超特急、ユーキ負傷の裏側にあった“本当”の胸中と絆<モデルプレスインタビュー>
2018.01.05 19:00
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7人組メインダンサー&バックボーカルグループの超特急のカイ、リョウガ、ユーキがモデルプレスのインタビューに応じた。取材を行ったのは12月27日のアリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning」横浜アリーナ公演を終えた後。この公演では、リハーサル中にユーキが足を負傷するというアクシデントがあった。ケガを乗り越えステージに立ったユーキの胸の内、彼を見守ったメンバーの心境に迫った。
横浜アリーナでの公演は、ユーキの負傷により一部演出を変更。超特急のライブといえばコールアンドレスポンスが定番だが、「Drive on week」では“ユーキコール”が贈られ、温かい声援が飛び交った。
MCでは「ちょっとドジっ子しちゃって…。ご心配おかけしてすみません」と伝えていたユーキ。2時間近くの公演のほとんどをステージで過ごし、元気な姿を見せていたが、終盤のMCでは「僕が100%の力でパフォーマンスできなかったことがとても悔いに残ります」と涙ながらに無念を語っていた。
リハーサルを再開できるまで待機の指示が出されたというが、リョウガは当時の様子を「すごく心配で、みんなでユーキを囲んでいましたね」を振り返る。
そんなアクシデントもあったが、迅速な対応ができたのは不幸中の幸いだと語ったのはカイ。演出の大枠は予定通りのまま、一部を変更し、ステージを作り上げた。
盛り上がりを見せ、改めてメンバー、そしてファンとの絆を確認したライブとなったが、リョウガは「踊らないという最悪の想定もしていました」と明かす。
「ユーキにスポットが当たる場面で代わりを立てるといった変更をすることはなく、ユーキは気合いでライブに出てくれました。その場その場の判断に任せたのですが、ケガをした中、最小限の影響でライブができました。ユーキの気合いと8号車のエールに感謝したいですね」
カイは「もちろん心配だったし、いつユーキがはけてもいいようにと、気を張っていましたね。いつもよりも集中して周りに気を配って、メンバーを感じることができました」と回顧。
リョウガは「8号車は7人のパフォーマンスを見に来ているのに、僕達の都合で一部演出を変更してクレームや不満が起こらないか心配でした」と胸の内を告白。「それを埋めるライブをしよう」と心に決め、開演前のナレーションでその思いを伝えると、ファンからの温かい声援が返ってきた。不安な思いに反したファンの反応を「すごく嬉しかったです」と感謝し「ただのお客さんではなく8号車として、7人+8号車で超特急のライブを作り上げているんだと改めて感じましたね。ユーキの分を6人で補うのではなく、会場にいた人全員で最大限に楽しむことができました」と目を細める。
2曲目に披露した「Drive on week」では、通常のコールアンドレスポンスではなく「ユーキ!ユーキ!」とユーキへの声援がたっぷりと贈られた。そんなファンの声を「嬉しかったし、力になりました。もう涙腺崩壊ですよ」と噛みしめるユーキ。実は、本番前には「歩くのもしんどかった」と本音を漏らすが「一体感がすごくて、あれがあったからこそがんばれました」とファンの応援を力に変えた。
ステージでは「どこまでできるのか?」という不安と、得意とする「アクロバットが一切できない」という悔しい思いがあった。それでも「今を楽しもう」「ここ立つことに意味がある」といった思いを胸にステージに立ち続けた。自身の気持ちとファンの声援、そしてメンバーの支えがあったからこそ、ステージで過ごすことができたという。
堂々としたパフォーマンスで魅せたユーキ。実は、様子を見ながら予定より長くステージに出ることができたそうだが「心配されたくなかったので。せっかく来てもらった人に、不安を残して帰ってほしくなかったんです」という強い思いがあった。
リョウガはそんなユーキの姿を「逆に不安でしたね。想定していた以上にユーキが(ステージに)いたので」とライブ中の胸中を明かす。「残りの公演もあるので、わかっているとは思うけど『支障がない程度にがんばるべきだぞ』と思っていました」と心配しつつも「ユーキのがんばりが伝わってきて、逆に僕たちのエールになりました」とメンバーもユーキのがんばりに胸を打たれたようだ。
