ドラマ「明日の約束」金子大地 “井上真央に言われて嬉しすぎたこと”を明かし、照れる モデルプレスインタビュー
2017.11.14 20:00
views
ドラマ『明日の約束』(関西テレビ・フジテレビ系/火曜よる9時)に出演する注目の若手俳優、金子大地(かねこ・だいち/21)がモデルプレスのインタビューに応じた。井上真央演じる主人公のスクールカウンセラーが深い謎に包まれた生徒の死に向き合うヒューマンミステリーにて、“いじめの首謀者”として疑われストーリーの核に大きく関わる役どころ。現場でのエピソードはもちろん、今年『逆光の頃』『ナラタージュ』など映画6本が公開、2クール連続の連ドラ出演を果たし勢いを増す“役者・金子大地”の魅力にも迫っていく。
目次
椿が丘高校バスケ部“ヒロト先輩”役、金子大地
― 不可解な死を遂げた吉岡圭吾(遠藤健慎)と同じバスケ部の先輩で、圭吾から「僕は、先輩のせいで死にます」というメッセージを受け取ってしまった長谷部大翔(はせべ・ひろと)。日向(井上)とのやり取りで、ようやく大翔の心がほぐれた第四話はグッとくるものがありました。ここまで演じてきて、率直な心境はいかがでしょうか。金子:最初は緊張しましたが、現場の雰囲気がとても良いので、皆さんと仲良く過ごしながら楽しく演じることができています。ストーリーはものすごく面白いですし、長谷部大翔は重要な役なので、良い作品にするために頑張ろうという思いで臨みました。この作品に参加できたことが嬉しいです。
― オンエアでご自身が演じている姿を見るとどのように感じますか?
金子:自分を見る時は客観視することが難しいのでちょっと恥ずかしいですね。まだまだだなと思うところももちろんあります。
― 元々バスケの経験があるということで。
金子:中学から高校まで6年間続けていたので、後輩との接し方やスポーツ特有の上下関係などは自分の経験を役作りに活かしていこうと思いました。
― キャプテンである大翔は部活に対して強い責任感がありますね。金子さんは当時どのようなポジションでしたか?
金子:僕も高校の時はキャプテンだったんです。でもどうして僕になったかは分からなくて。キャプテンシーがあるタイプではないので、副キャプテン任せでした(笑)。
― 大翔の内面について重ね合わせる部分はありましたか?
金子:あんな経験はしていないので難しいんですけど、常に「自分だったらどうするのか」と考えながら演じています。自分だったら絶対に焦るし、腹が立つ。そういう自分の感情の準備はしていきました。
― 高校時代、友達関係などで悩むことは?
金子:なかったです。ごく普通の高校生でした。でも圭吾と大翔の関係性のように、後輩をいじるようなことは日常の中であったと思います。そのボーダーラインって本当に難しいですよね。そこも今回のドラマでは重要な部分だと思うので、改めて「こういう人もいるんだな」と考えることで勉強になりました。
「明日の約束」現場には“井上カウンセリング”が存在
― 現場で先輩の役者さんにアドバイスを求めることもありますか?金子:井上真央さんの“井上カウンセリング”があるんです。井上さんが「悩みがあったり、撮影が苦しかったりしたらいつでもおいで」と受け付けてくださっていて。
― それは本当に日向そのものですね!
金子:僕はまだ行けていないんですけど、みんなで「行きたい~!」って言っています。今度理由もなく行っちゃおうかな(笑)。
― 劇中でも大宮先生(新川優愛)や北見先生(白洲迅)が特に理由なく日向先生のカウンセリングルームに集まっていますからね(笑)。
金子:現場では悩みが生まれないんです。と言うのも、井上さんが本当に優しくて話しやすく、和やかな雰囲気を作ってくださるので。僕の緊張がほぐれたのも井上さんのおかげです。作品は重いテーマを扱っていますが、現場は和気あいあいと頑張っています。
― とても素敵ですね。霧島先生役の及川光博さんとはいかがですか?
金子:及川さんも本当に優しくて大好きです。僕は年上の方のお話を聞くのが好きなんですけど、及川さんとも色々なことを話しました。自分も及川さんくらいの歳になったら、及川さんのように紳士で色気のあるかっこいい男になりたいなと思います。
― 白洲迅さんのInstagramでは、一緒に動画を観ている仲良しショットもアップされていましたね。
金子:そうなんです。迅くんは「ああいう先生がいたら本当に最高だな」って思うくらい爽やかで。お兄ちゃんみたいな存在です。
― 何の動画を観ていたんですか?
