えなこ(C)モデルプレス

“日本一のコスプレイヤー”えなこ、心ない言葉に傷ついた過去「当時はすごく辛かった」大切にしていることとは?<モデルプレスインタビュー>

2020.11.30 20:00

“日本一のコスプレイヤー”と称されるまで地位を確立したえなこ。最近はテレビやCMなどへの露出も増え、12月16日にはファーストミニアルバム「ドレス・レ・コード」でアーティストデビューを果たすなど、これまでリーチしてこなかった層にも存在が知れ渡ってきた。これまでの活動はどれも順風満帆に見えるが、コスプレイヤーとして知名度を高める過程では、心ない言葉に傷ついた過去も…。葛藤や、コスプレイヤーを続ける理由などを聞いた。

えなこ、学生時代のコスプレ写真をきっかけにバズる

えなこ(C)モデルプレス
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― コスプレをはじめたきっかけを教えてください。

えなこ:中学生の頃に深夜アニメ「涼宮ハルヒの憂鬱」に出会って、そこからアニメオタクになりました。その時に、ちょうど中学の友だちがコスプレをやっていて、その子に誘われたのがきっかけです。

― コスプレ初心者の時は、どんなコスプレから始めたのですか?

えなこ:1番最初はまだ中学生だったので、メイクをしたり、ウィッグを被ったりもせず、イベントに出る勇気もなかったので、制服だけ買ってお家で着て楽しんでいました。写真も全然撮っていないです。

― 最初は友だちとの間で楽しんでいたのですね。本格的にコスプレに挑戦したタイミングはいつだったのですか?

えなこ:高校生の時に初めて東京のイベントに行こうとなって、「ワンダーフェスティバル」というフィギアのイベントに初めて参加しました。そこにコスプレ広場があって、当時撮影していただいた写真がネットで掲載されて、話題になったんです!それから頻繁に東京のイベントに行くようになりました。

― すごい!最初は人にカメラで撮ってもらうの緊張しますよね…。

えなこ:最初はすごく緊張していました。元々あがり症だったので、顔も真っ赤になって…(苦笑い)。

えなこ(C)モデルプレス
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えなこ、心ない言葉に傷ついた過去

― そこからどんどんメディアに進出していったえなこさんですが、ご自身のことがメディアに取り上げられるようになって、どう思いましたか?

えなこ:当時は芸能活動もしていない、高校生の普通の女の子だったので、ネットに写真が上がることによって、褒められることもあるし、「似てない」「ブス」とか誹謗中傷も当たり前にあって…。本当に趣味で楽しんでいるただの高校生だったのに、「どうしてこんなにひどいことを言うんだろう…」と落ち込むこともありました。

― 辛いですよね…。

えなこ:今は事務所にも入っていますし、人前に出て活動をしていくという覚悟を決めているので、何を言われても「人それぞれの意見だから」と受け止められるようになったのですが、当時はすごく辛かったです。

えなこ(C)モデルプレス
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― 本格的に芸能活動をしていくにあたって、また違った大変さがありそうですね。

えなこ:コスプレを知らない方や詳しくない方がまだまだいらっしゃるので、お仕事先で説明しても「コスプレ!?」と茶化されることもあって、「もっと頑張らなきゃな…」と思ったり、一般の方の意見と、本気でコスプレイヤーとしてコスプレをしている方からの意見との板挟みになることがあったり…。テレビでコスプレについて話すと、私の意見がコスプレイヤーさんの代表として捉えられてしまって、コスプレイヤーさんから「コスプレイヤーはこうじゃない」と言われることもありました。

― コスプレをしてテレビに出ている人は全然いなかったですもんね。

えなこ:そうですね。私はコスプレイヤーの代表という認識は全くなく、個人としての活動としか思っていなかったので、そういう見え方もされるんだなという発見がありました。

えなこ、アーティストデビュー

えなこ(C)モデルプレス
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― 今では多方面で活躍を広げていて、12月16日にはファーストミニアルバム「ドレス・レ・コード」でアーティストデビューを果たしますね!

えなこ:個人名義でのCD発売は初めてなので、楽曲の良し悪しを決めるのは私次第でもあるし、責任重大だなと思います。制作人の方がとにかく豪華なのでプレッシャーがすごくあるのですが、それ以上にこれから始まっていくいろいろなことが楽しみな気持ちでいっぱいです!

えなこ(提供写真)
えなこ(提供写真)
― ジャケットの写真もすごく可愛いです!こだわりはありますか?

えなこ:リード曲が、女の子と男の子の恋の駆け引きがテーマの曲なので、衣装にも唇をモチーフにしたものをくっつけてあって、女の子らしさがテーマになっています。

― 衣装はえなこさんが決めたんですか?

えなこ:デザインチームと相談して、「もっとこうして欲しい」と伝えたり、生地を選んだりしました。レースのグローブも、急遽作ってもらったんです!

活動の中で大切にしていること

えなこ(C)モデルプレス
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― えなこさんが活動をする中で、大切にしていることを教えてください。

えなこ:新しく何かを始めるということは、最初はバカにされたり、努力が全然形にならなかったりすると思います。でも、やっぱり続けていくことはすごく大事だと思うので、自分の信じたものや目標を見失わないで続けていくことが大事です。

私は、自分の中で座右の銘みたいなものを常に考えるようにしていて、仕事においても今回のCDにおいても、「失敗しても私の命まではとられないのでとりあえずやってみよう!」という気持ちで頑張っています。考えすぎてもしょうがないので、少しでも自分が前を向けるような考え方をするように心がけています。

― えなこさんは、ドラマに出演したり、音楽に挑戦したりと活動が幅広いですが、いろいろなことに挑戦する中でもコスプレイヤーは軸として続けていますが、コスプレイヤーを続ける理由は何ですか?

えなこ:普通の女優さんやモデルさんは自分の仕事じゃないかなと思っていますし、コスプレが私の根本なので、それなしじゃ活動は考えられないですね。

えなこ(C)モデルプレス
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― コスプレをやっていて良かったと思う瞬間はありますか?

えなこ:自分が見ていたアニメの声優さんに会えたり、公式コスプレイヤーとしてちゃんとお仕事をいただけたりした時とかがとっても嬉しいです。

えなこの“今みんなに教えたいイチオシ◯◯”<アニメ「食戟のソーマ」>

えなこ(C)モデルプレス
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えなこのおすすめアニメ「食戟のソーマ」

最近のおすすめアニメで、私もご飯を食べる時に、見ながら食べています!アニメを見て、「鯖バーグ定食」の再現メニューにも挑戦してみました。アニメを見るのも、再現メニューに挑戦するのも楽しいので、皆さんもぜひやってみてください!

(modelpress編集部)

☆株式会社PPエンタープライズは今年9月より、サブスク型プレミアムファンコミュニティプラットフォーム「ミーグラム(Mi-glamu)」でファンクラブを開設。インタビューのオフショットも掲載中。

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PHOTO:赤英路

えなこプロフィール

誕生日:1月22日

コスプレイヤーとして、TV・web・ラジオ・雑誌など幅広く活動。雑誌表紙や人気バラエティ番組、ドラマにもゲスト出演するなど、人気マルチタレントとして活躍し“日本一のコスプレイヤー”と称される。
【Not Sponsored 記事】

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