池田エライザ、テレビ初歌唱の反響&今後の音楽活動願望を明かす<モデルプレスインタビュー>
2018.11.29 08:00
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NHK BSプレミアムの音楽番組「The Covers」(毎月最終金曜午後10:00)で今年4月よりMCを務める女優の池田エライザ(22)。「歌うことが好き」だという彼女は、同番組で初MCに挑戦。11月30日午後10時から放送される「The Covers」の特番「The Covers Fes 2018」では、NHKホールでの初歌唱を披露。今回のインタビューでは、これまでのMCを振り返ってもらうとともに、音楽に対する思い、「The Covers Fes 2018」についても語ってくれた。
池田エライザ、「The Covers」での初MCを語る
― 「The Covers」で初のMCとなりましたが、徐々に慣れてきましたか?池田:そうですね。でも慣れたくないという気持ちもあります。毎回、新鮮な気持ちで相手に対する誠意や好奇心を持ち続けたいからです。器用なタイプではないので、一生かけてもこなせないかもと思っているのですが、最初はゲストの方のお話を聞くだけでいっぱいいっぱいだったのが、今ではゲストの方が心地良い時間を過ごして、今までやってこられた音楽の話を聞き出せたらいいなということを少しずつ考えられるようになってきました。自分ではわからないのですが、成長できていたらいいなと思っています。
― 特に印象に残っている回はありますか?
池田:毎回です!いい音楽といいお話が聞ける番組はなかなかないと思います。毎回驚くような化学反応が起こるので、音楽が好きな身としては毎回学ぶことばかりです。「The Covers」ってすごく上品な番組で、しっとりと和やかな空気感が漂っている番組だと思っているのですが、リリー(・フランキー)さんがゲストの方を弄り倒すときもあって(笑)。リリーさんがいるからこそ「The Covers」が成り立つんだなと思いました。
― リリーさんに助けられたこともありましたか?
池田:助けられてばかりですよ。たまに直前に「俺のカンペも読んで」って言われるんです(笑)
― いきなり振られるんですね(笑)
池田:そうなんですよ(笑)。そのとき「えっ!?」って言ったら、「そうやって振ったの初めて」って言われました。私すごい転がされたなって思いました(笑)。そういうことがありつつも、すごく助け舟を出してくれて、ゲストの方と同じように私にまで気を遣ってくれるので、もっと努力しなくてはと思っています。
池田エライザ、テレビ初歌唱の反響は?
― 7月の放送回ではテレビで初めて歌っていましたね。(※番組内で、エレファントカシマシ・宮本浩次が「池田にオススメ」として紹介した「異邦人」(久保田早紀/1979年)を歌唱)池田:歌うことが好きで、趣味で母親とよく歌っています。テレビで歌うのはもちろん緊張しましたが、リリーさんだったり、何度もお世話になっているスタッフさんがいてくれたので割とリラックスしながら、歌うのって楽しいなと感じながら気持ちよく歌うことができました。
― 視聴者からの反響は届きましたか?
池田:自分だとわからないのですが、仕事現場でお会いする方に、「意外だった」という言葉をいただきました。また番組のスタッフさんからは、「音楽を愛する視聴者の皆様、及び音楽業界の皆様やアーティストの方々から大きな反響を頂きました」とお聞きしました。
― その「意外だった」とは?
池田:歌っているイメージがあまりなかったみたいです。恥ずかしがり屋なので、人前で歌うことがほとんどなくて、カラオケでも仲良い人の前でしか歌いません。でも、そういっていただけて嬉しかったです。
― テレビの前で歌うとなると、緊張のレベルも違ってくると思います。
池田:あくまでゲストの方がいらっしゃる番組です。その中でみなさんのご厚意でお時間をいただき、歌わせてもうらので、精一杯の気持ちでやれたらなという思いでした。自分が歌う曲の意図だったり、その世代の背景だったり、その曲の意味とか思いをのせられるようにしようと、なるべく落ち着いて冷静にやっているつもりでしたが、緊張はしますよね。
― 今回の「The Covers Fes 2018」では、壮大なバンドをバックに NHKホールで初歌唱されるそうで。(披露曲は、6月放送回で前野健太が披露し池田が感銘を受けた「恍惚のブルース」(青江三奈/1966年))
池田:リハーサルをやったのですが、いつもお世話になっているスタッフの方が前に座って聴いてくださったので、ホッとしながら歌ってしまい(笑)。お客さんの前となるとまた違ってくるとは思うのですが、リハーサルのときすごく気持ちがよかったです。(※本番前にインタビューを実施)私が歌うときギターを弾いてくださる上田さん(アレンジャー、ギタリスト 上田禎)に「今日ハマったね」と言われて、音楽ってそういうライブ感がすごく魅力だと思うので、それを聴いて感じていただきたいです。
池田エライザ「歌うことが好き」
― MCはほかの番組でもやってみたい願望はありますか?池田:私で良ければやってみたいです。野心はもともとあるタイプなので、挑戦してみたいのですが、この番組は音楽が好きだからという思いでやることに決めました。
― 音楽が好きということですが、歌手としても活動してみたいと考えたことはないのでしょうか?
