【K-1大久保琉唯インタビュー】悲願のベルトに向けて 「自然と涙」弱さと向き合い覚悟を決めた瞬間
2026.01.14 18:00
views
K-1ファイターの大久保琉唯(おおくぼ・るい)選手がモデルプレスのインタビューに応じた。2月8日に東京・代々木競技場第二体育館で行われる「K-1 WORLD GP 2026〜 -90kg世界最強決定トーナメント〜」が開催される今大会で、王者・金子晃大(かねこ・あきひろ)選手とのK-1スーパー・バンタム級タイトルマッチを控える大久保。悲願のベルト奪取に向けた覚悟、そして年末年始返上で挑んだ過酷な調整について語ってくれた。
大久保琉唯選手、年末年始返上で挑む“最後”の55kg
― いよいよ2月のタイトルマッチが迫ってきました。現在のコンディションはいかがでしょうか?順調ですね。風邪も引いていないですし、これまで以上に健康面には気を遣っています。
― 世間一般的には年末年始はゆっくり過ごす時期ですが、試合を控えている場合はどのように過ごされたのですか?
大晦日の31日も元旦の1日も休みはなく、全部練習していました。昨日も山に行って走ったりして。休んで後悔するよりも、しっかりやっていきたいという思いがあったので、悔いはないです。むしろ調子を落とさずにやってこれたので、変に休まない方が僕にとっては良かったです。
― 以前お話しした際、体が大きくなって減量がきつくなってきたと伺いましたが、今回の減量はいかがですか?
きついですね。正直、55kgのタイトルに挑戦するのは今回で終わりだなと思っています。これを逃したらまたベルトへの道は遠回りになりますし、すぐにチャンスが回ってくるわけではないことも分かっています。体が大きくなって必然的にこの階級は難しくなってきているので、今回のタイトルマッチで本当にベルトを獲らないといけないと思っています。
「お前は弱い」親からの言葉で気づいた覚悟
― 今回対戦する王者・金子選手には、約1年4ヶ月前に敗れています。当時と比べて、ご自身の中で1番変わった部分は何でしょうか?意志というか考え方が変わったなと思います。当時のトーナメントでは、玖村(将史)選手との試合がゴールで、その先の金子選手との試合ではどこかで「負けてもいい」とは言いませんが、「絶対に勝ってやる」という気持ちが足りなかったのかもしれません。昨年は全試合KOで勝つことができましたが、1番の変化は「自分のことを分かってきた」ことだと思います。
― 「自分のことを分かってきた」というのは、具体的にどういうことでしょうか?
元々小さい頃から弱気だったり内気な性格で、自分自身は弱いんだということを理解しました。弱いからこそ前に出ないといけない、弱いから練習をサボってはいけないと考えるようになってからは、自分から行けるようになりました。実は昨年、3連続KO勝利をして少し調子に乗っていた時期があったんです。その時、出稽古の帰りに親から「お前って弱いんだよ」と言われて。
― ご両親からの厳しい言葉があったのですね。
はい。自分では「俺は強いんだ、倒せる選手になったんだ」と思っていたのですが、1番身近な親にそう言われた時、自然と涙が出てくるくらい図星だと感じました。自分の弱さを知れたからこそ、練習でもここで折れてはいけないと踏ん張れるようになりました。もしその時に気づけず、調子に乗ったまま今回の試合に臨んでいたら、どこかで心が折れて負けていたかもしれません。自分の弱さと向き合えたことは、今回の試合に向けてすごく良い機会でした。
K-1の未来を背負う覚悟「先頭に立つ人がいない」
― 対戦カード発表会見で「K-1を代表する選手になりたい」という発言もありました。今回勝ってベルトを巻くことで、K-1をどのように盛り上げていきたいと考えていますか?金子選手が勝ち続けていても何も変わっていないと感じています。僕が勝てば何が変わるかはまだ分かりませんが、まずはベルトを獲って発言権を得たいです。昔のK-1にはいろいろなキャラクターの選手がいましたが、今は先頭に立っていく人がいないので、僕がその一員になれたらと思っています。
― ベルトを獲ったその先のビジョンはありますか?
