「24 JAPAN」仲間由紀恵の娘役・森マリアに注目集まる「膝が震えるくらい緊張」撮影エピソード&素顔に迫る<インタビュー>
2020.11.20 12:00
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テレビ朝日系連続ドラマ「24 JAPAN」(毎週金曜よる11時15分/全24話)に出演しているモデル・女優の森マリア(20)が、モデルプレスのインタビューに応じた。唐沢寿明や仲間由紀恵をはじめとした豪華キャスト、そして2クールでの放送が話題の同作での撮影秘話を聞いたほか、上京当時の印象的なエピソード、そして20歳の心境について語ってもらった。
森マリア「24 JAPAN」で仲間由紀恵の娘役
同作は言わずとしれた米国ドラマの名作「24」の日本版リメイク。朝倉が演じるのは仲間演じる総理大臣候補・朝倉麗の娘、日奈。家族が大好きな心優しい女の子だが、実はこの2年間ずっとある秘密を抱えている…という役どころだ。
― 1クール目の10話くらいまで撮影が進んでいるとのことですが、現場に慣れてきた感覚はあるでしょうか?
森:初めはすごくガチガチだったんですけど、皆さん優しい方ばかりなので、今は楽しく撮影させていただいています。唐沢さんのチームは共演するシーンがないんですけど、仲間さんや筒井道隆さんと初めにご一緒した時は、膝が震えるくらい緊張していました。
― 朝倉日奈を演じるうえで、どんなことを大切にしていますか?
森:日奈ちゃんはすごく家族思いで、優しい子で、家族のために、家族が笑顔になってもらえるように、常に周りに気を向けている子なので、その優しさです。あと、過去の思い出をあまり外に出さない、家族に心配かけないようにというのは意識しました。ただの明るい子にならないように、二面性を大切にしながら演じました。
― 日奈ちゃんとご自分で、似ているところはありますか?
森:気遣い屋なところと、料理が好きなところは似ているなと思います。今一人暮らしなので、料理はしますね。一人暮らしなので、割と適当なんですけど、最近はタコスにハマって(笑)、一人でタコスを作ったりしています。
― タコスにはまったきっかけは何だったんですか(笑)?
森:野菜を食べたいなと思って。でも、サラダだけだと飽きてきちゃうし、「タコス作っちゃう?」みたいな(笑)。冷凍のトルティーヤとかあるんですよ。冷凍庫にトルティーヤを入れておいて、野菜とかお肉とか挟んで、気軽に食べられるので気に入ってます。あと、メキシカンって陽気になれそうなイメージがあるので(笑)。勝手にメキシカンな気分になってます。
仲間由紀恵から学んだ“目の演技”
― 親子を演じている仲間さんとお話されたことや、見て学んだことで、印象に残っていることはありますか?森:私がまだ慣れていなくて、緊張してしまうことがよくあるんですけど、そのたびに私が余計に緊張しないように優しく話しかけてくださるので、本当のお母さんのような優しさをすごく感じます。仲間さんはすごく目力が強くて、目で感情が伝わるところが本当にすごいなと思うんです。近くで見ていて、「パッ!」とした迫力があるので、私も目で語れる芝居ができたらと思います。
― 豪華キャストが参加している本作への出演を通じて、吸収するものが多いと思います。女優として、どんな成長を実感できていますか?
森:まだ途中なんですが、緊張してしまうと、役に完全に入りきらずにどうしても自分という部分が強く出ちゃったり、「どうしよう」と不安に思ってしまうことがあったんですけど、中盤になってきて、やっと日奈として、スムーズに役に入れるようになったかなと思います。
監督は、私ができなくて何回も撮影している時にもアドバイスしてくださって。その日の撮影が終わった時も「頑張れよ」と優しく励ましてくださったので、落ち込み過ぎず、気持ちを切り替えることができています。
― 改めて、どんな魅力のある作品だと思いますか?
森:一人一人のキャラクターが立っていて、全員が怪しく見えるところが一番面白いところかなと思います。
「24 JAPAN」今後の見どころは?
