<大野智&知念侑李インタビュー>「ドキドキが止まらなかった」「感動した」…映画初共演で“感じたこと”、これから2人で“叶えたいこと”
2017.06.23 08:00
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嵐の大野智(36)とHey! Say! JUMPの知念侑李(23)がモデルプレスのインタビューに応じた。2人は7月1日より全国公開される映画『忍びの国』で共演。大野に憧れてジャニーズ事務所入りした知念にとっては、念願の映画初共演となる。しかし、劇中ではまさかの“敵”――。そんな2人の撮影秘話や“叶えたいこと”など、対談をたっぷりとお届けする。
目次
念願の映画初共演「この時をずっと待っていた」
― 知念さん、大野さんと念願の映画初共演おめでとうございます!今回、お2人は作品での共演が初となりましたが、決まった時の心境をお聞かせください。知念:この時をずっと待っていたので「やっと来たな」と!
大野:現場に入ってから、撮影の合間に「やっとこの時が来たな」と話していたよね。
― 完成した映画を観ていかがでしたか?初共演を終えて、新たに感じることもあったのでは?
大野:自分が出ていないシーンもあった中で、ワイヤーアクションなど「こういう風になっているんだなぁ」と、台本を読んだだけではわからないところがたくさんありました。純粋に楽しめましたね。
知念と一緒のシーンは2シーンぐらいしかなかったんですけど、今回、演技をしている姿を初めてちゃんと見ました。台本を読んだら、他のシーンではずっと怒鳴っていたので、これは大変だろうなって(笑)。信雄の感情が僕の中にすっと入ってきて、「すごいな!」と感動しました。
知念:大野くんと同じシーンを撮影する時は、段取りからどんなお芝居が来るんだろうとずっとワクワクしていました。予想を超えてくる、すごく面白いお芝居を間近で見ることが出来て、やっぱりすごいなと改めて思いましたね。無門に追い詰められるようなシーンがあるんですけど、表情やセリフのトーンで不気味さが伝わってきて、本当に怖かったです。
大野:でも、ほとんど絡んでないよね(笑)。最初のイメージでは、もっと絡んで物語が進んでいくのかなと思っていたんですけど、台本を読んだら敵役だし、撮影中も遠くから見ているというシーンが多かった。
知念:僕は役を聞く前に台本を読んだんですけど、忍びだと思っていたのになかなか僕が演じそうなキャラクターが出てこなくて。名前を聞いたら、まさかの敵!しかも殿様役だったので衝撃でした。
― その数少ない共演シーンの中で、大野さんが知念さんの寝込みを襲うシーンもありましたよね。
知念:距離が近かったですね。ドキドキが止まらなかったです。
― (笑)。
知念:その時に、ちょうど同じ撮影所に二宮(和也)くんがいらっしゃったので、挨拶に行ったんです。そしたら「何やっていたの?」と聞かれたので、「大野くんに寝込みを襲われてました」と答えたら、「やめなさいよ、その言い方!」と言われて。「いや、本当のことなんですよ!」って(笑)。
大野:(笑)。
― お互いの、現場での立ち振舞いについてはいかがでしたか?
知念:大野くんは、不思議な空間をつくる方です。今までいろいろな先輩方と共演させていただきましたが、他の方とはまた違った主演としての立ち振舞いという感じがして、みんな癒やされていました。僕もとても癒やされました。
大野:知念は、現場でセリフをつぶやいているところを見たことがなくて、たぶん全部家で覚えてきているんだろうなって。全体の動き確認も頭に入っていて、すごいなと思いました。
知念とは現場で横に居ても一緒の空気感。後輩はよく先輩に質問したりするけど、知念は欲がないのか「あれやりたい」「これやりたい」というのを聞いたことがない。まぁ、俺も欲はないんだけど(笑)。それで、「何がやりたいの?」って聞いたら「嵐のバックで踊りたい!」と、ずっと変わらない。
知念:それは絶対変わらないので、叶えたいですね。大野くんは奥が深くて、まだまだいろいろなものが出てきそうで、見ているとすごくワクワクします。そういえば僕、大野くんとずっと一緒に撮影をしていた時、姿勢や歩き方がどんどん同じような感じになっていったんですよ!
