【ジャニーズ会見全文 Vol.5】藤島ジュリー景子氏、ジャニー氏・メリー氏には「親族であっても物を申せなかった」“いびつな2人体制”に反省示す
2023.09.07 20:31
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故・ジャニー喜多川氏の性加害問題をめぐり、ジャニーズ事務所が7日、都内にて会見を実施。東山紀之をはじめ、辞任する藤島ジュリー景子現社長、ジャニーズアイランド社長の井ノ原快彦、ジャニーズ事務所顧問弁護士の木目田裕氏が出席した。以下、会見全文。<Vol.5>
ジャニーズ性加害問題、ジュリー氏の責任は
記者:藤島さんにお聞きします。ジャニー喜多川さんの性犯罪を全く知らなかったと言いましたが、信じがたいことです。藤島さんは現在過去のことを反省して、自分が共謀者という罪悪感はないんでしょうか。ジュリー氏:知らなかったというのは私が直接被害について聞いたことがなかったということで、もちろん暴露本が出ていることですとか、雑誌で特集が組まれているということは存じていました。それは、自分の中では当時確かめなかったということが私の責任であり、罪悪感がないなんていうことはもちろん全くなく、先ほどから東山も申しておりますように、 その2人に私が親族であっても物を申せなかったという空気が弊社の本当にいびつなところだったと思いますし、 それを親族だからこそもっとなにかできることがあったのではないかというのはもちろん反省しておりますが、当時は何もできなかったです。当時はそのことについて自分が何かを行動を起こすということが考えられなかったです。 大変申し訳なかったと思います。
記者:ジャニー喜多川さんが亡くなられた時点で、親族はおそらくメリーさんとジュリーさんしかいらっしゃらなかったと思うんですけども、ジャニーさんから引き継いだ会社の株以外の財産や不動産などの遺産はいくらぐらいだったのでしょうか。また、今回のこの補償に関して、会社のお金だけではなく、ジュリーさん個人のお金も支払う意志はおありなんでしょうか。
ジュリー氏:まず最初のご質問については、この場ではお答えを控えさせていただきたいと思います。次の質問につきましては、もちろん私の叔父の問題でございますので、自分が果たすべき責任を果たしたいと思っております。
記者:東山さんも藤島さんもこの性加害の問題について、分からなかったというお話が少し目立ったかと思うんですけれども、お2人はこの白波瀬さんに対して、この件についてどういったお話を聞いていたのかという点について、説明いただけますか。
東山:白波瀬さんとはお話をさせてもらっていないですね。やっぱりすごくセンシティブな問題ということもあって、直接聞くというのが僕の中ではできなかったですね。なので、再発防止特別チームの方にお話を伺ってもらったということだと思うんですね。
記者:過去の状況を、今日説明する場でもあったと思うんですけれども、そこを迎えるにあたっても必要はなかったということになるんですか。
東山:やはり退任という道を選んでおりますので、僕らからこう白波瀬さんに登壇するというのは、はっきり言ってなかったですね。
東山紀之、ジャニーズ新社長を引き受けた理由
記者:今月5日に、新体制がというお話でしたけれども、再発防止特別チームの提言を受けて東山さん自身が自ら手を挙げられたのか、あるいは打診があったのか、その辺りの経緯を含めて、また井ノ原さんのジャニーズ事務所での新しい役職もお伺いできたらと思います。まだ今、発表されていない他のタレントさんが取締役に入られたりとかそういう新体制について、今明らかにできることがあれば教えてください。東山:他のタレントさんが入るということは今のところないです。僕が打診を受けたのは8月の頭でありました。 提言を受ける前で、大変藤島が苦労しておりましたので話を聞いて、一晩考え引き受けました。やはり僕も非常に悩みましたが、ただ、できるできないじゃなく、やるかやらないかと思ったので、自分の運命だと思って、引き受けることにしました。
記者:今のお話をもう少し詳しく伺いたいんですが、東山さんがその社長を受けた経緯の中で、どなたかに相談されましたか?というのは、東山さんは今年ソロのファンクラブを作られて、これから舞台があってディナーショーがあって、ディナーショー終わりで表に出るお仕事はお辞めになるということだと思うんですが、それだけ芸能人として、タレントとしての活動が充実している中で、社長を受ける大きな決断に至った経緯を、もう少し詳しく教えてください。