金子:ダウンタウンさんの動画とか。僕はすごく人見知りなので、最初空き時間は一人で動画を観て過ごしていたんですけど、迅くんが「何を観てるの?」と話しかけてくれて。そこから徐々に一緒に観るようになって、最近は好きな音楽が一緒だということで盛り上がりました。二人ともMr.Childrenさんが好きなので、一緒に聴きながら話したりするのがすごく楽しいです。
― 同じバスケ部の沢井勝役の渡邉剣さんとは同い年ですね。
金子:現場で一番最初に話しかけてきてくれたのが剣でした。剣は場を盛り上げてくれるムードメーカーです。今ではすごく仲が良くて、本当にくだらないことばかり話しています。
― これまで放送された中で、特に思い入れのあるシーンは?
金子:第4話の日向先生と2人きりで話すシーンは思い入れがありますね。
― 「諦めなければきっと、道は開けるんじゃないかな」という日向先生の言葉が印象的でした。
金子:あそこは実は台本では違うセリフだったんです。直前に変わって、井上さんが「大ちゃん、これでいくから」と僕に伝えてくださって。
“井上真央に言われてすごく嬉しかったこと”を明かし、照れる
― 日向がバスケの話題で大翔と心を通わせる、素敵なシーンでした。井上さんからは「大ちゃん」と呼ばれているんですね。金子:はい、「大ちゃん」って呼んでくださっています。嬉しいです。
― 井上さんの心遣いが感じられます。
金子:一度、スタッフさんが僕のことを「大ちゃん」と呼んでいるのを聞いて、井上さんも「大ちゃん」と呼んでくれたことがあって。それが嬉しすぎて、「井上さんこの前、僕のこと大ちゃんって呼んでくれたじゃないですか?あれめっちゃ嬉しかったんですよ」と伝えたら、「じゃあ今度から呼ぶよ~」みたいな感じで……
あはは、恥ずかしい~。(と照れてひざを抱える金子)
― なかなか甘え上手だっていうことがわかりました(笑)。
金子:いやー…そうかなあ…(笑)。
「ただなんとなく」から確かに変化している姿勢
― 今作は圭吾の母(仲間由紀恵)と日向の母(手塚理美)が「毒親」(※毒のような影響を子供に与える親)という位置づけですが。金子:案外いっぱいいるような気もします。結局、自分の子供を愛しているが故なので。それが違った方向に行き過ぎてしまったという感じなのかな?色々な家庭環境がありますよね。
― 金子さんにとってご両親はどういう存在でしょうか。「アミューズオーディションフェス2014」に合格して、北海道から上京する時などは、やりとりもあったかと思いますが。
金子:僕は何も言わずにオーディションを受けたので、家に東京行きの紙が送られてきた時に初めて伝えたら「マジ?!」ってちょっとビックリしていましたけど、反対されることはなかったです。
― それはご両親からしたらビックリですよね。
金子:それまでは僕自身、高校を卒業したあとにやりたいことも明確になくて。両親は「やりたいことが見つかってから動き出せばいい。それまではバイトでもしていれば?」というスタンスでした。そしたらたまたま地元でオーディションがあって、書類もいらないということで試しに受けてみたら合格して。両親もやりたいことがない僕を心配していたと思うので、驚きつつも背中を押してくれて今に至ります。
― この世界でやっていくという決意は、上京の時点で芽生えていたのでしょうか。
金子:いいえ。今でもまだ悩むこともあります。ただ、「今を頑張ろう」っていう気持ちはすごくあるので、一生懸命頑張ります。
― 今年は6本もの映画が公開されました。金子さんにとってどんな一年になりましたか?
金子:東京に来てから一番出会いがあった年でした。映画の現場で色々な監督や役者さん、スタッフの皆さんとご一緒したことは大きかったです。そういう経験を積んだことで、ただなんとなくやっていたのが、今は「頑張ろう」という姿勢に変わりました。貪欲になろうと思います。
― ずばり“役者・金子大地”の武器は?
金子:武器は………全部。全て、武器!
― 来年はどういう一年にしたいですか?