ユーキのケガというアクシデントもあったが「超特急として、前に進めたライブになった」と語るカイは「メンバー同士の支え合いやサポート、8号車の気持ちを改めて感じることができました」と予期せぬアクシデントのポジティブな面を受け止める。
クリスマス公演について、ユーキは「超特急の結成日もありましたし、ユースケの誕生日もあって、超特急らしさ溢れる公演になりました。自分達が楽しまないと8号車も楽しめないと思うので、ハッピーを意識しました」と紹介。
年内最後のライブを名古屋、年明け初ライブ、そしてツアーファイナルを大阪で迎えるが、カイは「関東での公演が終わったというのは不思議な感じですね。昨年は東京がファイナルでしたし、すごく新鮮でどういう感じになるのか楽しみです」と胸を膨らませ、超特急の広がりを「それだけ待ってくれている人がいるのは嬉しいです」と喜ぶ。
リョウガは東京国際フォーラムでのクリスマスライブを思い返しながら「いろんな挑戦もありましたし、どうなるのかと緊張していました。ですが、ハッピーな空気に包まれて、クリスマスパーティー、そしてバースデーパーティーのようでした。あっという間に終わってしまい寂しく思いますね。その気持ちを残りの公演にぶつけたいです」と気合十分だ。
また、ユーキは「クリスマス公演は超特急らしさ満点でハッピーなライブになりました。年末公演はスペースというテーマで、新しい挑戦もしています。年始はお祭り騒ぎになりそうです。最高の幕開けとなるライブにしたいですね」と振り返りつつ、公演を控える年始公演に期待を寄せた。
まもなく、自己最大規のツアーもファイナルに。意味深なタイトルは発表時に話題を呼んだが、言える範囲でファンへのメッセージを求めると、カイは「新超特急を刮目せよ!」と一言。演出にメンバーが関わるなど、このツアーでは新しい一歩を踏み出した。そんなツアーを経て「これからを楽しみにしていただければ」と呼びかけた。
思わぬアクシデントによる絆の再確認はファンの胸を熱くさせた。そんな中で、ドジっ子担当というキャラクターを忘れないこんな微笑ましい裏話も。
横浜アリーナ公演では、アンコールでのMCにて、ユーキが突如気合いを入れるかのように大きな声で「はい!!」と発する場面にあった。これについて、カイは「みなさん状況がわかっていないと思うのですが、『超えてアバンチュール』前にユーキが謎のタイミングで『はい!!』と言ったじゃないですか?あれ、僕達には全部聞こえていたんですけど、演出家さんからの『超えアバはユーキに任せるよ』というイヤモニを通しての指示に対しての『はい!!』だったんですよ(笑)この日1番おもしろかった(笑)」と愉快に話し、リョウガも「急に『はい!!』っていった人(笑)」とユーキにツッコミ。そんなユーキは「この公演の映像化するなら、演出家さんの声が入ったものを」と提案し、笑わせた。
ステージに立つ者、エンターテイナーとしての自覚や誇り、そして何よりもライブを心待ちにしていたファンのためにステージに立ち続けたユーキ。取材では本音をこぼす場面もあったが、強い彼の姿は胸に迫るものがあった。
今回はカイ、リョウガ、ユーキが取材に応じたが、7人それぞれに抱いていた思いがあったはず。そして、7人でこのアクシデントを乗り越えた。結成して6年、その絆を再確認した彼らは2018年、どんな景色を、どんな活躍を見せてくれるのか期待したい。(modelpress編集部)
MCでは「ちょっとドジっ子しちゃって…。ご心配おかけしてすみません」と伝えていたユーキ。2時間近くの公演のほとんどをステージで過ごし、元気な姿を見せていたが、終盤のMCでは「僕が100%の力でパフォーマンスできなかったことがとても悔いに残ります」と涙ながらに無念を語っていた。
ユーキがリハで負傷…
ケガをしてしまったのは、演出のひとつ、トランポリンの練習中。その場に倒れ込んだユーキに、メンバーが駆け寄った。リハーサルを再開できるまで待機の指示が出されたというが、リョウガは当時の様子を「すごく心配で、みんなでユーキを囲んでいましたね」を振り返る。
そんなアクシデントもあったが、迅速な対応ができたのは不幸中の幸いだと語ったのはカイ。演出の大枠は予定通りのまま、一部を変更し、ステージを作り上げた。
盛り上がりを見せ、改めてメンバー、そしてファンとの絆を確認したライブとなったが、リョウガは「踊らないという最悪の想定もしていました」と明かす。
「ユーキにスポットが当たる場面で代わりを立てるといった変更をすることはなく、ユーキは気合いでライブに出てくれました。その場その場の判断に任せたのですが、ケガをした中、最小限の影響でライブができました。ユーキの気合いと8号車のエールに感謝したいですね」
