大人になった吉川愛「メイちゃんの執事」ぶり共演の佐藤健の言葉とは?「恋はつづくよどこまでも」裏側を語る<モデルプレスインタビュー>
2020.02.04 21:50
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現在放送中の火曜ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系毎週火曜よる10時~)に出演中の女優・吉川愛(よしかわ・あい/20)。映画「転がるビー玉」(1月31日先行公開、2月7日全国順次公開)ではメインキャストを務める。今年の新成人でもあり、ますます魅力を増す彼女がモデルプレスのインタビューに応じた。
ドラマ「恋はつづくよどこまでも」で初のナース役
本ドラマは、生と死が隣り合わせにある病院を舞台に、“超ドSドクター”に一目ぼれをしたことでナースとなった主人公の恋と成長を描くラブストーリー。偶然の出来事で運命の男性となるドクターと出会った主人公の新米ナース・佐倉七瀬を上白石萌音が、七瀬が一目ぼれをしたドクター・天堂浬を佐藤健が演じる。吉川演じる酒井結華は、七瀬の同期で、同じ循環器内科の新人ナース。新人ながら先輩ナース達に絶賛されるほど優秀で、七瀬とは切磋琢磨する一方でライバル視している面も。お人好しな七瀬とは看護方針も正反対で、ドライな性格から七瀬とぶつかってしまうこともあるという役どころだ。
― 初のナース役に挑戦されましたが、役作りや準備は大変ではありませんでしたか?
吉川:まず、循環器内科というものも知らなかったんです。看護師について何の知識もなかったので、すごく勉強して、調べてから撮影に入りました。ナースはどんな仕事をするのか、普段は朝何時に起きているのか、というルーティンを学んだり、採血や点滴をする場面もあるので、手順を勉強したり。
― どうやって勉強されたんですか?医療ドラマを参考にとか?
吉川:全て独学で、インターネットで検索して、自分で調べていました。参考にした人とかは特にいなくて、本当に自分で少しずつ勉強した感じです。
― そうなんですね!現場で練習とかはするのですか?
吉川:あまり実技を練習する時間がなくて、そのシーンの直前に確認しています。点滴や採血の手順は覚えたのですが、「親指を中に入れてグーにしてください」とか「チクってします」という患者さんへの声掛けのタイミングを間違ってしまうこともあって、難しいですね。
「勘違いしないでほしい」“秀才ナース”結華はどんな子?
― 吉川さん、上白石さん、堀田真由さん、渡邊圭祐さん演じる新人ナース4人組の関係が素敵ですよね。皆さん現場では仲がいいんですか?吉川:仲いいですね(笑)。4人みんなが集まることは中々ないのですが、集まるとたくさん話しています。「休みの日何してるの?」とか、くだらない話をよくしていますね(笑)。真由ちゃんとは一度共演していて、元々仲がよかったこともあって打ち解けやすかったです。
― 主人公の七瀬とはライバル関係で、冷たい言葉を投げかけるような場面もありますよね。演じるにあたり意識していることはありますか?
吉川:あまりキツくなりすぎないようにしています。結華は笑わないし、言い方が冷たいときもあるのですが、いじめている訳ではないので、怖い子だと勘違いしないでほしいんです。結華は誰よりも早く一人前になりたくて、誰よりも頑張っている女の子だと思っていただけるように見せられたら嬉しいですね。ナースの時は本当に器用な秀才だけど、1人の女の子としては不器用な部分もあるということも見せていけたらと思います。
― 制作発表の際には、結華は「自分とは全然違う」ともおっしゃられていました。自分と正反対の役柄を演じる上で大変なことはありますか?
吉川:笑ってはいけないことが一番大変です…。みんなが面白くて笑っているときも、私は笑えなくて、必死で我慢しています(笑)。
― 循環器内科のナースステーションはすごく楽しそうですもんね(笑)。
吉川:本当に楽しいです!でも私はポーカーフェイスで演じなければいけないので、心の中で「大変だ~」と思っています(笑)。あとは結華は本当に優秀な女の子ですが、私はそんなに器用な方ではないのでとても難しいですね。採血するときとかも、手際の良さや優秀な看護師らしさが出るように頑張っています。
“ライバル役”上白石萌音との関係は?
