山田裕貴、サプライズゲスト登場に腰抜かす “麦わらの一味”に仲間入りで絶叫＜ONE PIECE FILM RED＞

山田裕貴、人生のバイブル「ONE PIECE」への熱い思い語る

本作は、麦わらの一味が繰り広げる大冒険を描く人気コミック『ONE PIECE』の劇場版最新作。8月6日に公開し、この日の上映をもって興行収入80億円、動員570万人を突破するなど、大ヒットを記録している。

本作に出演した“クラゲ海賊団”船長・エボシ役を演じ、『ONE PIECE』が人生のバイブルと公言している山田は、改めて本作に出演した感想を求められると「僕は『ONE PIECE』連載開始から読ませてもらっていて、アニメも映画も全部見ていますし、漫画も全部読んでいますし、漫画はもう7周くらいしたかな」と胸を張り、「まだ俳優になろうとしてないときから、“いつか『ONE PIECE』の声をやりたいな”って思っていたり、俳優を目指す下積み時代に、居酒屋さんでバイトをしていたときに、ネームプレートに“俳優王に俺はなる”って書いていたくらい思い入れがあって、『ONE PIECE』の進み具合とルフィの成長度と、自分がお仕事を頑張っていくタイミングとか“ここ被ってくれた！”みたいな、“俺も1個ステージ上がったかも”って思うときにルフィも頑張っていたり、本当に生きる糧になっているし、生き方みたいなものも教わっていると思っているので、『ONE PIECE』は僕の教科書ですね。それくらい大好きだったので、めちゃくちゃ嬉しかったです」と興奮気味に語った。

また、本作を映画館で2回見たという山田は「ウタちゃんの歌声、Adoさんの歌声、名塚（佳織）さんの声。魂に響く。本当に心に響く。やっぱり1回目はまずこの作品を音楽の映画なんだな、この歌声いいなと思って、2回目に行ったときに僕はウタの歌を配信されているから聞いてきているんです。で、ウタの気持ちになりすぎちゃって、“俺、ウタなのかな”ってくらい泣く。それくらい号泣しちゃって…。あと世界の続き…」とネタバレ満載で、同じく『ONE PIECE』のせいやと大盛り上がりして、『ONE PIECE』初心者の粗品を置いてけぼりにした。

さらに、ルフィの魅力を聞かれた山田は「やっぱ『支配なんかしねえよ。この海で1番自由なやつが海賊王だ』って言っているだけあって、それってみんなで楽しく、みんなが笑って暮らせる世の中になったらいいなって思いだと思うんですよ。それって、これを見たらわかると思うんですけど、ウタと一緒なんですよ。だけどウタは人と関わってこなかったり、何が幸せかというものを経験していない。みんな毎日、汗水垂らして働いて、その苦しみの中に幸せがあるんだということに気づけなかったウタは、楽しいことだけが幸せだと思うんですよ。これがルフィと大きな差になって、ルフィはどんな局面も、つらいときも苦しい時も乗り越えて、仲間を守って助けてきたけど、ウタはそれを知らなかった。だからみんなに楽しい世界がいいじゃんって言いながら、それが幸せなんだと思い続けた結果、これがルフィとウタの成長の差というか、つらいことも乗り越えて、でも誰も傷つけず、自分が違うと思ったやつだけぶっ飛ばす。ウタは結果、ぶっ飛ばさずに“ウタ気づけ！”と。幸せなことじゃない！支配じゃない！」と演説かのように観客に訴えかけ、粗品から「あんたが考えたん？この話」と冷静に突っ込まれて笑いを誘うと、「俺が考えたのかな？」と首を傾げた。

山田裕貴、サプライズゲスト・田中真弓の登場に腰抜かす

イベントでは、本作の大ヒットを祝い『ONE PIECE』らしく大きな樽の前で3人がジョッキを持って乾杯する一幕もあり、アニメ第1話のルフィのように、その樽の中から田中がサプライズ登場すると、山田は「うわー！」と驚いて腰を抜かし、「めっちゃ嬉しい…」と感激。

加えて、MCから田中に好きなセリフを言ってもらうようお願いしてはと提案されると、山田は「俺、泣いちゃうかも。ヤバいっす。なんか田中真弓さんなのにルフィに見えてくるんですよ」と吐露しつつ、『支配なんかしねえよ。この海で1番自由なやつが海賊王だ』とお願いし、同セリフを田中に言ってもらうと、山田は樽にもたれ掛かった。

また、田中がルフィの声で「カツオのエボシ！」と謎の技名を発すると、山田は「ちょっと待って。それ、俺がアフレコ現場で技名を言ってカットされたやつだ！」と目を輝かせ、ほかにもいろいろとアドリブがカットされたことを明かすと、田中は「監督からそれ（カツオのエボシ！）を言ってあげてくださいって（笑）」と打ち明けて笑わせた。

最後に、本作の宣伝を頑張った3人に向け田中は「本当にありがたいので仲間にしたいですね。船に乗せたいですね」と感謝し、ルフィの声で「裕貴、せいや、粗品、お前たちは俺の仲間だー！」とコメント。これに山田は天を仰いで「ウァーーー！」と絶叫して喜んだ。（modelpress編集部）