渡辺謙&宮沢氷魚、舞台「ピサロ」“リベンジ公演”に意気込み「丁寧に走り抜けたい」
2021.05.14 21:00
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俳優の渡辺謙と宮沢氷魚が14日、都内にて開催された舞台「PARCO PRODUCE 2021 ピサロ」初日前会見に出席し、公演への意気込みを語った。
昨年3月、PARCO劇場オープニング・シリーズ第一弾公演として華々しく開幕する予定だった同作。コロナ禍により初日を延期し、45回予定のところ、わずか10回の上演となった。観劇が叶わなかったファンのリクエストに応え、5月15日から6月6日までPARCO劇場にてアンコール公演を行う。
「ピサロ」(原題:ザ・ロイヤル・ハント・オブ・ザ・サン)は、16世紀、167人の寄せ集めの兵を率いて、2400万人のインカ帝国を征服した、成り上がりのスペインの将軍・ピサロの物語。渡辺がピサロを演じ、宮沢はピサロに対峙するインカ王・アタウアルパ役。
「今年、稽古がもう1回始まるという中で、1年近く時間が経って懐かしいメンバーと会って、読み合わせをしたときに、本当に、時計が動き始めた感じがしたんですね。それくらい、僕の中で時計が止まっていたのだ、『ピサロ』というお芝居に対しての僕の秒針は止まっていたのだと気が付きました」と続けた。
今年は稽古期間はマスク着用で対応し、小屋入りしてからマスクなしで稽古をするようになったそう。その際、昨年はいなかった新しいメンバーの素顔を初めて見たといい、「『こういう顔してたんだ、こいつ(笑)』と思いました」と軽快なトークで会場を盛り上げた。
渡辺は、36年前となる1985年のPARCO劇場での『ピサロ』日本初演ではアタウアルパを演じ、鮮烈な印象を残した。「僕にとってPARCO劇場は、僕のキャリアの中で非常に楔を打つようなエポックになる作品が多い」と告げ、「10回で中止になってしまう、こうしてまた…僕らは“リベンジ”と言っているのですが、“リベンジ公演”をさせて頂けるという中で、本当に自分をもう1回奮い立たせてくれる、そういう劇場なのだなということを、一昨日から劇場に入ったのですが、改めて思いました」とPARCO劇場への想いを言葉にする一幕もあった。「3週間、しっかり、丁寧に走り抜けたいなと思っています」と意気込みを語った。
また、「個人として、再演というものが初めてなので、また自分が同じ役を演じることによってぜんぜん違う景色が見えてきたり、少しですけれども自分の成長を感じられる瞬間というものを稽古場をはじめ、ここ何日かですごく感じることができました。作品としてもそうですが、僕個人としても、成長した姿をみなさんにお届けできることを光栄に思っています」と心境を告げた。宮沢の言葉を聞いた渡辺は「かなり成長しています」と絶賛。宮沢は「プレッシャーです」と大先輩からの言葉に恐縮していた。(modelpress編集部)
「ピサロ」(原題:ザ・ロイヤル・ハント・オブ・ザ・サン)は、16世紀、167人の寄せ集めの兵を率いて、2400万人のインカ帝国を征服した、成り上がりのスペインの将軍・ピサロの物語。渡辺がピサロを演じ、宮沢はピサロに対峙するインカ王・アタウアルパ役。
渡辺謙、“リベンジ公演”への思い「丁寧に走り抜けたい」
渡辺は、昨年の公演について、「劇場全体が、“お芝居を落ち着いて観ましょう、ゆっくり楽しみましょう”という空気ではない中で、10回の公演をやりました」と振り返り、公演中止となったいきさつを紹介。「僕の中でシャッターを降ろして、止まっていた感じだった」という。「今年、稽古がもう1回始まるという中で、1年近く時間が経って懐かしいメンバーと会って、読み合わせをしたときに、本当に、時計が動き始めた感じがしたんですね。それくらい、僕の中で時計が止まっていたのだ、『ピサロ』というお芝居に対しての僕の秒針は止まっていたのだと気が付きました」と続けた。
今年は稽古期間はマスク着用で対応し、小屋入りしてからマスクなしで稽古をするようになったそう。その際、昨年はいなかった新しいメンバーの素顔を初めて見たといい、「『こういう顔してたんだ、こいつ(笑)』と思いました」と軽快なトークで会場を盛り上げた。
渡辺は、36年前となる1985年のPARCO劇場での『ピサロ』日本初演ではアタウアルパを演じ、鮮烈な印象を残した。「僕にとってPARCO劇場は、僕のキャリアの中で非常に楔を打つようなエポックになる作品が多い」と告げ、「10回で中止になってしまう、こうしてまた…僕らは“リベンジ”と言っているのですが、“リベンジ公演”をさせて頂けるという中で、本当に自分をもう1回奮い立たせてくれる、そういう劇場なのだなということを、一昨日から劇場に入ったのですが、改めて思いました」とPARCO劇場への想いを言葉にする一幕もあった。「3週間、しっかり、丁寧に走り抜けたいなと思っています」と意気込みを語った。
宮沢氷魚「やらないわけがないと思っていました」
宮沢は、「去年、中止が決まった日に謙さんが『また、会いましょう』『また、やりましょう』という言葉をみんなに言ってくれて、それを聞いたときに『間違いなくやるんだな』とどこかで信じられたといいますか、やらないわけがないと思っていました」とコメント。また、「個人として、再演というものが初めてなので、また自分が同じ役を演じることによってぜんぜん違う景色が見えてきたり、少しですけれども自分の成長を感じられる瞬間というものを稽古場をはじめ、ここ何日かですごく感じることができました。作品としてもそうですが、僕個人としても、成長した姿をみなさんにお届けできることを光栄に思っています」と心境を告げた。宮沢の言葉を聞いた渡辺は「かなり成長しています」と絶賛。宮沢は「プレッシャーです」と大先輩からの言葉に恐縮していた。(modelpress編集部)
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