「ウルトラマンデッカー」主演・松本大輝インタビュー “平成最後のジュノンボーイ”がウルトラマンに…憧れは窪田正孝・大泉洋
2022.07.09 07:00
views
9日からテレビ東京系列6局ネットにて放送がスタートする最新TVシリーズ『ウルトラマンデッカー』(毎週土曜あさ9時~)で、主演を務める俳優の松本大輝(まつもと・ひろき/23)。2018年に「第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリに輝き、“平成最後のジュノンボーイ”として芸能界入り。約2年の月日を経て大役を掴んだ新進気鋭の注目株の素顔に迫った。<記事後半にもっと知る一問一答も!>
松本大輝、北海道のスポーツマンが“平成最後のジュノンボーイ”になるまで
身長182cmのモデル体型に短髪がよく似合う硬派な顔立ち、意志の強い眼差しと爽やかな笑顔は、まさにヒーローにふさわしい輝きを放っている。北海道出身の松本は中学からバスケットボールを始め、専門学生の時には北海道選抜として全国大会出場も経験し、スポーツトレーナーを目指していた根っからのスポーツマン。ジュノン・スーパーボーイ・コンテストには、本人には内緒で姉が応募。コンテスト当初は、戸惑いから始まったが、コンテストの様々な活動を通して、俳優を志す決意が固まった。
「テレビは昔から好きでドラマも沢山観てきたんですけど、自分が芸能界に入ることはそれまで考えたことがなくて、親戚から勧められても『俺なんて無理だよ』と言っていました。なのでジュノンに応募する前は、ゆくゆくはスポーツトレーナーとかジムとかで働けたら良いかなと漠然とした夢を描いていました。だから最初に姉から応募したことを知らされたときは『恥ずかしいからやりたくない』と思っていたんですけど、いろいろな人に相談して、『人生経験で出てもいいんじゃないか』ということを言われて『確かにいろいろな経験はした方が良いよな』と思い、頑張ることを決めたんです。そこから審査に残っていく内にジュノンの先輩方の活躍している姿を見て憧れを抱き『俳優になりたい』と思うようになりました」
姉を始め、家族は全力で活動をバックアップしてくれているそうで、「今思うと姉には感謝ですし、家族は自分が載っている雑誌を買ってくれたり、作品をチェックしてくれたり、ずっと応援してくれています」とはにかんだ。
松本大輝「エール」で目撃した窪田正孝の凄さ
2019年に俳優デビュー。2020年にはNHK朝の連続テレビ小説「エール」で朝ドラ初出演を果たし、2021年に映画「都会のトム&ソーヤ」で映画初出演を飾るなど、着実に経験を積んできた。印象的だった作品を聞くと、事務所の先輩である窪田正孝と共演した「エール」をあげ、「現場での姿や演技を見てすごくかっこいいなと思ってそこが自分の目指すべき姿なのかなと思うようになりました。スタッフさんや誰に対してもすごく優しく接していて現場を明るくして下さるんですけど、演技に入ると役に入り込まれていて、僕も対面してすごくオーラというか迫力を感じました」と振り返る。
窪田も同コンテストへの出場経験があるということで、「撮影の合間に窪田さんから声をかけてくださって、僕も『過去の作品を観ていました』と伝えてお話ができて、優しくして下さいました」と会話も明かしてくれた。
松本大輝、アクションシーンで感じた成長
そんな松本が、自身も子供の頃は一視聴者として楽しんでいたというウルトラマンシリーズの主演に抜擢。今作は、新ヒーロー「ウルトラマンデッカー」の決してあきらめない戦いと、希望の未来を切り開くためひたすら前向きに突き進むエキスパートチーム「GUTS-SELECT」の若き隊員たちが織りなす青春群像劇を描く物語。松本はドラマ初主演となる今作でウルトラマンデッカーに変身する主人公アスミ カナタを演じる。「オーディションでは、受け身をとってから銃を構えて怪獣を撃つという芝居があったんですけど、そのときに奥の壁にダダという怪獣の写真が貼ってあって、『そこを目掛けて撃ってくれ』と言われて、ウルトラマンらしいオーディションだなと思いました。実際に目の前でお手本を見せてくださる方がいらっしゃってその動きをコピーするんですけど、必死で見て『誰よりも上手い受け身をとってやろう』という気持ちで芝居をしたので、そういうところを評価していただいたのかな…」
撮影では身体能力を活かしてアクションシーンと日々向き合っていった。
「殴ったり蹴ったりかわしたり…銃を使ったアクションなどが本当に沢山あって、現場に入ってから教えていただくので、短期間で覚えないといけないときがものすごく大変でした。事前に確認する時間はそんなにとれなくてどれだけテストで完璧に近づけて本番でOKが出るかという勝負だったので頑張りました。指導して頂いている方から、 『本当に成長したな』と言っていただけたときは本当に嬉しかった言葉です」
