過去に「GLAMOROUS」のカバーを飾った(左から)沢尻エリカ、安室奈美恵、長谷川潤

人気女性誌まさかの休刊 8年の歴史を振り返る

2013.03.27 19:46

26日、講談社がファッション誌「GLAMOROUS(グラマラス)」を今年7月6日発売の8月号をもって休刊することを発表。創刊以来、約8年に渡ってユニークな誌面を展開してきた同誌の歴史を一挙に振り返る。


オリジナリティあふれる企画を次々と創出

2005年に「大人のカジュアルファッション誌」という位置付けで、同社の人気雑誌「ViVi」の姉誌として誕生した「GLAMOROUS」。以降、女性が本当に求めるファッション、ビューティ情報の発信とモードとリアルクローズの融合を提案し続け、岩堀せり佐田真由美ら時代のファッションアイコンとなるモデルを多数輩出してきた。

小嶋陽菜/12年「GLAMOROUS」7月号より/画像提供:講談社
小嶋陽菜/12年「GLAMOROUS」7月号より/画像提供:講談社
さらに、読者にふさわしい男性を選出する「グラ男100人」企画のほか、同誌モデルと人気ブランドのコラボファッションショーや旬のアーティストライブなどが行われる「GLAMOROUS NIGHT」の開催など、オリジナリティあふれる企画を次々に創出。

2008年4月号では、乳がん撲滅キャンペーンの一環として写真家・蜷川実花が撮り下ろした平子理沙、梨花、観月ありさら女性タレント10人のセミヌード写真を別冊付録とし注目を浴びたが、乳がん患者を刺激する“セミヌード”という企画内容が波紋を呼び、一部で論争を巻き起こした。

後藤真希、沢尻エリカ、長谷川潤、安室奈美恵…ミューズに愛された8年

安室奈美恵/12年7月号表紙より
安室奈美恵/12年7月号表紙より
また、過去にはそのスピリットに共感した多くのミューズたちが誌面に登場した。10年4月発売の5月号には、当時、2年半ぶりに芸能界復帰を果たしたばかりの女優・沢尻エリカが、女性ファッション誌復帰第一弾としてカバーを飾ったほか、トータル30ページに及ぶ大ボリュームの独占グラビア&インタビューを掲載。「彼の存在なしでは今の私はいなかったと思います」という高城氏との結婚生活や事務所解雇、ドラッグ疑惑など一連の騒動の真相が語られた。

同年9月発売の10月号からは、「ViVi」を卒業した・長谷川潤がレギュラーモデルに加入。気品あふれる美しいルックスとピースフルな笑顔で「GLAMOROUS」の顔として活躍した。さらに、アーティストの安室奈美恵も度々表紙に登場し、読者が憧れるミューズとして同誌の人気を牽引した。

男性に媚びない新たな女性像を提案 惜しまれつつも休刊へ

同年6月発売の7月号では、11年に芸能活動休止を発表した歌手・後藤真希のヌード写真&インタビューが話題に。再愛の母の死、弟の事件と次々に立ちふさがる試練を乗り越え、「すべてを告白して活動再開を図りたい」という気持ちで臨んだグラビアからは、彼女の新たな決意が見て取れる。

さらに、12年7月号と8月号ではAKB48の小嶋陽菜、モデルの佐々木希がグラマラスなボディをあらわにしたSEXYショットを披露。過激なセクシーさではなく女性目線の美しいグラビアを表現し、読者の好評を得た。

同社のミセス誌「Grazia(グラツィア)」とともに、惜しまれつつもその歴史に幕を閉じることになるが、男性に媚びない“女性の自立=カッコイイ”という新たな価値観を提起した同誌の意義は大きい。(モデルプレス)
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