深夜の通知「ねぇ、起きてる?」→既読をつけずに待っていたら、30分後に届いた本音に目が覚めた
深夜1時の通知
最近の彼は、隣にいても遠い人でした。以前は夜ごはんのあとも何気ない話をしていたのに、いつからか食器を片づけるとすぐ自分の部屋に引っ込むようになって。「何かあった?」と聞いても「別に」としか返ってこない日々が続いていました。
その夜も眠れずに天井を見つめていると、スマホが光りました。深夜1時過ぎ。通知には彼の名前と、たった一言。
「ねぇ、起きてる?」
開かなかった理由
開こうと思えばすぐに開けました。でも、そうしませんでした。最近ずっと、私のほうから話しかけて、私のほうから機嫌をうかがって、私のほうから関係を繋ぎ止めようとしている気がしていたからです。
たまには、そっちから来てほしい。既読をつけずに画面を伏せたのは、意地悪ではなく、小さな祈りでした。このまま何も送ってこなかったら、その程度だったんだと思おう。そう自分に言い聞かせて、目を閉じました。
30分後の画面
うとうとしかけた頃、もう一度スマホが鳴りました。通知のプレビューに表示された文字列を、私は薄暗い部屋の中で目を凝らして読みました。
「最近うまく話せなくてごめん。嫌いになったわけじゃない。ただ、どう言えばいいかわからなくなってた。お前に嫌われるのが怖くて、何も言えなくなってた」
胸の奥が、じわっと熱くなりました。こんな言葉をずっと待っていたのかもしれません。でも同時に、喉の奥がきゅっと詰まりました。どうして面と向かって言ってくれないの、と。
そして...
メッセージを開こうとして、やめました。開いたら既読がついてしまう。この言葉に、今の私が何を返せるのかわからなかったのです。
彼が怖かったのは「嫌われること」
でも私が怖かったのは「大切にされていないこと」
同じ部屋にいるのに、同じ不安を抱えていたふたりは、深夜のメッセージ越しにやっとすれ違いの輪郭を知りました。
翌日の昼、私は初めて自分から「話したいことがある」と送りました。あの夜、意図して閉じたままにした画面をようやく開いてから、私はようやく目が覚めた気がしました。
(20代女性・美容師)
本記事は、ハウコレ読者への独自アンケートに寄せられた実体験をもとに制作していますが、個人が特定されないよう、一部設定を変更しています。
(ハウコレ編集部)
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