で“ブルゾンりんこ withB”が話題
    吉高由里子&坂口健太郎&鈴木亮平で“ブルゾンりんこ withB”が話題
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. 南沙良、ゆりやんレトリィバァ初監督映画「禍禍女」主演に決定「初めての挑戦が多い作品でした」
    南沙良、ゆりやんレトリィバァ初監督映画「禍禍女」主演に決定「初めての挑戦が多い作品でした」
    モデルプレス
  2. キンプリ高橋海人、“唯一無二”の光景とは「どんな景色よりもまじ綺麗」【君の顔では泣けない】
    キンプリ高橋海人、“唯一無二”の光景とは「どんな景色よりもまじ綺麗」【君の顔では泣けない】
    モデルプレス
  3. 高橋海人、“キンプリファン”の共演者明かす 舞台裏での行動に笑顔「自分たちの曲を踊っていて」【君の顔では泣けない】
    高橋海人、“キンプリファン”の共演者明かす 舞台裏での行動に笑顔「自分たちの曲を踊っていて」【君の顔では泣けない】
    モデルプレス
  4. 藤原大祐「俺ではない炎上」大学生インフルエンサー役ではギャップを意識 芦田愛菜の演技から刺激も【モデルプレス独占カットあり】
    藤原大祐「俺ではない炎上」大学生インフルエンサー役ではギャップを意識 芦田愛菜の演技から刺激も【モデルプレス独占カットあり】
    モデルプレス
  5. Qoo10、MOVE「オシャレして映画館へGO!」キャンペーン 涙を誘う感動作『ストロベリームーン 余命半年の恋』映画鑑賞券を5組10名様にプレゼント!
    Qoo10、MOVE「オシャレして映画館へGO!」キャンペーン 涙を誘う感動作『ストロベリームーン 余命半年の恋』映画鑑賞券を5組10名様にプレゼント!
    CuCu.media
  6. BE:FIRST、水上恒司主演「WIND BREAKER」主題歌に決定・JUNONも作詞担当 本予告&ポスターも解禁
    BE:FIRST、水上恒司主演「WIND BREAKER」主題歌に決定・JUNONも作詞担当 本予告&ポスターも解禁
    モデルプレス
  7. Aぇ! group佐野晶哉「何テイクも重ねて」悩んだレコーディング秘話告白 監督とのやり取りも【トリツカレ男】
    Aぇ! group佐野晶哉「何テイクも重ねて」悩んだレコーディング秘話告白 監督とのやり取りも【トリツカレ男】
    モデルプレス
  8. Aぇ! group佐野晶哉、取り憑かれているものは“上白石萌歌” 共演者から暴露も「前のめりすぎて」【トリツカレ男】
    Aぇ! group佐野晶哉、取り憑かれているものは“上白石萌歌” 共演者から暴露も「前のめりすぎて」【トリツカレ男】
    モデルプレス
  9. 山寺宏一ら「ルパン三世」声優の“再現ショット”が話題「セリフが脳内再生される」「漫画みたい」
    山寺宏一ら「ルパン三世」声優の“再現ショット”が話題「セリフが脳内再生される」「漫画みたい」
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事