東山:10月から新体制になるということなんですけど、「舞台を降りるのはやはりたくさんの方にご迷惑をおかけする。これはやらせてほしい」と。ファンクラブも立ち上げたんですが、やはり最後皆さんにご挨拶をさせてほしいということで、実質的には来年からちゃんと動くということなんですね。ただ、やはりこれだけ世間の皆様にご迷惑をおかけしていますし、自分に一体何ができるのかということを考え、被害を受けた方がたくさんいるとその救済・補償をちゃんと考えなければいけないので、人生かけてきっちりやらないと、やはり大変な犯罪なので、もう亡くなったとはいえ、やはり誰かが引き継がなければいけないのかなというのはずっと思っておりました。その中で、僕の使命であるのではないかという思いというのが非常に強くありましたので、人生をかけてやろうかなという決断に至ったわけです。相談しませんでした。誰にも。1人で考えて1人で結論というのを出しました。
東山紀之・井ノ原快彦、メディアの“ジャニーズ忖度”に言及
記者:先日の特別チームの調査報告書では「メディアの沈黙」が挙げられていました。こうしたことを招いた根源に、やはりジャニーズ事務所のメディアコントロールがあったと考えられます。例えば、現在もジャニーズのグループがレギュラー出演するテレビ朝日の「ミュージックステーション」には、ジャニーズと競合するグループが出演しにくい状況が未だに続いています。過去には、DA PUMPやw-inds.、JO1、INI、BE:FIRST、Da-iCEなどが出演できていません。これらのグループの出演が叶わないのは、過去にジャニーズ事務所が「Mステ」にかけたプレッシャーに起因すると考えられます。実際に、2019年にジャニーズ事務所が公正取引委員会に注意されたり、「Mステ」の皇達也プロデューサーがジャニー氏が亡くなった時に、「週刊新潮」でジャニー喜多川氏からタレント引き上げをほのめかされたことを証言しています。もちろん現在は単にテレビ朝日がジャニーズ事務所にビビり上げてるだけの忖度だと推察されます。こうした構造とはですね、タレントがジャニーズを退所すれば、芸能界で干されるなど厳しい状況に置かれるためになかなか離れられず、結果として性加害を受けなければならないという事態を招いたと思います。テレビ局が共犯と言えるのは、まさにこうした点にあります。最近ではKing & Princeをやめた平野紫耀さん、神宮寺勇太さん、IMPACTorsだったIMP.がジャニーズを退所して「TOBE」に移籍しましたが、この忖度状況がある以上は、これから彼らがどれほど地上波で活躍できるかはわかりません。また、元SMAPの新しい地図の3人も地上波復帰には相当時間がかかりましたし。さらに、テレビ東京の香取慎吾さんのドラマ主題歌に関しても忖度で変更されるなどがありました。 また、被害者であるカウアンオカモトさんや橋田康さんもジャニーズ忖度によって芸能活動がままならないことについて話しています。 JO1・INIのメンバーに元ジャニーズJr.がいて、BE:FIRSTのプロデューサーの日高さん(日高光啓/「高」は正式には「はしごだか」)も元ジャニーズJr.だとされています。ここで質問です。東山さん、ジュリーさん、こうした忖度はまだ続いた方が良いとお考えになるでしょうか。 もし続ける必要がないとお考えになるのであれば、ここでJO1やBE:FIRSTなどの競合グループが『ミュージックステーション』に出ることや、平野さんや神宮寺さんがこれまで通りテレビ出演できること、元SMAPの3人、そして何よりカウアンさんや橋田さんの活動を妨害しないことをここで明言していただけないでしょうか。東山:もちろんです。
記者:忖度の解除を求めるのも変な話だと思います。思いますが、今も住宅を続ける一部のテレビ局の幹部は、戦争が終わったことを知らずにジャングルから出てこられない日本兵みたいなんですね。ですから、形式的ではありますが、残念ながらここで上官の命令が必要なんです。是非ここで改めて1度忖度・圧力は必要ないという風に明言してください。
東山:必要ないと思っています。先ほども言いました通り、ファンの人たちがいてこそなので、これは忖度とかそういうの関係なく公平に行くべきだなと僕自身も思っております。