― 役ではライバル同士ですが、普段上白石さんとは仲はいいのでしょうか?吉川:すごく仲いいです。同じ循環器内科なのでだいたい萌音ちゃんと一緒にいることが多くて、この前は私のファンイベントで何をしたらいいかを一緒に考えてくれました(笑)。「いつかご飯行きたいね」とも話してるんですけど、全然時間が無くて…。みんなで新年会をする話も出てたのに、「年明けてからだいぶ時間たってるよね」って話していました(笑)。
― 現場は和気あいあいと?
吉川:そうですね。真剣なシーンは全員がグッと集中するのですが、一回本番が終わると、みんなわちゃわちゃし始めて、すごく和やかで楽しいです。循環器内科のみなさんは本当にキャラが濃くて面白くて、ミキの昂生さんがいつもツッコんでくださるので、みんながボケ始めちゃうんですよ(笑)。瀧内公美さんもいつも朝から楽しくて、控室が近いので、ずっと部屋越しに話しています(笑)。
― 一番のムードメーカーは誰なんですか?
吉川:やっぱり萌音ちゃんですね。癒されるし可愛いし、本当に七瀬みたいに天然な所もあるので、そこで「なにやってんの」って(笑)。
「メイちゃんの執事」ぶりの共演・佐藤健からまさかの一言?
― 佐藤健さんとは、「メイちゃんの執事」以来の共演ですよね。当時は執事の肩に乗っている姿が印象的でした(笑)。何かお話されたりしましたか?吉川:「変わらないね」と言われました。顔が変わらないみたいです。当時は8歳くらいで、それこそ肩に乗ってるような女の子だったので、自分の中ではすごく変わっていると思うんですけど、「成長したね」とかそういうことは言われませんでした(笑)。
映画「転がるビー玉」で萩原みのり&今泉佑唯と“共同生活”
映画「転がるビー玉」は、かつてないほど大規模再開発中の渋谷で、いずれ取り壊されることが決まっている古いマンションをシェアして生活する3人の女の子の物語。吉川、萩原みのり、今泉佑唯がメインキャストを務め、目にする景色は毎日めまぐるしく変化する中、自分たちは同じ場所からなかなか動くことができない葛藤、そして明日を描くささやかな青春映画だ。吉川は、もがきつつもモデルの夢を追う“愛”を演じる。― 女子3人の共同生活が描かれる作品ですが、実際のキャストお三方はどんな関係性なのでしょうか。
吉川:最初の方は、みのりちゃんと私が人見知りすぎて全然話せなくて、スタッフさんも「仲よくなれるのかな?」と話してたくらいなんです。でも、ずーみん(今泉)は本当に壁が無くて、人見知りもしないので、それもあってか撮影が始まると昔から一緒にいたような雰囲気になれました。徐々に仲良くなって、本当に仲良くなった時には撮影が終わってしまったので、みんなで「悲しいね」と話してたくらいなんです。
― 撮影後にプライベートで会ったりはしているんですか?
吉川:本当に会いたくて、「鍋しよう」と言っているんですけど、全然予定が合わないんです。「いつ空いてる?」という連絡は結構しているので、早く実現させたいですね。
― モデルを目指す役ということで、オーディションを受ける場面もありますが、ご自身と重ね合わせるような部分はありましたか?
吉川:モデルさんの世界はまた別だとは思うのですが、オーディションのシーンなどは、昔のこととかを思い出しました。やっぱり自分と重なって、いろいろ考えることもありましたね。
吉川愛のファッション&メイク事情が気になる
― 舞台が渋谷ということもあり、ファッション性が高い映画にもなっていますが、吉川さん自身のファッションの好みが気になります。吉川:私は基本、モノトーンの服が多いですね。ただ、仕事に行くときの服と普段着を結構分けていて、最近は普段着でスカートとか女の子っぽい服を着ることも増えてきました。
― 仕事に行くときはシンプルな格好なのですか?
吉川:ダボダボのズボンにパーカーとか、ものすごい楽な格好ですね。仕事の時はスカートはあまり履きたくなくて、動きやすさ重視です。
― 逆に、オフの日とかは切り替えて。
吉川:そうですね。そういう服だけだと女子力も下がるし、自分のテンションも下がっていくので、自分が好きな服をどんどん着ようと思っています。その中でもスカートは少し変わったデザインの方が好きで、違う種類の生地が使われていたり、今履いているようなレイヤード風のデザインのものとかが多いです。
― ファッションの参考にしてるものはありますか?
