【コスパ最強お出かけスポット】グルメ・ショッピングも!チルすぎる海辺の映画館

2025.06.26 17:05

毎年ゴールデンウィークに逗子の浜辺で開催される「逗子海岸映画祭」。『Play with the Earth』=“地球と遊ぶ”をコンセプトに、食や音楽、映画などさまざまなコンテンツを楽しめるイベントです。今回は、エシカルライフへの関心が高く、映画好きでもあるSheageライター・arisaが、そんなスペシャルな空間を取材してきました。

どの日も見逃せない。毎日テーマが異なる12日間

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4月25日(金)〜5月6日(火)までの12日間にわたって開催された、逗子海岸映画祭2025。映画のほか、それに付随するミュージックライブやトークイベントも実施され「INDIA DAY」「KIDS DAY」「MUSIC DAY」などと毎日テーマが設けられます。それぞれのテーマに合わせて、映画やイベント内容、さらにはフードやドリンクも異なり、どの日に行っても新たな出会いがある、ほかにはない屋外イベントです。

私が訪ねた4月30日(水)のテーマは「WAVEMENT DAY」!サーフカルチャーをはじめ、スキンダイビング、食、アート、音楽などさまざまな視点から海の魅力を知り、楽しむためのコンテンツで溢れていました。

子どもも大人も、地球を肌で感じて楽しむ空間

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エントランスを抜けると、遊園地を思わせるサーカステントやメリーゴーランドが目に入ります。
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営業中は、500円で乗り放題。子どもだけでなく、大人も飽きるまで遊んでOKです。
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BAZAARブースでは、世界中から集まった雑貨やアートが並んでいました。一点もののアクセサリーやバッグ、サンダルウェアなどのビーチに似合うものから、カードリーディングやヘッドスパ、フラワーエッセンスなどのビューティーコーナーも出店されていました。
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タイで生まれた植物由来の天然ゴム製ビーチサンダル「Hippobloo」(ヒッポブルー)。天然ゴムは、温室効果ガスを増やさずに生分解する、地球環境に優しい素材なんだとか。ビーチサンダルというと、履いているうちに足を痛めてしまうものもありますが「Hippobloo」はマシュマロのような履き心地なので、長時間歩いてても疲れないそうです。
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ヴィンテージ家具やフラワーベースなど、生活に関わるものをセレクトするヴィンテージショップも。バザール一帯は、まるで異国の地へタイムスリップしたようでした。
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童心くすぐる個性的なテントは、このイベントを主催する「CINEMA CARAVAN(シネマキャラバン)」のオリジナルテント。すべてハンドメイドによってゼロから作り上げたものだそう。
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せっかくの機会なので、ビューティーブース内で開催されていた「フラワーレメディ」という自然療法を体験してきました。
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フラワーレメディとは、植物から抽出したエッセンスで、感情や精神のバランスを取り戻すもの。何枚か用意されているお花のカードを、直観のままに「気になる」「気にならない」のふたつに分けたあと、先生がさらに3枚のカードに絞ってくれます。今の自分に不足しているエネルギーを教えてくれて、フラワーエッセンスを水筒に垂らしてくれました。時々会場に吹く心地よい海風も相まって、ヒーリング効果はバッチリでした。
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ワークショップスペースも手作り感満載。海に浮いているカラフルなブイが、提灯のように吊り下げられているのが印象的でした。この日開催されていたのは「海での楽しい遊びを安心に変える」をテーマにした、現役消防士による安全教室。AEDを使用した心肺蘇生法や、水難事故を未然に防ぐ方法をレクチャーしていました。
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奥へ進むと、秘密基地を思わせるシアターテントが現れます。中では、葉山を拠点とするフリーダイバー・武藤さんによるトークイベントを開催中。沖縄・座間味の海を素潜りするシーンや、会場すぐ近くの海中の様子がスクリーンに映し出され、海の生態系について語られていました。

印象に残ったのが、夏の海はワカメが微生物を放出して少し濁り、冬は微生物が減るために透明度が高くなる、というお話。これは海が循環していくために大事なサイクルだそうで、この自然な営みを決して人間が邪魔をしてはならないことを、改めて痛感しました。

