槙原寛己氏(写真左)と菊川怜がトークイベント「今年こそ！一から学ぼう『NISA教室』」に登壇

菊川怜、NISAに意欲「将来何があるか分からない不安もある」

2025.02.12 22:18

俳優の菊川怜、読売巨人軍OBで野球解説者の槙原寛己氏が2月12日、都内で開催されたトークイベント「今年こそ！一から学ぼう『NISA教室』」に登壇した。

槙原寛己氏、MLB開幕戦チケットは「僕も取れない」

2024年1月に制度が抜本的に拡充されるなど「新しいNISA」に生まれ変わって約1年。新しいNISAの口座数が2500万口座を超える(※)など、多くの人に活用されつつあるNISA。日本証券業協会、日本取引所グループ、投資信託協会は、2月13日の「NISAの日」をきっかけに、より多くの人に証券投資の基礎知識や新しいNISAの仕組みなどについて理解を深めてもらいたいと同イベントを開催した。

冒頭、まずはMCから野球についての話を振られると、「今はキャンプシーズン。昨日まで沖縄にいて、明日も沖縄に戻る」という槙原氏は、「1カ月後にはとんでもないフィーバーになりますよ」とMLBについても解説。日本で行われる開幕戦のチケットについては「読売関係の人に聞いたら本当に大変みたいです。僕も取れない」と語り、「(試合だけではなく)バッティング練習も見てほしい」など、メジャーリーガーについて熱く語った。

本題に入ると、菊川がNISAについて「口座は持っているんですよ。開設したんですが、3人の子供の育児もあって、冷静に一人で考える時間がなく、手付かずになっちゃていて」と告白。「ママ友と話していても『絶対にやった方がいいよ』って話題になるくらい浸透してきているので、やられている方が多いですね」と語る。

槙原氏は「現役時代から株式投資には興味を持っていたんですが、損ばかりしていたので“カブソン(株損)”って言われていたんですけど」と笑いを誘いつつ、「今回の新NISAで枠が拡大してチャンス。この年齢からでも遅くないってちらほら目にしたので、しっかり享受したいなって思います」と意欲的。

新NISAはまだ始めていないと言うが、「金額がある程度大きくなって、そういう部分では恒久化というところはゆっくりしたスパンで考えることができる。僕らの年齢はちょっと遅いけど、若い世代の人たちが興味を持つという点ではいい制度ができたなと思う。うらやましい」と新しくなったNISAへの印象を語った。

菊川怜「始めようと思ったときが始めどき」

「槙原さんより若いので(笑)。始めなきゃ損だなって」という菊川は「どこに投資したらいいか悩むと思う。初心者は失敗するのが怖い」と、初心者の気持ちを代弁。

ファイナンシャルプランナーの川口由美氏から「投資にはリスクが付き物だと聞きますよね。危ない、危険と思っている人が多いと思いますが、投資や運用での“リスク”は違うんです。上がったり下がったりするブレ、これがリスクです。ブレ幅をリスクと呼んでいます。自分のリスクの許容度、どれだけブレを許容できるのかを認識、理解をした上で、どんな投資が向いているのか考えるのが大事」「投資は長い目で考えるのがポイント」などアドバイスを送られた。

最後に、菊川は「口座を持っているもののまだ始めてないので、始めようと思ったときが始めどきということなので、決して遅いことはない。今からコツコツと、将来何があるか分からない不安もあるので、周りの人と話を共有しながらコツコツと楽しんで始めていけたら」と、NISAを始めることに前向きなコメント。

槙原氏は「配当とりたいじゃないですか。3月は配当金もあるので、今ですよ。勇気もらったので、やろうかと思いました」と目を輝かせていた。

同イベントでは、ゲストによるトークショーの他、都内小学校の5、6年生54人を特別招待して、会社(株式会社)におけるお金の働きを学ぶ体験型授業を実施。さらに、一般参加可能な体験型ブースも併催し、「〇×クイズ」「謎解き」「タイムトラベル(資産形成体験シミュレーション)」「スプーンリレー対決」など、さまざまなコーナーを用意し、新しいNISAやお金について楽しく学べる催しを実施した。

※金融庁「NISA口座の利用状況調査(2024年9月末時点)」より