HIROOMI TOSAKA、CrazyBoy (提供写真)

三代目JSB登坂広臣・CRAZYBOY(ELLY)らLAを熱狂の渦に<OTAQUEST LIVEレポート/セットリスト>

2019.07.07 11:42

m-floの☆Taku Takahashiがプロデューサーを務める総合メディア「OTAQUEST」が現地時間3日、米・ロサンゼルスのT LIThe Novo by Microsoftで音楽イベント「OTAQUEST LIVE」を開催。日本から豪華アーティストが参加した。


「OTAQUEST LIVE」CrazyBoy(ELLY)がトップバッター飾る

7月4日から7日(現地時間)まで行われる北米最大のアニメコンベンション「Anime Expo」の前夜に行われた「OTAQUEST LIVE」は、昨年に続いて2度目となるアメリカでの開催。昨年は「Anime Expo」内のイベントとして実施したが、今回はアメリカで初の単独開催となった。公演には、CrazyBoy、HIROOMI TOSAKA、きゃりーぱみゅぱみゅCAPSULEm-floの総勢5組が出演し、会場に集まった1,800人のジャパンカルチャーファンにパフォーマンスを届けた。

CrazyBoy (提供写真)
CrazyBoy (提供写真)
トップバッターを務めたのは、三代目 J SOUL BROTHERS from EXILE TRIBEのELLYによるソロプロジェクト・CrazyBoy。ライブ初披露となる新曲「PINK DIAMOND」でイベントの口火を切り、アグレッシブなラップやダンスと共に「I love you, LA! Put your hands up!!」と煽り、オーディエンスを一気に引き込んだ。

HIROOMI TOSAKA(登坂広臣)、初の海外ステージ

HIROOMI TOSAKA (提供写真)
HIROOMI TOSAKA (提供写真)
二番手には初の海外ステージとなったHIROOMI TOSAKAが登場。海外でも人気の劇場版「名探偵コナン 紺青の拳」の主題歌「BLUE SAPPHIRE」のほか、「SUPERMOON」など4曲を披露。ダンサーを率いて、EDMチューン中心で盛り上がりを煽り、観客も飛び跳ねて応えた。ステージラストの「LUXE」では楽曲フューチャリングゲストのCrazyBoyもステージに戻り共演。L.A.でのプレミアムなコラボに米国ファンも熱狂した。

きゃりーぱみゅぱみゅに“KPP”コール巻き起こる

きゃりーぱみゅぱみゅ (提供写真)
きゃりーぱみゅぱみゅ (提供写真)
抜群の海外知名度を誇るきゃりーぱみゅぱみゅは、「にんじゃりばんばん」「ファッションモンスター」「PONPONPON」といった鉄板ナンバーから最新曲「きみがいいねくれたら」など6曲を披露し、会場をひとつに。彼女が「Hello, everyboby! I'm Kyary Pamyu Pamyu!Do you know me!?」と問いかければ、フロアは「Yeah!」と返答してノリノリで“KPP”コール。きゃりーの愛らしいキャラクターが場内をハッピーなムードに包みこんだ。

CAPSULEがアメリカで初ライブ

CAPSULE (提供写真)
CAPSULE (提供写真)
続いて登場したのは、アメリカで初ライブパフォーマンスとなったCAPSULE。登場前から待ち切れないと言わんばかりの黄色い声が飛び交い、待望の初上陸に対するオーディエンスの期待度の高さが伺えた。DJの中田ヤスタカはすべての曲間をシームレスにつなげて、盛り上がりの途切れない空間を演出。「MORE! MORE! MORE!」「WORLD OF FANTASY」「FLASH BACK」など新旧の代表曲を披露した。ひときわフロアが熱くなったのは3曲目の「Hero」。宇宙空間を思わせるスペーシーなVJをバックに、鋭いビートとシンセサイザーからなる感性を刺激するエレクトロトラックと、オートチューンを多用した、こしじまとしこのキュートなボーカル。CAPSULEの真骨頂とも言えるスタイルでオーディエンスを盛り上げた。

m-floがトリ飾る

m-flo (提供写真)
m-flo (提供写真)
「OTAQUEST LIVE」のトリを飾ったのは、昨年と同じくm-flo。白いつなぎにサングラスというコスチュームでそろえた☆Taku Takahashi、VERBAL、LISAの3人は、冒頭の「come again」から大歓声で迎えられ、盛大なコール&レスポンスで場内を席巻。中盤にはデモ段階の未発表トラックを2曲もパフォーマンス。どちらもm-floの実験精神が発揮されたエッジーな楽曲だ。ほかにも「EKTO」「STRSTRK」「No Question ~TOKYO RAINBOW PRIDE REMIX~」といった新曲群も、3人の阿吽の呼吸で魅せた。デビュー20年のキャリアを詰め込み、ユニットのさまざまな側面を見せた約30分のアクトで、L.A.の会場をホームに変えてみせた。

登坂広臣&ELLYら、LAでJ-POPの力を実感

アメリカの熱狂を肌で感じた登坂は「改めてJ-POPって凄いなと感じました。参加させていただいて、無限の可能性がつまっているイベントだと感じました」と話すと、ELLYも「お客さんのエネルギーが凄かった。こういうエネルギーを、日本でもみなさんに感じてもらいたいと思いましたし、機会があったらL.A.でのライブも見てもらいたいと思いました」と振り返った。

音楽だけでなく、ファッションでの活動も世界に通ずるVERBALも「日本の音楽をこよなく愛して、めちゃくちゃ盛り上がってくれる。改めて、世界中のみなさんとつながれるポイントなのかなと思っています。日本だったらやれないようなことを、あえて海外で挑戦して、新しいスタンダードを作って行きたい」と次なる展開を見据えると、中田も「自分の曲をこんなに知ってくれている人が海外にいることを、すごく実感できた。次は全員でステージに立つ曲も作りたいですね」と応えた。

ジャパンカルチャーが世界から注目されるようになって久しいが、意外にも、日本のアーティストがこうした単独イベントを海外で開催することはまだ少ない。この日、アメリカに確かなインパクトを残し大成功を収めた「OTAQUEST」の次なる一手に期待したい。(modelpress編集部)

セットリスト

■CrazyBoy
1. PINK DIAMOND/2. Double Play/3. BO$$/4. LOCO

■HIROOMI TOSAKA
5. SUPERMOON/6. CHAIN BREAKER/7. BLUE SAPPHIRE/8. LUXE

きゃりーぱみゅぱみゅ
9. にんじゃりばんばん/10. ファッションモンスター/11. CANDY CANDY/12. きみがいいねくれたら/13. 原宿いやほい/14. PONPONPON

CAPSULE
15. MORE! MORE! MORE!/16. JUMPER/17. Hero/18. WORLD OF FANTASY/19. Starry Sky/20. FLASH BACK

m-flo
21. come again/22. How You Like Me Now?/23. been so long/24. MARS DRIVE/25. STRSTRK/26. gET oN!/27. funkdafied (仮タイトル) ※未発表曲/28. Sweet But Deadly (仮タイトル) ※未発表曲/29. EKTO/30. No Question ~TOKYO RAINBOW PRIDE REMIX~
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