シリーズ初のミュージカル回、歌って踊って“夢を持つこと”について考える<家政夫のミタゾノ>
松岡昌宏が主演を務める「家政夫のミタゾノ」第7シーズン(毎週火曜夜9:00-9:54、テレビ朝日系)の第4話「夢のミュージカル編」が2月4日に放送された。今回はシリーズ史上初となるミュージカル回。歌って踊りながら、“夢を持つこと”は必要かどうかを考える。(以下、ネタバレを含みます)
伊野尾慧に加えて、新人家政婦役で久間田琳加が登場
同ドラマは、松岡演じる女装した大柄な家政夫・三田園薫(通称:ミタゾノさん)が、派遣された家庭・家族の内情をのぞき見し、そこに巣くう“根深い汚れ”までもスッキリと落としていく、痛快“のぞき見”ヒューマンドラマシリーズ最新作。
第7シーズンにも、伊野尾慧(Hey! Say! JUMP)演じる若き家政夫・村田光や余貴美子演じる「むすび家政婦紹介所」の所長・結頼子、平田敦子演じる阿部真理亜、しゅはまはるみ演じる式根志摩といったおなじみの家政婦仲間たちが続投。また、新人家政婦・大門桜役で久間田琳加が登場。
ミュージカルスターを夢見る坂口雄太が後輩の代わりに家庭教師を
ミュージカルスターを夢見てレッスンに励む坂口雄太(加藤諒)。しかし現実は甘くなく、オーディションにおちまくり、後輩の鶴川太一(桑野晃輔)から借金をして何とかしのいでいた。しかし、ある日、鶴川から「もうお金は貸せない」と言われてしまう。「金は貸せないけど、俺の代わりに家庭教師に行ってください」と言われた雄太は、健康グッズ会社を経営する工藤耕一(神保悟志)の娘で東都大法学部に入り弁護士を目指す理奈(田中珠里)のもとを“鶴川太一”と偽って訪れることに...。
その工藤家には、三田園薫(松岡)と村田光(伊野尾)が家政夫として派遣されていた。
工藤の妻・綾子(濱田めぐみ)は脚本家、長女の理奈は弁護士を目指し、長男の翔太(番家天嵩)は将来跡を継いで社長になるために早くから塾通いを。
そんな工藤家に感動した光は「実は僕もミュージカルスターになるという夢があるんです」と告白。それを聞いた、雄太は「ミュージカル!!」と反応してしまい、危うくボロが出そうになる。
ミュージカル式暗記法が成功し、弟・翔太の勉強も教えることになった雄太
「労働法」を勉強する理奈だが、専門用語が多くて覚えられないという。どう教えていいのか悩む雄太に三田園は「なじみのない言葉は覚えにくいものですが、先生はどうやって覚えてらっしゃるんですか?敏腕講師ともなると何か覚えやすいコツみたいなものがおありになるものかと」と問いかけた。
その言葉で雄太が思いついたのが“歌って覚える”ことだった。ミュージカルのようにメロディーに言葉を乗せると覚えやすいということで、雄太に続いて理奈も実践。すると「労働法」の難しい言葉がスラスラと出てきて、何とか乗り切ることができた。
理奈が勉強を楽しんでいることを知り、綾子は息子の翔太の勉強も見てほしいと雄太にお願いする。報酬は理奈の倍額を支払うということで、雄太はその依頼を受けることに。
父親の威圧的な態度が、子どもたちの“夢”や“本心”を押さえ込んでいた
雄太も参加した工藤家の食事の席で、工藤から「先生の授業はどうだ?」と聞かれた里奈は、「すっごく楽しい」と答え、実際に覚えた「労働法」を歌って踊ってみせた。
すると工藤は激怒。工藤はミュージカルが大嫌いだったのだ。しかも、ミュージカルだけでなく、歌手、役者、アイドルを目指している者は全員認めないと断言。その嫌悪感は根深いものに感じられた。
工藤の威圧的な態度によって、理奈は「弁護士になる」という工藤が喜ぶ“夢”を口にしてきた。しかし本当は歌手になりたかったということを、雄太によって思い出すことができた。
翔太も父親に抑圧されて、本心を言うことができずにいた。翔太が思っていたのは「夢って持たなきゃいけないの?」だった。夢に縛られず、今、好きなことをやりたい、と。
ダンボールハウスに住む謎の男が工藤の人生を変えた人物だった
工藤家で社員たちを集めてのパーティーが行われたが、その場で社員たちの本音が三田園によって暴露された。工藤の家族と同じように、社員たちも工藤の威圧的な態度に本音を明かすことが出来ていなかった。
社員たちはメッセージアプリで工藤の悪口を書き込み、日頃の鬱憤を晴らしていた。
そんな中、近所でダンボールハウスに住んでいる男・長田(ガダルカナル・タカ)が現れた。彼は元ロック歌手・ルイジアナ長田で、工藤が若い頃に憧れた人物だったが、その影響で挫折を味わい、音楽やミュージカルなどエンタメ全般が嫌いになった原因となった人物でもあった。
終盤は怒涛の展開。長田と一緒に翔太がミュージカル調で「夢がなくちゃダメなのか?」「成功って何?」「人生の意味って何?」と問いかけ、「夢を持つことを押し付けないで」と父親の“夢ハラスメント”に反論。「別に何にならなくてもいいんじゃないの」という結論を導き出した。
随所に歌と踊りが登場する異色のミュージカル回。長く続いてきたシリーズだが、新鮮さをたっぷりと感じさせてくれた。
最後にTOKIOの城島茂に“そっくり”な謎の歌い手・島茂子が再び登場したのも今回の注目ポイントの一つ。
◆文=ザテレビジョンドラマ部
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