シェフの手仕事を見ながらティータイム!菓子好きにはたまらない土日祝限定カフェ『ヌメロサンク・パリ』
2018.11.02 12:14
東急電鉄大井町線・自由が丘駅の隣、緑が丘駅から徒歩1分、閑静な住宅街の一角にスイーツLABO『Numéro 5 Paris(ヌメロサンク・パリ)』がオープンした。
マチュー・パンソン氏(写真上)は15歳からフランス・パリでパティシエやフードスタイリストの経験を積み、2012年に来日。製菓専門学校の講師や中目黒『グリーン ビーン トゥ バー チョコレート』の立ち上げを経て、『ピエール・エルメ・パリ・ジャポン』のシェフパティシエを経験した。
店内で販売されているケーキは季節ごとに変わる。
メニューはクラシカルなものがベースになっているが、フォルムや素材の組み合わせにより、今までにない洗練された独創性の高いケーキだと評判だ。
撮影時は左から順に「Paris-Tokyo(パリブレスト)」「パンソン家のタルトタタン」「ティラミス・アンポルテ」「モンブランとすだち」「プラネットショコラ」の5種類。
『グリーン ビーン トゥ バー』でショコラティエとして腕を磨いたマチュー氏だけに、チョコレートの繊細な口どけやカカオ本来の味わいを引き出した「プラネットショコラ」(写真右)は真似のできないおいしさだ!
▲濃厚なチョコ尽くしの「プラネットショコラ」(写真上)
カカオニブ入りのクレームショコラとビスキュイショコラの入ったムースは、ダークチョコに包まれ、ローストしたグラノーラのサクサク生地がいいアクセントになっている。
カカオのシャープな香りやほろ苦さ、チョコレートのなめらかな口溶けなど、様々な角度からチョコレートのおいしさが次々に押し寄せて来る。
ショコラ好きにとっては垂涎ものの、まさに逸品である。
人気の「モンブランとすだち」(写真上)はほんのりとラム酒が香るマロンペーストとクリームの中に、爽やかなすだちのコンポートと黒糖のスポンジが合わさり、和の香りが漂う。
マシュー氏が自ら買い物に出向き、気になる日本の食材を実際に手に取ることで、新メニュー考案のヒントを得ている。
芸術的なのはスイーツだけではない。
内装やオープンな構造のキッチンも、自然光が溢れ洗練されたスタジオのような空間だ。
マチュー氏の繊細な手仕事が間近に見られる特等席のイートインスペースは、カウンター7席のみ。
「こどもが見ても素敵だと思ってもらえるようなケーキを作りたい。そのためには味だけではなく、見た目も匂いも音も、全てを楽しんでほしいんです」と、マチュー氏は言う。
こちらの席ではケーキの他、ブラウニーをトッピングしたソルベ、パフェやドリンクが注文できる。
こちらが定番のパフェ「ショコラ」(写真上)。もうひとつはケーキと同様、季節ごとにメニューが変わる。
自家製のほろ苦いショコラとなめらかなバニラソルベ、サクサクのマカロンラスク、しっとりとしたブラウニー、カリカリのグラノーラ。
驚くほどに一つひとつの完成度が高い。そしてそれらを組み合わせることで、五感を刺激するストーリー性のある美しいパフェが完成する。
カウンター横にあるカヌレ(写真上)も絶品と人気が高い。手土産におすすめしたい一品だ。
外側がカリっとしていて、中がしっとり。ラム酒がふわっと香るフランスの定番菓子。
カヌレはマチュー氏がお菓子作りを始めた頃に試行錯誤した、思い入れの深い一品。
シンプルな工程なだけに、素材、天候、焼き方などにより出来栄えが左右される。
湿度の高い日本では、フランスの味を再現するのが特に難しいお菓子だ。
店内には贈り物にぴったりな焼き菓子が並ぶ。黒を基調としたエレガントで大人なパッケージは、男性ウケも良い。
『ヌメロサンク・パリ』のルーツは、こどもの頃の思い出の味。
お母さんが作ってくれるお菓子のように人々を笑顔にしたい、という想いからスイーツを作り始めた。
一つひとつのディテールにこだわったスイーツの中にも、どこか安定感がある味わいがあるのは、そんな世界観からきているのかもしれない。マルチな才能を持つマチュー氏の、今後の活躍が楽しみだ。
撮影:平瀬夏彦
【メニュー】
ソルベ 450円
ケーキ(季節ごとに変更あり) 600円~
カヌレ プレーン 400円、チョコ 450円
ヌメロサンク・パリ・スペシャル パフェ(ショコラ・季節のパフェ) 各1,380円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税別です。
03-6421-4075
10:00~19:00
月曜、第1・第3火曜
https://www.numero5-mp.com
この記事の筆者:Kyoko Maruyama(ライター/フードアナリスト)
マチュー・パンソン氏(写真上)は15歳からフランス・パリでパティシエやフードスタイリストの経験を積み、2012年に来日。製菓専門学校の講師や中目黒『グリーン ビーン トゥ バー チョコレート』の立ち上げを経て、『ピエール・エルメ・パリ・ジャポン』のシェフパティシエを経験した。
店内で販売されているケーキは季節ごとに変わる。
メニューはクラシカルなものがベースになっているが、フォルムや素材の組み合わせにより、今までにない洗練された独創性の高いケーキだと評判だ。
撮影時は左から順に「Paris-Tokyo(パリブレスト)」「パンソン家のタルトタタン」「ティラミス・アンポルテ」「モンブランとすだち」「プラネットショコラ」の5種類。
『グリーン ビーン トゥ バー』でショコラティエとして腕を磨いたマチュー氏だけに、チョコレートの繊細な口どけやカカオ本来の味わいを引き出した「プラネットショコラ」(写真右)は真似のできないおいしさだ!