もちろん階級を上げて制覇していくことも目標の1つですが、かつての武尊選手と那須川天心選手のような対抗戦を今のK-1選手でやるときに誰がいるって考えた時に、朝久(泰央)選手や、僕と同じ世代にもたくさん強い選手がいるので、そういう人たちと盛り上げていきたいとぼんやり考えています。
周りの人からRIZINやONEなど他団体に行くことを言われることがありますが、それは違うのかなと。まずは自分のいる団体をしっかり盛り上げられるようにやっていきたいです。
― K-1全体を考えているんですね。
年末はすごく盛り上がっていたので悔しいですよね。悔しいけど今が踏ん張りどころ。朝久選手と観に行っていたんですけど「何が違うかな?」って話したり、K-1はそうやって考える真面目な人が多いですね。
最後は「勝ちたい気持ち」
― 金子選手への対策として、技術面やメンタル面で準備していることはありますか?ここからはもう何も変わらない気がしています。お互いにどれだけ練習しても、ある程度のファイトスタイルは変わらないので、最後は「勝ちたい気持ち」の勝負になると思います。
― 最後に、ファンの方へメッセージをお願いします。
まずはしっかりベルトを巻く姿を見せたいです。ぜひ会場に来て、応援していただきたいです。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
大久保琉唯(おおくぼ・るい)プロフィール
生年月日:2004年9月12日身長:177cm
出身地:栃木県
戦歴:15戦 13勝(3KO)2敗 0分
獲得タイトル: 初代Krushフライ級王者、K-1 WORLD MAX 2024 世界最強決定トーナメント準優勝、K-1甲子園2021 -55kg王者、K-1甲子園2021 東日本予選 -55kg優勝、第11回K-1アマチュア全日本大会 チャレンジAクラス -55kg優勝、第37回K-1アマチュア チャレンジAクラス -55kg優勝
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
K-1大久保琉唯「正直悔しかった」ベルトへの想いと次戦への率直な思い 今後の意気込み語る【モデルプレスインタビュー】モデルプレス -
K-1大久保琉唯、金子晃大VS池田幸司をどう見る?自身は「とにかくK-1のベルトが欲しい」【モデルプレスインタビュー】モデルプレス -
K-1大久保琉唯選手「覚悟の違いを証明する」7月大会への意気込み語る 【モデルプレスインタビュー】モデルプレス -
K-1大久保琉唯「ViVi月刊国宝級イケメン」格闘界初選出の心境 1番モテた時期・イケメンだと思う人明かす【モデルプレスインタビュー】モデルプレス -
K-1大久保琉唯、注目選手として期待されることへの心境「考え方が変わってきた」魔裟斗からの嬉しかった言葉とは【モデルプレスインタビュー】モデルプレス -
魔裟斗、大久保琉唯選手は「K-1の未来」次世代の活躍に期待【K-1 AWARDS 2024】モデルプレス
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【SixTONES松村北斗&今田美桜「白鳥とコウモリ」インタビュー】関係性は「友達の友達」初共演の2人がフラットに居られた理由モデルプレス -
星野真里「24時間テレビ」チャリティーランナー挑戦を後押しした家族の存在「一番の応援団」指定難病の娘の言葉胸に走る「私も頑張るから、ママも」【インタビュー後編】モデルプレス -
星野真里「24時間テレビ」前年ランナーSUPER EIGHT横山裕の言葉に「胸が熱くなり涙が出そうになりました」マラソン練習で知った“意外な自分”とは【インタビュー前編】モデルプレス -
【PR】IVE弟分・AEN、日韓グループならではの語学学習法とは?目指すは東京ドーム&ビルボードHOT100「次なる次世代グローバルグループに僕たちがなれるよう」【インタビュー後編】株式会社A-Sketch -
【PR】IVE弟分・AENとは?ハイタッチ会での“号泣対応”が話題・BE:FIRST SOTA・RIIZEウォンビンらへの憧れ 個性光るフレッシュな7人の素顔を紐解く【インタビュー前編】株式会社A-Sketch -
「風、薫る」吾郎役で話題・甲斐翔真、演技超えて自然と溢れた涙の理由「どこまで運命は直美に残酷なんだろう」【モデルプレスインタビュー】モデルプレス -
「親愛なる夫へ」で存在感発揮・星乃あんな、INI尾崎匠海から学んだ現場での在り方 話題作続々出演&目指すは“主演級俳優”【モデルプレスインタビュー】モデルプレス -
【PR】国内最大級ライバー事務所・エピグループ「関コレ」初ステージで新たな一歩 代表・えぴろ氏が描く業界の未来【インタビュー】株式会社KANSAI COLLECTION -
「恋ステ」「THE カラオケ★バトル」で一躍脚光・砂月凜々香、夢諦めかけた過去「涙が止まりませんでした」乗り越え立つメジャーアーティスト登竜門のステージ【注目の人物】モデルプレス








