20周年「ハンサムライブ」歴代名場面&全員が復活願う“伝説の演目” 小関裕太・猪塚健太・溝口琢矢・松岡広大が思い出トーク【モデルプレスインタビュー】
2025.10.18 20:00
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「アミューズ」所属の俳優・小関裕太(こせき・ゆうた/30)、猪塚健太(いづか・けんた)、溝口琢矢(みぞぐち・たくや)、松岡広大(まつおか・こうだい)に、モデルプレスがインタビュー。20周年を迎える「チーム・ハンサム!」への思いや、ABCテレビでスタートする10月クールのドラマ「君としたキスはいつまでも」について聞いた。
「ハンサムライブ」思い出の公演は?
― 「チーム・ハンサム!」が20周年を迎えました、まずは、皆さんが特に印象に残っている公演から教えてください。小関:敢えて挙げるとしたら、初めて出演した2012年、15周年を迎えた2020年、そして2021年です。それぞれ自分にとってターニングポイントだと思う年で、特に2012年は全てが初めてのことでしたし、応援してくださる方の表情や熱気も新鮮でした。今思うと表情はこわばっていたのですが、懐かしいと思える良い時間でした。2020年は両国国技館での開催で、自分たちの名前ののぼりが会場の外に出ていたことも印象深かったです。2021年はコロナの影響を受けた期間を経て再開できた喜びも感じられましたし、“みんなで作った”という実感が強かったので、心に残っています。
松岡:裕太と同じで、2020年と2021年は特に思い入れがあります。両国国技館の年は最終日の1公演だけに出演したのですが、舞台に出演していた期間だったこともあり、すごく切羽詰まっていました。そんな中でも、リハーサルで新人ハンサムが入っているのを見て、裕太と「僕らも中間層になってきたし、引っ張っていかないとね」といった話をして…。新しい世代に歴史を継承していこうと感じた年でしたし、終わったときはいっぱい泣きました。2020年、21年は、責任感が芽生え始めて、「ハンサムとは」といったことが、自分の中ですごく良い形になってきた年だったと思います。
猪塚:僕も、2012年は特に印象的です。それまでの公演はカバー曲で構成していましたが、2012年からはオリジナル曲が多く入りましたし、全員の曲だけではなく、グループごとでの曲もできて、“ライブ感”がより強くなった年だと思います。今では当たり前のように持ち歌を出させてもらっていますが、改めて振り返ると、俳優でこんなに自分たちの曲を持っている人はあまりいないと思うんです。それが始まった年が2012年なので、ハンサムライブの1つのターニングポイントでもあると思います。
溝口:みんなが話した年ももちろん印象深いですし、敢えて別の年を挙げるとしたら、僕は2013年の舞浜アンフィシアターです。初めて出演した公演だったのですが、ステージ下から曲に合わせて迫り上がって出てくる瞬間は感動しました。あとは、自分の腕につけているリングを取って、客席に投げる演出も印象的です!これまでの人生では「人に物を投げちゃいけない」と言われて生きてきたので(笑)、人生初の経験でした。先輩方に比べて遠慮してしまって、少し手前の方に落ちてしまったことを覚えています。目の前で踊る先輩方の背中もかっこよくて、自分のパートに行くまでにその背中を見てドキドキしていた公演でした。
全員の願いは「猪ティーハニー」復活?
― 小関さんと松岡さんは、以前のインタビューで“20周年公演で期待していること”として、猪塚さんが2012年公演で行った「猪ティーハニー」の復活を挙げていました。ファンの皆さんからも期待の声が上がっています。猪塚:衣装さえあればお応えしようかなと(笑)。
小関:「猪ティーハニー」、もう13年前ですね…!
溝口:僕はお客さんとして観ていたのですが、「猪ティーハニー」に衝撃を受けたことを覚えています(笑)。今回は“ULTRA HANDSOME LIVE”なので、是非新しい衣装を作ってもらいましょう…(笑)!
猪塚:(笑)。でも、やっぱり2012年の衣装が良いかな(笑)。一応、体型だけは維持していて、サイズは着られるんです!ビニール素材で劣化してしまって、バリバリだと聞いたので、修復さえしていただければ着ます(笑)!
― (笑)。他にも、皆さんが印象に残っている衣装はありますか?
溝口:僕は、山本寛斎さんに作っていただいた衣装です。すごく綺麗な衣装なので、着用したときには「ライブで動いて、汗をかいてしまって大丈夫ですか!?」と確認したことを覚えています(笑)。あとは、ダボッとしたつなぎの衣装!あの衣装を着て、みんなでワチャワチャと騒いでいたときは「お祭りをやっているな」と感じました。
松岡:僕は、寛斎さんに「その衣装だったら髪染めた方が良いよ」と言われて、当時シルバーにしました!