井ノ原:僕もこういう立場になってて「これはなんでこうなんだろう」と疑問に思うことが結構あったんですよ。「なんでこうなの」と言ったら、「昔ジャニーさん、メリーさんがこう言ってたから」というちょっと昔のタイプのスタッフがいたのも事実です。「なんでそれ変えようよ」というのはもう毎日言ってます。 だから、1度なくしますって言っても、急になくなるものじゃないと思うんですよ。 オッケーっておっしゃいましたけど、そういうもんじゃないと思うんですよ。だって、多分白波瀬さんもやめろって最初は言ったかもしれない。でも、その後はずっとそれが続いてるだけなんだと思うんですよ。 それを正さなきゃいけないと思ってて、だから毎日やっているんです。東山さんも毎日何これというのはあると思います。だから、それを1つ1つやっていくっていうのが、芸能の仕事をされていたらそれができないっていうのをおっしゃってくださって、僕らは憧れていたので、続けてほしい気持ちはありますが、それだけ忖度って日本にはびこってるからそれを無くすのは大変です。だから皆さんの問題でもあると、一緒に考えていく問題でもあると思いますから、そこらへんはご協力いただいた方がいいと思います。
藤島ジュリー景子現社長、東山紀之を後任に選んだ理由
記者:先ほどの質問とかってしまうかもしれないところがあるんですけど、藤島社長にお伺いしたんですが、新社長に元々外部の方がなるんじゃないかというお話もちらりと出ていたことがあるんですけども、東山さんを選ばれた、ふさわしいと思われた理由などがありましたら、お願いできますでしょうか。ジュリー氏:自分が退任するという意思を固めたときに、もちろん外部の方にお願いするという選択肢も頭の中にはございました。 ただ、今回の問題を振り返って反省した時に、きっと当時のJr.の皆さんと経営陣の間に溝があったことも大きな原因の1つだったのではないかと思いました。 それを考えた時に、先ほど東山が申しましたように、チーフ・コンプライアンス・オフィサーの方、またその他にも経営陣の方に、外部の方、専門知識を持たれた方に入っていただくことを、10月の経営刷新に向けて考えておりますが、当時被害に遭われたJr.の方たちに寄り添うことも、今頑張ってくれている所属タレントやJr.の気持ちを分かる、溝を作らないという意味でも、やはり長くジャニーズ事務所に所属してタレントの気持ちをわかるという人がトップに立つ方が、皆との溝を作らないという意味で重要ではないかと思って東山に依頼いたしました。
東山:私も考えまして、経営という意味では、やはり外部の方に入ってもらった方が正しいんだと思うんです。でも、藤島が僕にオファーをしたというのは、やはりそういった意味合いがとても大きかったと思いますし、やっぱり知らない方がいきなりいらっしゃって、タレントとのコミュニケーションを取るというのはなかなか至難の技でもありますので、その辺のコミュニケーションの取り方を一番重要視したんじゃないかなとは思っております。
ジャニーズ社員による性加害の解明に向けて
記者:報告書では、あの、ジャニー氏以外にも社員による性加害があることが確認されたとありました。この点についての、藤島さん、東山さん、それぞれ噂レベルでもご存じだったのかも含めて、率直な受け止めを教えてください。また、現時点で事実関係を確認されているのか、その場合は詳細と、事実関係確認されていない場合、今後どういうふうに究明していくのかというのを教えてください。東山:それは聞きました。厳しく対応していくべきだなと思います。
ジュリー氏:噂レベルでも存じませんでしたが、性加害はあってはなりませんので、それは厳しく対応する。それ以外に方法はないと思います。
記者:東山さんと井ノ原さんに聞きたいんですけど、ジャニーさんの性の嗜好みたいなものを知ってしまった時のあなたたち2人の思いと、その後のジャニーさんに対する思いの違いみたいなものを教えていただけますか。
東山:(ジャニー氏を)信じておりましたし、僕自身は喜多川氏に会ってこの世界に入りました。その当時は大変な信頼を持っていましたけれども。自分の本当に根本にあったものが全てなくなった思いでした。もちろん、人生というのはいいことばっかりじゃないので、自分が頑張ったら必ず報われるわけでもないですし、思いのほか落胆の連続だったりするんですけど、自分の人生の中でこれほどの落胆はなかったですね。ましてはそれを隠蔽していた。生きている意味とか、そういうことも含めて本当に考えました。こういう思いをさせないこと。そういうのが今後大事なのかなと今は考えています。
