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双子の小学生が自分達“らしく”いるためにチャレンジしたこととは…“大人のルール”に負けない様子を描いた漫画に「せつないけどいい話」の声【作者インタビュー】
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コミックの映像化や、小説のコミカライズなどが多い今、エンタメ好きとしてチェックしておきたいホットなマンガ情報をお届けする「ザテレビジョン マンガ部」。今回は、角川つばさ文庫小説大賞・金賞受賞作のコミカライズ作品、かつカドコミで連載中の『ふたごチャレンジ!』(原作:七都 にいさん、作画:しめ子さん) の第1話をピックアップ。
コミックブランド「CandleA(キャンドレア)」の公式Xが1月7日にX(旧Twitter)で本作を投稿したところ、9,600件を超える「いいね」と共に、多くの反響コメントが寄せられた。本記事では、マンガを描かれたしめ子さんにインタビューを行い、創作のきっかけやマンガを描く際のこだわりについて語ってもらった。
男女の双子が“らしく”いるためにチャレンジする…
小学4年生の双葉あかねと双葉かえでは、そっくりの男女の双子。あかねは友人から「あかねくん」と呼ばれるほど活発でいつも男子とばかりつるんでおり、対する弟のかえでは物静かで可愛い物が大好きだった。二人はとても仲が良く、“最強のきょうだい”であり“最高の親友”だとお互いに思っていた。
ある日、父の転勤により引っ越すことが決まり、9月からは転校することを両親から告げられる二人。両親は二人が“ちゃんとフツウに”してほしいと考えていた。
ある夜中、かえではあかねが習わされていたバレエの衣装を鏡の前で自分にあててうっとりしていた。そんなかえでに気づいたあかねは、かえでを可愛いとほめ、誕生日プレゼンとにはお揃いのドレスを貰おうと提案する。
しかし誕生日当日、あかねにはドレス、かえでにはジャケットとパンツが用意されていた。そして、両親からは「お前は女の子、かえでは男なんだ」と言われる。友人からもそれぞれの格好を褒められたあかねは、違和感を感じてついに「うちは女の子らしくなんてなりたくない!」と爆発してしまう。二人は誕生日会の飾りをハサミで豪快に切り、この日の嫌だったことを忘れようとする。
そしてあかねは、転校先で自分達らしくいるための“チャレンジ”をかえでに提案するのだった…。
作品を読んだ読者からは、「小説めっちゃ良かったからマンガだとさらに分かりやすくて好き…」「好きを出してるこの子達は強いよ」など、反響の声が多く寄せられている。
作画・しめ子さん「この物語を必要としているすべての人たちに届いてほしい。」
――『ふたごチャレンジ!』は、七都にいさんの小説が原作となっており、しめ子さんは小説のイラストも担当されていますが、本作のマンガを描くことになったきかっけや理由などをお教えください。
原作1巻のころから、原作担当の編集さんに「マンガにしたいな〜。マンガにするなら、しめ子さんに描いてほしいな〜」と言って頂いていました。
ただ、当初は『ふたごチャレンジ!』原作のキャラクターデザインや絵柄をギリギリまで悩みながら作業していて、挿絵だけでせいいっぱいだったんです。
でも、巻を重ねていくうちに、小学生の読者さんから、あかねやかえでたちを描いたイラストが届いたり、熱い感想のお手紙をいただいて、これで良かったんだと、少し自信が持てたこと。
そして、チャレンジを続けるふたごたちの姿を見て「わたしもチャレンジしたい」と思ったのをきっかけに、マンガをやりたいとお伝えしました。
――今作は、10歳の子どもたちのジェンダーについての揺らぎを真正面から描いた作品です。マンガ化するうえで、特に心がけているところ、大切にしていることなどをお教えください。
この表現がベストなのか、傷つく人がいないかというのは、いつも考えながら描いています。
あとは本を読むのが苦手な方にも、わかりやすく読みやすい画面になっていたらいいな……と。そのあたりはまだまだ努力します……!
あと、この作品は、ふたごだけでなく、たくさんのキャラクターが登場するのですが、物語のテーマ的に、それぞれの個性や"好き"を大事にしたくて、原作のさし絵では、キャラごとに目の描き方を変えていたり、お洋服のテイストをあるていど決めていたりします。マンガのほうでは、モブの子たちもいて本当に大変なので、挿絵よりも縛りはだいぶゆるめていますが。
――今回の作品のなかで、特に気に入っているシーンやセリフがあれば、理由と共にお教えください。
第1話の、バースデーパーティーの後かたづけをしながら、ふたりが飾り付けを破るシーンです。
原作でも印象的に描かれていたシーンですが、ふたりのチャレンジのきっかけになる大切なシーンなので「これだ!」という表情になるまで、何度か描き直しました。
読者のみなさんの感情を揺さぶる画面になっていたらうれしいです。
またクラスメイトの鈴華ちゃんの登場シーンは、いつもかっこよくて大好きです。彼女のセリフすべてが刺さります。
物語のクライマックスでも彼女の印象的なシーンがあるので、マンガで描けるのを楽しみにしています。
――本作は、私たちが生きているあいだに、無自覚のうちにセカイから押しつけられている「らしさ」について考えさせられる作品です。原作は小学生向けですが、おとなが読んでも、ハッとさせられるシーンやセリフがたくさんありますね。多くの読者から共感の声や反響が寄せられているそうですが、その中でも、とくに印象に残っているコメントなどはありますか?
つばさ文庫の公式ホームページでは、作品ごとに、読んだ子どもたちが自分の感想を投稿できるのです。その感想の中に「救ってくれて、ありがと」というコメントがあって、見た瞬間に、ぐっときたのを覚えています。届いている、と感じました。
――しめ子さんご自身や作品について、今後の展望・目標をお教えください。
私個人は、絵を描くことで自分自身を肯定してあげつつ、絵を見てくれる人のことも全肯定してあげられるような、軽くて生き生きとした、心に虹がかかるような絵を描くのが目標です。
あとは「ふたチャレ」が、この物語を必要としているすべての人たちに届いてほしい。そんな気持ちがあります。マンガがその入り口のひとつになれたらと思いますし、最終的には映像化などで、本が苦手で小説やマンガを読むことができない、でも色々な痛みをかかえて涙を流している人のところまでも届くような展開があればいいなと思います。
――最後に、作品を楽しみにしている読者やファンの方へ、メッセージをお願いします。
マンガ版『ふたごチャレンジ!』1巻の刊行と同時に、原作小説も9巻目を迎えました。原作では、ふたごの「最初のチャレンジ」のあとも、たくさんの魅力的なキャラクターが登場し、ふたごの始めたチャレンジの輪が、まわりの人たちを巻き込んで、どんどん広がってゆきます。挑戦と希望が連鎖してゆくストーリーは、児童書の枠を超えてたくさんの人の心を動かしていくと思いますし、この記事を読んでくださっているあなたの心に寄り添う言葉も、きっとあるはずです。
苦しいとき、踏ん張りたいとき、顔を上げたいとき、新しく何かに挑戦したいとき。
ぜひ『ふたごチャレンジ!』を手に取ってみてください。
七都先生や編集さんたちに助けて頂きながらわたしもチャレンジを続けますので、原作・マンガともにたくさんの関心と応援を頂けるととてもうれしいです。
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