金子:武器を存分に使って、充実させたいです。やったことがない役は何でもやってみたい。それから、周りの大人の方々の話を聞いていると「自分ももっと大人にならなきゃ」と思うんです。大人になるって、つまり「責任」ですよね。責任を持って仕事に取り組むこと。これからも色々な挑戦をして、勉強していきたいです。
夢を叶える秘訣
― 夢や目標に向かって頑張るモデルプレス読者に“夢を叶える秘訣”をアドバイスお願いします。金子:僕もまだ夢は叶っていないんですけど…僕自身は運と人に恵まれてきたと思います。それから、悩んだ時は昔の小説を読んだり、先輩の話を聞くことも大切だと思います。及川さんは1996年に26歳でデビューされたんですけど、それは僕が生まれた年で。僕は19歳の時にデビューしているので、及川さんは「大地まだまだいけるよ。俺なんて26歳からのスタートだったんだから」と話してくださいました。そういうお話を聞くと、僕は今恵まれた環境にいるし、これまでの苦労なんて苦労のうちに入らないと思って。もっともっと頑張らないといけないですね。
― 金子さんの今の夢は何ですか?
金子:大人になること!
― 一年後にインタビューしたら、またガラッと変わっていそうですね!
金子:今もコロコロ変わっていると思います。子供だから(笑)。でも今は変化することが大事だと思っていて。良いものも悪いものもどんどん吸収して、色んな色をつけていきたいです。
★人見知りということでインタビュー中は緊張の面持ちだったが、共演者との出来事を語るときにこぼれる照れ笑いがかわいらしく、そこに誰からも愛される―“金子大地を推したくなる”所以を存分に感じることができた。後日配信のインタビュー後編では、“この世でいちばん謎が残る金子大地の私生活”を解き明かす!?一問一答をお届けする。(modelpress編集部)
金子大地(かねこ・だいち)プロフィール
1996年9月26日、北海道出身。2014年、アミューズ主催の「アミューズオーディションフェス2014」にて応募総数 32,214人の中「俳優・モデル」部門賞を受賞。翌2015年のデビュー以降、様々なドラマ・映画等で活躍。2017年は『きょうのキラ君』『逆光の頃』『ナラタージュ』など6本の映画に出演。ドラマ『下北沢ダイハード』に続き、現在はドラマ『明日の約束』(関西テレビ系)にてバスケ部キャプテン・長谷部大翔を好演中のほか、12月には映画『探偵はBARにいる3』『デメキン』が公開予定。
【Not Sponsored 記事】
関連記事
「インタビュー」カテゴリーの最新記事
-
【PR】ハシヤスメ・アツコ、グループ時代からの習慣でQOL向上 美白だけじゃない“トラネキサム酸”の作用とは第一三共ヘルスケア株式会社
-
日向坂46濱岸ひより、休業期間“毎日のように一緒にいてくれた”存在「なかったらきっと復帰していなかった 」【「もしも」インタビュー後編】モデルプレス
-
畑芽育“4人の弟たち”と絆生まれた24年夏 白熱シーン秘話も【インタビュー後編】モデルプレス
-
「うち弟」5人が実際に“きょうだい”だったら? 畑芽育・作間龍斗・那須雄登・織山尚大・内田煌音の意外な一面明らかに【インタビュー前編】モデルプレス
-
日向坂46濱岸ひより、ボディメイクの理想像は渡邉理佐 1st写真集までの準備に迫る【「もしも」インタビュー前編】モデルプレス
-
Travis Japan松田元太、入所前の夢を“有言実行” 現在掲げる大きな目標とは「この世界にこれからも存在し続けられるように」【「ライオン・キング:ムファサ」インタビュー】モデルプレス
-
Travis Japan松田元太、声優初挑戦で夢のディズニー作品 “兄弟の絆”演じて思うこと「存在の大きさという部分にすごく共感」【「ライオン・キング:ムファサ」インタビュー】モデルプレス
-
Mrs. GREEN APPLE、大森元貴の突発性難聴発症当時もツアー続けた理由 決断の裏に3人の絆「なおさら頑張るしかないでしょう」【モデルプレスインタビュー】モデルプレス
-
齋藤飛鳥、乃木坂46卒業後の“アイドル役”で見えた景色「ステージに立つことはもうないと思っていました」<【推しの子】インタビュー後編>モデルプレス