<橋本環奈&吉沢亮 初2ショットインタビュー>ボロボロになるまで極めた「銀魂2」神楽と沖田の共闘 また共演するなら「こねくり回し、回される」関係!?
2018.08.15 20:59
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映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』(8月17日公開)で共演する、橋本環奈(はしもと・かんな/19)と吉沢亮(よしざわ・りょう/24)がモデルプレスのインタビューに応じた。ドラマ「水球ヤンキース」(14)や、『銀魂』と同じく福田雄一監督作品の映画『斉木楠雄のΨ難』(17)でも共演しているが、2ショットでの取材は今回が初めて。コメディーの現場で時間を共有してきた2人ならではの笑いの絶えない掛け合いで、『銀魂2』の撮影エピソードや互いの印象を語ってもらった。橋本はもはやお馴染みとなった吉沢のイケメンイジリもお手の物。そんな関係性は「また共演するなら、どんな役柄で?」という質問の答えにも現れて…!?
ボロボロになるまで息を合わせた、神楽と沖田の共闘
― 昨夏に公開された前作に引き続き、万事屋・神楽(橋本)と真選組・沖田総悟(吉沢)を演じられたお2人ですが、今回は神楽と沖田の共闘も見どころに。万事屋と真選組の切っても切れない絆を象徴するシーンとなりました。吉沢:熱かったですね。
橋本:ボロボロになりながら闘っていたので。
吉沢:あそこ、めちゃくちゃ大変だったよね!
橋本:大変でしたね。
吉沢:2人のスピード感を合わせなきゃいけないんです。
橋本:吉沢さんの動きが速いんですよ!本当に!
吉沢:めっちゃ練習したからね。
橋本:練習の時からずっと(スタッフに)プレッシャーをかけられていて。「言っておくけど、吉沢亮はあの4倍は速く動くから」って。4倍ってもはや見えないんじゃないかな、みたいな(笑)。ヒーヒー言いながら練習しました。
吉沢:アクションシーンが心配だったので結構練習していたんですけど、「これ以上やると型になりすぎちゃうから、もうやめて」と言われちゃって。それくらい練習しました。
― 背中の上を転がるアクロバティックな動きも息ぴったり決まっていました。お2人で練習を合わせることもあったのですか?
吉沢:一回だけ…したんですけど、その日、僕が(練習する)スタジオを間違えて違うところに行っちゃって…(笑)。
橋本:そうでした(笑)。
吉沢:だから予定時間より40分も遅れて入っちゃって。僕のせいであまり合わせる時間もなく、申し訳なかったです。
橋本:でも「今日こっちか!」みたいな感じで、確かに間違えやすかったんです。(2つのスタジオが)まぁまぁ遠いんですよ。
― では、ほぼ本番勝負だったと。
橋本:はい。それと電車のセットの中でのアクションだったので、狭かったんです。サウナみたいになっていて。
吉沢:大変だったね。でも出来上がったものを観たらカッコよく仕上がっていて良かった。
橋本:迫力ありましたね。
― 橋本さんは沖田の、吉沢さんは神楽のお気に入りシーンをそれぞれ挙げていただけますか?
橋本:今回、万事屋3人は本当に遊んでいるだけで(笑)。真選組はみんな鬼カッコいいんですよね!沖田だと、近藤さん(中村勘九郎)がみんなに刀を向けられた時、わりとダルそうに歩いてきて「近藤さんの隣は…副長の席だ」と言うところが好き。あそこ…ちょっと出してましたね?(笑)
吉沢:出してましたねぇ~。吉沢亮出しちゃった。
一同:(笑)
― (笑)。でも本当に今回、沖田のカッコいい見せ場が多いですね。
吉沢:そうですね。まぁ…全部土方さん(柳楽優弥)が持って行きましたけどね!
橋本:そうなんだよなぁ~(笑)。
吉沢:全部持って行かれた!カッコよすぎる。ちょっとね、ズルいんですよ。
橋本:ちょっと今回はヤバかったです、ギラさん(=柳楽)が。カッコよすぎました!それと電車の中で、近藤さんが鼻水まで出して男泣きをするシーンがあるんですけど、近くで見ていたらめちゃくちゃ感動して…。真選組は全員の見せ場があったなぁと思います。
吉沢:僕が神楽のシーンで好きなのは…やっぱりキャバクラのシーンかな。(佐藤)二朗さんがとんでもなくふざけてる横で笑っちゃってる…あれがすごい可愛かった。
橋本:そっちかぁ(笑)。
― キャストの皆さんが“普通に笑っちゃってる”のも、福田組作品の醍醐味ですよね!