大野:それダメなやつだよ!すごく怒られるから(笑)。やっぱりうつっちゃうんだ…。
知念:気づいたらうつっていました(笑)。
アクション、殺陣、乗馬…初挑戦に苦戦
― 今回は、大野さんや鈴木亮平さんの本格アクションシーンが見どころのひとつですよね。知念さんはご覧になって、いかがでしたか?知念:てっきりスタントマンをつけてやるのかと思っていたんですけど、まさか全部本人がやるとは…。すごくかっこいい画になっていたので、僕もやりたかったです。
大野:3日くらいずっと篭って撮影していました。集中力を切らすと間違えて危ないので、とにかく集中しました。僕と亮平くんは2人で殺陣を合わせたりしているから、時間が経つのが少し早く感じるんだけど、知念はただ待っているという(笑)。たまにチラッと見ると、ずっと立って見ているから、辛かったと思う(笑)。
知念:(シーン的に)何も出来なくて、立っているしかないんです。3日間同じ場所に立ち続けている。向こうは大変そうだなぁと思いながら、それをただ見守っているだけでした(笑)。
― 役を演じるにあたって意識した点をお聞かせください。
大野:僕は今回、監督から「あまり作り込まなくていい」「そのままやってほしい」と言われていたんです。「それが無門になるから」と。本読みの時には「あ、もう無門だ」と言われたけど、自分ではわからなかった(笑)。だから姿勢などは、僕の普段のままのほうが監督の無門像に近いんだろうなと思ったので、表面上の役作りは何もしてないです。
でもそれが逆にすごく難しかった。監督の演出があるから、作り込まずに現場に行って、なるべく肩の力を抜いてその場で柔軟に対応しました。
― 戦いに関しては“向かうところ敵なし”の無門ですが、石原さとみさん演じる妻・お国にはめっぽう弱い…といったコントラストな部分も魅力的なキャラクターですよね。
大野:そうですね。後半の平兵衛(鈴木)とのシーンでは、だんだん無門も真剣になっていって、その加減を微調整しながら演じました。
― 知念さんは、侍役を演じたことはこれまでにもありましたが、今回はまさかの殿様でしたね。
知念:はい、まさかの。監督からは「器のちっちゃい男だから」と言われていたんですが、セリフで本当にその器の小ささが出ていたので、セリフを言うだけで役になりきることができました。伊勢谷(友介)さんと本音でぶつかるシーンは、何度も撮り続けて大変でしたね(笑)。周りの方もずっと付き合ってくれて、完成を見て自分の中では良いシーンが撮れたと思いました。
― 信雄のその器の小ささは、共感はできなくても理解することは出来ましたか?
知念:あれだけ偉大な父を持つと、超えられないものがあるだろうし、信雄のようになってしまうんだろうなと思います。他人には理解できないような、悩む部分ではあると感じました。
― 大野さんはアクションシーン、知念さんは乗馬や弓を使ったシーンなど、とにかく体を動かして覚えなくてはいけないことが多かったと思いますが、その中でも特に苦労したことは何ですか?
大野:殺陣は経験があったからまだ良かったけど、ワイヤーアクションは昔からずっとやっていたはずなのに、大変でしたね。ずっと吊られていると体に負担がかかるし…。でも今までやったことのないワイヤーアクションができて、面白かったです。
知念:乗馬練習は大変でした。自分の中ではもっと出来ると思っていたのに出来なくて、始めはなかなか思い通りにいかず、正直、もう行きたくなくなるくらい(笑)。他の共演者の方も一緒に練習していたんですけど、みんな心が折れかけていました。
大野:へぇ、そうだったんだ。
知念:たまに馬がヒヒィ~ン!と暴れて、落ちそうになったりもして。
大野:俺だったら病んでたね。
― (笑)。
知念:でも出来上がりを見たら、本番は乗馬が綺麗に決まっていたので良かったです。でも、映っていたのは後ろ姿だから良かったですけど、実際は練習ではやったことのないくらいのスピードで走っていたので、表から見たらすごい顔をしていたと思います(笑)。
「嵐のバックで踊りたい!」知念侑李の野望に大野智は?
