桐生テキスタイルプロモーションショー 産地の技術や個性光る

2026.03.10 11:30
提供:繊研plus

東京で開かれた桐生テキスタイルプロモーションショー(TPS、主催は桐生地域地場産業振興センター)は洋装部門22社、和装部門4社が出展し、にぎわった。桐生産地が得意とするカットジャカードやレース、刺繍など技術や個性が光る素材が揃った。3月4、5日に恵比寿のエビス303で開いた。38回目。洋装部門はレディス向け主力の機屋を中心に出展した。桐生は機屋や刺繍加工、染色加工、縫製業とあらゆる業種が集積して発展した産地。入り口には各社がイチ押しする素材を飾り、会場を彩った。

明るい色使いを充実

明るい色使いが目を引いたのは機屋のミタショーだ。春夏の提案を意識して色を充実したという。今回はカットジャカードを増やし、なかでもギンガムチェックに花柄をアップリケしたようなタイプが人気だった。視覚効果があり「素材をミックスしたようなテキスタイルが好評」という。

花柄をアップリケしたようなカットジャカードが好評だった(ミタショー)

同社の強みは「開発力」だ。企画から製織まで自社で行い「作りたい生地をイメージに沿ってすぐに試作」でき、客の要望を基にした素材開発も柔軟にできる。自社工場にはワッシャー機もある。花のように見える模様をポイントにしたカットジャカードは、模様の線を綿で、粒をナイロンのウーリー糸で作った。洗い加工してウーリー糸が縮み、動きと立体感を出した。ベースのナイロン・綿も洗い加工して収縮差でしわを入れ、ナチュラルな風合いにした。

綿とナイロンを使い、洗い加工した時の収縮差を使って表情を出した(ミタショー)

手仕事の横振り刺繍

2回目から出展しているという村田刺繍所は、手仕事による横振り刺繍などを見せた。71年前に横振りミシンで着物に刺繍する工場として創業。機械設備やシステムの導入、市場の変化に伴い、ハンカチやブラウスなど婦人服の刺繍にも領域を拡大してきた。近年はメンズや小物雑貨も対応する。創業から3代にわたり刺繍一筋で「厚地から薄地まで、どのような加工もできる」(村田欽也代表)。品質を徹底し「客が喜んでくれるため今まで続いている」と笑顔で話す。

手仕事による横振り刺繍などを紹介した(村田刺繍所)

独創的なテキスタイルで足を止めたのはテックスボックス。レースの上にシルクのわたを薄く重ねたニードルパンチを紹介した。この生地にプリントするアイデアもあるという。約20年前に他産地から桐生に移住して工房を開き、夫婦で製作している。「桐生は物作りに良い環境。移住してくる若い人もいる」と澤利一さん。複数の素材を使うニードルパンチは単価が高く、デザイナーブランドなどが採用している。商売では「『一度、工房に見に来てください』とデザイナーに話している。物作りを間近で見てほしい」と語る。

レースにシルクのわたを薄く重ねたニードルパンチ(テックスボックス)

関連リンク

関連記事

  1. 「使いづらいコップを渡すな!」義父が自分で割って逆ギレ!しかし⇒「あんた!!」ブチギレた義母を前に、勝ち目はナシ!?
    「使いづらいコップを渡すな!」義父が自分で割って逆ギレ!しかし⇒「あんた!!」ブチギレた義母を前に、勝ち目はナシ!?
    愛カツ
  2. 一気に2026年っぽい目元になる!ロフトで買える「優秀アイメイクコスメ」5選
    一気に2026年っぽい目元になる!ロフトで買える「優秀アイメイクコスメ」5選
    michill (ミチル)
  3. 「結婚は考えていない」と言っていた僕→3年記念日に彼女の本音を告げられて、初めて気づいたこと
    「結婚は考えていない」と言っていた僕→3年記念日に彼女の本音を告げられて、初めて気づいたこと
    ハウコレ
  4. モラハラ男の特徴とは?付き合う前に見抜くポイント
    モラハラ男の特徴とは?付き合う前に見抜くポイント
    ハウコレ
  5. 「ゴールイン間近!?」彼がいつもよりそわそわしてるその理由
    「ゴールイン間近!?」彼がいつもよりそわそわしてるその理由
    ハウコレ
  6. 【星座×血液型別】顔よりも性格を重視する女性ランキング<第1位~第3位>
    【星座×血液型別】顔よりも性格を重視する女性ランキング<第1位~第3位>
    ハウコレ

