白濱亜嵐、MAKIDAI/写真=はぎひさこ(提供写真)

GENERATIONS白濱亜嵐、MAKIDAIと対談でグループ加入時回顧「まさか自分がEXILEになるとは」

2023.02.03 17:00

EXILE MAKIDAIが4日に発売する書籍『EXILE MUSIC HISTORY』で、EXILEGENERATIONS from EXILE TRIBEの白濱亜嵐と対談。白濱がグループ加入時を振り返った。


MAKIDAI、書籍「EXILE MUSIC HISTORY」決定

「EXILE MUSIC HISTORY」(blueprint、2月4日発売)表紙:EXILE(提供写真)
「EXILE MUSIC HISTORY」(blueprint、2月4日発売)表紙:EXILE(提供写真)
EXILEのオリジナルメンバーであり、PKCZ(R)にてDJとしても活躍するMAKIDAIが、キーマンとの対談を通して、多くの人々を魅了し続けるEXILEのエンタテインメントがどのように生み出されてきたのかに迫る本書。EXILE ATSUSHI、白濱、倖田來未、D.O.I.、KENJI SANO、DJ KIRA、中代拓也、PATO&SEVA、EXILE AKIRA、T.Kuraの計11人と対談を行った。

EXILE MAKIDAI&白濱亜嵐、EXILEのターニングポイント明かす

白濱亜嵐、MAKIDAI/写真=はぎひさこ(提供写真)
白濱亜嵐、MAKIDAI/写真=はぎひさこ(提供写真)
MAKIDAI:亜嵐はLDHに所属しているアーティストのなかでも特に多くの顔を持っていて、しかもそのどれもが成立しています。現在の活動は何がありますか?

白濱亜嵐(以下、白濱):おかげさまで自由に楽しくやらせていただいています。グループとしては、GENERATIONS from EXILE TRIBE、EXILE、PKCZ(R)に所属していて、パフォーマーとして踊る以外にも、トラックメイカーやDJ、役者としても活動しています。

MAKIDAI:そんな亜嵐は、実はGENERATIONSとしてデビューする前から、ダンススクール・EXPG STUDIOの特待生としてEXILEのライブに出演していたんだよね。パフォーマンスチーム「SAMURIZE from EXILE TRIBE」の初期に参加するなど、EXILEとステージを共にしてきた。

白濱:そうなんです。だから、GENERATIONSのメンバーとは「僕らがEXILEオリジナルメンバーの背中を見た最後の世代じゃない?」とよく話していました。デビュー前は純粋にEXILEのファンで「LDHのダンススクールがあるから行ってみよう」と、EXPG STUDIO MATSUYAMAに通っていました。それがまさか、自分がEXILEのメンバーになる日が来るとは思ってもいませんでした(笑)。

MAKIDAI:当時からキラキラしていて、この子は絶対に売れると思っていたよ。すごく印象に残っている。最初に見たライブはEXILE THE SECONDだったとか?

白濱:そうです。当時は二代目 J Soul Brothers名義でした。もともとは姉がファンでチケットを買っていたのですが、たまたま行けなくなったので、僕が代わりに行くことになったんです。中学2年生の10月で、人生初のライブ体験でした。小林直己さんが振り回したドレッドヘアが指先に触れた瞬間、電気が走って「俺はこれになるんだ!」と決心しました(笑)。

MAKIDAI:(笑)。あの頃は二代目 J Soul Brothersが『WE!』とか『FREAKOUT!』、『Fly away』をカバーしていた時代ですね。EXILEを初期から見てきて印象に残っている作品はありますか?

白濱亜嵐/写真=はぎひさこ(提供写真)
白濱亜嵐/写真=はぎひさこ(提供写真)
白濱:僕がEXILEにはまったのは、第二章でAKIRAさんとTAKAHIROさんが加入した頃からです。特に好きだったのはGENERATIONSでカバーもした『SUPER SHINE』。2008年リリースの『EXILE ENTERTAINMENT BEST』に収録されている曲なんですけれど、もう超絶ストライク楽曲で、中学生の時にCMで聴いて衝撃を受けました。サビがどこかわからないくらい繰り返しのフレーズが散りばめられているのも、MVのビルに張り付いているかのようなエフェクトも印象深いです。

MAKIDAI:『SUPER SHINE』はT.Kuraさんの楽曲ですね。色々なところでT.Kuraさんの楽曲はターニングポイントになっている気がします。

白濱:T.Kuraさんといえば、僕にとってはレジェンドのひとりです。FANTASTICS from EXILE TRIBEの『Drive Me Crazy』を共同作曲した時も勉強になりました。T.Kuraさんのスタジオに行って、実際に打ち込んでいる様子を見学していたら、トップライン(歌詞+メロディ)を担当していたJAY’EDさんが来る前に「亜嵐もやってみなよ」と挑戦させてくれたんです。戸惑いながらも宇宙語(笑)でメロディを歌って「そこはもう一度繰り返して」などと指導してもらいながら、作ったスケッチをJAY’EDさんにお渡しして、アレンジしてもらいました。

MAKIDAI:いきなりのセッションに挑戦したわけだ(笑)。EXILEが14人体勢になって初の楽曲『RED PHOENIX』のトラックも担当していますが、そちらの制作はどうでした?

白濱:家でくつろいでいたら、突然SHOKICHIさんから電話がかかってきて「亜嵐、一緒に楽曲制作にチャレンジしてみない?」と言われたんです。寝る前のフラフラの状態でしたが、SHOKICHIさんに誘われるのは初だったのでテンションが上がって「ぜひやりましょう!」と返事してしまったんです(笑)。次の日に起きてから「そういえば、昨日は楽曲制作を頼まれたんだった。どうしよう!」となり、いつも一緒に作っているKENJI03(BACK-ON)くん、SLAYくんとのチームで制作を始めました。あまり時間がなかったこともあり、もともと僕とSLAYくんとで作っていたダブステップの曲をベースにしてアレンジして歌を乗せてみました。ロックとダブステップが混ざりつつ、EXILEらしい楽曲ができるかもしれないと閃いたのを覚えています。その後、メロディはSHOKICHIさんにお願いしました。

MAKIDAI/写真=はぎひさこ(提供写真)
MAKIDAI/写真=はぎひさこ(提供写真)
MAKIDAI:たしかにロックとダブステップ両方の要素がある楽曲になっていて、新しいEXILEの音楽として提示できていた楽曲だと思います。ライブでは亜嵐がDJ、SHOKICHIがドラム、NESMITHがギターを弾いていて、表現としても新鮮でした。

白濱:ありがとうございます。僕にとっては絶対に外せない曲でした。メンバーの皆さんが参加する楽曲コンペでは本当に緊張して、他にも3~4曲の候補があるなかで「通ってくれ!」とテーブルの下で祈ってました。すると曲を聴き終わったTAKAHIROさんが「これしかなくない?」と言ってくれたんです。その時は「これからトラックメイカーとしての人生が始まるんだ!」と心から嬉しかったです。あの曲には何度も助けられました。

MAKIDAI:『RED PHOENIX』はツアーの名前にもなって、その開幕を飾るオープニング曲でしたからね。新しいEXILEの姿を見せていただきました。

構成=小池直也

(modelpress編集部)
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