上野樹里が涙 時任三郎と「監察医 朝顔」クランクアップ「自分1人の力では絶対にできなかった」
2021.03.22 06:00
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女優の上野樹里が、主演を務めたフジテレビ系月9ドラマ『監察医 朝顔』(22日最終話は30分拡大)を時任三郎とともにクランクアップ。涙ながらに思いを語った。
上野樹里、涙のクランクアップ
月9ドラマとして初めての2クール連続放送で、法医学者と刑事という異色の父娘を描いてきた『監察医 朝顔』第2シーズン。2020年冬に第2シーズンがクランクインしてから1年、2019年の春先にクランクインした第1シーズンから数えれば、実に2年という長い時間を走り抜けた。ついに最後のカットにOKが出て、上野と時任2人そろってクランクアップの瞬間を迎え、スタッフから「万木朝顔役の上野樹里さん、万木平役の時任三郎さん、オールアップです!」と声が上がると、盛大な拍手とともに、演出の平野眞氏から2人へ花束が贈られた。
先に挨拶した時任は「まだ終わったという実感がないのですが(笑)。本当にこの現場は優しさにあふれていて、スタッフはみんな優しくて、樹里ちゃんをはじめ役者もみんな優しくて、優しさのかたまりのようなチームでした。その優しさが一つ一つ積み重なって、『監察医 朝顔』という作品になっていったのかなという気がします。どれだけ貢献できたのか分かりませんが、この作品に参加できて非常に光栄だと思うのと同時に幸せです。第1シーズンが終わった後、万木家の鴨居(かもい)を10センチ上げて欲しいとお願いをしたのですが(※注:時任の身長より万木家の鴨居は少し低い)、それはかなわずに終わってしまいましたけれども(笑)、本当に感謝しかありません。こんなに優しさと思いやりのあるチームは、今まで俳優として40年以上やってきた中で、ナンバー1だと思います。本当にありがとうございました」と、一言一句かみしめるように語った。
続いては上野は「皆さん、お疲れさまでした!1年たってしまいました。あっという間ですね。日々、妥協せず、自分のできることを精いっぱいやりながら、ちゃんと言いたいことを言って、ほどよくぶつかりながらも(笑)、調和が保たれていて、自分以外のことでも誰かのことを支えて、とにかくみんながお仕事にまっすぐで健やかなチームでした。人間なので当然、コンディションが良い時もあれば良くない時もあって、でも、みんながその日のベストを尽くして、助け合って前に進んで、そんな日常とチームの魅力が、そのままドラマに反映されていたと思います」と、感慨深く振り返る。
さらに「平野さんみたいな、こんなにギャグを挟んでくる監督は見たこともないですが(笑)、そのおかげで、いつも私たちは肩の力を抜いて自然体でいられました。『監察医 朝顔』を撮影する日常は、本当にありがたい場所だったなと感じます。この日常が終わってしまうまで“もう残り3カ月だ”とか“あと2カ月しか残っていない”と思いながら撮影をしていました。監督をはじめ、皆さんが育んでくださった優しさが、私たち出演者の関係性を第1シーズンよりさらに深めて、豊かなものにしてくれました。そして皆さんに、朝顔の色んな感情や姿を引き出していただきました。それは、自分1人の力では絶対にできなかったと思いますし、本当に皆さんのおかげで朝顔は生まれることができたと思います。本当にありがとうございます」と心から感謝。
そして、「東日本大震災が起きてから10年になりますが、10年前の震災があった時に私は、それこそ時任さんがお父さんという役でドラマの撮影をさせていただいていました。その時は、被災した方々や場所に、自分は何ができるんだろうってすごく苦しかったです。『監察医 朝顔』は被災された皆さんにとっても何か感じていただける作品になったと思います。それだけでなく第2シーズンは、新型コロナウイルスで大変な状況もあって、そんな中で、生きるということや当たり前の日常というのがいかに素晴らしいかということを、朝顔を通して少しでも伝えられたのではないかなと思っています。『監察医 朝顔』に出会えたこと、そして陸前高田の方々にも出会えたことで、自分が役に立てなかったという、あの時のあの気持ちが救われたというか…この作品に出会えて、ようやく色んな方の役に少しでも立てたんじゃないかなと、今、とてもうれしく思っています。皆さん、ありがとうございました。本当にありがとうございました」と、途中からは大粒の涙をこぼし、思いの丈を述べた。
第1シーズンクランクインの地でクランクアップ
2人にとって同作最後の撮影は、母の実家であり、東日本大震災に被災した東北の海辺の街を朝顔と平が訪れるシーンで、撮影場所は岩手県陸前高田市。同所は、第1シーズンで朝顔(上野)と平(時任)が三陸鉄道に乗って母の実家の街を訪れるというシーンでクランクインした地であり、上野と時任にとって縁の深い東北の地であるばかりか、制作スタッフがシナリオハンティングのために2018年に初めて訪れた場所でもある。
演出の平野氏も「ここで終われるというのはすごくうれしい」と言い、また陸前高田市議会議員で福田利喜さんも、この日、クランクアップを見届けようと撮影現場に駆けつけた。
金城綾香プロデューサーは「地元の方にも“こんなに海沿いなのに風が凪(な)いでいるのも珍しいですよ”と言っていただきました。まずは、時任さんが最終話の、平さんの結婚式のスピーチのセリフにかけたコメントをされて、スタッフはみんな笑顔になり、そのあと、上野さんが涙ながらにスタッフ、キャストにお礼を言ってくださって、現場で見ていて涙が出ました。最後まで、キャスト、スタッフの思いが詰まっていますので、どうかエンドロールの仕掛けも楽しみにしてください!」とコメントを寄せている。(modelpress編集部)
『監察医 朝顔』最終話
第18話(3月15日)より物語は急変し、野毛山署強行犯係の刑事・森本琢磨(森本慎太郎)が“右ほほに大きなヤケドがある男”に刺されるという最悪の事態が起きる。“右ほほに大きなヤケドがある男”は、2011年に起きた“三田村一家殺害事件”の容疑者であり、これまで警察の捜査の網をくぐり抜け姿をくらましていた。しかし最近、“右ほほに大きなヤケドがある男”の新たな目撃情報が寄せられるとともに、空き家となっている三田村家にて、三田村一家殺害事件と酷似した手口で男性が殺されているのが見つかる。刑事たちは三田村一家殺害事件と同じ犯人によるものと考えて動き出すが、ある時、森本が偶然にも“右ほほに大きなヤケドがある男”に遭遇。
しかし“右ほほに大きなヤケドがある男”は、あろうことか隠し持っていた刃物で森本を刺して逃走したのであった。
そして最終話、森本は男の右ほほにヤケドがあったことを刑事たちにかろうじて伝え、意識を失う。怒りに打ち震え、何としてでも“右ほほに大きなヤケドがある男”を捕まえようと総動員で捜査に臨む刑事たち。平も何か手伝えないかと捜査に合流する。
一方、森本が刺されたことは朝顔たちにも知らされ、朝顔たちは、犯人への手がかりを見つけるため、もう一度、三田村一家殺害事件を調べ直すことに。しかし“右ほほに大きなヤケドがある男”は、朝顔たちをあざ笑うかのように、またしても凶行に及ぶ。
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