北村匠海、浜辺美波とのキスシーン回顧「ノリじゃなかった」＜思い、思われ、ふり、ふられ＞

咲坂伊緒氏の人気少女コミック『ストロボ・エッジ』『アオハライド』（集英社マーガレットコミックス刊）に続く“咲坂伊緒 青春三部作”の最終章、累計部数500万部を突破する『思い、思われ、ふり、ふられ』を原作とする同作。アニメーション＆実写での連動W映画化プロジェクトが実現した。

北村匠海「好き放題話してしまおう」

Blu-ray＆DVDスペシャル・エディションに収録されるシーンセレクトビジュアルコメンタリーは、朱里（浜辺）と和臣（赤楚衛二）の屋上シーンや、理央（北村）と由奈（福本莉子）の告白シーンなど、5つの珠玉のシーンを浜辺、北村、福本、赤楚が振り返る、ここでしか見ることができない特典映像。セレクトされた5つのシーンは朱里と理央、理央と由奈、和臣と朱里など2人ずつのシーンになっていて、そのシーンに参加していない2人が撮影時の様子を質問したり、本編を観た感想を伝えたり、ファンも聞きたい裏話を引き出している。

進行役である北村の「ネタバレも（NGは）なしということなので、好き放題話してしまおうという企画です」という言葉通り、4人は撮影の裏話だけでなく、自分だったらどう思うか、など“語り尽くした”映像となっている。

北村匠海、浜辺美波とのキスシーン語る

また、朱里と理央のキスシーンを観ながら北村は、朱里の「ノリでこういうことしないでよ！」と言うセリフに、「ノリじゃなかったんだよ」とつぶやき、ノリと言われたことはショックだったと理央の気持ちを代弁。2人のキスを目撃してしまった和臣は、どのあたりから見てしまっていたのかを、演じた赤楚が説明した。

さらに、公園で朱里と和臣がふざけて追いかけっこをしているシーンで、北村から「撮影大変だったんでしょ？」と聞かれた浜辺は「全力で追いかけっこをしてと言われたけれど、（赤楚が過去に演じていた）仮面ライダーから逃げ切れるわけがない！」と苦労したと回顧。赤楚も「全力だったから息切れした」と述懐した。

浜辺美波「もう一度見直してみたい」

朱里が由奈の背中を押し、告白に向かうシーンでは、福本の走りが“カッコ悪すぎてNGになった”ことをスタッフが紹介。福本が中学時代にサッカー部だったことで、その雰囲気が出てしまったと弁明することになったNGテイクは、特典映像として収録されている。

セレクトされたシーンを見終えて、浜辺は「ここで一歩を踏み出す、というシーンを5つ観たので、（映画）全体をもう一度見直してみたいと思いました」とコメント。「4人ともみんな不器用だし、愛おしさがまた見えて、私も映画を観たくなっちゃいました」（福本）、「1つ目（のシーン）から5つ目にかけて、“苦しい”っていうのが、“ああいいなぁ”って変わってくるのが良くて、撮影していた頃も思い出しましたし、見直してみたいなって思いました」（赤楚）と、それぞれ特典映像を観て、また本編を見直したくなると話した。

北村は「由奈としての気持ちとか、朱里としての気持ちとか、和臣の気持ち、みたいなことを聞けて、嬉しかった」と、各キャラクターの気持ちを演じた本人たちから聞けたことに満足していた。

浜辺美波・北村匠海ら、ファンの質問に回答

そして、ビジュアルコメンタリーにはおまけの映像も付帯。同収録は、東宝MOVIEチャンネルで公開された「映画『ふりふら』祝大ヒット！イベント」の後に行われたもの。イベントでは、公式SNSに寄せられた質問に4人が答えるコーナーがありファンを喜ばせたが、あまりに多くの質問が寄せられたため、この特典映像の中で急遽、時間の許す限り答えていくことになった。

北村と赤楚は「女優お2人のここがカワイイと思ったシーンは？」や、浜辺、北村、福本は「赤楚さんのカワイイエピソードを教えて」、さらに「莉子ちゃんがメイクに興味を持ったのはいつ？」といった質問に回答。「映画のそのあと、4人はどんな大人になっていくと思いますか？」など作品について明かしている。（modelpress編集部）