一同:(初めて知った情報に驚き)
猪塚:すごい!モデルプレスさんのみの、特別な回答ですね(笑)。
― 貴重な情報をありがとうございます。「猪ティーハニー」以外に復活してほしい楽曲はありますか?
溝口:僕は本当に2012年公演が大好きなんです!自己紹介が始まって、トランプの上から登場する演出も、自分には手が出ないなと思いながら観た「Butterfly」も、みんなで全力で汗をかいて歌っている「無礼講!!!」も印象的で、「ハンサムライブってこういうことなんだ」と思った記憶があります。「無礼講!!!」も復活して欲しいな…。最近は頭だけとかイントロだけが多くて、フルサイズではやっていないんですよ。
猪塚:たしかに、短いバージョンが多いかも。でも、体力がね…(笑)。今くらいがちょうどいいんじゃない…(笑)?
溝口:(笑)。でも、僕は好きなので、是非フルサイズでやりましょう!!!あとは、「親孝行!!!」。大変だけど、とにかくお客さんの顔も見られるのが好きです。
「君としたキスはいつまでも」見どころは“幼馴染みの共演”
― ABCテレビの10月クールドラマL枠では、「チーム・ハンサム!」とタッグを組んだドラマ「君としたキスはいつまでも」が放送されます。主題歌も「チーム・ハンサム!」の新曲「Here Today」とのことで、話題を集めていますね。猪塚:「Here Today」は「チーム・ハンサム!」としても、個人としても、応援してくださっている方に向けたような、みんなに当てはまるような歌詞になっています。
小関:歌っている僕たちにとっても、応援してくださる方々にとっても、それぞれの生活に寄り添ってくれるような歌詞です。
― 小関さんは、ドラマ発表時のコメントにて「久しぶりにお芝居を交えるメンバーがたくさんいる」と仰っていました。作品自体はオムニバス形式と伺いましたが、どこかでの共演も期待して良いのでしょうか…?
松岡:ここの3人(小関・溝口・松岡)はまさに共演しています!13年ぶりぐらいじゃないかな。
溝口:実際に幼馴染みみたいな存在が、幼馴染みの役として共演できたことが嬉しいよね。
松岡:本当にそうだよね。(付き合いが)長いなぁと思って……(感慨深い表情)。
一同:(笑)。
松岡:僕が事務所に入ったときには、もう2人(小関・溝口)がいて、僕が小学5年生のときには中学1年生で…。
猪塚:(笑)。そういう関係性があるメンバーで、今回地上波で流すドラマを作れるんだもんね。今までもコントやエチュードはやってきたけど、本気のお芝居をやり合うというのも楽しみだし、他のみんなのお芝居を見るのも楽しみだし。ファンの皆さんにも喜んでいただけると思います。「君としたキスはいつまでも」はオムニバスで、本当に色々な作品があるよね。
― それぞれの作品がどう繋がっていくのか、というのも見どころの1つですね。
松岡:そうですね。たまには見逃しても…(笑)。
一同:いやいやいや!
小関:オムニバスだけど、それぞれの作品が繋がるんじゃないかって話をしていたのに…(笑)!
溝口:見逃されたくないなぁ~(笑)!番宣の定型文で「お見逃しなく」と言うでしょう(笑)。もちろん、観られるタイミングで観ていただければ嬉しいですけど、「お見逃しなく」と言わせてください!
小関:(笑)。とりあえず1話だけ観てみるという方もいるかもしれませんが、他の話も忘れないでいて欲しいです(笑)。
猪塚:本当に色々なキスがあるので、見逃さないでください!
松岡:是非、ご覧下さい!
