「幻の蛍」公開初日舞台挨拶に登壇した菊池亜希子 (C)モデルプレス

菊池亜希子、“娘役”野岸紅ノ葉とハロプロで意気投合「家族がうまくいくなと思いました」<幻の蛍>

2022.07.09 16:55

映画「幻の蛍」公開初日舞台挨拶が9日、都内で行われ、主演の野岸紅ノ葉、共演の菊池亜希子、吉沢悠、メガホンをとった伊林侑香監督が登壇。菊池が野岸との撮影中の会話について明かした。

本作は、第33回フジテレビヤングシナリオ大賞で佳作を受賞した伊吹一氏によるオリジナル脚本をもとに、2021年に全編オール富山ロケで撮影を敢行し、100名を超えるオーディション参加者の中から富山県在住の野岸が主人公、中川かなた役に抜擢。現代の新しい家族の在り方を今一度考えるきっかけになるハートフルな冒険譚となっている。

菊池亜希子&吉沢悠、富山での撮影振り返る

菊池亜希子 (C)モデルプレス
菊池亜希子 (C)モデルプレス
富山で撮影を行った感想を聞かれた菊池は「実際に撮影で実在するお店をロケで使わせてもらったり、エキストラとして地元の方がたくさん協力してくださって、私が働いているスナックのお客さん役とかで、みなさん本当にお芝居をやったことがないのかと思うくらい上手で、楽しんで参加してくださっていて、映画の中に自分たちが住んでいる地域が映し出されるというところで、何か発揮できることがあればというみなさんの思いで温かい現場だなと思いました」と振り返ると、母親が富山県出身であることを明かし「私自身、富山に縁があって、今回のオファーはたまたまだったんですけど、小学生時代に毎年帰っていた場所で、母親役として出演させてもらったんですけど、どちらかというと(娘役の)すみれ(池田埜々耶)とかなたの気持ちにリンクしながら撮影していました」と打ち明けた。

吉沢悠 (C)モデルプレス
吉沢悠 (C)モデルプレス
一方、本作の撮影で初めて富山に行ったという吉沢は「街もあって自然もあるので撮影がしやすいところで、今回キャストもスタッフもほとんど富山のみなさまでやられていたので、富山を美しく描くという意味でも素晴らしい現場だったと思いますし、僕自身、世界一美しいスタバと言われているところに行ったんですけど、海外の公園みたいなところで、1日中いたくなるような場所だったので、もし機会があればみなさんぜひ行ってみてほしいなと思いますね」とオススメした。

菊池亜希子&吉沢悠、タイトル秘話明かす

伊林侑香監督、野岸紅ノ葉、菊池亜希子、吉沢悠 (C)モデルプレス
伊林侑香監督、野岸紅ノ葉、菊池亜希子、吉沢悠 (C)モデルプレス
また、主人公の姉妹の母親役としてのオファーについて、菊池は「大人の事情というものがこの映画の中に大前提としてずっとあって、そこについては私自身も悶々と考えながら、だけど、映画では描かれていないけど親にもそれぞれ自分自身というのがあって、それは曲げられない。だけど2人(自身と父親)とも共通して子どものことを愛しているというところはずっと同じで、家族の形っていろいろあると思うんですけど、今現在のこの家族にとってはこの形がベストなんだろうなっていう、今の1番いい形で子どもたちをそれぞれの気持ちで愛しているというのが、セリフとかではなく眼差しとかで伝わったらいいなと思っていました」と思いを告白。

父親役を演じた吉沢は「僕は最初に脚本を読ませていただいたときに、姉妹の話でひと夏の思い出みたいな内容なので、『となりのトトロ』みたいだなって思ったんです。で、タイトルが『幻の蛍』だったので、『となりのトトロ』と『火垂るの墓』は同時上映だったというのを思い返すと、すごいエネルギーのある映画になるんじゃないかなって思いまして、そのときは仮タイトルだったので、このままにしてほしいとプロデューサーに伝えましたね(笑)」と裏話を披露した。

菊池亜希子、娘役・野岸紅ノ葉とはハロプロで意気投合

菊池亜希子 (C)モデルプレス
菊池亜希子 (C)モデルプレス
さらに、久しぶりに野岸と再会を果たした心境を聞かれた菊池は「パッと会った瞬間に『前髪を切ったね』って気づいて(笑)、ほんのちょっとだけど切ったというのがわかったのでお母さんになれていたかなと思いました」と声を弾ませ、野岸も「久しぶりのお母さんだけど、距離感とかがあまり変わっていない感じがすごく嬉しくて、まだかなたとお母さんという距離感でいられているんだなという感じが嬉しいです」とにっこり。

伊林侑香監督、野岸紅ノ葉、菊池亜希子、吉沢悠 (C)モデルプレス
伊林侑香監督、野岸紅ノ葉、菊池亜希子、吉沢悠 (C)モデルプレス
加えて、菊池は「脱線していいですか?」と切り出し、「撮影中に好きなアイドルの話になって、私が思春期の頃からずっと好きなアイドルを、(野岸が)今好きだって言っていて、ハロー!プロジェクトなんですけど(笑)、実際のお母さんと私が同世代だからその影響かなと思ったんですけど、そうじゃなくて自分でたまたま見てハマっているって聞いて、すっごい嬉しくて、でもこうやって娘と母が好きなもので盛り上がるって1番平和だなと思って、家族がうまくいくなと思いました」と笑顔で語った。(modelpress編集部)

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