<EXILE岩田剛典インタビュー>真面目?天然?2つのパブリックイメージへの本音「本当の僕を知ってもらえるのはいつなんだろう」【後編】
2018.04.15 07:00
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4月15日スタートの日本テレビ新日曜ドラマ「崖っぷちホテル!」(毎週日曜22:30~)に主演するEXILE/三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEの岩田剛典が、モデルプレスのインタビューに応じた。岩田にとって初の連続ドラマ主演となる今作。インタビュー後編となる今回は、“真面目”で“天然”、相反するような2つのパブリックイメージへの本音、そしてドラマも見所を語ってもらった。
目次
新日曜ドラマ「崖っぷちホテル!」
「東京タワー ~オカンとボクと、時々、オトン~」「斉藤さん」「斉藤さん2」などの土田英生氏が脚本を担当する今作は、かつてはクラシカルな高級ホテルだったものの、今は負債総額3億に迫る破産寸前のド底辺ホテルが舞台。超絶ラフで全くホテルに似つかわしくない風貌の謎の男・宇海直哉(岩田)が同ホテルに客として訪れるところから物語が始まる。ホテルの支配人でヒロイン・桜井佐那を演じるのは、戸田恵梨香。このほか、ホテルの従業員役で、浜辺美波、中村倫也、くっきー(野性爆弾)、チャド・マレーン、佐伯大地、鈴木浩介、西尾まり、宮川大輔、りょう、渡辺いっけいら個性豊かなキャスト陣が集結した。
岩田剛典は真面目?天然?「本当の僕を知ってもらえるのはいつなんだろう」
― 今回演じる宇海は、天然な役どころということですが、共感する部分、共通点などはありますか?岩田:天然とかマイペースとかはたまに言われるので、遠からず…なのかなと思います。人の話を聞いてないのか、一つのことに集中しちゃうとほかのことは何も入ってこなくて。天然って何だろう?って思いながらやっています。
― 天然と言われることが多いんですね。
岩田:意外と多いです。真面目なイメージもあると思うんですけど、「抜けている」とも言われます。特に、メンバーや仲良くなった人に言われることが多いです。
― 自覚はなし?
岩田:ないです。自分では割としっかりしてる方だと思っているんですけど…。三代目のメンバーは付き合いが長くて、仕事しているときの自分とプライベートの自分、全部見ているからかな?普段のちょっと抜けているところを、皆に天然って言われますね。まあ、昔からドジでおっちょこちょいなところはありましたけど。
― 小さい頃でしょうか?
岩田:さすがに大人になって回数は減りましたけど、小中学校の頃は、注意力散漫って感じで。よく忘れ物したり、ご飯食べていて絶対汚しちゃいけないタイミングで服を汚したり。そういうドジなエピソードはあります。
― これは失敗した!というドジは?
岩田:なんだろう………そう言われると出てこない(笑)。自分で気づかないんです。でも、よく言われるのは、リハーサル着のポケットが裏返しになったまま履いているとか。
― 今市隆二さんのアートフォトエッセイ(『TIMELESS TIME(タイムレス・タイム)』)でも、同じようなエピソードが。
岩田:そうでしたね(笑)。
― ポケットが出ているとか、靴紐がほどけているとか、寝癖がついているとか…。
岩田:もちろん靴紐がほどけたら、結びます。でも、例えば今、HIROさんからメールが来ました、なるべく早く返したい、でも靴紐ほどけている、じゃあメール返したあとにやろう、ってなるわけですよ。今何を最も重要視しているか、というだけの話なので、やらないわけじゃないんです(笑)。
― (笑)。
岩田:本当は優先順位があるだけなんです。やるけど、今じゃない!みたいな。「ほどけてるよ」って言われても、「ありがとう」って言ってあとでやろうって思う、そしたら「やらなくていいの?」って聞かれる(笑)。
― ポケットや寝癖も同じ感覚ですか?
岩田:それは僕が無頓着なだけです(笑)。メンバーの前だと気を許しまくってるので、寝癖もいいやって。
― そういうオンオフが「天然」に見られると。
岩田:僕からしたら、皆どれだけ美意識高いんだろう?って思っちゃう(笑)。帽子被ってるから良くない?ってなるんです。スイッチを入れるのは仕事のときだけだから、プライベートでは無頓着ですね。僕の中では、それぞれ理由があるんです。とは言え、そういうイメージもありがたいです。ちゃんとしてるってイメージだけだと、疲れてしまうので。
― そのイメージもあります。真面目でストイック。
岩田:インタビューとかで、日頃活動しているマインドをそのまま喋ると、ストイックに見えるんだと思うんです。もちろんそれは嘘ではないんですけど、活字になると強くなる。どこに行ってもストイックって思われるし、それに縛られてまたストイックな発言を連発してしまう自分もいる。たまにふざけたことも言いたいけど、活字になると意味が変わってしまう可能性があるから、それはラジオとかテレビで。僕の中のバランスがあるんです。
― その感覚は以前からですか?