カイ・リョウガ・ユーキ、それぞれの不安
固い絆で感動を巻き起こしたライブとなったが、ライブ前、そしてライブ中には、それぞれの不安があった。カイは「もちろん心配だったし、いつユーキがはけてもいいようにと、気を張っていましたね。いつもよりも集中して周りに気を配って、メンバーを感じることができました」と回顧。
リョウガは「8号車は7人のパフォーマンスを見に来ているのに、僕達の都合で一部演出を変更してクレームや不満が起こらないか心配でした」と胸の内を告白。「それを埋めるライブをしよう」と心に決め、開演前のナレーションでその思いを伝えると、ファンからの温かい声援が返ってきた。不安な思いに反したファンの反応を「すごく嬉しかったです」と感謝し「ただのお客さんではなく8号車として、7人+8号車で超特急のライブを作り上げているんだと改めて感じましたね。ユーキの分を6人で補うのではなく、会場にいた人全員で最大限に楽しむことができました」と目を細める。
2曲目に披露した「Drive on week」では、通常のコールアンドレスポンスではなく「ユーキ!ユーキ!」とユーキへの声援がたっぷりと贈られた。そんなファンの声を「嬉しかったし、力になりました。もう涙腺崩壊ですよ」と噛みしめるユーキ。実は、本番前には「歩くのもしんどかった」と本音を漏らすが「一体感がすごくて、あれがあったからこそがんばれました」とファンの応援を力に変えた。
ステージでは「どこまでできるのか?」という不安と、得意とする「アクロバットが一切できない」という悔しい思いがあった。それでも「今を楽しもう」「ここ立つことに意味がある」といった思いを胸にステージに立ち続けた。自身の気持ちとファンの声援、そしてメンバーの支えがあったからこそ、ステージで過ごすことができたという。
堂々としたパフォーマンスで魅せたユーキ。実は、様子を見ながら予定より長くステージに出ることができたそうだが「心配されたくなかったので。せっかく来てもらった人に、不安を残して帰ってほしくなかったんです」という強い思いがあった。
リョウガはそんなユーキの姿を「逆に不安でしたね。想定していた以上にユーキが(ステージに)いたので」とライブ中の胸中を明かす。「残りの公演もあるので、わかっているとは思うけど『支障がない程度にがんばるべきだぞ』と思っていました」と心配しつつも「ユーキのがんばりが伝わってきて、逆に僕たちのエールになりました」とメンバーもユーキのがんばりに胸を打たれたようだ。
ユーキのケガというアクシデントもあったが「超特急として、前に進めたライブになった」と語るカイは「メンバー同士の支え合いやサポート、8号車の気持ちを改めて感じることができました」と予期せぬアクシデントのポジティブな面を受け止める。
超特急史上最大規模のツアー
「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning」は4都市5公演となるが、12月24日・25日(幕張メッセ)のクリスマス公演、27日(横浜アリーナ)・30日(日本ガイシホール)の年末公演、1月6日(大阪城ホール)の年始公演の3つに分けられる。12月24・25日に行ったクリスマス公演では「BREAK OFF」を、12月27日・30日・1月6日の“年末年始公演”ではツアータイトルを冠した「The End For Beginning」をテーマソングとして制作し、クリスマス、年末、年始で演出も異なるという。クリスマス公演について、ユーキは「超特急の結成日もありましたし、ユースケの誕生日もあって、超特急らしさ溢れる公演になりました。自分達が楽しまないと8号車も楽しめないと思うので、ハッピーを意識しました」と紹介。
年内最後のライブを名古屋、年明け初ライブ、そしてツアーファイナルを大阪で迎えるが、カイは「関東での公演が終わったというのは不思議な感じですね。昨年は東京がファイナルでしたし、すごく新鮮でどういう感じになるのか楽しみです」と胸を膨らませ、超特急の広がりを「それだけ待ってくれている人がいるのは嬉しいです」と喜ぶ。
リョウガは東京国際フォーラムでのクリスマスライブを思い返しながら「いろんな挑戦もありましたし、どうなるのかと緊張していました。ですが、ハッピーな空気に包まれて、クリスマスパーティー、そしてバースデーパーティーのようでした。あっという間に終わってしまい寂しく思いますね。その気持ちを残りの公演にぶつけたいです」と気合十分だ。
