THE RAMPAGE吉野北人、“辞めようと思っていた時期”に刺さった言葉 支えてくれる人への想い語る<インタビュー>
2022.02.24 08:00
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THE RAMPAGE from EXILE TRIBEの吉野北人(よしの・ほくと/24)が、自身の25歳の誕生日である3月6日に初の写真集『As i』(幻冬舎刊)を発売する。彼自身が「どれも本当の自分」という気持ちを込めて名付けたタイトル――そんな今の吉野を形成する“原点となった経験”とは。
吉野北人初の写真集「As i」
『As i』の撮影は、吉野の故郷である九州の宮崎で実施。地元の自然や動物と戯れる姿、満天の星の下で思いにふける夜、童心に帰って公園で遊ぶひとときなど、ステージ上では見せない彼の素顔の魅力が詰まっている。どの瞬間においても偽らない自分でいること、そう生き抜いていくという吉野の決意も込められた1冊だ。
吉野北人「宝物」になったお気に入りショット明かす
― まずは発売に至った経緯を教えてください。吉野:実は2年前くらいから写真集を作れたらいいなという話をしていて、ファンの皆さんからの「写真集を早く出してほしい」という声も届いていました。コロナで撮影ができない時期もあったのでタイミングを探りながら、今回ついに自分の誕生日に発売させていただくことになりました。
― どのくらいの期間で撮影されたんですか?
吉野:(2021年)10月末に4日間宮崎に行って撮影しました。
― 懐かしい場所にも行かれましたか?
吉野:僕が通っていた小学校にも行きました。今回撮影させていただいたところは縁があるところが多かったので、そこに撮影で行っているのは不思議な感じがしました(笑)。
― 特にお気に入りのカットはありますか?
吉野:星空の下で撮影したものです。
― 確かにとても綺麗でした…!
吉野:星空は写真集が決まった時からずっと撮りたいなと思っていたのですが、天候によって左右されるので、正直撮れるか分からなかったんです。でも、本当にタイミング良く行った日が晴れていて、星もしっかり見ることができて。本当は星空だけの写真を入れる予定だったのですが、自分も星空と一緒に写りたいと思い、試しながら撮っていくうちに奇跡的な写真が撮れました。僕にとっても宝物レベルの素敵なショットです。
THE RAMPAGEメンバーも絶賛
― 今回の撮影に向けて身体のメンテナンスなどはされましたか?吉野:していないです(笑)。
― ありのままの姿で撮影されたんですね。
吉野:そうですね。景色や色々な自分の表情を見せるというコンセプトで、体を見せることにベクトルを持っていっていなかったので、ありのままの自分でいいかなと。なので、あまり鍛えてはいなかったです。
― THE RAMPAGEの皆さんはもうご覧になられたのでしょうか?
吉野:全部は見せていないのですが、解禁された時に公開されたカットは見ていると思います。それこそメンバーの龍は、星空の写真を見て「これ僕めちゃめちゃ好きです」と言ってくれて。他のメンバーも星空のカットにはびっくりしたみたいで「えっ、これ北ちゃんの地元!?」みたいな(笑)。「こんなに綺麗なんだ」「ますます地元に行ってみたくなった」と言ってくれました。
― 確かに、吉野さんの魅力に加えて宮崎の魅力も伝わってきて、読んでいるうちに実際に行ってみたくなりました。
吉野:それすごく嬉しいです!南の方だと福岡や沖縄は旅行で行く人も多いと思うのですが、これを機に宮崎にも行っていただきたいです。
吉野北人、両親の言葉で決意
― 『As i』には「どれも本当の自分」という意味が込められていて、最後にはこれまでの人生を振り返るパートもありますが、今振り返って「ここで自分が形成された」という原点となった出来事はありますか?吉野:僕は素人の状態でこの業界に入って、上京して活動していく中で、やっぱり正直ついていけない場面がありました。思うようにいかない時期が毎日続いて「もう無理かも」となってしまって、辞めようと思っていた時期があったんです。でも、そこで親に連絡して「もう無理」と伝えたら、反対することもなく「北ちゃんがそれでいいんだったら無理しなくていいよ」みたいな感じで、「まだ諦めないで」とは言われなかった。そこで逆に火がついて「もっと頑張ろう」と思いました。
― 素敵なご両親ですね。
吉野:今考えるとそこで何を言われても辞めなかったとは思うのですが、そうやって自分の選択を受け入れてくれる人がいるのはすごく励みになるし、そのおかげで踏ん張ることができています。その時は、「もう自分だけの夢ではなく、周りの人の思いも背負ってやっているんだな」と親や色々な人の顔が浮かんで「まだまだ頑張ろう」と思いました。
― 悩まれた時にはいつもご両親に相談されるんですか?
吉野:いや、その時は究極でした。僕は普段、あまり積極的に周りに相談するタイプではないので…。
― メンバーの皆さんにも?