井ノ原:僕も小学生の時にジャニーズに入りまして、はっきり言ってたくさんの仲間達に出会えたことは非常に感謝しています。そしていろんなことを教えてもらいました。マナーだったりとか礼儀作法とか、ジャニーさんにもメリーさんにも教えてもらいました。ただ、そういう噂っていうのはずっと蔓延しておりましたので「どうなんだろう。あの顔(知っている顔)と裏の顔があるんだろうか」と正直言って非常に怖かったです。先ほども、色々お話ありましたけども、2年間に何回とか訴えていらっしゃる方が今どんどん出てきております。その当時は噂レベルだったりとか、仲間内で「マジか、なんだよ」とかっていう話だったりとかで、でも1日も早く実力を上げたいっていう、必死にやってきた部分はありました。ただ、やっぱ大人になってそういうことを色々細かく聞いていくと、ここ最近の方が非常にショックです。なんてことしてくれたんだって思っています。いい加減にして欲しいですね。ちっちゃい子たち見てると、今本当に裏切れないですよ。たった3ヶ月で踊りも上手になってきて、必死に応援し合って、間違えたら庇い合ってる彼ら見てると、裏切れないですけど、なんかやっぱり人間って未熟だと思うんで、ちょっと踏み外すとあらぬ方向に行ってしまうと思いますので。だからこそ、ジャニーさんを崇めることはなく。『ジャニーさんだったらどうしただろうか』と考えることが一番危険だと思います。だから自分の信じていること、培ってきたことを、これからも自分1人だけじゃなくて、周りに何人も信頼している人たちを置いて(やっていきたい)。子どもたちを育てる、それくらいの責任のあることだと思うので(現在のジャニーズJr.に)同じ思いをさせたくないです。
東山紀之、自身のハラスメント疑惑について
記者:ジュリーさんと東山さんに補償について伺います。社名変更につきましては先程質問が出てこのまま行くというお話がありましたけれども、被害者の中からは、その性加害者の名を冠した社名を、その見聞きするだけでフラッシュバックの引き金になるというような声もあります。そういうような声も踏まえた上でこの議論がなされたのか、その受け止めをどうされてるのかということと、その補償ということで、先ほど質問にあったスタッフの性加害ということも特別チームの報告書にありました。また、東山さんにつきましても、ご記憶がないということですけれども、ただ元ジャニーズJr.の山崎正人さんがおっしゃったことというのは、少なくとも嘘の証言をしたということを明確には言い難いということだったと思います。 その辺りについても今後スタッフの方や東山さんの加害性を含めたお話も、被害者の方と対話したり聞き取り調査を行って、何らかの保証をされる、あるいはその結果を公開されるところまで行くのかどうかお伺いしたいです。東山:もちろん結果は報告させていただきたいなと。
記者:それは、東山さんやスタッフの方の性加害的なものについても今後調査をなさるということでよろしいですか。具体的には、山崎正人さんという元ジャニーズJr.の方が書かれた本の記述について。ご記憶がないということでしたので、実際にその山崎さんなり、あるいは何か訴えをされてる方と今後対話をされるご予定があるのかというところです。
東山:対応してもいいと思っています。もしかしたら、その時に思い出す可能性もありますし、今とても漠然としていますので、いつ頃なのかとかが分かると、僕の記憶の中からも引き出される可能性もあります。現時点でなかなかお答えをすることが難しいなと思いますが、納得するような形でちゃんと話をするというのは大事かなとは思っています。その時に、僕の思いだったり彼の思いだったり、だいぶ違ってることもあるかもしれませんので、まずは対応するっていうのは大事かなとは思ってはおります。
記者:今後、事務所がなさる補償という枠組みの中にジャニー喜多川氏による性加害だけではなくて、事務所で起こったあらゆる性加害的なことに関するその対話だったり補償というのも行われていくという方向性でよろしいでしょうか。
木目田弁護士:元より今後の事実関係移管なんですけれども、事務所の業務に関して行われたものについては、事務所が責任があるので補償の対象にするということだと考えております。以上です。
記者:冒頭に申し上げた、その被害者の方が、要するにその社名を見聞きするだけでフラッシュバックの引き金になってしまうという風に言ってることに関して、補償とか救済の枠組みの中で何か検討なさったんでしょうか。
東山:そのお話をまず伺いたいなと思います。フラッシュバックするということはやはりトラウマがあるということですから、それに対してちゃんと聞いた方がいいのかなとは思っておりますし、解決策というのはなかなかここでは出せないので、とりあえず「ジャニーズ」というのはこのまま続けさせていただくんですけど、社名のロゴとかが変わってくるかもしれません。
ジャニーズ副社長の後任は?