意味深タイトルについてメッセージ
今回のツアーはメンバーがプロデュースに携わっている点のアピールポイントの一つ。リョウガは「それぞれのプロデュースも見どころですが、原点に戻ったように思います。初期のファンミーティングは、セットリストを全て自分達で考えていました。今回のツアーは、メンバー7人の思いを詰め込んだ濃厚なライブがレベルアップして原点に戻った感じがしています。『the end for beginning』ということで、新しい超特急ではありますが、本来の超特急が変わらずに進化しているところを見せていきたいです」と力を込める。また、ユーキは「クリスマス公演は超特急らしさ満点でハッピーなライブになりました。年末公演はスペースというテーマで、新しい挑戦もしています。年始はお祭り騒ぎになりそうです。最高の幕開けとなるライブにしたいですね」と振り返りつつ、公演を控える年始公演に期待を寄せた。
まもなく、自己最大規のツアーもファイナルに。意味深なタイトルは発表時に話題を呼んだが、言える範囲でファンへのメッセージを求めると、カイは「新超特急を刮目せよ!」と一言。演出にメンバーが関わるなど、このツアーでは新しい一歩を踏み出した。そんなツアーを経て「これからを楽しみにしていただければ」と呼びかけた。
ユーキの「はい!!」の真相
今回のインタビューでは、アクシデントの裏にあった心境を素直に語ってくれたカイ、リョウガ、ユーキの3人。ピンチな状況を詳細に語ってくれたのは事実だが、取材に応じる彼らはいたって明るい。思わぬアクシデントによる絆の再確認はファンの胸を熱くさせた。そんな中で、ドジっ子担当というキャラクターを忘れないこんな微笑ましい裏話も。
横浜アリーナ公演では、アンコールでのMCにて、ユーキが突如気合いを入れるかのように大きな声で「はい!!」と発する場面にあった。これについて、カイは「みなさん状況がわかっていないと思うのですが、『超えてアバンチュール』前にユーキが謎のタイミングで『はい!!』と言ったじゃないですか?あれ、僕達には全部聞こえていたんですけど、演出家さんからの『超えアバはユーキに任せるよ』というイヤモニを通しての指示に対しての『はい!!』だったんですよ(笑)この日1番おもしろかった(笑)」と愉快に話し、リョウガも「急に『はい!!』っていった人(笑)」とユーキにツッコミ。そんなユーキは「この公演の映像化するなら、演出家さんの声が入ったものを」と提案し、笑わせた。
アクシデントも“超特急らしさ”忘れず/インタビューメモ
ケガの瞬間、そのときの様子や胸中、ライブ中の思いを包み隠さず語ってくれた3人。ライブでも固い絆を見せたが、取材ではそれとはまた違う信頼を感じさせた。ステージに立つ者、エンターテイナーとしての自覚や誇り、そして何よりもライブを心待ちにしていたファンのためにステージに立ち続けたユーキ。取材では本音をこぼす場面もあったが、強い彼の姿は胸に迫るものがあった。
今回はカイ、リョウガ、ユーキが取材に応じたが、7人それぞれに抱いていた思いがあったはず。そして、7人でこのアクシデントを乗り越えた。結成して6年、その絆を再確認した彼らは2018年、どんな景色を、どんな活躍を見せてくれるのか期待したい。(modelpress編集部)
超特急プロフィール
コーイチ(1号車)、カイ(2号車)、リョウガ(3号車)、タクヤ(4号車)、ユーキ(5号車)、ユースケ(6号車)、タカシ(7号車)からなるメインダンサー&バックボーカルグループ。多彩なジャンルを織り交ぜたダンスを踊るメインダンサー5人と、甘く伸びやかな歌声でダンサーを支えるバックボーカル2人で構成される7人組。2011年12月25日に結成。2012年6月にインディーズデビューシングル「TRAIN」を発表。その後も立て続けにシングルやアルバムを発表し、2015年12月には国立代々木競技場第一体育館で2daysのワンマンライブを開催し、2万5000人を動員した。翌2016年12月には、国立代々木競技場第一体育館と神戸・ワールド記念ホールにて、東西アリーナツアーを敢行。2017年から2018年にかけて、アリーナツアー「BULLET TRAIN ARENA TOUR 2017-2018 the end for beginning」を開催中。
【Not Sponsored 記事】
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