― 見どころですね!(笑)最後に、戦いを繰り広げる内容にちなんで、お2人が日頃描いている“夢を叶える秘訣”をお聞かせください。知念:やっぱりアピールすることだと思います。「嵐のバックで踊りたい!」と言っていくことは、きっと、誰かが聞いていると思うので大事だと思うんです!
大野:大事だね。踊ったっていいんだよ?そんなのすぐ叶えられる(笑)。
知念:いいんですか?じゃあ、こっそり踊ろうかな…(笑)。
― ありがとうございました。
劇中で敵対する役柄とは裏腹に、終始穏やかな雰囲気の中で行われたインタビュー。大野が「空気感が似ている」と知念について語ったように、2人からは相性ピッタリの様子がうかがえ、「いつか2人で舞台ができたら」と再共演にも積極的な姿勢を見せていた。まずは今作での映画初共演を、劇場でしかと見届けてほしい。(modelpress編集部)
映画『忍びの国』
2017年7月1日全国ロードショー出演:大野智、石原さとみ、鈴木亮平、知念侑李、マキタスポーツ、平祐奈、満島真之介、でんでん、きたろう/立川談春、國村隼、伊勢谷友介
原作・脚本:和田竜(『忍びの国』新潮文庫)
監督:中村義洋
脚本:和田竜
製作:映画『忍びの国』製作委員会
<物語>
時は戦国。織田信長は諸国を次々と滅ぼし、天下統一に向けひた走っていた。しかし、ただ一国だけ手出しすることを禁じた国があった。あの魔王・信長が最も恐れた族ども。伊賀・忍び軍団――。
彼らは己の超人的能力を駆使し、戦場では金のためだけに人を殺める戦闘兵器。人を人とも思わぬ人でなし。虎狼の族と呼ばれていた。
そんな忍びの一人、無門は伊賀一の腕を誇るも無類の怠け者。女房のお国に稼ぎのなさを詰め寄られる日々を過ごしていた。
天正七年九月、信長の次男・織田信雄は、父の命に背き、伊賀に攻め込む決意をした。かつての主君を裏切り信雄の家臣になった日置大膳、無門に弟を殺され伊賀への復讐を誓う忍びの下山平兵衛。対する伊賀十二評定の重鎮・百地三太夫と下山甲斐、そして忍びたち…。
様々な人間たちの思惑が入り乱れ、知略謀略が張り巡らされた末、織田軍と伊賀忍び軍団は、壮絶な大合戦に突き進んでいく…。
大野智(おおの・さとし)プロフィール
1980年11月26日生まれ、東京都出身。1999年9月、嵐のメンバーとなり、同年11月にCDデビュー。2002年10月に『ピカ☆ンチ LIFE IS HARDだけどHAPPY』で映画初主演を飾る。ドラマでは、「怪物くん」(日本テレビ系、2010年)、「鍵のかかった部屋」(フジテレビ系、2012年)、「死神くん」(テレビ朝日系、2014年)、「世界一難しい恋」(日本テレビ系、2016年)など数多くの主演作に出演している。知念侑李(ちねん・ゆうり)プロフィール
1993年11月30日生まれ、静岡県出身。2007年9月、Hey! Say! JUMPのメンバーとなり、同年11月にCDデビュー。2004年、『NIN×NIN 忍者ハットリくん THE MOVIE』で映画初出演。同年、テレビドラマ初主演となった『七子と七生~姉と弟になれる日~』が平成16年度文化庁芸術祭優秀賞受賞を受賞する。2014年、『超高速!参勤交代』で10年ぶりに映画単独出演し、2016年には映画『金メダル男』で内村光良とW主演を果たす。2017年には映画『未成年だけどコドモじゃない』(12月23日公開)、2018年には初単独主演映画『坂道のアポロン』(公開日未定)の公開を控えている。
【Not Sponsored 記事】
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