岩田:前からです。一部分だけ拾われて判断されるのはある意味怖い世界だなと思いますし、優等生なイメージもあると思うので。肩書とか生い立ちを見て、そう思ってくださる方もいらっしゃるのかなと思いつつ、本当の僕を知ってもらえるのはいつなんだろう?そもそも知ってもらえないかもしれない、とも思います。
― ストイックで真面目な部分も天然な部分も、両方あっての岩田さん?
岩田:共存しています。でも、印象は偏っていくものですし、僕一人ではなくEXILEや三代目として活動させていただいているので、変な発言はできないなと思っています。難しいですね(笑)。
― その考え方が真面目で。
岩田:そうなんですよね(笑)。
“普段の倍”ハイテンションで挑む
― 「崖っぷちホテル」では今のお話とも違う、新たな岩田さんを見られそうですよね。岩田:振り幅を楽しみながら、ちょっと遊びたいです。これまでとは違う役柄です。ただ、天然っていう共通点とか、宇海はパブリックイメージを利用しているキャラクターでもあるのかなと思うので、それはそれで活かしつつ。
― と言うと?
岩田:柔らかさとか?自分で言っておきながら、よく分からないんですけど(笑)、多分僕にハードなイメージはそんなにないと思うんです。宇海も脚本とか台詞だけだと、クレバーな印象なんですけど、動いたときには物腰の柔らかいキャラクターとして作っていて、そこが隙になっているんですよ。
― その隙が憎めなさに繋がりそうです。
岩田:眉間にシワが寄ることもないですし、何かしても笑って「すみません」って言うタイプ。ポカーンとしてて、何をされてもへっちゃら。ニコニコしてるけど、「この人何を考えているんだろう」って思ってもらえたらいいなと思いながらやっています。ただ…テンションが高いので、どっと疲れます(笑)。
― 普段の自分と比べると、どのくらい高いですか?
岩田:倍は高いです。リアクションも大きいし、飄々としてる。ふわふわしている感じです。
― では、放送開始に向け、モデルプレス読者にドラマの見所をお願いします!
岩田:女性の皆さんが期待するかっこいいシーンはないです。かっこ悪いことをいっぱいやっていますし、その分、ギャップを楽しんでいただけるのかなと思います。コメディなので、何も考えずに見ていただきたいです。
― ありがとうございました。
岩田剛典、新境地を開拓
連続ドラマ初主演、初のコメディ、演じるのは“謎の男”。個性豊かなキャストとともに、岩田が新境地を開拓する。最後に…豪華差し入れも話題となるLDHの面々。今回“座長”岩田は…?「先日はお弁当を差し入れました。暑くなってきたら、頑張ってカフェカーを入れたいです!」。(modelpress編集部)
岩田剛典(いわた・たかのり)プロフィール
EXILE、三代目J Soul Brothers from EXILE TRIBEのパフォーマー。2016年公開の映画初主演作品「植物図鑑 運命の恋、ひろいました」では第41回報知映画賞新人賞、第40回日本アカデミー賞新人俳優賞・話題賞、第26回日本映画批評家大賞新人男優賞を受賞。2018年は映画『去年の冬、きみと別れ』が公開中のほか、4月期主演ドラマ「崖っぷちホテル!」(日本テレビ系、毎週日曜22時30分~)、映画『Vision』、映画『ウタモノガタリ‐CINEMA FIGHTERS project‐』、映画『パーフェクトワールド 君といる奇跡』などが控える。第1話あらすじ
かつて栄華を極めた老舗ホテル『グランデ・インヴルサ』。若くして総支配人を務める桜井佐那(戸田恵梨香)は、プライド高いがやる気は0の超クセ者だらけの従業員に振り回され、大借金を抱えたホテル経営に頭を抱えていた。
少しでも売上を…と、佐那が受け入れた団体客は、浴衣姿でロビーを駆け回り、好き勝手な食事を注文するなどやりたい放題。密かにホテルの身売りを目論む副支配人・時貞(渡辺いっけい)から、小言を言われる中、佐那はロビーで眠り込んでいる超絶ラフな格好をした謎の男・宇海直哉(岩田剛典)を、格式に見合わないという理由で摘み出すように言われる。溜息混じりで宇海に近づく佐那。と、突然起き上がった宇海は佐那が何かを告げる暇もなく、一方的に宿泊をしたいという要望を笑顔でまくしたてる。
宇海が宿泊を希望する部屋は、このホテルで一番高価なスイートルームで…。
流れるまま宇海の宿泊を了承してしまった佐那だが、宇海は次々と不可解で面倒な注文を連発。極め付けはまだ肌寒い4月に屋外のプールで泳ぎたいと言い出す。困り果てる佐那。しかし、時貞や佐那を毛嫌いするバー責任者・枝川(りょう)をはじめ、クセ者スタッフたちは面倒な仕事はお断りと総スカン。すべてを佐那が引き受けることに…。
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