吉川:特にあまり見ないんです。自分の好きな服を着ればいいと思ってしまうタイプなので、好みもどんどん変わりますね。季節によっても、気分によっても変わります。
― 表情もグッと大人っぽくなられた印象ですが、どんなメイクが好みですか?
吉川:結構はっきりしている方が好みなので、マットなリップが好きですね。アイラインもちゃんと引いたり。ただ、最近は抜け感があるメイクがいいなと思っていて、たまにアイラインを引かなかったり、チークをしなかったり、少し引き算したメイクにハマっています。
― 普段やっている美容法やスタイルキープ法があれば教えて頂きたいです。
吉川:美容法か…ビタミン剤を飲むようにしています。あとはヨーグルトをいつも食べています。スタイルキープ法は、筋トレと食事改善ですね。たまにジムにも行くのですが、基本は家で自分で筋トレをしています。食事は、炭水化物を少し控えたり、フルーツをよく食べるようにしたり。なので、最近はみかんを持ち歩いています(笑)。
大人になった吉川愛のこれから
― 新成人として、先日は成人の日も迎えられましたが、心境の変化はありましたか?吉川:成人式に行けていないこともあって、あまり心境の変化はなかったです(笑)。むしろ、昨年10月の誕生日に20歳になった時の方が実感がわきました。お酒も飲めるようになったので。あとは、同窓会に行ったりして「もうそんな年になったんだな」と思いましたね。
― お酒は強いんですか?
吉川:人並です(笑)。
― 大人になった2020年の目標は?
吉川:プライベートでもお仕事でも、「新しいことにチャレンジしよう」とは常に思っているので、これまでにやったことのないことをしたり、普段とは違う視点で物事を考えたりするようにしたいです。慣れた生き方はしたくないし、毎日同じはつまらないと思うので。仕事だけにこだわらず、新しい趣味とかを見つけたり、色んなことを経験したりして、生きていく上で必要なものを得られたらと思います。
例えば、コスメのことにもっと詳しくもなりたいですね。女優業では、普段やったことないような演技ができたらいいなと思います。似たような役でも、変化があるように演じられるようになれれば嬉しいです。
― ありがとうございました。
昨年のTBS系ドラマ「初めて恋をした日に読む話」、NHK大河ドラマ「いだてん〜東京オリムピック噺〜」に続き、現在放送中の火曜ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(TBS系毎週火曜よる10時~)など、話題作に続々と出演している吉川。「メイちゃんの執事」で執事の肩に乗っていたあの子だとは思えないほど、女優としても、女性としても、凛とした大人の姿に吸い込まれそうになる。常に「新しいことにチャレンジしよう」と進んでいく彼女の20代が楽しみだ。
吉川愛さんからモデルプレス読者にメッセージ😻
— モデルプレス (@modelpress) 2020年2月4日
ドラマ「恋はつづくよどこまでも」、映画「転がるビー玉」に出演💕@ai_y_staff #恋つづ
🔻共演者との撮影秘話&20歳の“今”を語ったインタビューはこちらhttps://t.co/FTIk4YJVTP pic.twitter.com/uROyE4Ka2y
吉川愛(よしかわ・あい)プロフィール
生年月日:1999年10月28日身長:162cm
出身地:東京都
血液型:B型
子役時代から活躍。2006年、WOWOWドラマW『対岸の彼女』でデビュー。嵐・二宮和也が主演したTBS系『山田太郎ものがたり』(2007)で、二宮演じる山田太郎の妹を演じ、美少女すぎるルックスと演技力で“天才子役”と注目を集めるようになる。日本テレビ系『ホタルノヒカリ』(2007)、同局系『オー!マイ・ガール!!』(2008)、フジテレビ系『メイちゃんの執事』(2009)、テレビ朝日『ハガネの女』シリーズ(2010、2011)、TBS系『夜行観覧車』(2013)、NHK朝の連続テレビ小説『あまちゃん』(2013)など、多数の作品に出演。近年の主な出演作は、日本テレビ系ドラマ『愛してたって、秘密はある。』(2017)、TBS系ドラマ『初めて恋をした日に読む話』、NHK大河ドラマ『いだてん〜東京オリムピック噺〜』(2019)、映画『虹色デイズ』(2018)、『十二人の死にたい子どもたち』(2019)など。
(modelpress編集部)
【Not Sponsored 記事】
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