「その他」カテゴリーの最新記事

  1. 「はぁ!?なんで」さんま仰天【御殿】ゲスト席に異例の一般女性 テロップは「東北出身の有名人が大集結」のはずが…正体は道の駅スタッフ 岩手愛を堂々の熱弁
    「はぁ!?なんで」さんま仰天【御殿】ゲスト席に異例の一般女性 テロップは「東北出身の有名人が大集結」のはずが…正体は道の駅スタッフ 岩手愛を堂々の熱弁
    デイリースポーツ芸能
  2. ハライチ 1年目の給料が衝撃すぎた 澤部「怖いよね…?むしろ」岩井「半年やって。何のなのかも分かんない」
    ハライチ 1年目の給料が衝撃すぎた 澤部「怖いよね…?むしろ」岩井「半年やって。何のなのかも分かんない」
    デイリースポーツ芸能
  3. 侍ジャパンがまさかのゼロ行進 七回に周東が足で苦境を切り開くも後続が凡退 大谷&鈴木がスタメン落ち 吉田も途中交代で控え組に期待かかる中
    侍ジャパンがまさかのゼロ行進 七回に周東が足で苦境を切り開くも後続が凡退 大谷&鈴木がスタメン落ち 吉田も途中交代で控え組に期待かかる中
    デイリースポーツ
  4. 「머뭇머뭇(モムンモムッ)」の意味は?声に出して読みたい韓国語♡【韓国語クイズ】
    「머뭇머뭇(モムンモムッ)」の意味は?声に出して読みたい韓国語♡【韓国語クイズ】
    Ray
  5. チェコ代表のサトリアが幻惑5回途中無失点 東京Dが大きな拍手に包まれる スタンドで涙するファンも チェコ代表最後のマウンドで投球制限まで続投
    チェコ代表のサトリアが幻惑5回途中無失点 東京Dが大きな拍手に包まれる スタンドで涙するファンも チェコ代表最後のマウンドで投球制限まで続投
    デイリースポーツ
  6. 長濱ねる 朗読劇「東京の空」初出演「共感できる作品。語り部として引き継げて光栄です」
    長濱ねる 朗読劇「東京の空」初出演「共感できる作品。語り部として引き継げて光栄です」
    デイリースポーツ芸能
  7. 大相撲 41歳玉鷲が史上1位に並ぶ!36歳の高安、34歳の正代が敬意示す【幕内出場回数通算1470回】
    大相撲 41歳玉鷲が史上1位に並ぶ!36歳の高安、34歳の正代が敬意示す【幕内出場回数通算1470回】
    デイリースポーツ
  8. トム・ブラウンみちお収録中にガチ号泣「なんで謝んなきゃいけねえんだよ!」布川「情緒が…」バナナマン設楽「本当に泣いたの?」
    トム・ブラウンみちお収録中にガチ号泣「なんで謝んなきゃいけねえんだよ!」布川「情緒が…」バナナマン設楽「本当に泣いたの?」
    デイリースポーツ芸能
  9. 「仕事に真面目!」人気女性ピン芸人 独身時代は借金まみれダメンズだった夫の変化に感心 夫婦生活トークで幸せオーラ全開「ありがとうね、結婚してくれて」
    「仕事に真面目!」人気女性ピン芸人 独身時代は借金まみれダメンズだった夫の変化に感心 夫婦生活トークで幸せオーラ全開「ありがとうね、結婚してくれて」
    デイリースポーツ芸能

あなたにおすすめの記事