モデルプレスのインタビューに応じた鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス

鶴嶋乃愛メイク徹底解説 陶器肌を作るストイックなこだわり明らかに “可愛い”ブームが再燃した理由も<インタビュー後編>

2021.11.06 12:09

メイクの裏技や私物コスメを公開してもらうモデルプレスの私物コスメ公開企画にモデルで女優の鶴嶋乃愛(つるしま・のあ/20)が登場。前編ではセルフメイクをアイテムとともに解説してもらったが、【後編】では、一番こだわっているベースメイクの塗り方のポイントを解説してもらったほか、陶器のような白肌を作り上げているストイックな日々の努力が明らかに。さらに、「3年ぶりにチークを入れるようになった」という鶴嶋。“可愛い”ブームが再燃した理由とは――――?

鶴嶋乃愛、美白のために徹底した日常生活

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
― 「Popteen」時代からすごく美白のイメージです。元々ですか?

鶴嶋:元々すごく黒かったので頑張りましたね。インドアというのもあるんですけど、通学とかでも焼けちゃうくらい焼けやすい体質だったので、日傘を差すなど、結構徹底していたら大分良くなりました。。

― 日傘や日焼け止め以外になにか秘訣はありますか?

鶴嶋:シンプルに外にあまり出ないことが大事だなと思います(笑)。外に出なければ日に当たることもないから、私は日差しを浴びるのが怖いのでカーテンも閉めています。

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
― 徹底されていますね。外に出るときは夏も長袖ですか?

鶴嶋:日傘を持っていないときは絶対になにか羽織ったり、足もロングスカートを履いたり対策をとっています。どうしてもノースリーブが着たい日とかは日焼け止め塗りつつも、日傘で忍者のように(笑)。

― じゃあ海で遊んだりとか、そういうアウトドアは?

鶴嶋:私は無縁ですね(笑)。キャンプとかも行かないです。

鶴嶋乃愛、ファンデの塗り方にもストイックなこだわり

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
― ベースメイクに一番こだわっているということですが、アイテム以外にこだわっているポイントは?

鶴嶋:「肌が綺麗」と褒めてもらえることは多くて、それをもっと伸ばしたいなと思ってからベースメイクやスキンケアにハマってしまって、ファンデーションを塗るともろもろしてきて逆に汚く見えちゃうのが嫌だったんです。だからもっと自分の肌が綺麗に見える塗り方はないのかなと思って塗り方にはすごくこだわっています。手で塗るんですけど、化粧水を塗るみたいにファンデーションも下地も全部絶対に伸ばさないように少しずつポイントでつけて叩き込んであげる感じで優しく塗るのがポイントです。線の跡がついちゃう気がして、下地とか一気に出してバッーと伸ばしている人を見ると「ありえない!摩擦が…!こうやって塗った方がいいのに」と思って心配になります(笑)。丁寧に塗るだけでお肌が綺麗に見えるんです。

― オススメのパフはありますか?

鶴嶋:韓国の薬局のOLIVE YOUNGの丸い青いパフ。私は3個入りのを使っています。プチプラだとDAISOに売っている14個入りのハウス型のパープルとミントカラーのパフがオススメで、水に濡らして使うんですけどそれもすごく密度が高くて良かったです。

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
― 手で塗った後にパフを使うんですね。

鶴嶋:手で塗って片手でパフを持ってすぐに調整しながら塗っていきますね。

― 丁寧にやることが大事なんですね…!トータルでメイクの時間はどのくらいかかりますか?

鶴嶋:1時間くらいですかね。

― 使っているアイテムは少ないのにそれくらい時間がかかるんですね。

鶴嶋:そうなんですよね。洗面台でメイクするのが好きなんですけど、ちょっとでも肌に汚れとかホコリが付いていたら嫌でいちいち手を洗わないと気が済まないので、逐一洗いながらメイクしています。

鶴嶋乃愛、3年ぶりにチーク復活 “可愛い”ブームが再燃した理由

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
― メイクはどんどん変化していってると思うんですけど、ご自身で「昔と比べて変わったな」と思う部分は?

鶴嶋:やっぱり中学2年生くらいのときにモデルプレスさんに初めて取材して頂いた頃は、赤ちゃんみたいな感じが理想だったので、マスカラしちゃうと大人っぽくなると思ってマスカラはしていなかったです。シャドウもほぼしていなくてチープとリップフォーカスなメイクでした。そこから徐々に変わってきて高校1年生くらいからは韓国っぽいメイクが好きになってきたので、色素薄いカラコンに明るい眉毛でティントで赤リップはっきりみたいなメイクが好きでした。高校2年生くらいから段々今のメイクに近づいてきて、クールめというか今よりもっと大人っぽいメイクが好きだったかも。アイシャドウが濃くてリップは絶対マット、チークもしないみたいな。今は逆に若さが戻ってきたんです(笑)。昭和のアイドルの方を見ている影響なのか可愛らしいメイクをまたしたいと思う時期になってきて、私はリップをチークにそのまま使うんですけど、3年ぶりにチークを入れるようになったり、ツヤツヤなリップを好きになったりとか色々変化がありますね。

― 「Popteen」を卒業したらどんどん大人っぽくなるかと思いきや、ですね。若い方はどうしても大人っぽいものを求めがちな傾向があると思うので、可愛いのを楽しむのもすごく良いと思います。

鶴嶋:そうなんです。去年だったらこういうリボンとかも「やりすぎかな?」とか「チークを塗ったら子供っぽい」とか思っていたんですけど、自分が思ってるほど多分人は気にしていないなと思って、やりすぎくらいが可愛いかなと思って最近はまた可愛らしいブームが来ています。

― チークもずっと塗っていなかったんですね。

鶴嶋:チークを塗ったらどうしても可愛らしくなっちゃうので、当時は塗らなかったんですよね。どちらかというとモードな感じにしたかったんです。だからハイライトとかもしてなかったです。

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
― 今はチークやハイライトも塗っていますか?

