都心のレディス専門店8月見せ方で暑さを緩和

2024.08.07 06:30

提供：繊研plus

レディス専門店は8月、秋物を購入してもらうため、客の心情に寄り添った接客や涼しく見えるトルソーの着せ付けを強化する。

暑い日が続く中で、ローズバッド新宿店では晩夏～秋物でTシャツが売れている。そこでTシャツ一点の購入にならないよう、コーディネート提案に力を入れる。「セールへのモチベーションが年々下がっており、この時期でもバタバタすることが少なくなってきた。この状況をプラスに変え、丁寧な接客でお薦めしていきたい」という。

アダム・エ・ロペアトレ恵比寿店は、毎シーズン本部から送られてくる商品説明動画に対し、スタッフ各自が自分らしい言葉にかみ砕いて客に伝えることに努めている。例えば、素材や機能性をそのまま伝えるのではなく、「暑くない毛足のアイテム」など注意を引き付けつつ、分かりやすく提案する。

トルソーに着せ付けるのはシアー素材やシーズンレスに使いやすいデニムアイテム、ノースリーブのものが中心。長袖は、袖をロールアップしたり、肩に巻いたり、暑さに配慮したリアルな着こなしにする。

夏のセールは年々縮小傾向だ。アーバンリサーチ・ロッソグランフロント大阪店は、売りさばきたいものに絞ってセール価格に。ローズバッド新宿店も、セール対象は全体の50％。プロパーが好調な店が多い。

繊研plus

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