自身も積極的に意見を出し、演技に反映していったといい、「銃の構え方でそれぞれのキャラクターの性格を出していきたい、という話になって、カナタはがむしゃらに前に突き進んで行く性格なので、かっこつけることはせず、真正面に防御もしないで行く、という構えで行こうと決めました」とこだわりも明かした。
松本大輝、試写を観て感動の涙
「リアクション1つとってもこれまでの作品とは全く違いますし独特の雰囲気がありました」と初の特撮作品は一筋縄ではいかなったと振り返る。「子供たちが観る番組なので分かりやすくリアクションをしなきゃいけないシーンが沢山あって、最初はオーバーにやるのが難しいなと感じました。『もっとオーバーに』『それじゃ全然感じない、もっとでかいやつが来ているんだぞ』というのは何回も何回も最後まで監督に言われていた言葉だったのですごく苦労しました。この間試写を観たのですが『確かにこれだけでかい怪獣が出てきたらもっとリアクションするよな』と反省もありました。
1話を観終わった瞬間は、皆で作り上げたものがBGMやオープニング、エンディングも加わってすごく良い作品になってできあがったということを実感して感動して涙が出てしまったんです」
松本大輝、今一番会いたい人は…
今作の現場でもベテランキャストの現場での在り方が、刺激になったという松本。GUTS-SELECT隊長ムラホシ タイジ役の黄川田雅哉の名前をあげ、「本当に誰に対しても優しくてスタッフさんに対する言葉遣いや接し方は自分も真似していかないといけないと思いました」と気を引き締める。また、今、一番会いたい人という質問で名前をあげたのが『ウルトラマンダイナ』主演のつるの剛士。7月から8月にかけて行われるイベントの『ウルトラヒーローズEXPO 2022 サマーフェスティバル』のアンバサダーも務めているつるのに「そのときにお会いできたらと思ったりもしています」と尊敬の眼差しを向けた。
松本大輝、憧れの俳優は同郷の大泉洋
憧れの俳優は、ジュノンボーイ受賞直後の囲み取材でもあげていた同郷のTEAM NACS大泉洋で、「もう子供のときからDNAは入っているので、ずっと大好きな方です」とブレず。今後演じてみたい役柄を問うと「色々やりたい役はあるのですが、記者の方やメディア関係の役柄」という回答が飛び出し、「闇を暴いていくみたいな作品を観るのも好きで、暴こうとしても壁が出てきて、できないけど頑張る姿がかっこいいなと思いました」と理由を語った。
松本大輝の怒り・悲しみを乗り越えたエピソード
今作では、限界を超えた先に待つものを求めて幾多の敵に立ち向かうヒーローを演じる松本自身に、これまでの人生で学んだ怒りや不安、悲しみを乗り越えた経験と方法を聞くと、成熟した考えを明かしてくれた。「学生時代に嫌なことを言われたことがあって、そのときは腹が立ったんですけど、まず飲み込んで相手のことを逆に1回好きになってみたら意外と乗り越えられたことがありました。どこで見たのかは忘れたんですけど、何かでその考えを知って実践してみたら『こういう人なんだな、面白い人だな』とその状況も相手のこともポジティブに捉えたら相手のことを嫌いにならなかったので、すごく良いなと思って印象に残っています」
松本大輝の夢を叶える秘訣
最後に夢を追うモデルプレス読者へ向けて、松本の“夢を叶える秘訣”を聞くと「すごく難しい質問ですよね…」と一考し、自身の経験から答えてくれた。「今すごく辛いことがあってもそれを耐える時期なんだと思って過ごしていたら、それが逆に自分の経験値になって気づかない内に夢を叶えていることもあると思います。僕もオーディションに受からない時期は『なんで受からないんだろう?』とずっと思っていたし、そういうことも含めて今こうやってウルトラマンになるための試練や経験値を貯めるときだったのかなと思えるようになりました」
松本大輝の素顔をもっと探る!Q&A
― 好きな食べ物/嫌いな食べ物好きな食べ物は麻婆茄子、カレー、鍋。嫌いな食べ物はありません!
― (恋愛対象の)好きなタイプ
一緒に居て落ち着く人。
― 好きな言葉(座右の銘)
「なんとかなるさ!」
中学校の先生が卒業アルバムか何かに書いてくれた言葉で、そういう精神でいれたら良いなと思って印象に残っています。
― これだけは他の人に負けない!
どこでも寝られること。
― 自分にキャッチコピーをつけるとしたら?
睡眠大好きマン。
― スタイルキープ(体作り/健康維持)のためにやっていること
危機を感じたら量を減らして運動する。
― 最近ハマっていることは?