吉野:そうですね、自分で解決することがほとんどです。でもその時は本当に余裕がなくて親にしか頼れなかったので、親にだけ言いました。
吉野北人が描く未来
― 今回の写真集はもちろん、ドラマや映画などソロでも活躍されていますが、ソロでの活動がグループの活動に活きることもありますか?吉野:グループにいる時はグループとしてのスタイルがあって、個人活動では“吉野北人”として勝負しているので、全くの別物だと思っています。ですが、僕の個人活動をきっかけにTHE RAMPAGEを知ってもらって「THE RAMPAGEって良いな」と思ってもらえるのが1番の理想です。
― 今回写真集を出すという一つの夢が叶いましたが、また新たにやってみたいことはできましたか?
吉野:この写真集を作っていく中で、自分でプロデュースをしたり、それを考えたりすることが好きだと改めて思ったので、もっと自分自身をプロデュースしたいですし、色々なことに挑戦してたくさんの人に喜んでもらえたら嬉しいです。ゆくゆくは他の人のプロデュースもできるようになったらいいですね。
― それは「Dreamer Z」(※LDHのオーディション番組「~夢のオーディションバラエティー~ Dreamer Z」テレビ東京系/毎週日曜よる9時~)のような?
吉野:そうですね。やっぱり自分が一生プレイヤーとしてやっていけることもないと思うので、将来的に誰かをプロデュースできるぐらいまでになりたいです。そのためにも、まずはちゃんと自分をプロデュースして成長していきたいです。
吉野北人、支えてくれる人への想い
― 2019年のインタビューで“夢を叶える秘訣”をお伺いした時に、吉野さんは「『やりたい』っていう気持ちが、行動や自信に繋がっていくと思う」と答えていました。この2年間でさらに色々な夢を叶えられたと思いますが、今思う“夢を叶える秘訣”を改めて教えてください。吉野:その気持ちももちろん大事ですが、周りの人を大切にすることも大事だと思いました。1人では何もできないので、色々な人の力を借りて自分を最大限に引き出し、周りの人と手を取って同じ志でやっていくことで良い作品に繋がると思います。そうすることできっともっと大きな夢に繋がったり自信になったり、助けてくれる人も増えてくると思うので、力になってくれる人を1人でも多く増やせるように、皆さんと一緒に作り上げていきたいです。
― 周りの人を大切にしようと思ったのには、何かきっかけがあったのでしょうか?
吉野:この写真集が大きいかもしれないです。撮影していて「自分の作品のためにここまで動いてくれて、良い作品にしたいと思ってくれる人がいるんだ」と感じたので、改めてそう思うきっかけになりました。
― 周りの支えがあってこそ自分の魅力を発揮できるということですね。
吉野:そうですね。だからこそ、いつも応援してくれるファンの皆さんや家族を大事にして、一緒に上を目指していければいいなと思います。
THE RAMPAGEの活動でも、僕たちがただかっこいいことをしたりすごいことを言っても、結局はファンの皆さんが喜んだり熱狂したりしないと意味がないですし、自己満足で終わってしまう。なので、THE RAMPAGEとして何をどのように見せたいのかをよく考えて、ファンの方々が求めていることもしっかり組み込むことを大事にしています。
― グループの今後について、メンバー同士で話されたりすることも?
吉野:はい。最近はTHE RAMPAGEもギアが上がってきて次のステージに行きたいと思っているので、そのためにはもっとファンの皆さんを巻き込んで…など、色々話しています。
― 素敵ですね。では最後に、写真集を楽しみにしている方へメッセージをお願いします。
吉野:この『As i』は自分のやりたいこと、今までの思い出、これからについてなど色々な思いを込めて、一生懸命向き合って作った写真集になっています。たくさんの方が協力してくれて自分が思っていた以上に良い作品に仕上がりましたし、1枚1枚どれをとっても本当に素晴らしい写真なので、見てくださる皆さんが少しでもポジティブな気持ちになってくれたら嬉しいです。
また、僕を知らない方でもきっと楽しんでいただけると思いますし、インタビューでは僕の人間性もわかると思います。もちろん今まで話してこなかったようなことや初めて出す幼少期の写真もあって、今まで応援してきてくださった皆さんにも僕の人生観を感じていただけるような作品になっているので、本当に1人でも多くの方に届いてくれればいいなと思っています。
― 貴重なお話をありがとうございました。
(modelpress編集部)
吉野北人(よしの・ほくと)プロフィール
1997年3月6日生まれ、宮崎県出身。THE RAMPAGE from EXILE TRIBEのボーカルとして、2017年1月25日にシングル「Lightning」にてメジャーデビュー。個人としては、2018年「PRINCE OF LEGEND」シリーズで俳優デビューを果たす。以降、映画「私がモテてどうすんだ」(2020年)で映画初主演、MBS/TBSドラマイズム「トーキョー製麺所」(2021年)で地上波連続ドラマ初主演を務めるなど、俳優としても活躍の幅を広げている。@modelpress #THERAMPAGE #吉野北人 さんから#モデルプレス 読者へメッセージ💌ファースト写真集「#Asi 」は3月6日発売📸
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