吉沢:あとは白塗りの顔も最高でした。
橋本:あの時ヤバかったもん!顔パリッパリ(笑)。(顔の表面が)ぎゅぅ~!ってなって。
― 本当に色んな扮装を披露してくださり、出血大サービス!
橋本:ちょっとやりすぎちゃったかも(笑)。
― やはり続編ならではのやりやすさは感じましたか?
吉沢:それはあります。一回やってみて、原作ファンの方々にも受け入れていただけたという手応えがあったので。それと前回は原作に忠実にやろうという部分にばかり一生懸命だったんですけど、今回は地盤みたいなものが出来上がっていたので、その中で外れない程度に遊べるところは遊んで、楽しくやれたかなと。
橋本:そうですね。“自由にやれる”ってそういうことなのかなって。今回は特に万事屋3人でふざけるシーンがすごく多くて。そこは3人の関係性や、1人1人のキャラクターが前作で既に出来上がっていたからこそ、より良いものになったんじゃないかなと思います。
― それぞれの役で、前作から進化したと思う部分はありますか?「さらにカッコよくなった!」とか…
吉沢:カッコいいっしょ!
橋本:(笑)カッコよくなったんですか?
吉沢:カッコよくなったっす。
橋本:あっ、本当ですか?ふーん。
一同:(笑)
橋本:すぐ言っちゃうから!自分で。
吉沢:すぐ言っちゃう(笑)。
― こちらも少々誘導しました、すみません(笑)。現場でも言ってましたか?
橋本:ずっと言ってました!モニター見ながら、「あぁ、来たな。時代来たな」って(笑)。
吉沢:言ってましたね~(笑)。
橋本:神楽は前回でゲ○も吐いたし、鼻もほ○ったし…。もう今回何をやっても驚いてくれないかもしれないなって。
― 確かに続編はハードル上がりますが、今回も期待を上回っていました!
吉沢:吐くタイミング絶妙だったね(笑)。
橋本:ダバーって、しかも真顔で(笑)。
吉沢:最高だった!
橋本:あと今回はシャクレの練習をずっとやっていました。どうやったらシャクレられるんだろうって。
吉沢:結構練習しすぎて、ゆるくなってたもんね。
橋本:そうそうそう!(笑)
― 顔がゆるくなるほど!?
吉沢:気づいたらシャクレてるみたいな(笑)。
橋本:撮影終わっても「あれっ、シャクレてた?」みたいな。逆に大変でした(笑)。
吉沢亮、橋本環奈のファンになっていた「本物だ…!」
― お2人は2014年の「水球ヤンキース」が初共演ですね。当時、会話はありましたか?吉沢:全然してないです。ワンシーンだけだったので。
橋本:そうそう。現場で「あっ、いる!」ってチラッと見かけたくらいの感じで。
― では『銀魂』で「お久しぶりです」と?
橋本:いや…人見知り、ですよね?
吉沢:人見知りです。
橋本:前回、あまりみんなと喋ってなかったので、寡黙な感じだなって。
吉沢:環奈ちゃんに関しては、「水球ヤンキース」の時に僕が環奈ちゃんの大ファンっていう設定だったので、めっちゃ(橋本の)動画見まくってたんですよ。
橋本:そうだった!(笑)
吉沢:それで、普通にファンになってて…(笑)。だから『銀魂』の時もその名残があり、「本物だ!どうしよう」みたいな…。「千年に一人だ…」と思うと緊張しちゃって。
橋本:めっちゃ面白いですよね!だって、私が踊っていたグループの動画を真剣に見てたんですよ(笑)。
吉沢:あの時、僕も踊れましたもん!
橋本:踊れてた(笑)。『銀魂』の次の『斉木楠雄―』と、今回でだいぶ仲良くなったという感じですね。
― 現場で一緒にお芝居をして、刺激を受ける部分はありますか?
橋本:アクションももちろんそうなんですけど、沖田は「うわっ、これはカッコいいセリフだな!」っていうのをすごく言うじゃないですか。でも、語尾に「~でさァ」がついている。一歩間違えるとちょっとダサく見えるなっていうところを、カッコよく言っちゃうんですよね!
