撮影:河野優太

ABEMA西澤由夏アナ、千鳥ノブが放った「アナウンサーもどき」強烈イジりへの感謝

2026.04.13 08:03
提供:ENTAME next

ABEMA初代専属アナウンサー・西澤由夏の1st写真集『Tailwind』が4月1日に発売された。営業職からの再挑戦、周囲に言い続けた「アナウンサーになりたい」という意志、そして転機となった“アナウンサーもどき”という言葉——。前例のない環境で、自ら道を切り拓いてきた8年間の歩みと、その裏にあった葛藤と覚悟に迫る。(前後編の前編)

――まずは、アナウンサーを目指されたきっかけからお聞かせください。

西澤 元々、大のテレビ好きで、将来テレビに携わる仕事ができたらいいなと思い、その中でアナウンサーを目指しました。

――子供の頃はどういうタイプの子でしたか。

西澤 とにかく目立つのが好きでした(笑)。例えば、学級委員をやったり、ピアノの伴奏をやったり、リレーの選手になるために走り込んだりしていました。

――それは今でも変わっていませんか。

西澤 いや、今は変わっていますね。今だったらまず学級委員はやらないです。大人になって前に立つ大変さを知って、目立ちたがり屋は中学生くらいで終わりました(笑)。

――西澤さんは大学時代から表に出る活動もされていましたよね。

西澤 表に出て何かを喋ることに抵抗がないという面は、大学時代も今も変わっていないです。ミスコン(ミス中央大学2013グランプリ)をきっかけに、学生キャスターやリポーターをやらせていただき、カメラの前で物事を伝える経験ができました。だからこそ、その度胸もつきましたし、今に生きているなと思います。

――ただ最初は、アナウンサーではなくサイバーエージェントに営業職として入社されています。諦めずアナウンサーになるための動きはされていたんですか。

西澤 ずっとしていましたよ。一度決めたことは叶えたい、という性格なんですよね。一回アナウンサーになりたいと思って進みだしたら、止まれなくって。でも採用試験には落ちているので、何ができるか考えて、土日だけ元々所属していた事務所でリポーターを続けていました。声を使う仕事を絶やさないように、自分のメンタルを保っていたんです。あとは周囲に、そのような活動をしていることを公言していました。

――周りも知っている状態だったんですね。

西澤 知ってくれていたからこそ、社内で社員が出ないといけない番組があったときは私に声をかけてくれたり、今につながっているのかなと思います。

――それからABEMAが誕生し、アナウンサー募集が始まりました。

西澤 「来た!」って感じだったんですけど、学生時代に思い描いていたアナウンサー像があるわけじゃないですか。それが叶うのかなと半信半疑ではありました。

――実際になってみていかがでしたか。

西澤 想像していたアナウンサーの世界とは違いましたけど、それ以上に向いているなと。やりがいを感じますし、この道に進めて良かったなと思います。色々なジャンルの仕事を任せてもらえる機会が多かったり、自分たちで作り上げているからこそやりたいことができている。今回の写真集もそうです。

――ABEMAのアナウンサーで良かったということですね。

西澤 そうですね。「これをやっちゃだめ」とか、逆に「やりなさい」もないんです。というのも、先輩がいないから、自分たちで一からルールを決めていくんですよね。私はそろそろアナウンサー歴9年目になるんですけど、8年経った今も全部が新しい。今も構築していっている段階なので、そこがABEMAのアナウンサーの魅力だし、自分は楽しいなと思います。

――難しさを感じることはありますか。

西澤 キャリア1年目の時は右も左も分からないので、台本を最初から最後まで噛まずに読めたら100%できたと思っていたんですけど、知れば知るほど「ここ足りてないじゃん」と思うところが見えてきて。バラエティ番組とスポーツ番組では、同じ進行役でも立ち位置をそれぞれ変えなければならないし、もっというと、同じバラエティというジャンルでもそれぞれの番組から求められていることは違うと思いますし。学べば学ぶほど難しさを感じています。

――西澤さんの知名度も上がってきていると思いますが、今後アナウンサーとして有名になりたいか、「西澤由夏」として知られていきたいかどちらでしょう。

西澤 どっちでもいいと思っていて。なぜかというと、その先にはやっぱりABEMAのアナウンス室が盛り上がれば、番組を見てくれる人が増えると思っているので、その目的は変わらないんです。

――ここ数年で周りからの反響の変化は感じていますか。

西澤 「この前の番組観たよ」という声が届くことが本当に増えたなと思います。それは私だけの力というよりは、ABEMAが話題を多く作ってきたのだという手応えを感じています。私の担当番組が日曜日放送のものが多いんですけど、「西澤さんを見て月曜日からまた頑張れる」というコメントをちらほら頂くことがあって。誰かの原動力になれているんだと思うと本当に嬉しいんですよね。

――西澤さんを語る上で千鳥さんとのつながりは外せないと思います。ノブさんに「アナウンサーもどき」と言われたことが西澤さんにとって大きかったとお聞きしています。

西澤 言われた瞬間は「えっ待って、ノブさんなんてこと言うの⁉」と思いました(笑)。でも、それが後にひとり歩きして、「アナウンサーもどき」で覚えてもらったり、いまだにそれでいじって笑ってもらえていて、大感謝です。

――アナウンサーキャリアが好転するきっかけでもあったんですね。

西澤 芸人さんにもいじって大丈夫なんだと思っていただけた気がします。あれがなかったら、この写真集にも絶対つながっていないので。ノブさんにちらっと聞いたら、「自分たちがきついワードを放つことによって、視聴者の方が西澤ちゃんを応援するスタイルになる」と。そこまで考えて放ってくれた言葉なんだと思ったら、より感謝です。

――いじられやすいような立ち居振る舞いは意識されてるんですか。

西澤 ケースバイケースではあるんですけど、メリハリをつけるようにしています。ずっとへなへなしていてもだめですし、進行はアナウンサーとしてしっかりする。会話のラリーを聞いて、次の展開を読むようにはしています。

――お手本にしている方はいらっしゃるんでしょうか。

西澤 過去に、サバンナの高橋(茂雄)さんが進行を務める番組にアシスタントとして入らせていただいていたことがあって、隣で見ていてとてもリスペクトを感じました。進行とかMCの仕方に関しては、芸人さんを自然と目で追って学んでいることが多い気がします。ここでこんな言い回しをするんだとか、あえて分からないふりをしたほうがいいんだとか、学ぶことが多いです。

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