▲濃厚なチョコ尽くしの「プラネットショコラ」(写真上)
カカオニブ入りのクレームショコラとビスキュイショコラの入ったムースは、ダークチョコに包まれ、ローストしたグラノーラのサクサク生地がいいアクセントになっている。
カカオのシャープな香りやほろ苦さ、チョコレートのなめらかな口溶けなど、様々な角度からチョコレートのおいしさが次々に押し寄せて来る。
ショコラ好きにとっては垂涎ものの、まさに逸品である。
人気の「モンブランとすだち」(写真上)はほんのりとラム酒が香るマロンペーストとクリームの中に、爽やかなすだちのコンポートと黒糖のスポンジが合わさり、和の香りが漂う。
マシュー氏が自ら買い物に出向き、気になる日本の食材を実際に手に取ることで、新メニュー考案のヒントを得ている。
芸術的なのはスイーツだけではない。
内装やオープンな構造のキッチンも、自然光が溢れ洗練されたスタジオのような空間だ。
マチュー氏の繊細な手仕事が間近に見られる特等席のイートインスペースは、カウンター7席のみ。
「こどもが見ても素敵だと思ってもらえるようなケーキを作りたい。そのためには味だけではなく、見た目も匂いも音も、全てを楽しんでほしいんです」と、マチュー氏は言う。
こちらの席ではケーキの他、ブラウニーをトッピングしたソルベ、パフェやドリンクが注文できる。
こちらが定番のパフェ「ショコラ」(写真上)。もうひとつはケーキと同様、季節ごとにメニューが変わる。
自家製のほろ苦いショコラとなめらかなバニラソルベ、サクサクのマカロンラスク、しっとりとしたブラウニー、カリカリのグラノーラ。
驚くほどに一つひとつの完成度が高い。そしてそれらを組み合わせることで、五感を刺激するストーリー性のある美しいパフェが完成する。
カウンター横にあるカヌレ(写真上)も絶品と人気が高い。手土産におすすめしたい一品だ。
外側がカリっとしていて、中がしっとり。ラム酒がふわっと香るフランスの定番菓子。
カヌレはマチュー氏がお菓子作りを始めた頃に試行錯誤した、思い入れの深い一品。
シンプルな工程なだけに、素材、天候、焼き方などにより出来栄えが左右される。
湿度の高い日本では、フランスの味を再現するのが特に難しいお菓子だ。
店内には贈り物にぴったりな焼き菓子が並ぶ。黒を基調としたエレガントで大人なパッケージは、男性ウケも良い。
『ヌメロサンク・パリ』のルーツは、こどもの頃の思い出の味。
お母さんが作ってくれるお菓子のように人々を笑顔にしたい、という想いからスイーツを作り始めた。
一つひとつのディテールにこだわったスイーツの中にも、どこか安定感がある味わいがあるのは、そんな世界観からきているのかもしれない。マルチな才能を持つマチュー氏の、今後の活躍が楽しみだ。
撮影:平瀬夏彦
【メニュー】
ソルベ 450円
ケーキ(季節ごとに変更あり) 600円~
カヌレ プレーン 400円、チョコ 450円
ヌメロサンク・パリ・スペシャル パフェ(ショコラ・季節のパフェ) 各1,380円
※本記事に掲載された情報は、掲載日時点のものです。また、価格はすべて税別です。
Numéro 5 Paris(ヌメロサンク・パリ)
〒152-0034 東京都目黒区緑が丘1-23-10 2FC03-6421-4075
10:00~19:00
月曜、第1・第3火曜
https://www.numero5-mp.com
この記事の筆者:Kyoko Maruyama(ライター/フードアナリスト)
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