吉沢:ね!
一同:(笑)
橋本:自分でわかっちゃってるっていうのもありつつ…(笑)。セリフの言い方や見せ方がすごく沖田っぽいなと感じました。
吉沢:環奈ちゃんはこれだけ可愛いのに、あんなにぶっ飛んだ表情を何の躊躇もなくできるのがすごいなと思うし、なんかネジ飛んでるよね。
橋本:あはは!全然、飛んでないです!
吉沢:本当?飛んでない?
橋本:すごく正常(笑)。
吉沢:そうなんだ(笑)。でもスイッチの入り方がすごいよ。それを楽しくやってる感じが。
橋本:楽しいです!
吉沢:何の無理もなくやっている感じがすごいなと。
橋本:あれだけやって、家で夜な夜な泣いてたらそれはそれで面白いかも(笑)。
― (笑)。全身で楽しまれている感じがスクリーンに出ていますね。
橋本:ありがたいです。
吉沢:彼女の笑い声が本当に現場のみんなを明るくするんです。
橋本:あはは(笑)。
吉沢:超でかいんですよ、笑い声!
― 声が通るんですね!
橋本:本当に!
吉沢:どこにいても一発でわかる!誰が笑ってるのか。
橋本:私、この前(福田)監督に「初めて女優の笑い声でNGを出した」って言われて!
― 笑い声が入ってしまって?!
橋本:でもその時、工場の1階部分で撮影していて、私は別の工場の2階にいたんですよ。全然カメラが回っていることもわからない場所で。スタートの掛け声とかも聞こえないくらいの距離だったのに、私の笑い声は聞こえたみたいで…。監督がカカカカカッて階段を上ってきて「お前の笑い声でNG出したからな!」って(笑)。「すみません!」って(笑)。
吉沢:どこにいてもわかるもん!笑い声で。
橋本:あははは!(笑)
吉沢亮、失言!?「環奈ちゃんの中身は…意外とおばちゃん」
― 共演を経て、「意外に○○だな」という印象の変化はありますか?橋本:なんだろう…
吉沢:意外と…中身がおばちゃん(笑)。
橋本:あははははは!(笑)
吉沢:いい意味で!可愛らしく!
橋本:いい意味で?それ大事!「いい意味で」ってちゃんと書いてくださいね!(笑)
吉沢:すごくいい意味で言ってます、これは!(笑)喋り口調とかも、関西のおばちゃんみたいな…
橋本:「飴ちゃんいる?」みたいな?(笑)
吉沢:独特な明るさがあって。
― 親しみやすい?
吉沢:親しみやすい!すごく。
橋本:なんだろう…あまり意外な部分はなかったなぁ。あっ、別に想像通りって言ってるわけじゃないですよ?(笑)
吉沢:…まぁやっぱり、イケメンだったっていう?
橋本:……じゃあ、そう書いてください。
一同:(笑)
橋本:まぁ、それでいいです(笑)。でもみんなわかってることじゃないですか!イケメンって。
吉沢:まぁな!そうなんだよ。
橋本:意外じゃない。
― 逆にイケメンじゃないことってあるんでしょうか?(笑)
橋本:朝は老け顔(笑)。
吉沢:あー、朝は老けてる。
一同:(笑)
橋本:あっ、でも今思い出した!前回の『銀魂』の時、朝メイク室で私が先に髪をセットしてもらっていたら、吉沢さんが「おはようございます」って入ってきて。その時、「朝からイケメンなんだ!」って思った。本当に!
吉沢:…………(絵に描いたようなドヤ顔)
― ドヤ顔が過ぎる!
吉沢:あはははは!(笑)
橋本:でも本当に思ったんです!「きれいな顔してるな~」って。パート1の時。
― パート1の時。今回は…?
橋本:今回は…思わなかった(笑)。
吉沢:おいっ!(笑)
また共演するなら…吉沢「千年に一人の本気が見たい」
― 今まで共演されてきた作品がコメディーだったので、巷ではお2人が演じるラブストーリーを観てみたいな…という声もあり。吉沢:どうかな?
橋本:ちょっと笑いを取りにいっちゃいそう(笑)。一緒にやってきたのがふざける役柄ばかりだったので。
― お互いに「こういう姿を見てみたい」というのは?