記者:白波瀬副社長の引責辞任があったと思うんですけれども、後任の方は決まってらっしゃるんでしょうか。一部では井ノ原さんが副社長を兼務するっていうような話も出てましたが。東山:今のところそれはないですね。井ノ原はあくまでもアイランド(ジャニーズアイランド)の社長ということで。他のタレントさんは入りませんし。藤島というのは取締役で残りますけど、補償と心のケアということで、あとは変わっていきます。10月1日に、新体制ができますので、その時に発表できるかなと思います。
記者:職員からの性加害について厳しく対応するというお言葉はいただいたんですけども、その事実をどう解明していくかという点で言うとですね、東山さんの加害行為についても、加害と被害の側がただ対面するだけでは事実は明らかにならないと思うんですね。事実を解明するのであれば、第3者の委員会あるいは部会などを立ち上げて確認をしていくってことが必要ですし、その結果どう対応するかっていうことを考えていくべきではないかと思うんですが、その辺りのことについてどう思うのか。再発防止特別チームの提言に書かれていましたけども、補償委員会を作ることで色んな方が声を上げてくるから、そこで全容が解明されていくことを期待するということをおっしゃっていました。 今、再発防止チームは、23人の被害者と言われる方々から聞いてるだけですから、その、多くの声が上がってきた人数やどういう内容、個別のプライバシーは別ですが、喜多川氏がどれだけのJr.の方々に加害をしたのかという全体像をジャニーズ事務所として解明していくという考えがあるのか。していくということであるならば、それをお約束していただけたら、そしてそれをきちんと公表していただきたいという風に思っています。
木目田弁護士:まず私からご説明させていただいて、その後東山新社長に補足していただこうと思っております。まず1点目の関係でございますけども、ジャニーズ事務所としては提言を踏まえてきちんとしたガバナンスと、それから人権重視、コンプランスの体制をきちんと構築していきます。その中で、スタッフの疑惑、あるいは、被害の申告があれば、当然のことながら事務所として調査し、対応してまいります。別の第三者委員会で作るのかと言われると、そこまでは考えておりません。ジャニーズ事務所としてはガバナンス体制、コンプランス体制を構築して、会社として自動能力を発揮していくことが重要である。そのためには、自分の手で、厳しくちゃんと対応しなきゃいけないと考えております。
2点目は、こういった性加害の被害者の問題ですから、ご案内の通り、プライバシー、 あるいは被害者の方はものすごく大事です。なので、自ずからそうした制約がございます。それから、提言で言われている被害者に対する補償をする委員会を作って、今人選を含めて色んな有識者の方にも伺ってるところですけども、当然、そういうのをセットアップして、被害に遭われた方から申告していくような、何らかの窓口なのかどうか、そこは今検討中で確実なことはまだ申し上げにくいんですが、いずれにしても、被害者の方から被害にあった補償を求めたいっていうことを申告していくような場はやはり作らないといけないだろうと思っております。また、補償の状況については何らかの形で皆様にお知らせしていく必要があるという風に思っております。 ただ、プライバシーや被害者の保護がものすごく重要だということを前提として、その範囲内でお知らせしていくということになると考えております。ご指摘を踏まえて検討してまいります。
東山:やはり僕だけでは限界がありますので、皆さんのお力を少しお借りして、発表できるものはやっぱり発表していく。ただ、非常に繊細な問題でもありますので、今後どうなっていくかというのは、推移は見ていかなければいけないなとは思うんですけど、まずはできることをしようと思っております。
ジャニーズ性加害問題
ジャニーズ事務所は5月14日、元ジャニーズJr.で歌手のカウアン・オカモト氏がジャニー氏からの性加害を訴えていたことを受け、「当社創業者である故ジャニー喜多川による性加害問題につき、大きな失望とご不安を与えてしまい、心よりお詫び申し上げます」と謝罪。ジュリー氏による動画と文書を公開した。そして26日には、書面にて「心のケア相談窓口の開設」「外部専門家による再発防止特別チームの設置」「社外取締役」の3つの対策を発表。6月12日には事務所が新たに設置した「外部専門家による再発防止特別チーム」が会見を行っていた。(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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