細木数子さん(左)を演じる戸田恵梨香

戸田恵梨香、Netflixドラマで細木数子役に ダークヒーローの“黒塗りの半生”に迫る

2025.09.18 17:07
提供:ENTAME next

女優の戸田恵梨香が、2026年に配信予定のNetflixシリーズ『地獄に堕ちるわよ』で、2021年に他界した占い師の細木数子さんを演じることが発表された。ショートボブ姿にガラッと雰囲気を変えたイメージショットも公開され、ファンの期待が早くも高まっている。

一方、細木さんの半生のドラマ化については「美化されてしまうのでは」「裏の部分を描けなかったら意味がない」と危惧する声がSNSなどで相次いだ。しかし、業界関係者からは「かなり攻めたドラマが期待できる」との見方が上がっている。

Netflixでは、村西とおる監督の半生を描いた『全裸監督』や、稀代の悪役女子プロレスラー・ダンプ松本を主人公にした『極悪女王』などの“実録系ドラマ”が人気となっており、今回の細木さんのドラマもそれに連なる作品のようだ。

細木さんといえば、銀座などでのクラブ経営や芸能プロダクションの仕事を経て、40代半ばで「六星占術」という占いを編み出し、著書の大ヒットによって人気占い師になった。歯に衣着せぬ発言や「地獄に堕ちるわよ」の決めゼリフでテレビでも活躍し、2000年代には細木さんをメインにしたTBS系人生相談バラエティ『ズバリ言うわよ!』などに出演。番組は軒並みヒットし、「視聴率女王」と呼ばれた。

華やかな生涯を送った一方で、細木さんには生前から“ダーク”な側面も指摘されていた。反社会的勢力との交際が囁かれたり、借金問題に絡む歌手・島倉千代子さんとの関係、墓石の売買をめぐるトラブルなど、さまざまな疑惑や騒動が浮上したのだ。

ノンフィクション作家の溝口敦氏が「細木数子 魔女の履歴書」と題した週刊誌連載で“負の側面”を告発。細木さんは裁判を起こしたが、最終的には訴訟を取り下げた。その影響からか、細木さんは2008年からテレビにほとんど出演しなくなり、表舞台から遠ざかった。

こうした通常のドラマでは描きにくいようなキワどい一面があるため、ネット上では「実名でドラマ化するなら闇の部分は描けないのでは」「忖度した内容になるのではないか」といった懸念の声も上がっている。

しかし、先の業界関係者は「攻めた内容が期待できる」と指摘する。その根拠となっているのが、Netflixが発表した紹介文とキャスト・スタッフのコメントだ。

紹介文では「そんな時代を席巻した彼女だが、40代半ばで占い師になるまで、耳を疑うような手段で道を切り開いてきた──。誰も知らない、黒く塗りつぶされた半生が、今、ついに明かされる」との一文があり、占い師としてブレイクする以前の、ダークな時期を主題にしていることを匂わせている。「黒く塗りつぶされた半生」という表現からも、過度に美化された内容にはならないだろうと推測されている。もう一つの注目点は、キャスト・スタッフが公式コメントで細木さんを「呼び捨て」にしていることだ。

戸田は「私は細木数子の存在を知っていてもどんな人物なのか知らなかった。ただ派手な占い師がテレビに出てきただけかと。みんな占いが好きなんだなぁと、それだけだった。そんな関心が全くないガハハハと豪快に笑う占い師を私がやるなんて誰が思った???似ても似つかない遠い人だ。きっと皆さんも戸田恵梨香がやるなんてふざけているとでも思っていらっしゃることだろう」と、自身と細木さんのイメージの違いを踏まえてたコメントを発表。

その上で「だがこの物語は、皆さんが知らない、ちょっと昔に本当にあった細木数子の人生が描かれていて、きっと皆さんをこの世界に没入させ、翻弄させてくれるに違いない。この占い師がなぜ社会現象を巻き起こし夢中にさせたのか、目撃してほしい」と、自信を持って呼びかけている。

さらに、監督を務める瀧本智行氏は「細木数子が嫌いだった。テレビに映る度、チャンネルを変えるほどに」という衝撃的な書き出しでオファーを引き受けた理由を明かし、エグゼクティブプロデューサーの岡野真紀子氏は「数子は救世主か、悪魔か―。欲望に忠実で、転んでもタダでは起きない。その徹底した生き様には羨ましいほどの生命力と野生が溢れ、気づけば“もっと先を見届けたい”という欲望が掻き立てられる」「Netflixが贈る新たなダークヒーローの誕生を、ぜひご堪能ください」と、細木さんを“ダークヒーロー”と表現している。

通常、こうした実録系ドラマのコメントは、モデルとなった人物への敬意や賛辞であふれるものだが、今回は「呼び捨て」に象徴されるように、明らかに異質なものとなっている。これだけでも「普通の実録系ドラマではない」と期待できそうだ。

細木さんの娘で「六星占術」の継承者となった細木かおりさんは、自身のYouTubeチャンネルで「2年ぐらい前かな。ネトフリさんからオファーがあって、知っていましたよ。ざっくりは。だけど細かいことは知らない」「私たちには『やめてください』という権限がないから。『フィクションですから』って言われたら、そうですか…って」と今作への思いを告白。ドラマの内容への関与はないことを示唆した上で、「複雑な思いはありますけど『ダークヒーロー』を楽しみます」と語った。

誰もが認める演技巧者の戸田が、ダークヒーローとしての細木さんをどう演じるのか。どこまで暗部に迫れるのかといった部分も含め、本作は間違いなく大きな注目を集めそうだ。

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