橋本:うーん、(斉木楠雄の)海藤がハマり役すぎたんですよね(笑)。「この人本当に中二病なんだ!」って思ったもん。
吉沢:中二病なんで(キッパリ)。そうだなぁ…やっぱり今までコメディーの部分ばかり見てきたから、千年に一人の本気が見たい。
橋本:あはははは!(笑)どんなの?!
吉沢:自分が美人すぎるがゆえに、男をこねくり回す役。
橋本:面白そう(笑)。
吉沢:『斉木楠雄―』がちょっとそんな感じだったけど。
橋本:確かに。でもちょっとあれは度が過ぎてましたからね。
吉沢:ああいうコメディーじゃなくて、ガチな感じのを見てみたい。
― 魔性の女、素敵です。
橋本:じゃあ、こねくり回されるほうで…いいですか?(笑)
吉沢:うん、こねくり回されたい(笑)。
『銀魂2』はギャグもアクションもハイレベルな最高傑作「自信を持ってお届けします」
― 「こねくり回し、回される」次回作を楽しみにしつつ…(笑)。最後に、『銀魂2』を楽しみにしている方々にメッセージをお願いします。吉沢:本当にアクションもギャグも前回を上回っていて、相当楽しめる作品なんじゃないかなと思います。とにかく、土方がカッコいい!
橋本:間違いない!
吉沢:みんなカッコいいんです。それぞれのアクションや、表情もかなり熱いので、1人1人の見せ場に注目して観ていただきたいですね。
― 沖田のアピールはもう大丈夫ですか?
吉沢:沖田はもう……ヤバイっす。
橋本:ヤバイんかーい!(笑)
吉沢:沖田史上一番カッコいいところを、吉沢亮史上一番カッコよくやってるんで。
橋本:あははは!(笑)
吉沢:ごめんなさい!(笑)でも今回は強気で行こうと思ったんです。前回、温かく受け入れていただけたので、自信を持っていこうと!
― 間違いないです!では橋本さんからも、お願いします。
橋本:今回も公開が夏なので、「夏といえば銀魂」という感じになればいいなと思っています。夏休み中、お子様も一緒に家族で楽しめる映画になっていますし、これだけ豪華な面々が揃うのもなかなかないなと。本当に二朗さんが出演しているところはすごく少ないんですけど(笑)、それでも衝撃的な印象を与えて帰っていくという…。それと高杉(堂本剛)も!伊東鴨太郎(三浦春馬)をはじめとする新しいキャストもみんな、カッコよくて可愛くて、本当にみんなのいい所が出たという実感があります。アクションとコメディー、どちらも相当ハイレベル。原作のファンの方々にも楽しんでいただけると思うので、自信を持って皆さんにお届けしたいです。
― ありがとうございました!(modelpress編集部)
映画『銀魂2 掟は破るためにこそある』(2018年8月17日公開)
出演:小栗旬菅田将暉 橋本環奈/柳楽優弥 三浦春馬
窪田正孝 吉沢亮 勝地涼 夏菜 戸塚純貴
長澤まさみ 岡田将生
ムロツヨシ キムラ緑子 佐藤二朗
堤真一 中村勘九郎 堂本剛
原作:「銀魂」空知英秋(集英社「週刊少年ジャンプ」連載)
脚本/監督:福田雄一
主題歌:back number「大不正解」
<ストーリー>
時は幕末…地球人と宇宙人・天人(あまんと)が共に暮らす江戸、かぶき町。仕事がなく金欠で家賃も払えない《万事屋(よろずや)》の銀時、新八、神楽はある日、キャバクラ「すまいる」の店長から“幕府のお偉いさん”の接待を依頼される。しかしその“お偉いさん”とは時の征夷大将軍・徳川茂茂だった! 時を同じくして真選組鬼の副長、土方が攘夷浪士たちに囲まれていた。剣を抜こうとする土方…しかしなぜか体が勝手に動き、気が付けば土下座!突如、第2の人格=アキバ系オタク“トッシー”が現れてしまう。ヘタレと化したトッシー、さらに「真選組」で巻き起こる内紛劇、「真選組」は次第に存亡をかけた危機に迫られる。やがて、それは将軍をも巻き込む陰謀につながり大騒動に発展、この最大の危機に万事屋は、そして銀時はどう立ち向かうのか―。
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