月3万の塾代を払い続けた私が、塾なしで合格した隣の子を素直に祝えなかった朝
毎月の3万円
娘が小学5年生のときから通わせている進学塾。月謝は3万円で、夏期講習や模試を入れると年間50万円近くになります。家計に余裕があるわけではなく、自分の美容院の回数を減らし、夫の昼食をお弁当に切り替えて捻出してきました。
それでも「娘のため」と思えば苦にはなりませんでした。同じ学年のお母さんたちもみんな塾に通わせていて、「当たり前のこと」をしている安心感が、私の支えだったのです。
あの言葉の正体
隣の家のお子さんが塾に通っていないことは知っていました。公園でママ友と話していたとき、つい口をついたのが「あの家の子は塾にも行かせてもらえないの?」という言葉です。「かわいそうよね」と誰かが続けて、私もうなずきました。
本当にそう思っていたのか。今になると、わかりません。塾に行かなくても大丈夫な子がいるとしたら、うちの月謝は何だったのか。その疑問が浮かびかけるたびに、「塾なしなんてありえない」と打ち消すことで、自分の選択を守っていた気がします。
合格の知らせ
隣のお子さんが県内の公立トップ校に合格した。その知らせを聞いた朝、手に持っていたマグカップをテーブルに置いたまま、コーヒーが冷めてもそこから動けませんでした。
うちの娘は第一志望に届かず、第二志望の学校に進むことが決まったばかりです。3年間通った塾と、塾に行かず合格した隣の子。
数日後、隣のお母さんに会って「お子さん、合格されたんですってね。おめでとうございます」と言いました。精一杯の笑顔のつもりでした。
そして...
あの人が「ありがとうございます」と返したとき、一瞬だけ目が合いました。その視線に何かを見透かされた気がして、私のほうが先に目をそらしてしまいました。
費やした時間やお金が無駄だったとは思わない。ただ、娘の努力を信じることと、隣の子の努力を認めることは、本当は同時にできたはずだと気づき始めていました。
(40代女性・会社員)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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