吉沢亮(C)吉田修一/朝日新聞出版(C)2025映画「国宝」製作委員会

吉沢亮、着物・白塗り姿で熱演 横浜流星と運命狂わせていく「国宝」最新映像公開

2025.03.14 05:00

俳優の吉沢亮が主演を務める映画『国宝』(6月6日公開)より、最新映像が解禁された。


「国宝」最新映像公開

横浜流星(C)吉田修一/朝日新聞出版(C)2025映画「国宝」製作委員会
横浜流星(C)吉田修一/朝日新聞出版(C)2025映画「国宝」製作委員会
この度、本作の特報が解禁。赤い着物に身を包み、美しい白塗り姿で堂々とセリに立つ喜久雄(吉沢)。運命の刻と心臓の鼓動が鳴り響く中、「藤娘」の幕が上がっていく。抗争によって父を亡くした任侠出身の喜久雄は、上方歌舞伎の名門の当主・花井半二郎(渡辺謙)に引き取られ、歌舞伎という新しい世界を知る。

半二郎の跡取り息子で名門の御曹司・俊介(横浜流星)と出会い、兄弟として、親友として、ライバルとして、ともに芸に青春を捧げていた。才能を持つ喜久雄と、血筋を持つ俊介。生い立ちも才能も異なる2人だったが、次第に互いの運命を狂わせていく。

渡辺謙(C)吉田修一/朝日新聞出版(C)2025映画「国宝」製作委員会
渡辺謙(C)吉田修一/朝日新聞出版(C)2025映画「国宝」製作委員会
そして、喜久雄が「結局この世界、血やんか」つぶやく。誰も観たことがない「歌舞伎」という禁断の世界で、運命に翻弄されながら、激動の時代を駆け上がり、“国の宝”となるまでの壮大な物語を描く。

吉沢亮主演「国宝」

2002年「パレード」で山本周五郎賞、「パークライフ」で芥川賞を受賞。2007年「悪人」では、毎日出版文化賞、大佛次郎賞など数々の賞に輝いた吉田修一氏の最高傑作との呼び声高い「国宝」。2017年から朝日新聞にて連載され、歌舞伎界を舞台にした本作は、連載時から話題となり、2018年に単行本化。2019年第69回芸術選奨文部科学大臣賞、第14回中央公論文芸賞をダブル受賞し、吉田氏自身が、3年の間歌舞伎の黒衣を纏い、楽屋に入った経験を血肉にし、書き上げた渾身の作品である。

映像化不可能だと言われていた本作が、吉沢主演、横浜共演で映画化が発表されると、大きな反響を呼んだ。さらに、渡辺、高畑充希、寺島しのぶ、田中泯、森七菜、見上愛、永瀬正敏、宮澤エマ、黒川想矢、越山敬達、三浦貴大、嶋田久作らが名を連ね、国宝級の豪華キャストが本作の世界を彩る。

メガホンをとるのは、『フラガール』(2006年)で日本中を感動の涙で包み、日本アカデミー賞最優秀作品賞・最優秀監督賞・最優秀脚本賞を受賞した李相日監督。初めて吉田作品に挑んだ『悪人』(2010年)は、国内のあらゆる映画賞を総なめにし、第34回モントリオール世界映画祭ワールド・コンペティション部門で最優秀女優賞を受賞するなど、海外でも高い評価を得る名作となった。

脚本は、第46回カンヌ国際映画祭「ある視点」部門招待作品、相米慎二監督の『お引越し』(1993年)で脚本家デビューし、『八日目の蝉』(2011年、第35回日本アカデミー賞最優秀脚本賞受賞)、『コーヒーが冷めないうちに』(2018年)のヒット作品を手掛け、細田守監督の『時をかける少女』(2006年)、『サマーウォーズ』(2009年)、『おおかみこどもの雨と雪』(2012年)で東京アニメアワード個人賞(脚本賞)を受賞の奥寺佐渡子氏が手掛ける。

そして、本作の撮影を担当するのは『アデル、ブルーは熱い色』で第66回カンヌ国際映画祭パルム・ドールを獲得したソフィアン・エル・ファニ氏。今回、李監督たっての希望でオファー。日本の伝統文化を舞台とした日本映画の歴史を刻む壮大な物語を、グローバルに活躍するチュニジア系フランス人のソフィアン氏が世界にも通ずる視点でとらえた。(modelpress編集部)