小関裕太・猪塚健太・溝口琢矢・松岡広大の夢を叶える秘訣
― 最後に、夢を追う読者へ向けて、今思う夢を叶える秘訣を教えて下さい。小関さんは今年3月に「色々と巡ってルーツに戻ること」、松岡さんは2023年末に「孤独でいること」と回答されていて、猪塚さん、溝口さんは初めての質問になります。小関:(松岡の「孤独でいること」という回答を聞いて)心配になるなぁ~(笑)。
一同:(笑)。
猪塚:夢を叶える秘訣と言えるかはわかりませんが、「流れ星理論」は本当にあると思っています。流れ星を見たら3回願い事を唱えると叶うと言いますが、叶えたいことを四六時中考えていないと、いざ流れ星を見たときに言うことはできないので、常に夢への強い気持ちを持ち続けることは大切だと思います。
溝口:“自分のことを大事にしてあげる勇気”が必要だと思います。20代半ばくらいの頃に、家族から「親のことは良いから、自分のことを大切にしなさい」と言われたことがありました。当時、親から「私たちのことは良いから」と言われたことに対して、結構グサッときたんですよね。でも、そこから自分自信を大切にしようと意識し始めて、前向きになれた気がするし、この言葉に出会えたことは僕にとってすごく大きかったと思っています。だから、「自分のことを好きになろうと思っても、どうしたら良いかわからない」というときは、まずは自分のことを1回大事にしてあげたら、自信に繋がるんじゃないかな。僕は舞台でお芝居をさせていただくことが多いのですが、人前に立つときに自信がないとしんどくなってしまうので、この言葉を思い出して前を向いています。
松岡:僕は、変わらず「孤独でいること」です。人と出会うことも大事だとは思いますが、とことん孤独になって、自分と向き合って、内省をずっと続けて、他人に意思決定を委ねずに自問自答を何回も繰り返すことは大事だと思います。そして、夢を叶えるためには「夢」を「目標」として考えることも大切です。「目標」と言うと自分に近いものに感じますし、言葉によって現実は作られていくので、自分自身で現実に置き換えていくことが大事だと思います。
小関:僕は先日「落ち込んだときに小関さんはどうしていますか?」と質問を受ける機会があって、「昔の自分に言葉を掛けるとしたら、どんな言葉を掛けるだろう」と考えたのですが、結局“悩んでいる時間がもったいない”という結論に落ち着きました。悩まないと改善されないので、悩みを消してはいけないとは思いますが、「悩んでいる時間」を「改善するためにどうするか考える時間」にしていった方が、前に進めると思います。僕自身は、舞台のお仕事であれば「本番までの限られた時間の中で、いかに精度を上げていくか」という戦いをしています。制限がある中で、悩んでいる時間は本当にもったいないので、僕は例え悩んだとしても、「成功に持って行くためにはどうするか」と考えながら過ごすことが、夢の実現に繋がると思います。
― 素敵なお話ありがとうございました。
インタビューこぼれ話
取材前には、小関が「すごい!このメンバー、4分の3がAB型です!」と松岡(O型)以外の3人がAB型であることに気が付き、全員で盛り上がる場面も。松岡が「やばい~!怖い(笑)!」と驚くと、猪塚と溝口が「お前もAB型にしてやろうか!?」とすかさずツッコミを入れるなど、終始息の合ったやり取りで現場を和ませていた。(modelpress編集部)
「ハンサムライブ」20周年公演、総勢22人が出演
アミューズ所属俳優による恒例のファン感謝祭「SUPER HANDSOME LIVE」、通称「ハンサムライブ」は2005年から歴史を重ね、歌・ダンス・ミュージカル・フィルムなど俳優ならではのエンターテインメントを追求し、これまで数々のスターを輩出してきた。20周年公演となる今回は、チーム・ハンサム!の聖地であるパシフィコ横浜国立大ホールにて開催される。今回の出演者は、青柳塁斗、猪塚健太、岩崎友泰、植原卓也、太田将熙、甲斐翔真、小関裕太、徳永智加来、新原泰佑、林優大、東島京、兵頭功海、平間壮一、福崎那由他、細田佳央太、松岡広大、松島庄汰、水田航生、溝口琢矢、本島純政、山崎光(※「崎」は正式には「たつさき」)、渡邊圭祐の総勢22人となる。
「君としたキスはいつまでも」概要
・放送時間;ABCテレビ(関西):10月19日(日)スタート 毎週日曜深夜0時10分~
テレビ朝日(関東):10月18日(土)スタート 毎週土曜深夜2時30分~
・概要:チーム・ハンサム!×ABCテレビによるオムニバス・ラブストーリー。大切な人との様々な愛の形を紡ぐ、珠玉の連作短編集で、小関裕太のほか、「チーム・ハンサム!」のメンバーがメインキャストとして出演する。
※ABCテレビでの放送後、TVer/ABEMAで見逃し配信&FOD・Prime Videoで全話配信
小関裕太(こせき・ゆうた)プロフィール
1995年6月8日生まれ、東京都出身。血液型はAB型。特技はダンス・写真・利き食パン。猪塚健太(いづか・けんた)プロフィール
1986年10月8日生まれ、愛知県出身。血液型はAB型。特技はサッカー、殺陣、乗馬。溝口琢矢(みぞぐち・たくや)プロフィール
1995年5月9日生まれ、東京都出身。血液型はAB型。特技はPC組み立て・魚さばき・ダンス。松岡広大(まつおか・こうだい)プロフィール
1997年8月9日生まれ、東京都出身。特技はダンス。
【Not Sponsored 記事】
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