池田エライザ、初監督映画封切りで安堵 共演者から絶賛される「22、23歳の女の子が撮ったものではない」<夏、至るころ>
2020.12.04 17:38
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女優の池田エライザが初めて監督を務めた映画『夏、至るころ』の初日舞台あいさつが4日、都内で行われ、池田をはじめ出演者の倉悠貴、リリー・フランキー、原日出子が登壇。池田の監督ぶりに、共演者から絶賛の声が上がった。
池田エライザ、初監督映画
10代で上京した自身のエピソードを原案に、オリジナルストーリーとして脚本化。原案だけでなく編集にも尽力したという。映画は、池田が福岡県田川市を訪れ、そこに暮らす人びとの温かさと自然豊かな景色に魅せられて誕生した物語。すぐ傍らにあったのに、気づかなかった大切な日常と、かけがえのない人たちを描く。新型コロナウィルスの影響で公開が延期になったが、この日ようやく封切りに。池田は「まずこうして無事に公開できてうれしい」と安堵し、「伝えたいことを映画に閉じ込めることができた。将来の不安は募りますが自分のことを大切にする時間をとってみてほしい。みずみずしいお芝居と熱い和太鼓を楽しんでほしい」と呼びかけた。
共演者から絶賛の声
出演したリリーは池田の監督っぷりについて「安定感のある、きっちりした的確な監督。迷いがない。仕上がりを見ても22、23歳の女の子が撮ったものではない。70歳のベテランのおじいさんが撮ったみたいな(笑)。一言一言やエピソードに池田監督のメッセージが散りばめられている」と評した。原も「若い監督と撮ったことあるけど迷うことがある。でも彼女は一切なくて。俳優がやりやすい現場だった。無駄がなくきっちりと消化してくれるスムーズな現場だった」と絶賛した。
また、主演を務めた倉は、池田からの演技指導を振り返り「感情が上手く入らないシーンで寄り添ってくれた感じ。優しく語ってくれて、それでスッとお芝居がうまくいったのを覚えています」と感謝。
池田は「倉くんが涙するシーンがあって。涙することはできるけど現場の雰囲気と感情の辻褄が合わなかったんだよね。緊張とか不慣れとかで。若いなりの感情の拙さで迷っているのかなと思ったので撮影を止めた。厳しくしたりもしたけど、何が悔しかったのか、何がやりたかったのか話し続けた。すごく魅力的な画が撮れました」と回想。するとリリーが「池田監督と話し合いした倉くんが、血だらけ歯がないまま戻ってきてました…」と悪ノリして笑わせていた。(modelpress編集部)
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