録り溜めた録画番組を観ること。
― 最近した初体験
制作発表会。
― 今、最も情熱を注いでいること
『ウルトラマンデッカー』の告知。
― 今、悩んでいること
どうしたら『ウルトラマンデッカー』を広められるか。
― 最近泣いたこと
『ウルトラマンデッカー』1話の鑑賞後。
― 今後チャレンジしたいこと
スキューバダイビング。
(modelpress編集部)
@modelpress 松本大輝さんの決め顔チャレンジ😎✨#松本大輝 #モデルプレス決め顔チャレンジ #ウルトラマンデッカー #モデルプレス
♬ オリジナル楽曲 - モデルプレス(公式) - モデルプレス(公式)
松本大輝(まつもと・ひろき/23)プロフィール
1999年3月29日生まれ、北海道出身。身長182cm。2018年、「第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト」でグランプリに輝き芸能界入り。2019年に俳優デビュー後、NHK連続テレビ小説「エール」などドラマや映画、ミュージックビデオにも出演する新進気鋭の若手俳優。『ウルトラマンデッカー』あらすじ
かつての怪獣災害もなくなり、平和を取り戻したかのような地球。人類の目はさらなる宇宙進出へと向けられ、怪獣災害への対策規模は縮小傾向にあった。そんな中、突如飛来した謎の宇宙浮遊物体「スフィア」による地球への襲撃が始まり、人類は宇宙との交信を絶たれ“孤島の惑星”となってしまう。主人公「アスミ カナタ」の日常にもその魔の手が迫る。目の前で繰り広げられる破壊、ついに姿を現す巨大な怪獣。危険を顧みず、今そこにいる敵に飛び込んだその時、カナタは「ウルトラマンデッカー」へと変身を遂げる。
「今、やるしかねぇ!」デッカーの“光”を手にしたカナタは、日常を守るため戦うことを決意し、対スフィア部隊として再編成された新しいエキスパートチーム「GUTS-SELECT」の新人隊員として、若さあふれる仲間たちと共に巨大な敵に立ち向かっていく!
【Not Sponsored 記事】
関連記事
-
“可愛すぎるジュノンボーイ”井手上漠&昨年グランプリ松本大輝、1年で大きな変化モデルプレス
-
女子顔負けのジェンダーレス男子も ジュノン・スーパーボーイはグランプリ以外にも注目<第31回 ジュノン・スーパーボーイ・コンテスト>モデルプレス
-
藤田ニコル、ジュノンボーイ13人から“愛の告白”「ドキドキしました」モデルプレス
-
第31回ジュノンボーイグランプリ松本大輝さん、藤田ニコルも「一番にした」魅力とは 地元・北海道へ「持って帰れることが嬉しい」モデルプレス
-
<速報>ジュノン・スーパーボーイ、グランプリ決定 “平成最後のジュノンボーイ”は北海道出身・松本大輝さんモデルプレス
-
見逃さないで!デート中にキスしたい時の男性のサイン3選ハウコレ
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【PR】ハシヤスメ・アツコ、グループ時代からの習慣でQOL向上 美白だけじゃない“トラネキサム酸”の作用とは第一三共ヘルスケア株式会社
-
日向坂46濱岸ひより、休業期間“毎日のように一緒にいてくれた”存在「なかったらきっと復帰していなかった 」【「もしも」インタビュー後編】モデルプレス
-
畑芽育“4人の弟たち”と絆生まれた24年夏 白熱シーン秘話も【インタビュー後編】モデルプレス
-
「うち弟」5人が実際に“きょうだい”だったら? 畑芽育・作間龍斗・那須雄登・織山尚大・内田煌音の意外な一面明らかに【インタビュー前編】モデルプレス
-
日向坂46濱岸ひより、ボディメイクの理想像は渡邉理佐 1st写真集までの準備に迫る【「もしも」インタビュー前編】モデルプレス
-
Travis Japan松田元太、入所前の夢を“有言実行” 現在掲げる大きな目標とは「この世界にこれからも存在し続けられるように」【「ライオン・キング:ムファサ」インタビュー】モデルプレス
-
Travis Japan松田元太、声優初挑戦で夢のディズニー作品 “兄弟の絆”演じて思うこと「存在の大きさという部分にすごく共感」【「ライオン・キング:ムファサ」インタビュー】モデルプレス
-
Mrs. GREEN APPLE、大森元貴の突発性難聴発症当時もツアー続けた理由 決断の裏に3人の絆「なおさら頑張るしかないでしょう」【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
齋藤飛鳥、乃木坂46卒業後の“アイドル役”で見えた景色「ステージに立つことはもうないと思っていました」<【推しの子】インタビュー後編>モデルプレス