鶴嶋:今はリップをチーク代わりに塗っていて、同系色にした方が統一感が出るので好きです。ハイライトもアイシャドウのラメをちょんちょんと部分使いしています。

― シェーディングはされていますか?

鶴嶋:今日はしていないんですけど、気分で日によってやるときもありますね。

鶴嶋乃愛「仮面ライダーゼロワン」イズメイクにも

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
― 「仮面ライダーゼロワン」のイズちゃんを演じているときは、ご自身で提案されてメイクされていたそうですね。

鶴嶋:アイメイクとか以外は結構自分でやらせてもらっていましたね。撮影時間がすごく長いので石鹸で落ちる肌に優しくて、でもマットなもので崩れにくいファンデーションを使って、常にキャンメイクのマシュマロフィニッシュパウダーをメイクさんに持ち歩いてもらって気になったらすぐにその場で直すようにしていました。リップもUZUの赤いリップを1年使って使い切りましたね。

― ヒューマギアだから血色がないようにこだわられたんですよね。

鶴嶋:そうです。リップだけは赤で他は血色がない真っ白な本当にお人形さんみたいなお肌にしたくて。韓国のファンデーションだったんですけど肌はとにかくちょっとワントーン白めを使うようにしていました。

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
― 今後もまた役に合わせてメイクを提案していきたいというお気持ちですか?

鶴嶋:私、私生活でも何もないお休みの日に家でメイクするんです。掃除をするにしてもメイクをしたらやる気が出るので、すっぴんのまま家事ができなくて、メイクしてちゃんと服に着替えてからやっと動けるというか、メイクが1つのスイッチみたいなところがあるのでそれは役に関しても同じで、自分が思うその子のメイクをすることによってより気合が入るしスイッチが入るみたいなところはあります。

― すっぴんの日はないんですか?

鶴嶋:ほぼないですね。今日くらいバッチリメイクじゃなくてもトーンアップクリームを塗ってアイシャドウ塗ってリップ塗ってマスカラしてとかはある程度しています。

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
― 沢山お話ありがとうございました。今年、残りこんなことをしていきたいなという目標などはありますか?

鶴嶋:今年から「Romansual」が始まったので1年を通して新しいものを出していて、これからアウターも出るので力を入れていきたいです。最近はお芝居ももちろんですけど、エッセイを書いたり色々な活動をさせてもらっているので、モデルさんのお仕事とか色々なことをまんべんなくやりたいなと思っています。9月の東京ガールズコレクション(TGC)に出ることができなくて残念だったんですけど、「20歳になって初めてのファッションショーなんです」と結構取材でお答えしていたので、それが来年になってしまいました。来年の春のお楽しみということでファンの方には楽しみにして頂けたらなと思います。

鶴嶋乃愛、この日の私服ポイント

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
トップス:Romansual
インナー:Romansual
ボトムス:Romansual
リボン:Romansual
靴:Maison Margiela

「リボンもベージュにしてワントーンでまとめました。このトップスは袖をすごくたぽたぽに作っているのがポイントで、袖にゆとりがあるのに対して手首はきゅっとさせて、首元もハイネックできゅっとさせています。素材がシアーでこういう素材って結構かゆくなりがちだと思うんですけど着心地の良さにもこだわりました。中も『Romansual』のインナーなんですけど、レースとサテンのインナーを販売しています」

(modelpress編集部)

鶴嶋乃愛(つるしま・のあ)プロフィール

鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
鶴嶋乃愛 (C)モデルプレス
2001年5月24日生まれ、高知県出身。2016年「Popteen」6月号より専属モデルに加入し、5ヶ月連続表紙を飾るなど看板モデルの1人として活躍し、2020年8月31日に専属モデルを卒業した。2019年から2020年にかけて放送された「仮面ライダーゼロワン」イズ役として女優デビューし注目を集める。主演ドラマ「マーディスト ―死刑囚・風見多鶴―」(peep)が配信中。2021年2月よりプロデューサーを務めるファッションブランド「Romansual(ロマンシュアル)」がデビュー。11月にポップアップストアを下記店舗にて開催予定。

「Romansual」POP-UP SHOP in WEGO開催店舗・日程

・11月6日~8日@WEGO 1.3.5…原宿竹下通り店/WEGO札幌ステラプレイス店/WEGO仙台パルコ店
・11月13日~15日@WEGO 心斎橋店/WEGO 名古屋パルコ店/WEGO 広島店
・11月20日~23日 @WEGO 福岡パルコ店/WEGO アミュプラザくまもと店/WEGO イオンモール高知店
※開店・閉店時間は各WEGO店舗の営業時間に準ずる形

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