「最下位だった」のメッセージに別の占い結果を送り続けた俺。半年前の夜のせいでした
通勤電車で見た「最下位だった」
仕事帰りの電車の中、スマホを開くと彼女から「明日の占い最下位だった」とメッセージが届いていました。普段ならスタンプか、「了解、気をつけてね」と一言返して終わるところです。
けれど今日は、なんとなくいつもと違う気がしました。彼女は明るい人で、めったに弱音を吐かない。だからこそ、ささいなメッセージにも引っかかってしまったのです。
次々開いた占いサイト
電車を降りる頃には、別の占いサイトをいくつも開いていました。「マジで?別のサイトだと2位だったよ」と最初に送ったあと、止まらなくなって、2つ目、3つ目、4つ目と結果を送り続けたのです。
駅から自宅までの夜道を歩きながら、画面を見つめていました。明らかにやりすぎていると、自分でも分かっていました。
それでも止まれなかったのは、半年前のあの夜が忘れられなかったからです。
半年前、笑い飛ばした夜
半年前、彼女から同じように「最下位だった」と送られてきたことがありました。あのとき、僕は「占いなんて当たんないよ」と笑って返してしまったのです。
後になって知ったのですが、その日の彼女は仕事で大きなミスをして、本当はかなり落ち込んでいたそうです。
夜の電話で「私の気持ちなんてどうでもいいんでしょ」と泣かれて、初めて事の重さに気づきました。
あのとき、彼女の小さなサインを見逃してしまった自分を、ずっと許せずにいたのです。
そして...
「ありがとう、もう気にしてないよ笑」と彼女から返信が来ても、僕は止められませんでした。「念のためあと1つ見てきた。ここだと中の上だって」と最後の結果を送ってしまい、彼女から「気を遣わせたみたいでごめん」と返ってきたのです。
スマホを置いて、しばらく天井を見ていました。これではまた、彼女に気を遣わせてしまっている。長文で半年前を引きずっていることを伝えると、「私こそごめんね」とひとこと届きました。
次はもっと、ちゃんと「大丈夫?」とだけ聞ける男になりたいです。
(20代男性・ITエンジニア)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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