池田:モデルがきっかけでこの業界での活動がスタートしたので、女優もですが、最初にやっているのがモデルと女優というイメージがあるみたいで、歌手は違うのかなと…。私本当に生まれてからずっと歌い続けていたので、好きだからこそ、仕事にするのが怖いという恐怖心もありました。
― もし機会があったら歌手デビューしたいという思いは?
池田:需要があれば歌いたい気持ちがあります。ですが、私が歌って楽しいから歌いたいだけで、みなさんのために歌いますというまでに至っていないのかなと。みなさんが私の歌を聴いてなにか思うことがあるのであればやってはみたいのですが、まだまだです。
― いつか歌うことが大好きな池田さんが歌手デビューしてくれる日を楽しみにしています。
池田:上白石萌音ちゃんと仲がいいのですが、萌音ちゃんが歌っているのを聴くと、音楽って本当に人を幸せに出来るんだなって。2人で歌ったりもするのですが、萌音ちゃんは丁寧に歌ってくれるので、気持ちが浄化されます。自信はないのですが、音楽の力は身近な人から感じることができていますし、こういう番組でパワーをいただいているので、自分もそれができたらいいなという夢があります。
池田エライザ、視聴者にメッセージ
― 最後に視聴者にメッセージをお願いします。池田:若い層の方でも聴いたことのあるリトグリ(Little Glee Monster)さんも出演しています。きっかけはなんでもいいです。テレビを付けてみてください。こういう音楽が溢れていたんだ、こういう曲が好きかもしれないと思えるきっかけをくれる番組になっていると思います。今回、私が歌う「恍惚のブルース」(青江三奈/1966年)を選んだのも、もちろん番組で聴いて好きになったというのもあるのですが、時代を越えても恋というブルースの節がきているなと。そういう自分の心に寄り添った歌詞を触れたことのないサウンドで聴いてほしいなと思ったからです。私がこの番組に出演することで、若い方に音楽が歌い継がれていったらいいなと思っています。
※池田が歌唱する「恍惚のブルース」は、昭和歌謡界で"ブルースの女王”と呼ばれた青江三奈の大ヒットナンバー。作詞作曲は、レジェンド作家 川内康範(詞)、浜口庫之助(曲)が手がけた。
― ありがとうございました。
(modelpress編集部)
The Covers Fes 2018
第5弾となる今年も豪華ゲストが集結し、J-POPシーンに刻まれる名曲の数々を独自のアレンジでカバー&コラボレーション。レジェンドゲストには伝説のロックバンド・BARBEE BOYSが“一夜限りの復活”を果たすなど、平成最後を飾る同フェスならではの圧巻のステージを届ける。放送日時:11月30日(金)午後10時00分~午後11時30分<NHK-BS プレミアム>
Coversゲスト:OVERGROUND ACOUSTIC UNDERGROUND、シシド・カフカ、田島貴男、向井秀徳、Little Glee Monster (50音順)
LEGENDゲスト:BARBEE BOYS
MC:リリー・フランキー、池田エライザ (番組Twitter:@nhk_covers)
池田エライザ プロフィール
1996年4月16日生まれ、福岡県出身。モデルとして活躍しつつ、女優としても多数作品に出演。『高校デビュー』(11)で映画初出演を果たす。主な出演映画作品に『映画 みんな!エスパーだよ!』(15)、『オオカミ少女と黒王子』(16)、『トリガール』(17)、『伊藤くん A to E』(18)、『となりの怪物くん』(18)、『ルームロンダリング』(18)、『SUNNY 強い気持ち・強い愛』(18)、『億男』(18)など。今年4月より音楽番組「The Covers」で初MCを務める。
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