― 今後の展開について、日奈の目線で話せることはありますか?森:はじめは絵に描いたような素敵な家族だった朝倉家ですが、事件が明るみになってきて、家族が事件と向き合っていく中で、衝突があったり、きょうだい喧嘩みたいな言い合いがあったり、そういった家族の変化にも注目して見ていただけたらなと思います。
今後は闇の部分、過去のことがより濃く出てくるので、明るい日奈からは遠くなっていきますね。
大学入学とともに上京 自粛期間も吸収の時間に
― 森さんは兵庫県出身ですよね。上京されたのはいつ頃だったんですか?当時の印象的なエピソードもあれば教えてください。森:大学1年の頃なので、上京して3年目です。当時は電車に乗ると「皆すっごく疲れてるんだな」と思っていました(笑)。関西は電車の中でも皆ぶわーっと喋っているので騒がしいんですよ。東京は誰も喋らないし、だいたい携帯を見ているから、疲れてるのかなと思ってました。たまに、鈍行で神戸まで帰るんですが、近づくにつれて車内がうるさくなるので「ああ、もうすぐ関西かな?」と気づきます(笑)。
― 一人暮らしは、不安じゃなかったですか?
森:家事や料理は神戸でもしていたので、お母さんからも「あんたはなんの心配もない」と言われていたから、自分でも心配はしていなかったんです。でも、やっぱり一人で過ごすことが苦手で。すごく寂しがり屋なので、今でも寂しいです(笑)。不安定なお仕事なので、一人で悩んで寝れない日ももちろんあります。
― 今年の3月で20歳になりましたが、そんな年にコロナウィルスの影響が大きく及ぶことになりました。
森:大学に行けなくなったことが一番ショックでした。20歳にもなって皆で夜までお話したりとかすごく楽しみにしていたんですけど、今もまだそれはできていないですし、学校の友達とは一回くらいしか会えていないんです。ただでさえ、一人暮らしで寂しいのに(笑)。
― お芝居から離れたことで、不安がよぎったりは?
森:私はまだまだ吸収している最中なので、「お芝居ができなくなるかな?」という不安はなかったんです。逆に勉強する期間だと思って、作品をたくさん見ていました。でも『24 JAPAN』の撮影に入る前に仕事が止まったので、緊張している時間が長かったのは、ちょっと辛かったです。台本も全部出来上がっているわけではないので、ある分だけず~っと見て、役について考えていました。
― 作品をたくさん見ていたとのことですが、例えばどんな作品が刺激になりました?
森:クリント・イーストウッド監督の作品が好きになりました。「ハドソン川の奇跡」とか、トム・ハンクスさんがすごく好きなんです。「ターミナル」や「フォレスト・ガンプ/一期一会」とかが大好きなんですけど、その影響で「ハドソン川の奇跡」を見て。
ずっとコメディばかり見ていたので、渋いトム・ハンクスさんを見るのが初めてでかっこいいなと思いました。イーストウッド監督も、かなりのお年なのに今も映画を作っているじゃないですか。それも本当に尊敬します。ずっと作品や芝居と向き合っている人生はどんなものだろう、と考えたりもしました。
― 理想の女優像は?
森:心が見える女優になりたいなと思います。まだ全然わかってないんですけど、芝居って技術で演じる部分ももちろん大事だと思うんですけど、心をいかに動かして、それを表現できるか。そういうところまで表現できる女優になりたいと思います。私は『男はつらいよ』がすごく好きなんですけど、倍賞千恵子さんが好きです。さくら(同シリーズのヒロイン)が、すごく大好きです。「寅さん」は国民的な作品じゃないですか。でも私は全然、触れてくる機会がなかったので、この機会に見よう!と思って見たら、はまっちゃいました(笑)。渥美清さん、かっこいいですね。ああいう笑いと人情を演じられる人になりたいです。
(modelpress編集部)
森マリア(もり・まりあ)プロフィール
2000年3月16日生まれ、兵庫県出身。身長163cm。趣味は料理、アウトドア、キャンプ、カヌートリップ。特技はバイオリン。衣装協力/BRAND SELECT
スタイリスト:津野真吾(impiger)
ヘアメイク:住本彩
【Not Sponsored 記事】
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