充実した日替わりフードやドリンク

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逗子海岸映画祭では、逗子をはじめとした近隣エリアのお店が出店して、海をみながらグルメを楽しめるレストランエリアが設けられていました。その日の会場のテーマに合わせたスペシャルメニューも揃います。
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食事だけでなく、美味しいスイーツも見逃せません。「KIKINATURALICECREAM」さんは、旅する八百屋「青果ミコト屋」が手掛ける、クラフトアイスクリームショップ。規格外の野菜やロスになる素材を活用し、素材本来の味が活かされたアイスクリームを販売しています。

写真の「気まぐれオレンジロード」は、さまざまな種類の柑橘をブレンドしたフレッシュなソルベ。ひんやりした爽やかなソルベが、火照った身体をクールダウンしてくれます。他にもクラフトコーラやミルクティポップコーンなど、興味を掻き立てられるフレーバーがずらりと並んでいました。
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「AMIGO KITCHIN DOUNUTS」の 揚げたてドーナツは、映画のお供にもぴったり。
映画といえば、のポップコーンや、タコスなどのフィンガーフードも充実していました。
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レストランエリア向かいのテントには、お酒を飲めるエリアも。鎌倉市に醸造所を構えるクラフトビールブルワリー「ヨロッコビール」や、フランスとオーストラリアから自社輸入するナチュラルワインのお店が出店していました。
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一色海岸のすぐ近くにある小さなハンドドリップコーヒーショップ「THE FIVE★BEANS」も出店。地域の飲食店が一挙に集っており、美味しいものに目がない私は、このエリアからなかなか抜け出せませんでした。

ぼーっと眺めるだけでもいい。名物のスケートランプ

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逗子海岸映画祭の名物といわれるのが、海辺のスケートランプ。毎年デザインを変えて登場するそうで、地元の子供やプロのスケーターのセッションを間近で見ることができます。スケートボードを持たない子どもたちにスケーターが手を差し出して、みんなが一体となって遊ぶ、そんな温かい空間でした。
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スケートランプ真向かいには、海辺での時間を心地よくしてくれる音楽が流れるラジオステーションがありました。映画がはじまるまでの時間、DJブースで過ごすという人も。私も、一緒にいた友人とビールで乾杯。
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陽が落ちてくると、会場はより賑わいをみせます。シアターテント横で行われている、John Nakamura Trioさんによるライブ演奏も、多くの人に囲まれて盛り上がっていました。ピアノ、ドラム、ベースが三位一体となった演奏は、躍動感がありながらも心地よいサウンドで、子どもから大人まで音に合わせて踊って、陽が沈むまでのスペシャルな空間を観客全員で分かち合いました。

海をバックに広がる巨大スクリーン

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すっかり陽が沈み、徐々に各ブースのランプの灯りがつき始めると、会場の雰囲気はがらりと変わります。
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日中とは打って変わって、暗闇の中ライトアップされたメリーゴーランドはとても幻想的でした。
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お酒を片手に人々が語らいあうメインバーや、会場を抜けて波打ち際で夕陽を眺める二人の後ろ姿など、どこを切り取っても絵になる風景で、ロマンチックな雰囲気に酔いしれてしまいます。
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暗闇の中に浮かぶ巨大なメインスクリーンで上映される映画は、逗子海岸映画祭のビックイベント。お気に入りのラグを敷いて、海の匂いや波の音を感じながら、映画を楽しむことができますよ。

この日の上映作品は、3人の青年たちが終わらない夏と完璧な波を追いかけ世界を巡るドキュメンタリー映画「エンドレス・サマー」。世界中の海を訪れ、異なる文化や予測不能な出来事に出会いながらも新しい体験をし続ける彼らの姿勢は、見る人たちの好奇心や冒険心を掻き立ててくれます。サーフィンをしない人でも、世界中の海の美しさに魅了される作品だと思いました。

新たな価値観を創出してくれる映画祭

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一日を通して、出店者や来客の方も含め、数えきれない笑顔に出会いました。ローカルコミュニティで創り上げられた、12日間という期間限定の映画祭は、人々の一生の記憶として残る、忘れえぬ体験ができる映画祭でした。

都心から離れて癒されに来たり、クリエイトに繋がるアイデア収集をしたりと、遊び方は多種多様。この逗子海岸映画祭で、新しい価値観や人に出会うことで、ワクワクすることの喜びを思い出し、未来に繋がるムーブメントをおこしたくなる、そんなエネルギー溢れる1日でした。皆さんも来年は是非、大切な人と遊びに行ってみてはいかがでしょうか。
writer / arisa

※記事の内容(本文・画像など)に関しては、許諾を得て掲載しております。

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