【Not Sponsored 記事】

関連リンク

関連記事

  1. アイリスオーヤマ、吉沢亮のタレント契約継続を発表「共に頑張っていきたい」【発表全文】
    アイリスオーヤマ、吉沢亮のタレント契約継続を発表「共に頑張っていきたい」【発表全文】
    モデルプレス
  2. 吉沢亮主演映画「ババンババンバンバンパイア」公開延期発表「諸般の事情に鑑み」
    吉沢亮主演映画「ババンババンバンバンパイア」公開延期発表「諸般の事情に鑑み」
    モデルプレス
  3. 吉沢亮、住居侵入騒動を謝罪「自分の未熟さを痛感」所属事務所は示談成立を発表【コメント全文】
    吉沢亮、住居侵入騒動を謝罪「自分の未熟さを痛感」所属事務所は示談成立を発表【コメント全文】
    モデルプレス
  4. 吉沢亮、ファンクラブ限定イベントのチケット販売延期を発表
    吉沢亮、ファンクラブ限定イベントのチケット販売延期を発表
    モデルプレス
  5. 吉沢亮の手話演技は「トップレベルで素晴らしかった」最優秀男優賞受賞【第16回TAMA映画賞】
    吉沢亮の手話演技は「トップレベルで素晴らしかった」最優秀男優賞受賞【第16回TAMA映画賞】
    モデルプレス
  6. 大竹しのぶ、吉沢亮との“親子”再会2ショット公開「PICUコンビエモすぎる」「胸熱」と反響続々
    大竹しのぶ、吉沢亮との“親子”再会2ショット公開「PICUコンビエモすぎる」「胸熱」と反響続々
    モデルプレス

「映画」カテゴリーの最新記事

  1. JO1、豆原一成&市毛良枝W主演映画“主題歌”に決定 秦基博がバラード描き下ろし【富士山と、コーヒーと、しあわせの数式】
    JO1、豆原一成&市毛良枝W主演映画“主題歌”に決定 秦基博がバラード描き下ろし【富士山と、コーヒーと、しあわせの数式】
    モデルプレス
  2. 福本莉子&FANTASTICS八木勇征、憧れの存在明かす「“素敵”を更新し続ける方」「お父さんのような」【隣のステラ】
    福本莉子&FANTASTICS八木勇征、憧れの存在明かす「“素敵”を更新し続ける方」「お父さんのような」【隣のステラ】
    モデルプレス
  3. FANTASTICS八木勇征、福本莉子を客席からエスコート サプライズ演出に「バクバクしてました」【隣のステラ】
    FANTASTICS八木勇征、福本莉子を客席からエスコート サプライズ演出に「バクバクしてました」【隣のステラ】
    モデルプレス
  4. 吉岡里帆&水上恒司がゼロ距離に「九龍ジェネリックロマンス」“恋が動き出す”本編映像初解禁
    吉岡里帆&水上恒司がゼロ距離に「九龍ジェネリックロマンス」“恋が動き出す”本編映像初解禁
    モデルプレス
  5. 原菜乃華、共演者からの贈り物に喜び「結婚ってこと?」【関コレ2025A/W】
    原菜乃華、共演者からの贈り物に喜び「結婚ってこと?」【関コレ2025A/W】
    モデルプレス
  6. “今年4作の映画出演”なにわ男子・長尾謙杜、視線で伝える繊細演技「恋に至る病」恋心揺れ動く場面写真解禁
    “今年4作の映画出演”なにわ男子・長尾謙杜、視線で伝える繊細演技「恋に至る病」恋心揺れ動く場面写真解禁
    モデルプレス
  7. 二宮和也主演「8番出口」北米配給決定 トロント国際映画祭にも正式出品
    二宮和也主演「8番出口」北米配給決定 トロント国際映画祭にも正式出品
    モデルプレス
  8. 高畑充希、松村北斗主演「秒速5センチメートル」ヒロインに決定 原作・新海誠の絶賛コメントも到着
    高畑充希、松村北斗主演「秒速5センチメートル」ヒロインに決定 原作・新海誠の絶賛コメントも到着
    モデルプレス
  9. 磯山さやか主演映画、ブルーレイ&DVD発売中止発表「諸般の事情により」
    磯山さやか主演映画、ブルーレイ&DVD発売中止発表「諸般の事情により」
    モデルプレス

あなたにおすすめの記事